No.647917

恋姫外史アナザー・とりあえず一刀番外編 それぞれの聖夜

アキナスさん

聖戦です

2013-12-24 16:54:53 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3680   閲覧ユーザー数:3000

クリスマスイヴ

 

聖夜と称されるその日

 

またもや彼らは動き出したのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

地下にて、怪しげな儀式が行われていた。

 

火を囲み、半裸の男達が怪しげな踊りを踊っている。

 

そして、火の前で跪き、祈りを捧げているマスクマンが一人。

 

もてない男たちの希望の戦士、しっとマスクスーパー1である。

 

突然、しっとマスクスーパー1は立ち上がり、両手を大きく広げた。

 

「しっとの心は!!」

 

「「「「父心!!」」」」

 

「押せば命の!!」

 

「「「「泉沸く!!」」」」

 

「見よ!!」

 

「「「「しっと魂は暑苦しいまでに燃えているーーーー!!」」」」

 

スーパー1と団員たちの狂気の叫びが地下にとどろく。

 

すると、炎が天まで届けとばかりに燃え盛った。

 

炎が渦を巻き、人一人が通れるような穴ができあがる。

 

その中から、一人の男が飛び出してきた。

 

筋骨隆々なしっとと書かれたマスクをつけたマスクマン。

 

すなわち・・・・・・

 

「誰かがしっとに狂う時!しっとマスクを呼ぶ合図!しっとパワーに導かれ!しっとマスク見参!!」

 

英雄しっとマスクが降臨したのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「よくぞお越しくださいました!先輩!!」

 

深々と頭を下げるスーパー1。

 

「ぬ?漢達の魂の叫びを聞きつけたと思ったら、君もしっとマスクか?」

 

「はい!偉大なる先輩!私はしっとマスクスーパー1と申します!!」

 

「うむ!見事なしっとパワーであった!それで、私を呼んだのはクリスマスに関してだな?」

 

「はい!実は・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「さて、準備も整った。後は待つだけだ・・・・・・」

 

ある事をしていた一刀は、部屋で一息ついていた。

 

だが、

 

扉をバン!と開けて、白蓮が入ってきた。

 

「か、一刀!しっと団のやつらが街で暴れてる!!」

 

「何!?あいつら性懲りも無く・・・・・・」

 

「どうする?」

 

「仕方ねえ、俺がなんとかする!お前はあれがいつでも出来るようにしておいてくれ!!」

 

「わ、分かった!!」

 

そう言うと、白蓮は部屋を飛び出していった。

 

「俺だけじゃあ手に余るな。あいつらにも頼むか・・・・・・」

 

そう言うと、一刀はある服を持ち出し、部屋から出て行くのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「ふはははは!アベック共は皆殺しじゃーーーー!!」

 

しっとマスクを先頭に、しっと団は次々とアベックを狩っていた。

 

「スーパー1よ!お前の宿敵はどこにいるのだ!?」

 

「あの城にいるはずです!ハーレム状態の奴の事です!もしかしたら、今日は寝かせないなどと女をとっかえひっかえ・・・・・・。」

 

「ぬぬぬ・・・・・・許せん!!必ず天罰を与えてくれようぞ!!」」

 

しっとマスクの目には、しっとの炎が燃え盛っていた。

 

そんな時、

 

「そこまでだ!しっと団!!」

 

どこからか声が聞こえた。

 

「む!?何奴!」

 

「あ、あそこです先輩!!」

 

スーパー1の指差した先は、とある民家の屋根の上。

 

そこに三つの人影があった。

 

それぞれが奇妙なマスクをつけている。

 

「ゼブラちゃんちゃこりんマン参上よん♪」

 

「まっててコイサンマン参上!!」

 

「当たり外れ江戸っ子破魔矢マン!参上!!」

 

それなりに筋肉質なコイサンマンと、色黒マッチョなゼブラちゃんちゃこりんマンと当たり外れ江戸っ子破魔矢マンは屋根から飛び降りた。

 

そして、

 

「「「三人揃って!成金戦隊アナべべジャーーーー!!」」」

 

着地と共に決めポーズを決める三人。

 

「ぬう!邪魔をする気か!?」

 

「当然だ!この街の平和を乱すものは許さん!!」

 

「生意気な!かかれーーー!!」

 

 

 

 

しっと団VSアナべべジャーーーー

 

 

 

 

対決の火蓋が

 

 

 

今、切られたのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

結果

 

しっとマスクVSゼブラちゃんちゃこりんマン

 

ゼブラちゃんちゃこりんマンのパンチ一撃で、しっとマスク、星になる。

 

まっててコイサンマンVSしっとマスクスーパー1

 

スーパー1が健闘したものの、まっててコイサンマンのダブルレッグスープレックスを喰らって失神。KO負け

 

当たり外れ江戸っ子破魔矢マンVSしっと団団員たち

 

30秒も持たず、全員血の海に沈んだ

 

・・・・・・以上

 

 

 

 

 

 

しっと団本拠地

 

「ぐぬう・・・・・・このしっとマスクがこのような醜態をさらすとは・・・・・・」

 

「先輩!まだ作戦は終わっていません!!」

 

「・・・・・・そうであったな」

 

しっと団の面々は、神妙な面持ちで何かを待っていた。

 

そして、一人の男が本拠地に姿を現す。

 

「隊員ナンバー113号!ただいま戻りました!!」

 

「「「「うおおおおおおおお!!」」」

 

漢たちは歓喜の声をあげた・・・・・・・

 

隊員ナンバー113号

 

彼は、このしっと団には似つかわしくない小柄な可愛い系の美少年だった。

 

そんな彼が、何故しっと団への入団を認められたか?

 

それは、彼のアベックへの恨みの念によるものであった。

 

彼は、付き合った女は結構な数いた。

 

が、その全ての女たちには別の本命彼氏がいて、ある程度楽しんだら捨てられる、の繰り返しだった。

 

彼女たちは彼を、ペットなどと同類にしか見ていなかったのである。

 

彼の心は病んでいき、アベックを見るたび殺意の波動を抱くほどのしっとの念を持つようになったのだった。

 

「それで113号!戦果は!?」

 

「・・・・・・大成功です!」

 

彼は、肩に担いだ白く大きな袋を広げると、中のものを掴み、しっと団の団員たちに放り投げた。

 

「メリークリスマス!!」

 

それは、女性のパンティーだった。

 

「「「「うおおおおおおお!!」」」」

 

宙に舞うパンティーに我先にと群がる団員たち。

 

匂いを嗅いだり頭に被ったり、もうやりたい放題だった。

 

・・・・・・実は、これこそが作戦の真の目的だった。

 

しっと団の全戦力で街を襲撃し、皆の目がそちらに向いている間に、113号が女官に化けて潜入。女性たちの下着を盗み、皆に与えるという大プレゼント作戦だったのだ。

 

「ありがとう113号!よくこれだけの量を・・・・・・」

 

「洗濯場に大量に置いてあったんです。運がよかったです」

 

「うむ!皆のもの!今宵は宴じゃあアアアア!!」

 

「「「「うおおおおおおおおお!!」」」」

 

 

 

 

こうして

 

 

 

 

しっと団のクリスマスは

 

 

 

 

皆の歓喜の声と共に

 

 

 

 

過ぎていくのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・ふう。せっかく凝った登場したのに、結構早く終わっちまったなあ」

 

コイサンマンのマスクを脱ぎながら、一刀は言った。

 

「まったくだのう!今時の若者は・・・・・・」

 

江戸っ子破魔矢マンのマスクを脱ぐ卑弥呼。

 

「・・・・・・あれ?貂蝉は?」

 

「洗濯場に向かっていったようじゃが・・・・・・」

 

 

 

 

洗濯場

 

「あらん?ここに積んでおいたアタシの下着が・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、行くか。白蓮!貂蝉!卑弥呼!!」

 

「ああ!」

 

「ええ!」

 

「うむ!」

 

そう言うと、四人は馬車に乗り、街へと向かった。

 

四人は皆、サンタクロースの服装をしている。

 

そう、クリスマスイヴのこの日、一刀は街の子供達にプレゼントを配る計画を立てていたのだ。

 

ちなみに、それはこの街に限った事ではない。

 

兵士たちの他、住人たちにも協力してもらい、国中の街、村でいっせいに行われている。

 

中身もお菓子から人形などの玩具まで、様々だ。

 

白蓮を除く他の女性たちも、このイベントを故郷に帰って行っている。

 

「メリークリスマス!!」

 

集まってくる子供達にプレゼントを配っていく一刀たち。

 

そんな中、ちらほらと雪が降ってきた。

 

「へえ、ホワイトクリスマスかあ・・・・・・」

 

 

 

子供達の笑顔があふれる中

 

 

 

空を見上げる一刀

 

 

 

全てを祝福するかのように

 

 

 

 

雪はゆっくりと

 

 

 

 

大地に降り注いでいくのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

はあ・・・・・・ぎりぎり間に合った。

 

遅れたらどうしようかと・・・・・・

 

まあ、そんなわけで特別ゲストを迎えた番外編でした。

 

アナべべジャーは、本編で出そうと思ってて、結局没にしたネタで、強引にでも出したかったんですよね・・・・・・

 

次にみなさんに会えるのはいつの日か・・・・・・・

 

では、次回に・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボイスカッターーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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