No.638031

【獣機特警K-9ⅡG】首都ラミナ、最大の危機【戦闘】

古淵工機さん

ブラッドファミリーマジ外道。
さあ、野望を阻止しろ!!
◆出演
K-9隊のみなさん
ミウ:http://www.tinami.com/view/610063

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2013-11-18 22:55:46 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:615   閲覧ユーザー数:560

さて、緊急連絡を受けK-9隊が出動し始めた頃、トラックの運転席に乗っていたモンドが背後から近づいてくる車に気づいた。

「…スレイ、どうやら見つかったみたいだぜ」

「させるかよ。全力で振り切れ!!」

スレイの指示で、モンドがアクセルを踏み込む!トラックのスピードが上がっていく。

 

「連中こちらに気づいたみたいですね」

ミンスターがアクセルを踏み込みスピードを上げる。

「止まれー!そこのトラック止まらんかいーっ!!」

テムナは近くにあったマイクを握り締め、前方のトラックに向かい怒鳴りかかるが、

相手はいっこうに止まる気配がない。

後部座席のミウは、持っていたオートリボルバー弾丸を込め、すばやく身を乗り出す。

「止まらないなら…意地でも止めるまでよ!!」

一発、二発、そして三発!!ミウのリボルバーが火を吹き、トラックの荷台を掠める。

「撃ってきやがったぞ!?」

「くそっ!アクセルベタ踏みしてろ!!」

と、スレイは助手席から身を乗り出すと、サブマシンガンをめくら滅法に撃ちまくる!!

 

「うわ!?…あいつ、反撃してきたわよ!!」

敵の反撃に動揺するミウの隣で、テムナが赤い弾丸を取り出す。

「おっしゃ、ミウ!コイツをトラックに確実に当てるんや!」

「それは?何か威力でもあるの?」

「威力はたいしたことあらへん。せやけどコイツを確実に当てたら敵もやがて…」

「何いってんのかわかんないけど…ありがとテムナ!」

ミウはその赤い弾丸を込め、狙いを定めると、そのままトリガーを引いた!!

弾丸はトラックの荷台にしっかりと突き刺さった。

だがその直後、スレイの放った銃撃が車のタイヤを直撃した!!

「くっ…タイヤをやられてしまいましたね…」

「そんなぁ!あと少しだってのに!!」

しかしテムナは落ち着き払った様子でミンスターとミウに話しかける。

 

「いや、あの弾丸が当たった以上、勝負はこっちの勝ちやで」

「何言ってんのテムナ!一発当てただけで逃げられちゃったじゃん!」

「ああ。説明するの忘れとった。アレは特殊発信機や」

「へ!?」

「なるほど、考えましたねテムナさん」

「あれから出る特殊電波がK-9隊の乗るナインキャリアーに届く…つまりやつらの所在が割れるっちゅうワケですわ。あとは…」

…その頃、テムナの作戦通り、発信機からの信号をキャッチしたナインキャリアーは…。

「ミウたち、上手くやったかな?イシス、状況はどーなってんだ?」

と、ドライバーシートのジョニーが訊ねる。

「感度良好。やつらの現在地点が一発でわかっちゃうわよ!」

と、レーダーシートのイシス。

「それにしても奴らがこんなことを企んでたなんて。命をなんだと思って…」

「さっさと乗り込んで倒しちゃいましょうよ!」

と、ソウとミライ。

 

「落ち着け。闇雲に動いても危険なだけだ」

「隊長…」

「自然保護官とミンスター警部から提供されたデータを調べて、薬物の成分を特定してきたけど…上手い具合に阻止できる方法が見つかったんだ」

と、クオンがなにやら円筒形の物体を取り出してきた。

 

「隊長、それは?」

「あの劇薬の特性について、陸軍のニコさんがよく知っててね。こいつを渡してくれたのさ」

するとイシスが敵の動きをキャッチした。

「敵、第24給水所に向かう模様!」

「やはり飲料水に混入するつもりか。ナタリア、ナインチョッパーで奴らを追うぞ!」

「了解!!」

さて、トラックはやがてスピードを落とし、給水所にある放水路の付近で停車した。

「…よし、運び出せ。ラミナ氏を恐怖のどん底に叩き込んでやるんだ!!」

スレイの指示でギャングスターたちがトラックの荷台から例の劇薬が入ったタンクを取り出す。

そしてホースをつないで水門に近づいたまさにそのときであった!!

次々に上空から飛んでくる弾丸が、タンクに命中したではないか!!

 

「な!なんだ!何が起きたんだ!!」

慌てふためくギャングスターたち。弾丸が命中したタンクは次々に大爆発を起こす。

「あなた達の企みは全部割れてます!!さあ大人しくお縄につきなさい!!」

と、ナインチョッパーでライフルを構えていたナタリアの勇ましい声が響く!

 

「くそっ!あと一歩って時に…せっかくのブツが全部パーだぜ!!」

焦るスレイたちの近くには、すでに他のメンバーも到達していた。

「さぁ!もう観念しな!」

「ラミナ市民全員を人質にとるなど言語道断!!」

「動物保護法違反、指定劇物取締法違反と殺人の現行犯だ!!」

「無駄な抵抗はやめて、大人しく来てもらうわよ!!」

「チッ…これで勝ったと思うな!!」

と、スレイとモンドは積み荷が空になったトラックを勢いよく走らせると、

そのままジョニーとミライ、イシスをはね飛ばして走り去っていった。

「ぐわっ!…DAMMIT(チクショウ)!公務執行妨害も追加だーっ!」

と、走り去るトラックに向けてジョニーは叫んだ…。

…翌日、ラミナ市は穏やかな朝を迎えた。

「…なんですって!?奴らがそんなことを!?」

と、驚愕するマイにクオンは答える。

「ああ。シマウマはただの実験台だったってわけ。本当の狙いは…ラミナ市の市民の半数以上。ざっと3000万人以上ってところかな」

「何故だ!何故ヒドいことする!動物もテラナーもファンガーも、命ひとつだけ!ブラッドファミリー許せない!!」

と、拳を握り締め、怒りをあらわにするナディ。

 

「それにしても、ニコ大佐が情報を提供してくれて助かりましたよ」

と、ネルソンが声をかけた先には、陸軍大佐のイヌ形サイボーグ、ニコ・タカハラがいた。

「いやなに、ミンスター警部からの情報を聞いてどうも引っかかったからさ」

「で、薬物の正体は?」

アッシュが訊ねると、ニコは答えた。

「あれは数年前に反政府系の過激派テロでも使用された化学兵器の一種だ。そいつは水溶性で飲めば死に至る。…だけどひとつ有効な対処法があったのさ」

「対処法?」

「そう。あれは熱を加えると成分が変性して動物体に無害な物質になる。つまり燃やしてしまえば害はなくなるってことさ」

「ありがとうニコさん。今回はあなたのおかげで助かったよ」

「いやなに、この恐ろしい計画を阻止せんと動いてくれたあんたたち警察の大手柄だよ。あたしは背中を押しただけさ!」

「ニコいい人!ナディ、ニコ大好きだ!!」

「こらこら、抱きつくんじゃないってば」

 

…かくしてラミナ市を恐怖に陥れた計画は潰え、人々は平穏を取り戻した。

だがブラッドファミリーはまたいつ非道な手を繰り出してくるかわからない。

戦え!ぼくらのK-9隊!!

 


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