No.632061

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第五十六話

Blazさん

イレギュラーアインストの存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

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2013-10-28 18:35:27 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1270   閲覧ユーザー数:1197

A.s 2nd編 第五十六話 「雨に消える思い」

 

 

 

三人称side

 

零人達が任務で第70次元世界に居る頃。

なのは達は零人からいつの間にか渡されていた訓練によりオルドルでバニングが教官の下厳しすぎる訓練を受けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主に体力面で。

 

 

 

 

 

 

なのは「は・・・・は・・・・・は・・・」

 

アリサ「し・・・・・死ぬ・・・・・」

 

すずか「・・・・・・・ふぅ・・・・」

 

フェイト「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」

 

はやて「・・・・・・・・・・・。」(地面に(ry)

 

ヴィータ「ひー・・・・ひー・・・・」

 

 

 

 

なのは「あれ、はやてちゃん!?」

 

アリサ「流石に無理があったか・・・ってかはやて何時から歩けてたっけ・・・・」

 

すずか「確か・・・・・二週間前・・・・かな?」

 

 

はやて「ハハハハハハ・・・・うちを舐めたらアカンー舐めたらあっかーんー・・・・」

 

ヴィータ「はやてー・・・戻って来てくれー・・・・・」バタッ・・・

 

 

 

 

 

 

 

バニング「どうした?八神は解るが、お前達はあれだけでへばったのか?」

 

なのは「あ・・・あれだけって・・・・」

 

フェイト「恐竜に追っかけられて、魔力スフィアの大群から逃げながら走って、ロ〇キー見たいな事して・・・・・」

 

ヴィータ「それを実に五時間・・・・流石に死ぬぜ・・・・」

 

バニング「全く・・・最近の若い者は。そんなのでは戦場は生き残れんぞ!」

 

はやて「せ・・・戦場って・・・・んなリアルな・・・・・・・・あ、リアルか。」

 

バニング「・・・・そろそろか。では今日はココまで!今日は帰ってしっかり休むように!」

 

 

「「「「「「は・・・・・はいぃ・・・・・・・」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後・・・

 

 

オルドル、ブリッジ・・・

 

 

ブライト「それは流石に・・なー?」

 

ロウ「ハハハ・・・でも俺も昔はそれぐらいやらされましたよ。お陰で体力は結構ありますし。」

 

ブリッジでは先ほど訓練ブースに居たバニングとロウとブライトが談笑をしていた。どうやら話はなのは達の訓練の一件の事のようだった。

 

バニング「しかし・・現状では実際、管理局は魔力に依存しすぎている。その結果。局員の体力低下・・・いや身体能力の低下を招いている。」

 

ブライト「志願者の低下と身体能力の低下・・・・緩やかではあるが管理局は少しずつ崩壊に向かいつつある。いずれはその体制に意義を唱える者により・・・崩壊する。」

 

ロウ「破壊と再生・・・ですか・・・。」

 

バニング「そして平和・戦争・革命と続くワルツでもある・・・・か。かつてそんな事を言った男がいたな・・・・。」

 

ブライト「火消しの風か・・・・・彼ももしかしたら・・・・」

 

ロウ「はぁ・・・どうなるのやら・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球・・・

 

その頃、地球に戻ったなのは達はそれぞれの家に帰ろうとしていたが雲行きが怪しくなっていた。

 

アリサ「あ・・そういえば・・・今日雨だった・・・・!」

 

はやて「え゛っ!?マジかいな!?」

 

なのは「い・・急いで帰ろっか!!」

 

なのは達は急いでそれぞれの家に帰って行ったが・・・

 

 

 

 

 

 

ザー・・・・・・!

 

 

フェイト「っ・・・・!」

 

最悪な事にフェイトが走っていると雨が降り始めたのだ。フェイトは急いで帰るが自宅までまだ遠く、雨の中を走って行ったのだった。

 

 

すると公園の一角に屋根のある休憩所があったのでフェイトは一旦其処に雨宿りした。

 

フェイト「・・どうしよ・・ライは今家だし・・・携帯は・・・家に繋ぎっぱなしだった・・・・。」

 

迎えを呼べないと解ってしまったフェイトはベンチに座り雨を眺めていた。

雨は強く、中々止みそうに無い。するとフェイトは段々とネガティブになっていき少しずつ目のハイライトが消えていき何も話さなく、何も考えなくなっていき・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・馬鹿・・・・・・」

 

そう呟くとフェイトは一人、雨の中を歩いて帰って行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

私は家に帰ると直ぐにお母さんと会いました。私の姿を見るとお母さんは軽く行きを吐き・・

 

桃子「なのは。お風呂、沸いているから入ってきなさい。」

 

といい二階に入っていきました。私は「怒っているのかな?」と思っていましたがお母さんと入れ違いでお姉ちゃんがリビングに入ってきました。

 

なのは「あ・・・ただいま。」

 

美由紀「あ、なのはお帰り。どうだった?零人君の家?」

 

なのは「うん。楽しかったよ?でも・・・・」

 

美由紀「? どうしたの?」

 

なのは「・・・お姉ちゃん。お母さん・・・怒ってないかな?」

 

美由紀「・・・・どうして?」

 

なのは「え・・・だって・・・・「(美)むしろ喜んでたよ?」え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カポーン・・・

 

 

 

チャプ・・・

 

なのは「・・・・ふー・・・・」

 

あの後。お姉ちゃんの話ではお母さんは着替えとかを心配していたらしく今日はずぶ濡れだったので風邪を引かないかと心配していたようです。って事はもしかして二階に行ったのって・・・

 

桃子「なのはー着替え置いておくわよー」

 

なのは「あ、はーい!」

 

 

・・どうやら勘違いだったようなの。でも・・・・皆無事に帰れているかな・・・・・明後日学校なの・・・・・

 

 

 

 

 

美由紀「あ、そういえば私・・零人君とメアド交換してたんだった。それに確かメールが・・・・」

 

メール『今日は用事があるので俺達男子陣は居ません。なのはには「任務」と言っておいて下さい。お願いします。  零人。』

 

美由紀「・・・後でお風呂から出たら言っておこっと・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

 

その頃、ハラオウン家では・・・

 

リンディ「・・・雨、止まないわね。」

 

エイミィ「確か・・明日の昼までに掛けて雨でしたね・・・。」

 

アルフ「はぁ・・・なんだか鬱になるよ・・・・」

 

とアースラの面々は軽く談笑していたが。

するとドアが開きアルフはフェイトが帰ってきたと思い玄関の方を見た。

 

アルフ「フェイト、おかえ・・・・り・・・・。」

 

リンディ「・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・・・ただいま。」

 

フェイトは素っ気無く返すと真っ直ぐ自分の部屋に向かって歩いて行った。だがフェイトの体はずぶ濡れで髪などから雨水が滴り落ちていた。

 

リンディ「あ・・・あの・・・・フェイト・・・さん。お風呂沸いて「(フェ)要らない。」あ・・・・・はい・・・。」

 

 

 

バタン。

 

 

 

 

フェイトの部屋のドアが閉まる音がすると面々はドアを見つめその後、互いに顔を見合わせていた。

 

リンディ「・・・・・どうしたのかしら・・・・・」

 

エイミィ「と言うかあのままじゃ風邪・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那。

 

 

 

 

 

 

 

ガシャ!ガシャ!ガシャ!ガシャ!ガシャ!!

 

 

 

 

 

「「「っ・・・・・・・!?!?!」」」ビクッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

リンディ「え・・・一体何が・・・・・」

 

アルフ「た・・・多分魔力でドアを固めたんだよ・・・・」

 

エイミィ「・・・こういうの前にも?」

 

アルフ「ああ・・一度あったけど・・・・・多分フェイト今すっごく怒っているよ・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

その一時間後、ライも別の用で出ていたが戻って来てアルフから状況を聞いていた。

 

 

ライ「・・・・・そうか。」

 

アルフ「・・・大丈夫かね・・・・。」

 

エイミィ「と言うかどうしてフェイトちゃん怒っているのかな・・・・。」

 

ライ「・・・多分、零人か霊太辺りだろうな。」

 

リンディ「あ・・・・・もしかして・・・・」

 

ライ「・・・・だろうな。」

 

エイミィ「そういえば今日クロノ君も何処に行ってたのですか?」

 

リンディ「実は私とブライトさんの依頼で第70次元世界のリリアナの拠点に・・・」

 

エイミィ「リリアナって・・・あのリリアナですか!?」

 

リンディ「ええ。だから今日は多分帰ってくるのは遅いでしょうね・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイトの部屋・・・

 

 

フェイト「・・・・・・・・・の馬鹿・・・・・・。」

 

フェイトはそう言ってずっとベッドにの転がっていた。ずぶ濡れのままで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日・・・

 

エイミィ「・・・・まだ解除されていませんね・・・・。」

 

リンディ「ええ・・・・。」

 

アルフ「・・・・・。」

 

翌日になり雨は少し弱まっていたがそれでも雨は降り続けていた。

しかしそれでもフェイトの部屋の魔法は解除されておらず一同はどうするべきかと考えていたが・・・

 

リンディ「・・・仕方無い。私がどうにかしてみます!」

 

アルフ「あ・・・それは止めておいた方が・・・」

 

エイミィ「え?どうして?」

 

 

 

 

ガシッ(ドアノブを持つ)

 

 

バリバリバリバリバリ!!!

 

 

リンディ「にゃあああああああああああああ!!?」

 

 

 

 

 

 

アルフ「・・・あのようにあの魔法陣に触れると電気が流れるんだ。それもとてつもない・・・・」

 

ライ「・・・・やれやれ・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

その後、リンディ達は今日一日家に居たが一度もフェイトは部屋から出ようとはしてなかった。

 

 

 

 

そしてその昼前の時間・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

A.M11:20・・・

 

 

ハラオウン家のリビングに一つの魔法陣が展開された。すると其処にはクロノと霊太が転移されてきたのだ。

 

クロノ「・・・・・ふぅ・・・・」

 

霊太「・・・はぁ・・・」

 

エイミィ「あ、クロノ君お帰り。それと霊太君はこんにちわだね。」

 

霊太「はい。それで・・・フェイトは・・・・・・・ってどうしたんすか提督?」

 

霊太はそう言いリンディを見るとリンディの髪はぷすぷすと所々黒こげになっておりさらにアフロのようになっている髪もあった。

 

リンディ「実は・・・・・」ぷすぷす・・・

 

 

 

提督説明中・・・

 

 

 

 

 

 

霊太「・・・・なるほどね・・・・」

 

リンディ「何とかできないかしら?」

 

霊太「・・・・解りました。ただ・・・・・」

 

リンディ「解っているわ。私達は何もしない。すべて・・・霊太君に任せます。」

 

霊太「・・・・ありがとうございます。」

 

霊太はそう言いフェイトの部屋のドアに近づいた。当然、ドアにはフェイトが仕掛けた魔法陣があるのでそれを抜ける為に霊太は自分の手に術式を展開しゆっくりとドアを開けた。

 

 

 

ガチャッ・・・

 

 

霊太「・・・・・・。」

 

そして霊太は静かに中に入って行きやがてドアが閉まると再び魔法陣が展開されるのだった。

 

 

バタンッ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイトの部屋・・・

 

霊太はドアの前で止まると少し回りを見回した。周りは女の子の部屋と言うには少し物足りなくどこか大人の人の部屋と言う感じだった。そしてその部屋のベッドにはうずくまっている何かが居た。それがフェイトだ。すると霊太が第一声をあげる前にフェイトが口を開いた。

 

フェイト「・・・・何しにきたの?」

 

霊太「お前の様子見。リンディさん達が心配していたから。」

 

フェイト「・・・・なら帰って。」

 

霊太「・・・・・。」

 

フェイト「・・・・・・・帰れ。」

 

霊太「・・・・嫌だね。」

 

フェイト「・・・・・帰れって言ってる。」

 

霊太「・・・何そんなに怒ってんだよ。」

 

 

フェイト「・・・・・・何も分からないくせに・・・・。」

 

霊太「あ・・・・?」

 

フェイト「・・・私が・・・どんな気持ちだったか・・・・・・」

 

霊太「・・・・んなのお前の口から言わないと誰も解んないっての。」

 

フェイト「・・・・・私達、昨日ずっと訓練してたの。」

 

霊太「・・知ってる。」

 

フェイト「ずっと・・・・ずっと疲れるまで・・・・ずっと・・・・

 

 

 

私ね。頑張ったよ。皆も。

 

 

 

でも・・・・ずっとリョウ達は何処に行ってたの?」

 

 

霊太「・・・別件。」

 

フェイト「・・・・そうだよね。話したくないよね。私達に苦労させといて自分達は別件って言って楽してたんだし。」

 

霊太「・・・・・本音は。何が言いたい。」

 

フェイト「・・・・何?解っているでしょ。何で昨日一日私達に何も言わずに居なくなったかよ。私達に愛想付かしたの?」

 

霊太「・・・・・・・。」

 

フェイト「そうだよね。リョウも零人もマサキも皆強いし。私達の相手するだけ無駄だもんね。」

 

霊太「・・・・・。」

 

フェイト「・・・そうでしょ?そうって言って・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

言えよ・・・・・・・!」

 

 

霊太「・・・・・・・・っ。」

 

 

 

フェイト「言えよ!!」

 

 

するとフェイトは今まで日常では上げた事の無い位の大声で霊太に怒鳴った。

だが霊太はただそれを聞き続け黙っていた。その時、霊太は零人から聞いた話を頭の片隅で思い出していた。多分、フェイトは未だに誰かに認められるという実質的証拠が無いとまた捨てられると心の何処かで考えていたんだろう。それが元となり、こうなってしまったのだと霊太は思うのだった。

 

 

だが。

 

 

 

霊太「・・・・言う事はそれだけか。」

 

フェイト「っ・・・・・・・・。」

 

霊太は何も言わず、フェイトがそれだけだと言うのを確認すると静かに息を吐いた。

 

霊太「・・・・・そうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト。俺を見ろ。」

 

霊太はただその一言を言うとすぐに黙った。

そしてしばらくの沈黙が流れた。

 

 

 

 

 

するとベッドに動きがあり毛布の中からフェイトが霊太を覗き込んでいた。

フェイトはそれを見ると目を大きく見開き驚きの顔をしていた。

 

 

 

 

霊太の服装は先ほどまでの任務の時のBJで顔や腕には何かに引っかかれた傷があったのだ。

 

霊太「・・・・俺達は今までずっとじ・・・元帥の・・いや、提督の任務を受けて別の場所に行ってたんだ。でついさっき帰ってきたところだ。」

 

フェイト「・・・その・・・・傷は?」

 

霊太「これか?これは・・・・・んー・・・なんて言うか・・・じゃじゃ馬(リーダー)を手なずける為の傷・・・・って所かな。」

 

 

 

 

 

 

回想・・・

 

リーダー「放せっ!!放せって言ってるだろ!!私は・・・私は!!」

 

あの後零人達はまだ帰れずリーダーを本局に移送する事となった。しかしリーダーは母の元に居たかったのか暴れだしそれを零人・霊太・ユーノの三人で抑えておりクロノ達はそれを眺めていた。

 

零人「大人しくしろっての・・・(ガズッ!)ぶふぁ!?」

 

霊太「零人!?ってかユーノ早くバインド!!」

 

ユーノ「解っているけど(ドゲシッ!)ぐへっ!?」

 

霊太「つかよ、お前等も見てないで手伝えっての!!」

 

クロノ「・・それは無理だ。」

 

マサキ「俺達には別件がある。」スタスタスタ・・・

 

 

霊太「おいいいい!!逃げんなー!!」

 

リーダー「放せって!!」

 

ガリッ(引っかき)

 

霊太「痛ってえええええええええ!!」

 

 

 

 

 

回想終了・・・

 

 

 

 

 

 

 

霊太「・・・別にお前等に愛想なんて尽かしちゃいねぇ。んな事したらお前達は間違いなく今まで以上に無茶をするからだ。あと、お前らに言わなかったのは絶対にお前等も参加するって言う筈だからだ。今回の任務は別の意味で危険だったからな。」

 

フェイト「・・・・・。」

 

霊太「・・・・・。」

 

フェイト「・・・零人達も?」

 

霊太「当たり前だろ?」

 

 

フェイトは霊太の答えを聞くと黙った。どうやら彼女はまだ「他人に認められなければ自分は駄目だ。」と言う考えを捨てていなかったのだ。いや、そうしなければならないと思った。それを解ると霊太は再び口を開いた。

 

霊太「・・フェイトよ。はっきり言うぜ。お前の考えている事は・・・間違っている。」

 

フェイト「っ・・・・・」

 

霊太「他人から認められないと自分は居場所がなくなる。高町と同じだ。アイツは"魔法"と言う居場所に依存しすぎた。でも・・・アイツは自分の居場所を今、自分の力で探している。魔法以外の居場所を・・・自分が出来ることをな。お前はどうだ?」

 

フェイト「・・・・・」

 

霊太「他人のから「よくやった」「頑張った。」そう言ってもらいたい。それは別にいい。でもな、誰かにそうして認められないと自分は必要が無いと思われる。んなのは間違いだ。必要の無い人間なんて・・・何処にも居ない。」

 

フェイト「・・・・じゃあ・・・リョウは・・・どう思っているの?」

 

霊太「・・・もし必要とされていないなら俺は必要とされる場所に行く。その結果、それが今の俺の居場所だ。」

 

フェイト「・・・・・」

 

 

霊太「フェイト・・・・お前の居場所はお前が見つけるんだ。出来るだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・・・・なさ・・い・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・めんなさ・・い・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい・・・・・!」

 

するとフェイトは涙な流しいつの間にか泣いていた。

霊太はそれを聞くと安心したが・・・

 

 

フェイト「うっ・・・・グスッ・・・・・っ!ゴホッ!ゴホッ!!」

 

霊太「っ・・・・・フェイト・・お前やっぱ・・・!」

 

霊太はフェイトの下により額に手を当てるとかなり熱くなっていた。

 

霊太「熱っ・・・・!やっぱり風邪引いてたんじゃねーか!」

 

フェイト「ご・・・ごめっ・・・・ごほっ・・ゴホッ!!」

 

霊太「ったく・・・風邪薬貰ってくるから待って「(フェ)待って・・・・」え?」

 

霊太はドアを開けてリンディに薬を貰おうと行こうとしたがフェイトに呼び止められた。

霊太が後ろを向くと其処には・・・・・

 

 

霊太「っ・・・・・!!/」

 

汗と雨水で濡れた制服のまましかも少しずれていて髪を下ろし顔を真っ赤にしていたフェイトが毛布の中から出てきて霊太の手を掴んでいたのだ。

 

霊太「お前やっぱびしょ濡れのままベッドに入ってたのかよ!?」

 

フェイト「っ・・・・うんっ・・・・・」

 

霊太「「うん」じゃねぇよ!待ってろ今すぐ薬貰って「(フェ)だから待って!!」・・・どうしたんだ?早くしないと大変な事に・・・」

 

 

 

フェイト「・・・駄目・・・・なの・・・」

 

霊太「・・・・何が?」

 

フェイト「私・・・・・もう・・・ガマンできない・・・・」

 

霊太「まさかトイレ・・・・じゃないか・・・・・って何が!?」

 

フェイト「私・・・・もう・・・・駄目ッ・・・・!!」

 

 

刹那、フェイトは霊太に向かい飛び掛り霊太はそれを受け止めると後ろに一緒に突き飛ばされた。そして後ろにあったクローゼットに霊太は頭をぶつけた。

 

霊太「いっつつつつ・・・・どうしたんだよ・・・・っ・・・・おい・・何する気だ・・・」

 

霊太は頭を撫でてフェイトを見ると全身がカイロのように熱くなった身体で霊太に抱きかかっていた。

 

フェイト「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・」

 

霊太「待てぇぇぇぇぇぇぇ!!まだ俺は童貞捨てる気は毛頭無いぞぉぉぉぉぉぉお!?」

 

フェイト「・・・?」

 

霊太「と・・・兎に角直ぐにベッド・・・は濡れてて駄目か・・・ってオイ服!」

 

フェイト「っ・・・・//」

 

フェイトはズルズルとずれている自分の服を捲り上げて体をちぢ込めた。

だが・・・

 

 

 

 

フェイト「・・・・リョウになら・・・・」

 

霊太「駄目だろ!!年齢的に18のデットボールだっつーの!!」

 

フェイト「・・・・なら・・・・・キスしていい?」

 

霊太「っ・・・・・」

 

フェイト「・・・・いい?」

 

フェイトは上目遣いでしかも濡れた身体でずれた制服で霊太につめ寄った。霊太はそれを見て諸事情とフェイトの意志を考え・・・

 

霊太「・・・仕方ねぇ・・・・か・・・」

 

フェイト「っ・・・・・!!」

 

するとフェイトは獣のように霊太の唇を奪いキスをした。霊太は普通のキスだと思っていたが・・・

 

霊太(コイツ・・・舌まで使ってやがる・・・・)

 

フェイト「んっ・・・・んん!//」

 

霊太「ったく・・・・エロゲの主人公かっつーの・・・・んじゃそろそろ・・・「(フェ)駄目・・・」え゛?」

 

フェイト「まだ・・・一緒に居て?//」

 

霊太「っー・・・・・!はぁ・・・・・・」

 

 

霊太はフェイトの要望を聞き入れ毛布を濡れていない方を中に二人で包まった。

そして次第にフェイトは疲れたのか眠り始め霊太はそれを見て一安心したのか眠りについたのだった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.M4:00・・・

 

夕暮れ時になりようやく雨が上がり地面にたまっていた水は干上がっていった。

その時間になり零人・ソルナ・なのは・はやての四人がハラオウン家を訪れ現状を聞いていた。ちなみにココに来ていないアリサとすずかは用事で帰り、ヴィータは疲れたため先に帰っていた。

 

零人「って事は魔法陣を解除してリンディさんを中に入れればいいのですね。」

 

リンディ「ええ・・お願いできる?」

 

零人「それは出来ますが・・・」

 

ソルナ「中で霊太ちゃんがどうなっているのやら・・・・」

 

はやて「案外喰われてたり・・・・ムフフフ・・・」

 

なのは「は・・・はやてちゃん・・・・・」

 

 

零人はフェイトの部屋のドアにより術式を手に展開した。ドアノブに触れると魔法陣は揺らぎ始めやがて消滅した。それを確認するとリンディは風邪薬を持って中に入って行った。

 

 

バタン・・・

 

 

 

 

零人「・・・さてどうなるのやら・・・・」

 

ソルナ「どうなっているのやら・・・・」

 

クシャル「と言うかライ。お前昨日、何処で寝た?」

 

ライ「・・・ソファの上・・・」

 

はやて「クールや・・・・」

 

なのは「クールなの・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイトの部屋・・・

 

リンディ「・・・あら?二人とも何処に・・・あっ・・!」

 

リンディが部屋を見回しているとクローゼットの下で寝ている二人を見つけた。

リンディは屈み二人の額を当ててみるが幸い、霊太は問題なくフェイトは少しさめていた。

 

リンディ「・・・・よかった。後はこれをおい・・て・・・」

 

するとリンディはある物に目が止まった。それはフェイトと霊太の口だ。

よーく見てみると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とろーり・・・

 

リンディ「なっ・・・・・・・!//」

 

 

リンディはこれを見て二人がとんでもない事をしていたと勘違いしフェイトの服をよく見てみると濡れてしかもずれいてたのでリンディは一人妄想の世界へと旅立ってしまっていたのだった。

 

 

 

リンディ「えっと・・・・お邪魔しました・・・・・・」

 

 

 

バタン・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、二人が起きたのは午後五時辺りで二人を見たリンディは・・・

 

 

リンディ「今日は楽しめたようね♪」

 

と言ったので二人は・・・

 

霊太・フェイト「「ち・・・違います!!!」」

 

と全力否定するのだった。

 

 

 

 

 

次回予告ッ!!

 

零人「いやーいいものを見れましたなー・・って違うや・・いよいよ学校では体育祭に!」

 

なのは「赤白合戦果たして勝つのは!?」

 

はやて「と言うかこれ本当に体育祭かいな!?」

 

ソルナ「次回!「燃えよ!魂を燃やして!!」なんか熱血スポーツアニメみたいだね・・・」

 

 

 

 

 

 

零人「んなもんフェイトに借りて来い!!」

 

フェイト「どうして私!?」


 
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