No.64170

愛する者を守る剣-4-

ついにきまいた!!!

やっとのことで五胡をだせました!途中に『こんなんでいいのだろうか』とか『明らかに趣味に走ってる』とこなんかありますががんばっていきたいとおもいます
一巻
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2009-03-19 22:48:10 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:22607   閲覧ユーザー数:11383

 

一刀の部屋

 

一刀「うーーーん」

 

 眠い。むしろ頭が痛い・・・・・

 

一刀「あれだけ騒げばこうなるか」

 

 昨日ははっきり言ってやばかった。はりきりすぎて酒を手放さないばかりか増える一方。挙句の果てには春蘭が季衣と流々、風にまで酒を勧めるは、いつもは歯止め役の秋蘭は止めなかったし、むしろ華琳と一緒に煽っていた。凪は俺の横にちょこんと座ってみんなのやり取りをだまってみてるし、真桜は沙和と霞と一緒になってばか騒ぎはするし。終わった理由は『今日、俺と誰が寝るか』討論になり武器こそないが言いたい放題。最終的にはみんなその場で暴睡。最後まで残ったのが華琳、秋蘭、霞の三人。あとは寝てた・・・・・というよりノックダウン?結局みな自分の部屋で寝ることになった

 

一刀「まず起きるか・・・・」

 

 カラン

 

一刀「そういえば手入れしてないな」

 

 金属音を立てながら落ちたのは一刀の武器。七宝剣である

 

一刀「手入れのための道具もらいに行こう」

 

 善は急げ。痛い頭を振るいながら部屋をでた

 

一刀「まず、華琳に聞いてみるか」

 

 華琳はきっと自分の部屋だろう。一刀は一年前の記憶を頼りに華琳の部屋をめざす

 

 コンコン

 

華琳「だれ?」

 

一刀「おれだけど」

 

華琳「あいてるわよ」

 

 許可をえて中にはいる一刀

 

一刀「華琳。ちょっとお願いがあるん・・・・・だ」

 

 硬直。

 

 原因① 桂花が全裸で横渡っている。まあ理由はわかる

 原因② 華琳が下着姿である。まあ終わったあとなのだろう

 

一刀「失礼しました・・・・・・・」

 

 ガシ!!ドアが閉められない華琳が止めている

 

華琳「あら、なんで閉めるのかしら」

 

 華琳は理由は知っているのだろう。とても笑顔が素敵・・・じゃない!!

 

一刀「まず服を着なさい。」

 

華琳「あら?なぜかしら。下着ぐらいいいじゃない」

 

一刀「華琳が良くても俺がやばい!頼む。お前一人ならなんとか隠し通せるが桂花がいれば話は別だ」

 

華琳「隠し通せるってなにを?」

 

 ものすごく楽しそうだ。絶対華琳はSだ

 

一刀「俺をいじめて楽しいか?」

 

華琳「ええ。とても」

 

 こんちくしょう。自覚があるとはなんて野郎だ

 

一刀「・・・・わかった。入るよ」

 

華琳「あら、素直ね」

 

 一刀は素直に折れることを覚えた

 

一刀「とりあえず・・・・」

 

 一刀は部屋に入るとすぐに桂花にかけ布団をかける

 

華琳「あら、襲ってもよかったのに」

 

一刀「あとが怖いからいやだ。」

 

華琳「そ、でなにか用事があるんでしょう」

 

一刀「そうそう。武器の手入れをしたんだが道具をもらえないか」

 

華琳「武器倉庫の手前にあるわ。行けばわかるわ」

 

一刀「ありがと。そういえば今日の仕事は?」

 

華琳「この子達がほとんど終わらしてくれたわ。一刀は町にでも行って来なさい。用ができたら兵を向かいにいかせるわ」

 

一刀「ああ。ありがとう」

 

 一刀はお礼をいいながら部屋をでる

 

華琳「・・・・・この下着、まだまだかしら」

 

 華琳は自分の下着を鏡をとおしてみている

 

華琳「ほんと・・・・・鈍感」

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀の部屋

 

一刀「さてと、手入れをしますか」

 

 倉庫からとってきた道具一式を机の上に置き準備は終えた

 

一刀「まずは、二本の刀だ」

 

 目の前に立てかけてるのは一刀の主力の二本の刀である。あまり装飾もされてなくどこにもありような刀だ。しかし光を反射する姿は見惚れるものがある

 

 

一刀「・・・・・うわ。こりゃまた」

 

 一刀が驚くのは無理もない

 

一刀「かけてもいない」

 そう、本来刀は切るや突くにも特化した武器ではある。切れ味に関しては一番と言えるしかし弱点もある。脆さだ。切れ味を追求しすぎて脆いし軽い。

だからといって手入れは怠ってはいけない

 

一刀「手入れの必要がない・・・・けど綺麗にはしとかないと」

 

 そう言いながら剣専用のふき取り紙で綺麗にする。眼前で構えると刀の輝きが一層にます

 

一刀「次は・・・・斬艦刀か。これは骨がおれる」

 

 次の獲物は一刀はまだつかったことのない斬艦刀。顔良がもっていた剣に似ているがあれを少し細く長くしたものだ。しかしなにか可笑しい。剣なのに2つの切れ目

みたいのがあり、ないか仕掛けがあるみたいだ。

 

一刀「最終兵器ってか・・・・・・・・・・・いがいに・・・・・軽い」

 

 改めて手に持つが見掛けより軽い。これなら両手で苦なく扱える。これもつかっていないせいなのか、かけていないそれどころか目立つ傷がついていない。

季衣の鉄球をモロに食らったのに。一刀は刀同様紙で綺麗にした

 

一刀「・・・・次はっと」

 

 次は武器と言うより防具に近い。篭手だいろんな攻撃を受けているせいかすこし傷が目立つ。しかし篭手には関係ないようだ。どれも人間で言えばカスリ傷ぐらいだ

篭手の光は濁るどころか真新しいときよりも輝いている。この篭手はすこし変わっている。凪のと比べるとかなり厚いそれに手の甲にそってできている鉄板がひじまできてる。たぶんこれにも仕掛けがあるのだろう

 

一刀「最後は・・・・これか」

 

 まだみんな知らない武器・・・・・一刀の後ろにたたんでおいてる槍だ。三つに折れており一刀が少し振ってみせると

 

 シャキン!!

 

 組みあがると同時にいい音をならして本来あるべき姿になる。長さは六尺ほどしかしそれは棍の部分だけのはなし根の両端にはナイフのような刃物がついている

何かに似ている・・・・・・・そうだ薙刀ににている。まあ薙刀は1つしか刃物は付いていないがなあと刃物の付き方にも特徴がある。ひとつの刃物の峰が上を

むいたら、片方は地面を向いている。刃物は対称にはなってはいない

 

一刀「まあ、槍の使い方はおいおい考えるか」

 

 槍の手入れもおわり、三つにおるとうしろ腰にさす

 

一刀「さーーてっと、町にでもいきますか」

 

 後ろに槍を携えたまま一刀は町にむかった

 

城下町

 

一刀「こりゃまた、いい町になったな」

 

 町にでての最初の感想

 

一刀「警邏の奴らも頑張っているみたいだな。ちょっくら警邏の連中をみてみるか」

 

城下町。警邏本部

 

一刀「こんちわーーー」

 

警邏隊員「はい?どうかなさいましたか?」

 

一刀「ん?いやちょっとな。懐かしいなと思って」

 

警邏隊員「はい?もしかしてなにかしてここでお世話になりました?」

 

一刀「うーーーん。まあお世話にはなったかな?」

 

警邏員「そうですか。心を入れ替えてなによりです」

 

警邏隊長「おーーい。新入りそろそろ見回りの時間だぞ」

 

警邏員「あ!そうでしたありがとうございます隊長」

 

 一刀は隊長と呼ばれた人をどんな人かとおもって見た

 

一刀「ほーーーお前が隊長ね」

 

警邏長「ん?だれだ?私をお前よばわ・・・・・・」

 

一刀「元気してた?」

 

警邏員「こら、隊長にタメ口は・・・・・いて!なにするんですか隊長」

 

 いきなり殴られたことに少し怒っているようだ

 

警邏長「ぜぜぜ・・・・・」

 

警邏員「ぜ?」

 

警邏長「全員。集合!!!!!!」

 

警邏隊員たち「「「「「は!!」」」」

 

 隊長の号令により後ろから2,3人の警邏員がででくる

 

警邏長「ようこそおいでくださいました」

 

 警邏長は一歩前進して敬礼をした

 

警邏員「あの、隊長この人は・・・・・」

 

 状況をのみこめていないようだ

 

警邏長「あほんだら。この方は天の御使い様だ!!」

 

警邏員たち「「「御使い様!?!?!?失礼しました」」」

 

 真実をしった警邏員も敬礼する

 

一刀「いや。様子を見に来ただけだよ。この様子だと頑張っているみたいだね。俺の跡しっかりたのんだよ」

 

警邏長「はい。おまかせください!」

 

一刀「じゃあ。またね。」

 

 一刀は言いたいことだけいって警邏本部をあとにした

 

 

 

 

 

 

一刀「やっぱり、店とかかわってるからわかんないや」

 

 一刀はお腹がすいたので店をさがしている最中だった

 

一刀「どっかないかな」

 

 左に曲がろうとしとその時。ぼこ!

 盛大にいい音がした。一刀の鳩尾に頭?ジャストヒット!

 

一刀「ぐお!?!?」

 

???「いったーーーい。もうどこ見てんのよ」

 

 ぶつかってきた子は親まりもせず怒り出した

 

一刀「ああ。ごめんごめん見えなくてさ」

 

???「ぶーーーシャオは小さくないもん」

 

 小さな女の子は立ち上がりながら文句をいう

 

一刀「そうかそうか。ごめんな。」

 

 お誤りながらも女の子の頭をなでる

 

???「♪ーーー。って子供あつかいしないで!!」

 

一刀「ごめんね。可愛いからつい」

 

???「!!!。この私を口説こうとしてるのかなーー。」

 

 小さい子は最初こそ面くらったが落ち着きをとりもどした

 

???「シャオーーーーどこにいるのーーー」

 

 たぶんこの子のことだろう。お母さん?いやお姉さんだろ。声からしてまだ若い

 

一刀「ほら、たぶん君のお姉さんじゃないかな?」

 

???「そうみたい。じゃあね」

 

一刀「今度から気をつけろ」

 

???「はーーーーい♪」

 

 一刀は女の子を見送るとご飯を探しに反対の道に入った

 

???「ごめん!姉さま」

 

???「まったく。どうして走り出したの?」

 

???「だってーーーー。雛里ちゃんが見えたんだもん」

 

???「ほう、さすが朱里。考えることが冥琳と同じか」

 

???「あらあら。今度は御使いの取り合い合戦ですかね」

 

???「まあそれは御使いしだいよ。ほらいくわよ」

 

 一方そのころ

 

一刀「うーーーん。もう勘でどっかに入ろうかな」

 

 そんな事を考えあるいていると

 

チンピラ1「へーい。俺達とあ・そ・ば・な・い?」

 

 きた。時代をこえ、このフラグ

 

???「・・・・・・・いや」

 

???「だれが、貴様らみたいなカスと会話をしないとならないのですか」

 

 撤回。俺が出る幕はないみたいだ

 

チンピラ2「うっせーーー。てめえみたいなガキはすっこんでろ」

 

チンピラ3「じゃあ、こいつ・・俺がもらっていい??」

 

 怖えーーーーー。犯罪者スレスレがいる。風に頼んで今度から子供を守る法律でもつくるか

 

???「なななガキですとーーーーー恋殿やっちゃいましょう!!」

 

 小さい女の子は真名だろうか。もう一人の女の子にお願いしてる・・・・・・・てかなに!!あの馬鹿でかい戟は・・・あんあのが扱え・・・・いや見た目で判断するのはやめよう。そのせいで何度痛い目をみたか

 

???「だめ・・・・・・桃香に・・・・・迷惑が」

 

 ふむ。なにかしらの理由があって反撃できないようだ

 

一刀「こら、お前達なにしてる!!」

 

 声を低くじゃっかん怖いイメージを与えるように声をかける

 

チンピラ1「は、はい!・・・・なんじゃい兄さん」

 

 声だけで判断すれば怖かったのだろう。俺の容姿をみて安心したのだろう

 

一刀「いやーーーーなんか犯罪っぽいの見つけてさ」

 

チンピラ2「うっせーーーーてめぇには関係ないだろう」

 

一刀「もと警邏をやっていてね。こういう行動は見過ごせないんだ」

 

チンピラ1「へ。正義きどりか虫唾がはしる。かまわねやっちまうぞ」

 

 こんな真昼間から刃物をだすんじゃありません

 

一刀「いや、話し合いで解決しようよ」

 

チンピラ1「なんだ警邏に居たのはウソか。あーーー分かったお前たぶん隊長とかで捕まえるのは部下でお前は後ろで見学だろ」

 

 ピキ!。あながち間違っちゃいないが後半は前にででたが。

 

チンピラ2「あーー違いねえ。おまけに楽進らへんに助けてもらったんでしょう。いいねえ女のけつを見ながらお金もらえて」

 

 ピキピキ!!。そんな気持ちで警邏なんてやってねえよ

 

チンピラ3「しまいにわ許緒や典韋なんかの小さい女の子に守られて・・・・・・いいな」

 

 パリン。何かが砕ける音がした

 

一刀「よーーし。分かったたまには武力で制圧するのもいいだろう」

 

チンピラ1,2,3「「「ひい」」」

 

 一刀は満面の笑顔(後ろには何や鬼神が見えますが)でチンピラたちをみる

 

周りの住民達は半分以上が御使いだと分かっていたので穏やかに終わらせてくれるだろうとおもっていたのだが今回は違う。周りが聞いても本人でなくても怒る内容。それほど一刀が信頼されている証拠一刀が怒らなっかなら間違いなく住民が怒っていただろう。しかし今の住民の心の声はそろっている

 

(((((一刀様・・・・・怖えーーーーーーーーーーーー)))))

 

城下町では1つの暗黙の掟ができた。一刀を怒らせてはいけない

 

一刀「さあ・・・・・・」

 

 シャキン!腰に携えていた槍をあるべき姿にもどす

 

一刀「名の如く、吹き荒れろ・・・・・・隼風!!!」

 

 隼風の真ん中をもち振り回す。両端に付いている刃物でチンピラ達を迅速の如く切る

 

チンピラ2「うわあああーーーー。ってなんにもないじゃん」

 

 チンピラ達は何一つ怪我を負っていない

 

チンピラ1「こしゃく・・・・・」

 

 パラパラ。チンピラ達の前には布が散乱している。前は自分達の服だったものだ

 

チンピラ3「ぎゃーーーーーー。」

 

 チンピラ達はパンツ一丁の姿をしている

 

チンピラ2「ずらかるぞ」

 

一刀「逃がす分けないよ」

 

 一刀は隼風をなおし、上体を反らし、息を吸い込む

 

一刀「警邏隊!!」

 

 一刀は目を光らせながら大きな声で叫ぶ

 

 ドドドドドドドドドドドドド!

 

警邏長「どうしました一刀様?」

 

 ものの数秒でさっきの警邏長が飛んできた

 

一刀「あいつら確保。ついでにお説教」

 

警邏長「サーイエッサ。」

 

 こいつ沙和が担当してたのね

 

一刀「あ、あと美味しいお店しらない?」

 

警邏長「それでしたら、詳しい奴がいます案内させましょう」

 

一刀「ありがとう。じゃあとよろしく。あそこに居るのこいつらにちょっかい出された人たちね」

 

警邏長「わかりました。おいお前確か飲食系の店に強かったよな。一刀様を案内してさしあげろ」

 

警邏員「わかりました。では一刀様こちらへ」

 

一刀「わるいな、じゃあね」

 

警邏長「はい」

 

???「あの人が・・・・御使い・・・・・優しそう」

 

???「いえ恋殿のほうが100倍お優しいのです」

 

???「・・・・・そうかな」

 

 一刀は美味しいご飯を食べ終えてあと城に戻った

 

一刀の部屋

 

一刀「あーーーつかれた」

 

 一刀はご飯を食べ終わったらやることがなく部屋ですごしていた

 

 コンコン

 

一刀「ん?空いてるよ」

 

風「ご機嫌いかがーー」

 

一刀「風か。どうした?」

 

風「いえいえ。魏というか今の三国について話をしようとおもいましてね」

 

一刀「ああ。俺の居ない間の出来事をお願いするよ・・・・・・なんで我ノ化身をつくったんだ?」

 

 あれは俺の時代でいう拳銃。争いがない限り作るなと書いたはずだ

 

風「そのことなんですが、天下が三分に分かれてから五胡がちょっかいを出してきてるのですよ」

 

一刀「五胡が、なんでまた?」

 

風「それがまったく分からないのです。幹部と思わしき人も出できてなくもうお手上げなんです」

 

一刀「何回、襲撃はあったの?」

 

風「報告では、蜀が4回、呉が2回、魏が1回です」

 

一刀「やたらと蜀が多いな。」

 

風「ええ。なんせ近いですから」

 

一刀「襲撃を食らった場所は?」

 

風「そんなこと言うと思って稟ちゃんに頼んで資料をこっちで平げてますよ」

 

一刀「さすが、風」

 

風「さささ、こっちですよお兄さん」

 

 風につれられ稟の部屋に入っていった

 

稟「以外に早かったな」

 

風「お兄さんは、融通は訊くほうですから」

 

稟「そうか、一刀これが五胡の襲撃報告だ」

 

一刀「うーーーーん。なんかバラバラだね」

 

稟「はい。相手の戦闘理由が明白ではありません」

 

一刀「そういえば幹部はいないのにどうやって指揮を?」

 

 一刀は一番疑問に思ったことを稟にたずねる

 

稟「それが・・・・・」

 

風「兵士はみんな、がむしゃらに突っ込んでくるだけですの」

 

一刀「は??」

 

風「だから、前に進むだけなのです。そのせいでこっちの兵士はおびえてしまいます」

 

一刀「なんじゃそりゃ。そんなんで戦力が足りたな」

 

風「そこが不思議なんです。倒してもきりがないんです」

 

一刀「どうやって戦闘を終わらすの?」

 

稟「ある程度戦うと相手が引いていくのです」

 

一刀「追撃は?」

 

稟「するのですが、霧のなかにはいってしまって追撃が困難な状況になってしまうのです」

 

風「相手はなにを考えているのでしょう。まるで実験をしているみたいですよ」

 

一刀「!!!!」

 

 一刀は風の愚痴にたいな言葉になにかひっかる事があったのだろう

 

稟「どうしたのです?一刀」

 

一刀「襲撃された町の人口はわかるか?」

 

稟「?・・・・いえなんせ田舎ですし。」

 

一刀「じゃあ大体の規模は?」

 

風「田舎にしては大きいんじゃないんですか。魏の襲撃されたとこは」

 

 まだ全貌は見えないがピースがかみ合ってくる

 

一刀「いや・・・・まさかな」

 

 しかし一刀は無理だと判断。この時代ではできないとおもったのだろう・・・・・しかし一刀はこの浅はかな考えはすぐに崩れ去ることになる

 

一刀「まだ情報が少ない。蜀と呉の軍師にでもきてもらって会議でも開くか」

 

風「近いうちにくるかもしれませんよ」

 

一刀「へ?なんで」

 

稟「貴方に会いにくるのですよ」

 

 一刀の頭には?マークが沢山出てきた

 

風「あのですね。お兄さんは御使いなんですよ。一回ぐらいは見に来ますよ」

 

一刀「御使いは単なるデマカセだよ。実際俺の力はそんなにない」

 

風、稟「「・・・・・・・」」

 

一刀「ん?どうした」

 

風「こりゃあ、華琳様も怒りますね」

 

稟「まったくだ。ここまで自分を過小評価するやつは、そうはいない」

 

一刀「なんか、いけないこと言った?」

 

 さすがは一刀。このスキル鈍感はいかんなく発揮している

 

風「これでは、蜀と呉が落ちるのも時間の問題ですね」

 

稟「華琳様の苦労がたえないだろうな」

 

 なんかボロクソに言われてる

 

 コンコン

 

稟「はい、あいてますが」

 

魏兵士「すみません。一刀さまがここにおっしゃると訊いたのですが」

 

一刀「どうした?」

 

魏兵士「曹操さまがおよびです。至急玉座の間に来てください」

 

一刀「ん。分かった今から行くよ」

 

魏兵士「はい。では確かに伝えました」

 

一刀「ありがとうな。じゃあいってくるよ」

 

風「いえ、私達もいきます。いったほうがいいかもしれません」

 

稟「そうだな。たぶん・・・・・いやそうだろうな」

 

風「はい、さすがといったところですかね」

 

一刀「?????・・・・まあいいか。いくぞ」

 

風「はいはい」 

 

 

玉座の間の入り口

 

一刀「華琳ーー。きたぜ」

 

華琳「あら、はやかったわね」

 

風「失礼。華琳さま」

 

稟「失礼します」

 

華琳「あなた達もきたの」

 

風「はい。お客様が予想できたので」

 

稟「はい。私も同意見です」

 

華琳「さすがね。その通りよ」

 

一刀「何の話を???」

 

 一刀は三人の会話についていけないようだ

 

華琳「ほら、一刀のお客を待たせてしまうわ」

 

一刀「おれ?」

 

 訳が分からないまま入っていく

 

???「華琳遅いわよ・・・・・この子が御使い?」

 

華琳「そうよ・・・・雪連」

 

孫策「ふーーん。なんかぱっとしないわね」

 

???「そんなこよないですよ。どこにでもいそうじゃないですか」

 

???「これこれ。穏よ失礼だぞ」

 

陸遜「はーーーい」

 

一刀「・・・・・・黄蓋!!!生きていたのか」

 

 一刀が驚くのも無理はない。赤壁の戦いで黄蓋は死んだはずだ

 

黄蓋「いやなに、川を渡りそびれただけじゃ」

 

一刀「そうか・・・・・よかったな」

 

 クイクイ

 

一刀「ん?君は・・・・・」

 

???「貴方が御使いだったんだ。ふーーーん。シャオは孫尚香。真名は小蓮だよよろしくね。えーーーーと」

 

一刀「一刀だ。北郷一刀」

 

小蓮「うん。よろしくね一刀」

 

 ゾクッ。後ろからいやなオーラが

 

華琳「一刀すごいじゃない。いきなり真名を許してもらえるなんて」

 

 やばいすごく冷たい笑顔だ

 

風「華琳さま。こんなんで怒ってたらあと何回お兄さんを怒らないといけないか分かりませんよ」

 

華琳「くっ・・・わかったわ。最後にこの怒りとっておくわ」

 

黄蓋「北郷よ。いきなり真名を許させれるとは案外くえぬ男よ。ところで訊きたいことが・・・」

 

一刀「赤壁についてか」

 

 一刀は真面目な顔になり、答えた

 

黄蓋「ああ。そうじゃ。もしかしたらわしと冥琳の奇策を破ったのはお主ではないのか」

 

一刀「破ったのは俺じゃない・・・・」

 

孫策「ほら、祭考えすぎよ」

 

一刀「だが、きっかけを与えたにすぎない」

 

孫策「きっかけ?」

 

一刀「うん。黄蓋が案をもってくるだろうと華琳に教えたときにちょうど黄蓋がきたこと。

あと黄蓋の周りの魏兵士を見たことがなかったり鎧がすこし変だったりってことを軍師に教えただけ。・・・・・・まさか鎖にあんな細工や凪のような消化方法はびっくりしたがな」

 

陸遜「きっかけというより、そういうように仕向けたんじゃないですか??」

 

一刀「さあ。どうだろう・・・・まあ一番の理由は周瑜と黄蓋がこんなときにケンカはしないと思ったからかな」

 

華琳「一刀!そんな理由で私にあんなことをいったの?」

 

一刀「うん。あとは周りの情報で策が固まったし」

 

風「お兄さんにはかなわないですかね」

 

稟「ああ。何のための軍師であろう」

 

一刀「軍師って、そんなもんだろ」

 

孫策「なぜ、信じられたの?祭と冥琳・・・・黄蓋と周瑜の仲を」

 

 孫権が訊きたくなるのもわかる。なぜなら呉の中でも不安がっていたのも少なく・・・・いやむしろ多かった

 

一刀「もし、俺が呉の側だったら黄蓋と周瑜のことは信じる。そう思ったから、策というのは相手の考えを読むものにだろう?」

 

黄蓋「策殿の負けだな・・・・・北郷よわしの真名は祭じゃ。これからよろしく頼む」

 

一刀「ああ。よろしく祭」

 

祭「うむ。」

 

孫策「・・・・・・」

 

 孫策は悩んでいる。一人の女性としては一刀に真名を与えたいしかし、呉の王が易々と与えていいのか

 

一刀「孫策・・・・・何を悩んでいる」

 

孫策「いや・・・・・別に」

 

一刀「・・・・」

 

 一刀は悟った。孫策はたぶん昔の華琳に似た考えを持っているのだろう。王の前に一人の女の子であるのに

 

一刀「孫策・・・・君がきた理由思い出したらどう」

 

孫策「!!!!」

 

 孫策は思い出したあの言葉を『直にあって御使いを見定めてきて。人を見る目は確かな雪連が』孫策の中の疑問は消え去った

 

孫策「孫策よ・・・・真名は雪連。よろしく一刀」

 

一刀「うん。雪連」

 

陸遜「あらまーー雪連様までですか。まあわたしも一刀さんの事は気に入りましたから。真名は穏と申します」

 

一刀「よろしく、穏」

 

華琳「はーーーー」

 

一刀「どうした華琳」

 

風「いや、予想どうりに動いたなと」

 

稟「まさかここまで綺麗にいくとはわたしもおもわなっかた」

 

風「さすが、鈍感お兄さんです」

 

華琳「まあ予想の範囲にはいいてるわ。ギリギリだけど」

 

風「でもそれって蜀も入れてですよね」

 

華琳「!・・・・・まったく、なんて男を愛してしまったの」

 

雪連「いいじゃない。まだ私は愛には入ってないけどね・・・・・・たぶん」

 

華琳「残念だけど、あげないわよ一刀は私のものですもの」

 

雪連「あら、確かに一刀は華琳のものみたいだけど御使いはみんなのものでしょう?」

 

華琳「・・・・・・ちょっとだけよ」

 

 折れた!あの華琳がおれた

 

雪連「まあ貸す借りるは蜀がきてからね」

 

一刀「それより、たしか穏は軍師だよね」

 

 一刀は五胡について聞こうとした

 

穏「あらら。なんで私が軍師ってわかったんですか」

 

一刀「そりゃ、呉の軍師といえば、周瑜に陸遜、あとは呂蒙かな」

 

祭「ほう。よく覚えたないや良く調べたな」

 

雪連「ええ。冥琳と穏は別として亜莎を知っているなんて」

 

華琳「そうね。一刀今の呉は歴史とはどう違う」

 

一刀「そうだね。まず赤壁で負けたことかな?あとは雪連が元気でいること・・・・・あとはいるはずの武将がいないことかな」

 

雪連「???」

 

 雪連たちは一刀のいっていることがわからないようだ

 

華琳「まあ一刀のことは蜀がきてから話すわ」

 

風「じゃあ、みなさんのお部屋に案内しますよ」

 

華琳「あねがい」

 

稟「では、こちらえ」

 

 凛と風が呉のみんなを連れて行った

 

華琳「一刀、呉をどう見る?」

 

一刀「そうだね・・・・黄蓋がいるから大丈夫だろう」

 

華琳「黄蓋は信用できるの」

 

一刀「ああなんせ三代いやまだ二代かな。呉をずっと支えてる人だからね」

 

華琳「そう、ならもういいわよ」

 

一刀「うん、なにかあったら言ってくれ」

 

 一刀はそう言いながら玉座をあとにした

 一刀は部屋に戻り、武器一式をもってあるところをめざした

 コンコン

 

一刀「瑠拿、いるか?」

 

瑠拿「一刀様?いまあけます」

 

一刀「いや、武器をもって中庭にきてくれ」

 

瑠拿「は、はい」

 

 しばらくして盾をもった瑠拿がきた

 

一刀「お前を強くするっていったもんな。でも教えるのは1つだけ」

 

瑠拿「はい」

 

一刀「攻撃を・・・・・・・流せ」

 

瑠拿「ん?」

 

一刀「力を真っ向から受けるな。力の向きをかえるだけでいい」

 

瑠拿「????」

 

一刀「実践あるのみ」

 

 一刀は言うやいなや背中の斬艦刀を取り出した

 

瑠拿「くっ!」

 

 瑠拿はすかさず防御・・・・真っ向から

 

一刀「違うぞ!まず盾を斜めにしてみろ」

 

瑠拿「は・・・・い」

 

 盾を斜めにして上からの防御を受ける

 

 ガガガガガ。

 

 お世辞に綺麗な音は出てないが剣は音をたてて

 

 盾の上を滑った

 

瑠拿「あ・・・・・」

 

 やった本人が驚いている。少しの動作、少しの力で剣を防げた・・・・・いや流せた

 

 流された一刀は行き場を変えられた力を制御できなかったようだ。バランスを崩してしまった

 

一刀「そ、そうだ。その感じを忘れるな」

 

瑠拿「は、はい!」

 

一刀「まだまだ行くぞ!」

 

 一刀は瑠拿の体力が許す限り打ち込む・・・・・・はずだった

 

一刀「ハァハァ・・・・・・ちょい休憩」

 

 その前に一刀の体力が許してくれなかった

 

瑠拿「だらしないですよ」

 

一刀「無茶・・・・言うな・・・・・これでも体力はついたほうだ」

 

瑠拿「そんなんじゃ戦場で死にますよ」

 

一刀「いや・・・もともとこんな力任せの戦いなんてしないし」

 

瑠拿「そうでした。一刀様の戦いは少し妙ですから」

 

一刀「妙って・・・お前」

 

 何かを考えついたのか一刀は呼吸を整え始めた

 

一刀「そんなに妙というなら一回じっくりみるといいよ」

 

 そう切り出した一刀は腰にある2つの刀を抜いた

 

一刀「牙を向け・・・・干渉(かんしょう)、莫邪(ばくや)」

 

 刀の名を言い終わると、刀を振り始めた・・・・・その動きは流れるが如くけっして動きを止めずにしかし無駄な力を抜き、創造する敵の攻撃を流し

その動きをつなげて次の攻撃につなげる

 

一刀「ふぅ・・・」

 

 静かに一本ずつ鞘におさめる

 

一刀「一意専心」

 

 後ろの斬艦刀と目の前に構え、切っ先を真上にかかげ肘をおり剣と顔が近づく。斬艦刀の腹には一刀の顔が写る

 

一刀「疾風怒濤・・・断ち切るぞ・・・・零式」

 

 言い終わると零式をチャキと音をならす。目の前には零式の刃が目の前にある

 

一刀「一刀・・・」

 

零式を肩にかけ、1、2歩の助走

 

一刀「両断!」

 

 足、腰、腕の力とバネあと助走の力を零式にのせ振り下ろす

 

 ボコ!

 

 鈍い音を鳴らし、地面が少しへこむ。2,3mぐらい亀裂が走る零式を中心に半径40cmほどのクレーターができた

 

一刀「・・・・・・・」

 

瑠拿「す、すごい!一刀様」

 

一刀「・・・・・・・」

 

 声をかけても返事が返ってこない

 

瑠拿「一刀様」

 

一刀「・・・・いや・・・・もう体が動かん」

 

 瑠拿の前でカッコをつけたかったのだろう。無理に零式をつかったせいか一発だけで体が悲鳴をあげている

 

瑠拿「はぁ・・・無理をなさるから」

 

一刀「すまん。あともう1つあったんだがな」

 

瑠拿「はい?」

 

一刀「いやなんでもない。ごめんだけど部屋まで肩を貸してくれるか?」

 

瑠拿「わかりました」

 

 瑠拿の肩をかりて部屋をめざしていたら・・・・

 

華琳「あら、一刀どうしたの?」

 

一刀「瑠拿の相手をしたら、体力がおいついてこなかった」

 

華琳「まったく計画性がないわね」

 

一刀「すいません」

 

華琳「そうだわ。お風呂にでも入ってきなさい」

 

一刀「風呂なんて沸かすの大変なのに」

 

華琳「そうね。だけど誰かが遺言みたいな手紙にいろんな技術をかいてくれてね。そのなかにお風呂の有効な沸かし方ってあってのよ」

 

一刀「そういえばそんなの書いたな。どう?うまくいった?」

 

華琳「だから、毎日お風呂にはいれるのでしょう?」

 

一刀「それもそうか。じゃお言葉に甘えて・・・・・」

 

華琳「そうしなさい。瑠拿も一緒に入るといいわ」

 

瑠拿「へ?」

 

華琳「へ?じゃない。一刀と入ってきなさいと言ったの」

 

瑠拿「そそそんな。ででできませんよ」

 

 瑠拿は即効で拒否。顔を真っ赤にしている

 

華琳「あら、私もはいるのだけど?」

 

瑠拿「かかか華琳さまも!!」

 

一刀「そんなにいやなら、華琳だけと一緒に入ればいいよ」

 

瑠拿「え!でも・・・・」

 

 瑠拿は、実際一刀とはお風呂に入りたいのだが恥ずかしくて素直になれない

 

華琳「そうね、瑠拿と一緒にはいるわ」

 

瑠拿「は・・・・はい」

 

華琳「では、一刀はやく入ってきなさい」

 

一刀「おう」

 

 一刀はヨタ足で自分の部屋に入っていった

 

華琳「さて、瑠拿の風呂の支度をしてきなさい」

 

瑠拿「え?そしたら、一刀様とかぶりますよ」

 

華琳「ええ、入るのはこっちが遅いだけ。ばったり会うかもしれないわね」

 

瑠拿「うーーー。華琳さまいじわるです」

 

華琳「すねてもだめよ」

 

瑠拿「はーーーい」

 

 そして、一刀というと

 

一刀「♪ーーー。流星にまーーた・・・・あっといけない」

 

 鼻歌を歌いながら、服を脱いでいる

 

 ガラガラ

 

秋蘭「おう、一刀も風呂か」

 

 先客1名はいってます

 

一刀「秋蘭か。ということは・・・・」

 

春蘭「ななななんで一刀がここに?!?!」

 

 いました春蘭さん

 

一刀「華琳がはいってこいと・・・・・華琳め・・・しっていたな」

 

秋蘭「そう怒るな。別にもう見慣れただろう」

 

一刀「改めて見るのも、困るがな」

 

春蘭「うーーーーー」

 

一刀「そんな怒るなよ。春蘭ここでは襲わないから」

 

春蘭「な・・・」

 

 ボン!

 

春蘭「きゅーーーーーーー」

 

秋蘭「こら一刀。姉者をいじめるな」

 

一刀「ごめんごめん。ついね」

 

 一刀は秋蘭に謝りながら春蘭の肩をつかむ

 

一刀「おーい。春蘭帰って来い」

 

春蘭「うん?一刀か・・・・・・おわ!」

 

 春蘭が驚くのも無理はないなんせ、一刀の顔が至近距離。胸を隠していたタオルがない

 

春蘭「ちちち近づくな!!このケダモノ」

 

一刀「ごめん」

 

秋蘭「こら姉者。そんなこと言ってはだめだろう」

 

春蘭「だって、一刀が」

 

秋蘭「はあ、我ら三人は愛し合ってるなかだぞ。裸ぐらいでわめいてどうする」

 

瑠拿「愛し合った!?!?!?!?!?!」

 

 瑠拿が華琳と風呂に入ってきた

 

華琳「なかなかたのしそうじゃない。一刀」

 

一刀「いや、まったく」

 

 一刀苦笑い。

 

秋蘭「まったく姉者の初心すぎる心をどうしたらいいものか」

 

華琳「みんなの前で一刀に抱いてもらうとか」

 

一刀、春蘭、瑠拿「「「んな!?!?!?!」」」

 

華琳「嘘よ。大事な春蘭を見世物なんかにしないわよ」

 

一刀「華琳が言うと冗談に聞こえないのは俺だけか」

 

春蘭「いや、私もびっくりした」

 

秋蘭「まあ、大人数でやったらいいかもしれません」

 

 秋蘭がポロっと恐ろしいことを提案

 

華琳「そうなると13人。ちょっときついかしら」

 

一刀「そんなにマジに考えるな・・・・・・そういえば張三姉妹は?」

 

華琳「あの子達なら今頃、蜀にいるわね。一刀のことももう少ししたら気づくはずよ」

 

秋蘭「気になるか?」

 

一刀「そりゃあね。一応仕事だったからね」

 

春蘭「あいつらの事だ。すぐ帰ってくるはずだ」

 

一刀「そうだねって・・・・・少しいいかな華琳」

 

華琳「なに?一刀」

 

一刀「あのな・・・・・・・・・俺の膝に乗って俺に体を預けるのはやめてもらえないかしら」

 

華琳「あら、いいじゃない」

 

一刀「そうじゃない。周りが・・・・・」

 

華琳「そうね・・・・・・・全員いけるわね」

 

一刀「はい?」

 

華琳「春蘭、秋蘭、瑠拿」

 

秋蘭「いいのですか?」

 

華琳「一刀はみんなのものよ」

 

秋蘭「御意」

 

 秋蘭は華琳の承諾を確認すると腕に抱きついてきた

 

秋蘭「うむ。悪くない・・・・・・姉者もどうだ?」

 

春蘭「・・・・・・ちょっとだけ」

 

 すこし恥ずかしながら華琳の座る横に座り俺のお腹を抱く形に座った。頭は華琳の胸の位置だ

 

瑠拿「あわあわあわ」

 

 かるくテンパル瑠拿

 

華琳「ほら、はやくなさい」

 

瑠拿「は・・・・・・はい」

 

 観念したのか瑠拿は此方にきた

 しかし、何処にはいっていいかわからずとまどっている

 

秋蘭「こっちにおいで」

 

 秋蘭は腕を抱いていた手で瑠拿をかかえ、そのままひきよせる

 

瑠拿「ひゃ!!」

 

 瑠拿は一刀の胸に顔を当てる形に抱きつた。ちょっと上を向けば一刀。右を向けば華琳と華琳の胸に顔をおく春蘭。逆をむけば一刀の肩に頭をあずける秋蘭

 

瑠拿「なんか・・・・・・幸せ・・・・・・です」

 

華琳「ふふふふふふ」

 

春蘭「うーーーーー」

 

秋蘭「ふぅ」

 

 

 そんなこんなで一日がすぎていく

 

 このあと我慢の限界だった一刀は華琳と夏侯姉妹にお世話になったとか

 

 

 

朝を過ぎ太陽が空の真上から町を照らす良き日、俺は最愛の人と優雅にお茶を飲んでいる

 

華琳「一刀、なに詩人みたいなことを考えているの?」

 

一刀「う、なんでわかった」

 

華琳「顔に書いてあるわ」

 

一刀「俺ってそんなにわかり易い」

 

流流「兄さまはすぐに顔にでますから」

 

 今は流流の新作のお菓子を華琳のお茶と一緒に食べている。もちろん季衣も一緒だ

 

季衣「そんなことより、華琳さま」

 

華琳「なにかしら」

 

季衣「なにか良いことでもありました?」

 

華琳「あら、なぜ」

 

季衣「ん、なんかねお肌がいつもより綺麗だし笑顔が多いなと思って」

 

一刀「・・・・・・・」

 

 ここに華琳がご機嫌な根本の理由がある

 

華琳「あら、季衣よく分かったわね・・・・季衣も女の子ね」

 

 チラッと此方に視線を向ける華琳

 

季衣「ん????」

 

流流「!・・・・・・・」

 

 季衣は食べることを優先にしたらしく深く考えなかった。しかし流流は華琳の言葉、行動を見て感じ取ったのだろう

 

華琳「流流、あなたも女の子ね」

 

流流「もう・・・華琳さま」

 

秋蘭「一刀ここに・・・・・おや華琳さまもご一緒でしたか」

 

春蘭「華琳さま。ここにおられましたか」

 

 どうやら俺達を探してたらしい

 

華琳「どうしたの?」

 

秋蘭「はい、こち・・」

 

季衣「ねえ、なんか春蘭様も秋蘭様もお肌いつもより綺麗だし、なんか良いことでもあったの」

 

 話の途中に季衣が入ってきた

 

春蘭「んな・・・・」

 

 春蘭は季衣に言われ真っ赤になっている。なに理由が1つしか思い浮かばないのだから

 

秋蘭「ああ、とても良いことがあったぞ」

 

流流「兄さま、帰ってきてそうそう・・・・・」

 

秋蘭「一刀・・・・・・・まさか」

 

一刀「まて春蘭。俺は言ってないぞ」

 

 春蘭は真っ赤になりながらどこからともなく自分の獲物を取り出した

 

春蘭「まだ、お昼だと・・・・・いうのに」

 

一刀「まて。話せば分かる・・・・・その剣を置いてくれ。華琳もなんかいってくれ」

 

華琳「春蘭」

 

春蘭「は・・・・はい」

 

 止められると思い剣を下げようとした

 

華琳「昨日はやられっぱなしだったからね。少し懲らしめてあげて」

 

一刀「うそ・・・・だよね」

 

華琳「ホント。私の性格分かっているでしょう?」

 

一刀「いや、それは・・・・・・ひさしぶりだったから」

 

華琳「春蘭・・・・死なない程度に」

 

春蘭「はい!華琳さま」

 

一刀「オーーマイ・・・」

 

 剣が俺めがけて振り下ろされる

 

 タイミングよく中庭の方へ飛ぶ

 

一刀「・・・・・ガッ!」

 

 ゴロゴロゴロゴロゴロ

 

一刀「ゴホッ・・・・・くそ口の中が砂の味がする」

 

春蘭「そうか。私の口は一刀の味がまだ残ってる」

 

一刀「・・・・・・・・」

 

 カア。カア。カア。

 

一刀「言って恥ずかしくないか」

 

春蘭「(ボン!)・・・こんのぉぉぉぉ!」

 

一刀「その怒りは俺のせいじゃ・・・・・・なーーーい」

 

 会話をしながらもきちんと回避

 

季衣「ねえ流流。なんで春蘭さまの口の中は・・・・・・」

 

流流「季衣。もう言わないで」

 

 季衣は分からないようだが、流流は分かっているのだろう顔が真っ赤である

 

華琳「秋蘭。私達に用事があるのでしょう?」

 

秋蘭「はい。ですが・・・・・」

 

華琳「ですが?」

 

秋蘭「この事が予想できたので此方に通しました」

 

華琳「あら、そう」

 

 2人は笑いあっているが、どこかその笑顔は黒い

 

???「華琳ちゃん。ひさしぶり」

 

華琳「ちゃんづけはやめなさい」

 

???「いいじゃない。そっちの方が可愛いし」

 

???「華琳殿あきらめてくだされ。主が言い出すと愛紗でも動かないのだから」

 

華琳「それをどうにかするのが家臣の役目でしょう。星」

 

星「これは手厳しい」

 

華琳「桃香もよ。まったく」

 

劉備「ごめんね・・・・・なんかあそこで模擬戦してるけど」

 

星「模擬戦?・・・・なぜか春蘭からただならむ殺気を感じるのですが」

 

華琳「気にしないで・・・・あれも立派な愛情表現よ」

 

劉備「???」

 

星「ほう・・・・ならあやつが」

 

???「天の・・・・・・・御使い」

 

???「春蘭にもて遊ばれてるだけですよ」

 

???「(フルフル)・・・・ちゃんと見て・・・避けてる・・・・・強い」

 

華琳「あら恋が強いなんて。まあそうかもしれないわね」

 

呂布「戦って・・・・・いい?」

 

???「恋殿がいったら、あんな奴ぺちゃんこです!」

 

秋蘭「ほう、音々よこの場でそのような事・・・・・よく言えてものよ」

 

陳宮「ひぃぃ」

 

 音々音が驚くのも無理はない。魏の武将達からは殺気まではいかないもの・・覇気が感じられる

 

呂布「今の・・・音々が悪い」

 

陳宮「うーー。」

 

???「でも・・・・あの人すごい。春蘭さんと互角にしかも会話しながら」

 

季衣「あ、雛里ちゃんもきたんだ」

 

鳳統「はい。お久しぶりです」

 

呂布「・・・・・いいなぁ」

 

華琳「なんなら、戦ってきてもいいわよ」

 

呂布「ホント?」

 

華琳「ええ。ただし殺さないでね」

 

呂布「・・・・わかった」

 

劉備「いいいの?あの人大丈夫」

 

 劉備は呂布の強さをしっている。なんせ関羽、張飛、趙雲の三人がかりでも勝てるどころか引き分けたことすらないのだから

 

華琳「ええ。なんなら・・・・星、貴方もいっていいわよ」

 

趙雲「これは、ずいぶんと大きくでましたな・・・・・恋にもしもの事があったときにでも助太刀しますか」

 

 趙雲は、自分の獲物をもって下に降りた

 

呂布「じゃあ・・・・・・いく!」

 

 呂布は中庭に向けて飛び出した

 

華琳「春蘭ーーーーー。上に気をつけなさい」

 

春蘭「はい?・・・・・うわ!」

 

一刀「しゅわ!・・・・」

 

 春蘭は華琳に注意されたおかげかギリギリでよけられた

一刀は華琳の声で此方にとんでくるのが何かわかったため回避できた

 

呂布「よく・・・よけた」

 

春蘭「こら、恋!危ないではないか」

 

呂布「華琳から・・・・やっていいって言われた」

 

華琳「春蘭!ここから恋が一刀をいじめてくれるらしいわ・・・・・・一刀!まけたら『お仕置』ね」

 

一刀「はぁ!ちょっと・・・・わ!」

 

呂布「おしゃべりは・・・ここまで」

 

 呂布ははやく戦いたいのか話を断った

 

一刀「はいはい・・・・わかりました」

 

 一刀の顔から笑みが消えた。周りの空気もガラッと変わった

 

一刀「天の御使い・・・北郷一刀だ」

 

呂布「恋は・・・・・呂布」

 

一刀「マジかよ・・・あの呂布がこんな可愛い子なんて聞いてないぞ」

 

呂布「ブツブツ・・・・うるさい!」

 

 ブオン!

 

 小さな体には似合わない馬鹿でかい戟をものすごい速さで振る

 

一刀「おいおい・・・・まったく冗談だろ」

 

呂布「よく・・・よけた・・・・でも!」

 

 ブオン!ブン!ブン!

 

 大振りの一撃。そこから素早い2連撃

 

一刀「まったく・・・・・・・牙を向け」

 

 大振りを後ろに飛んでよける

 

一刀「干渉・・・・・・」

 

 抜いた干渉で最初に一撃を流す

 

一刀「莫邪・・・・・・」

 

 最後の一撃を莫邪で流す

 

一刀「さあ・・・・吼えどきだ」

 

呂布「あんな・・・・ほそい剣で」

 

 呂布はものすごい速さで戟を振るう

 

一刀「そんなに・・・・はやくても!」

 

 一刀は呂布の攻撃を全て流していく

 

 しかし、さすが呂布。押してる

 

 ガキン!

 

一刀「しまった!」

 

 一刀は呂布の力を流しきれず、干渉が手から離れた

 

呂布「いま・・・・・」

 

 呂布は好機とばかりに攻め立てる

 

一刀「く・・・・・そ」

 

 下からの鋭い攻撃

 

呂布「これで・・・・・・おしまい」

 

 ガキン!

 

一刀「く・・・・しま」

 

 莫邪が上に弾かれる

 

 莫邪は空高く舞いあがる

 

呂布「とどめ!」

 

星「!!!」

 

 呂布が体を軸に一刀の胴を横から攻撃

 

一刀「かかった!」

 

 一刀は莫邪を弾かれたのは計算。すかさず背中にある零式をつかむ

 

呂布「・・・・!!」

 

一刀「零式!疾風怒濤!」

 

 呂布が気づくのは遅かった。一刀のほうが早い

 

 ガキン!!

 

星「く・・・・なんと思い一撃」

 

一刀「趙雲か」

 

 ギリギリのとこ趙雲の槍が入ってきた

 

呂布「・・・・・ありがとう」

 

趙雲「なに・・・・恋を倒すのは私だからな」

 

呂布「コク・・・・・・じゃあ」

 

趙雲「ああ、目の前の強敵を倒すとするか」

 

一刀「おいおい・・・・・2人がかりはだめだろう」

 

 一刀は零式を肩に乗せやれやれと手を振る

 

趙雲「謙遜を・・・・・私が入らなければ恋を倒していただろうに」

 

一刀「まぐれだよ」

 

呂布「まぐれ・・・・・じゃない・・・・」

 

趙雲「ほう、恋が言うのだ本当だろう」

 

一刀「では・・・・続けるのか」

 

 一刀は零式を直し、拳を前に構える

 

趙雲「もちろん」

 

呂布「もういっかい」

 

一刀「そうか、なら・・・・いくぞ!」

 

 一刀は足にまとっていた気を爆発、推進力としてつかった

 

趙雲「!」

 

 趙雲めがけてもパンチ

 

趙雲「く・・・!」

 

 すかさず次の攻撃に移る

 

呂布「させない」

 

 呂布の戟がせまる

 

一刀「おっと」

 

 後ろにおおきく飛ぶ

 

星「恋!奴との距離、開けさせるわけにはいかない!」

 

呂布「わかった」

 

 2人はすかさず距離をつめる

 

一刀「そう簡単に思い通りにはならないか」

 

 一刀は戦闘をこなしながら何かを探しているようだ

 

呂布「は!」

 

 横凪一閃!

 

一刀「うお。速い」

 

 足を広げ、上体を前にそらしよける

 

趙雲「もらった!」

 

 上体を前に倒したせいで一刀は今地面をみている

 

 趙雲からの迅速の突き

 

一刀「その名の如く・・・・・」

 

 シャキン!

 

趙雲「な!」

 

 一刀の背中からなにかでてきた

 

 ガキン!

 

 槍同士が先端をぶつけた様だ

 

一刀「吹き荒れろ・・・隼風ーーー!」

 

 防いだと分かった瞬間、隼風の嵐のような乱撃。

 

呂布「く・・・」

 

趙雲「なんと!」

 

 2人は距離をあけてしまった

 

一刀「ハァハァ・・・・・距離をあけたな」

 

 一刀は隼風を支えに立っている

 

趙雲「おや、もう終わりですかな?」

 

呂布「次の・・・・・攻撃。・・・最後」

 

一刀「ああ。その・・・・通りだ!」

 

 一刀は地面に向かって気をまとった拳をたたきつける

 

 砂がものすごい勢いで舞い上がる

 

趙雲「ふん。これしきの目くらまし・・・・恋!」

 

呂布「わかってる・・・・・フン!」

 

 呂布が戟を振ると砂塵が音をたててて、なくなり視界が広がっていく

 

一刀「もう少し、時間を稼げると思ったんだがな」

 

 目の前には二本目の刀をとる一刀がいる

 

趙雲「もう、こんな手は通用しないぞ」

 

一刀「だろうな・・・・でも目的は達した」

 

 一刀は言いながら刀を鞘にもどした

 

呂布「降参?」

 

 呂布はすこし残念そうだ

 

趙雲「まあ。この2人を相手にするのだ。懸命な判断だ」

 

一刀「そうしたいのはやまやまだが」

 

 片足をさげ、腰をさげ、腕を交差させ刀にふれる

 

一刀「男ってのは見栄を張りたいんでね」

 

 型を完成させると、動きがとまる

 

趙雲「獲物をさげた者に、攻撃はできぬ」

 

一刀「怖いのか?趙雲」

 

趙雲「なに!?」

 

一刀「お前は見てるだけでいい・・・・・呂布」

 

呂布「コク・・・・・いく」

 

趙雲「ここまで、コケにされるとは少々腹がたつな・・・・・一緒に攻撃だ恋!」

 

呂布「コク・・・・」

 

趙雲「では・・・いくぞ!」

 

 2人が同じ速度で突っ込んでくる

 

一刀「まだ・・・まてだ」

 

 迫るふたり

 

一刀「まだだ・・・・おあずけだ」

 

 眼前にくる2人

 

一刀「!!。噛みくだけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「く・・・・」

 

 一刀の手から干渉と莫邪が落ち、片膝をつく

 

趙雲「完敗だ・・・・・・・」

 

呂布「初めて・・・・負けた」

 

 ピキピキ・・・・

 

 バキ!

 

 呂布と趙雲の獲物が音をたててくずれる

 

一刀「なんで・・・・壊れた武器でこうまで痛い」

 

趙雲「それは、おれてない柄の部分で突いたからな」

 

呂布「恋は・・・・打ってない。びっくりして動けなかった」

 

趙雲「それはそうだろ。恋の武器は頑丈さが取り柄だからな」

 

一刀「そりゃあごめんよ。真桜に頼んで新しいのをつくってもらうよ

 

呂布「♪・・・・・ありがとう」

 

一刀「いえいえ、どういたしまして」

 

華琳「すごいじゃない一刀。恋と星の2人係であそこまでできるなんて」

 

一刀「ありがとう・・・これでお仕置きはまぬがえたな」

 

華琳「あら、勝ってないからお仕置きはするわよ」

 

一刀「まじかよ・・・・・ん?後ろにいる人たちは」

 

華琳「ああそうね。紹介をしないとね・・・・・まず中に入りましょう」

 

  

 

 

玉座の間

 

華琳「じゃあ、改めて・・・」

 

一刀「天の御使いの北郷一刀だ」

 

 一刀は玉座の横に座り、凪に介抱されている

 

凪「まったく、一刀さまも無理をする」

 

 介抱しながら凪は一刀に意見する

 

一刀「ごめんよ。男って見栄はりだから」

 

華琳「まあ、そんな見栄どうでもいいわ」

 

劉備「いいんじゃない?そんな所があっても・・・・・こんにち一刀さん。私は劉備。そして・・」

 

趙雲「趙雲だ」

 

呂布「・・・呂布」

 

鳳統「軍師の鳳統です」

 

陳宮「同じく陳宮なのです」

 

華琳「で・・何の用事かと訊きたいところだけど・・・・わかっているから」

 

劉備「あ、やっぱし?」

 

華琳「ええ。でどうかしら?」

 

劉備「思ったとおり、優しそうで頼りになりそうかな」

 

華琳「それはよかったわ。呉の雪連も来てるからあとで会えるわよ。星、祭もきてるわと」

 

趙雲「おや、それは楽しみだ」

 

 華琳と蜀の面子は楽しそうにはなしている

 

鳳統「あ・・・あの」

 

 凪に介抱されてる一刀に話しかけてきた

 

一刀「君は・・・・赤壁の」

 

鳳統「覚えて・・・いたんですか」

 

一刀「うん。あんな可愛い子は・・・・いで!ちょっと凪」

 

凪「すいません。か・ず・と・さ・ま」

 

 絶対わざとだ。俺が何をしたというのだ

 

鳳統「あの・・・驚かれないのですか?」

 

 鳳統は祭に協力してた者がここにいるのに驚きもしない

 

一刀「赤壁は、蜀と呉の共同戦線と知っていたからね。祭を疑ってからは君も怪しかったからね・・・・呉が祭ならもう一人は蜀だと思ってね」

 

鳳統「・・・・」

 

 鳳統は今2つにおどろいている。ものすごい柔軟な思考。判断力。決断力。軍師の自分でもこうはいかない。でも一番の驚きは黄蓋の真名を呼んでいること

 

鳳統「介抱・・・お手伝いします」

 

 この人ならあの問題を解決してくれるかもしれない

 

凪「すまない。私だけだと時間がかかる」

 

鳳統「はい!あと・・・・一刀様私は鳳統・・真名を雛里といいます」

 

一刀「よろしくね・・・・雛里」

 

雛里「はい!」

 

趙雲「おやおや、両手に花とはこのこと」

 

 目の前には趙雲がいる

 

一刀「いいだろう。あげないぞ趙雲」

 

趙雲「冗談が通じる殿方は好きですぞ・・・・どうですか一杯」

 

 趙雲は手を酌の形にして飲む姿を真似する

 

一刀「遠慮する」

 

 即答

 

趙雲「む。このような可憐な乙女の誘いを断るとは女には困っていないようですな」

 

 即答してしまったからすこしおこっているようだ

 

一刀「怒るな趙雲。俺はつぶされたくないだけだ」

 

趙雲「まるで私がザルみたいな言い方ですな」

 

一刀「ちがうか?」

 

趙雲「う・・・確かに・・・でもなぜ?」

 

一刀「祭の名前がでてきたからな・・・・・カマかけた・・・・予想どうり」

 

 趙雲からはさっきからのオーラはなくなら目がキリッとなった 

 

趙雲「貴方のような殿方ははじめてです。私は常山の趙子龍・・・・真名を星と申す。貴方を第二の主と認める」

 

一刀「な!!」

 

 一刀は驚愕した。星はこの短時間で俺の性格を良くも悪くも把握したそれよりも俺を主と認めたんだから

 それに、周りもかなりの驚愕している・・・・しかし1人だけ怒っている?

 

劉備「星ちゃん」

 

 その一人劉備

 

星「・・・主」

 

 星は悲しい目をしていた。主を二人持つなど論外。罵声を浴びるのは必然それを知りながら星はやったのだから

 

劉備「・・・・る・・い」

 

星「はい?」

 

劉備「ずるいよーーー星ちゃん!私が言おうとしたのに!」

 

 劉備は頬を膨らませ少し拗ねている。とても可愛らしい・・・・・・・ではない!!!。今この子はなんといった!

 

劉備「だから、この人なら信用できると思うんだ」

 

雛里「桃香様・・・・理由は?」

 

劉備「なんとなく?」

 

雛里「訊かれても・・・・・」

 

劉備「まあいいじゃない・・・・私は桃香だよ!よろしくね。ご主人様」

 

華琳「ままま待ちなさい!!誰が一刀をあげるといったの!!一刀は魏のものよ」

 

桃香「えーーでも、ご主人様って魏の武将じゃないんでしょう?」

 

華琳「そ、そうだけど一刀は・・・・・私の・・・私達の・・・夫よ!!」

 

一刀「・・・・・・・はい?」

 

 固まる一刀。その前に周りが固まる

 

一刀「まてまて。俺は夫婦になった覚えはないぞ。それに・・・」

 

華琳「一刀はだまってなさい!」

 

桃香「あーーご主人様に八つ当たりしちゃだめだよ」

 

華琳「いいのよ。一刀は私達のものだから!」

 

桃香「なら、その中に私もはいる!」

 

華琳「だめよ!一刀は魏の種馬なのよ。次の後継者達の父になるのよ!」

 

桃香「ぶーー。私も子供欲しいもん!」

 

一同「「「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」」」

 

 チーーーーーーーーン

 

関羽「なりませんぞーーーーーーーー桃香様!!!」

 

 横から壁を獲物で砕き侵入

 

星「な、愛紗!?!?なぜここに」

 

関羽「そんなことどうでもよい!!」

 

雛里「あわわわわわわわ」

 

一刀「あわわわわわわわ」

 

 とりあえず雛里のまねをしてみる

 

関羽「貴様かーーーー桃香様を騙す輩はーーーー!!」

 

一刀「本日二度目ーーーーーーーーー!!」

 

 包帯をなびかせ、その場からヘッドスライディング!!

 

一刀「肘がーーー肘がやけるうう」

 

関羽「覚悟はいいか。」

 

 シャキン。

 

一刀「無理。諦めわるいほうだから」

 

関羽「そうか・・・・なら!」

 

桃香「だめだよ。愛紗ちゃん」

 

 ナイス!桃香

 

桃香「私達の大事な人になるんだから」

 

一刀「( ̄□ ̄)!!」

 

関羽「なななななりません。魏の武将たちが心を許して、蜀の武将達が心を許すとでも!!」

 

桃香「そうかな?星ちゃんと私は許したけどな・・・・・体はまだだけど・・・」

 

一刀「( ̄□ ̄)!!」

 

関羽「・・・・・・・・・」

 

星「それより、愛紗・・・なぜきた?」

 

関羽「そうだ!。桃香様大変です。五胡が攻めてきました!数はおよそ20万!」

 

全員「「「「!!!!!!!!!!」」」」

 

桃香「・・・・・・・華琳ちゃん」

 

華琳「いわなくていいわ・・・・・・霞に至急連絡を!!」

 

凪「はい!」

 

関羽「数が大きいのが好をなしたのか見つかるのが早く、今五胡は最初の砦に向かっているのこと」

 

雛里「なら次の砦で迎え撃ちます。朱里ちゃんならそうします!」

 

一刀「同感だ。華琳!!秋蘭をかりていいか?」

 

華琳「・・・・そうね。弓は大きな力になるわね」

 

雪連「なら、祭も連れて行くといいわ」

 

華琳「あら、雪連気前がいいわね」

 

雪連「話を聞いちゃったからね・・・もちろん私も行くけどね」

 

華琳「わかったわ。こっちからは霞と秋蘭を・・・・」

 

一刀「あと、俺だ」

 

華琳「一刀!!」

 

一刀「いったろ。秋蘭を借りていいかって」

 

華琳「・・・・・わかったわ・・・その代わり」

 

一刀「大丈夫。霞と秋蘭は死なせない」

 

華琳「!!そうでは、なくて」

 

雪連「こっちは、私と祭がいくわ」

 

 華琳の言葉は雪連の声で消えた

 

桃香「私達は、もちろん全員だよ」

 

雛里「なら、足の速い人たち弓の祭さんと秋蘭さんと専攻して、砦で守りを固めてください」

 

全員「「「「「応!!!」」」」

 

 雛里の言葉を聞いて準備をはじめる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「俺が帰ってきた理由・・・・・・見せてもらう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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