十四日目
報告書
クライドの広域凍結魔法『エターナルコフィン』が詰まった槍『氷河の槍』計108本の作成が完了
長距離同時転移魔法陣108個、正常に起動を確認
エルトリアの血管(龍脈・地脈)への銀柱の設置完了
ヴェルサイユ宮殿への住民の収容が完了
以上
とある一室に集まったギアーズ姉妹、グランツ博士。マテリアルズ。一刀とクライド。そして華佗
皆で今日までの活動報告書に今。目を通したところだ
一刀「これでエルトリアの治療をする準備が完璧に整った」
一刀「それじゃぁ皆。始めようか?」
転移魔法陣の間
この場所は108本の槍全てを同時に転送するために設けられた部屋
部屋一面にミッドチルダ式やベルカ式、ギアーズ式の魔法陣合計108個の上に槍が矛先を真下に向けて浮遊している
転送装置の機械をカタカタと操作しているシュテル
シュテル「魔力充填率80%~95%正常に稼働中です」
シュテル「転送座標固定、魔法陣に『氷河の槍』をセッティング・・・・・完了」
シュテル「転移先の空間へのノイズ・・・許容範囲内」
シュテル「全システム、オールグリーン。何時でも逝けます」
一刀「毎度字が違う気がしてならないんだけど?」
シュテル「気のせいです、そして結婚しましょう」
一刀「あと五年は待ってくれ」
シュテル「解かりました」
一刀「それじゃぁクライド」
クライド「うん、『氷河の槍』転送!」
シュテル「転送」ポチッ♪
何処かの空
死蝕の浸食が進み、空が・大地が・水が。すべてが死んだ場所、その上空に光りが降って来た
蒼白く光るそれは遠目では何なのか解からないだろう・・・・・だが。
すぐに気づく事になるだろう。なぜなら
蒼き光は汝らを殺そうと、氷の牙を突き立てるのだから
氷河の槍が転送されたのは一刀達が調査時に取っていた上空五千メートルに出現した
氷河の槍は重力に引っ張られ、死んだ大地へと落下を始める
氷河の槍は徐々に速度が上がって行き・・・・・死した大地を穿つ
死した大地に氷河の槍が刺さると共に周囲に衝撃波が拡がると共に。凍った
比喩では無い、衝撃波と共に絶対零度の風が周囲に存在するモノを全て凍らせているのだ
大気に舞っていた死蝕の胞子などはすぐさま凍りつき、地面に落ちて砕ける
地表は凍り付いて行き、表面的にだが。見える死蝕は凍りついた
これで終わりかって?否
この程度では終わらない
地中に深く突き刺さった氷河の槍の矛先から『根が伸びていた』
矛先から伸びた氷の根は地盤を無視するが如く、地中に根を降ろして行く
かなり深く根を張り巡らされた頃、地上でも目に見える変化が起き始めていた
氷河の槍が蒼く輝き始めたかと思うと、形が変わり始めたのだ
鋼鉄よりも固い氷河の槍は柔かくなり、プルプルと震え始めた
するとどうだろう?絶対零度の広域凍結魔法を凝縮した槍に蒼白い血管の様な物が現れた
次第に血管の数が増えて行き、それに伴って氷河の槍の形状が大きく変わっていった
太陽と月の加護を受け、水と風。大地に育てられた植物の様に
氷河の槍は巨木と見紛うばかりの成長を遂げた
美しくも恐ろしい、凍土より生まれ育った氷の巨木
『氷木(ひょうぼく)』は己が使命を果たす
枯れ落ちるように散った葉は死した大地のこやしとなり、新たに氷の草花を産み
花の種は凍土の風に乗り、遠くへと飛び根を降ろす
一定の領地を獲得した巨木『氷木』や草花達は冷たい光を放ち
凍りついた
比喩では無い
凍土の大地より生まれた草木が凍りついた
それは栄養としていた死蝕を食い尽くしたことを示す
そして凍りついた大地は氷空から見ると美しくも冷たい『蓮華』の花だったとか
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
死蝕を糧に育つ植物・・・・・何でこうなった!(驚△愕!?)
始めの予定では某新世紀のインパクトの如く着弾と共に死蝕の大地を凍り漬けにする予定だった筈なのに!?
何時も書いている内に予定とは違うぶっ飛んだ方向に書いてしまう(不△思議?)
この後、エルトリア救済(治療)計画が完結次第。本編に戻る予定です
では次回予告へ
次回 真・恋姫なのは? 消えぬ闇の欠片編 第十二話
輝く銀焔・芽吹く命
ではでは
再来~~~
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準備は整った
さぁ、治療の時間だ