No.654931

真・恋姫†無双~魏アナザー√(偽)~

九条さん

また魏……

2014-01-15 21:00:01 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3241   閲覧ユーザー数:2922

 あれは夢だったのだろうか

 その問いは誰に呟かれることもなく、心の中で霧散した

 

 

 あの日

 いつものように学校を終えて帰りの支度をしていたら、いつのまにか無人の荒野に飛ばされていた

 俺は忘れもしない……彼女と出会ったその日のことを

 一人ぼっちの覇王に……心の底より愛した女のことを

 

 それから彼女と、仲間である皆と共にたくさんのことを経験した

 

 初めて戦場にでたときは最後の最後で気を失った

 それでお荷物扱いとして縄でぐるぐる巻きにされたりした

 

 桂花の華琳ラブには手を焼かされた

 普通に会話をしようとしただけで食って掛かり……

 でも、その気持ちが理解できる点においては、俺もどうしようもない奴だという証明か

 

 警備隊の隊長を任されることになって、仲の良い三羽烏の面倒を見ることになった

 生真面目な凪、カラクリ大好きな真桜、おしゃれ好きな沙和

 皆、隊長と呼んで慕ってくれた、守ってくれた

 

 季衣と流琉は可愛い妹みたいだった

 喧嘩したとき、その有り余る力で暴れるのは玉に瑕だったけど

 季衣は春蘭、流琉は秋蘭を慕って、今後の成長が楽しみだった

 

 張三姉妹のマネージャーをやることになった

 彼女達のファンは不思議な団結力があったが、歌を聴けばほとんどの人が納得するものだった

 俺のために歌ってくれた最後の歌は、一生忘れることはないだろう

 

 稟の鼻血癖は結局直らなかったな

 俺がいなくても風がのらりくらりと現れて止めてくれると思うけど

 そんな風は一番感情がよく分からなかったな

 それがだんだんと分かるようになっていって……嬉しかった

 

 霞は最初、堂々と直視できなかったな。主に服装のせいだけど

 あんなことを言ってたけど一番乙女乙女してたのが彼女だと思う

 結局、約束を果たせなかったな……ごめん

 

 春蘭、秋蘭はよくバランスが取れた二人だった

 猪突猛進な春蘭を抑える秋蘭。嫌々じゃないところがまた

 それに彼女達は俺と違ってずっっっと華琳と共にいるだろう

 

 そして、華琳

 最初に比べれば、随分丸くなったと思う

 それに、俺以外にも仲間はいる

 華琳ならこれからも大丈夫だろう

 一緒にいられなくて、ごめん

 

 

 そして今、俺は学校にいる

 気が付いたら学校の屋上にいた

 日付は俺が飛ばされた日。時間は夕方

 グラウンドを見れば部活をしていた皆が帰り支度をしていた

 無くしたと思っていた鞄や携帯は元通りになっていて

 戦場でぼろぼろになって何度も修繕した制服は、その跡が跡形もなくなっていた

 でも記憶だけは俺の中に残っている

 

 彼女達と過ごした時間は本物だったのだろうか

 それとも俺が見ていたただの夢だったのだろうか

 

 俺の問いに答えてくれる人は、もう……

 

 

 

【あとがき】

皆さま こんばんわー

九条です

 

魏アフターもとい魏アナザーをお送りしました

ちょっと転生√っぽい感じになってしまいましたが

元の世界に戻ってきた直後にこれだけのことを考えるぐらいには

大事に思っていた証拠になるのかなーと

 

おそらく この後からあの外史にもう一度戻る為に鍛錬しなおしたり

歴史博物館などで中国のことを調べたりするのでしょうが

そこまで書いてしまうと短編ではなくなってしまうので今回は省略

 

それと、次も魏関係を更新すると知っておきなさい(なぜ上から

 

ではでは、また次回でお会いしましょう~


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