No.631833

一刀の晋王転生録 第六章三十四話

k3さん

蜀と魏を降した晋。その事は当然、呉に伝えられる。そして呉は激しく揺れていた。

2013-10-27 19:15:25 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2368   閲覧ユーザー数:2051

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第三十四話

   「空しさ」

 

 

 晋、蜀と魏を降す。

 

 この事態に呉は降伏か、徹底抗戦か激しい討論がなされていた。

 

「晋はかなり強大な国になりました。最早勝ち目はございません! ここは潔く早めに降伏の意思を出し、その際に出来るだけ良い条

 

件を引き出すようにするべきです!」

 

「馬鹿な! 我等は今まで不利な条件で戦い勝って来た! この勢いのまま戦えばいけるはずだ!」

 

「勢いでどうにかなる問題では無い!」

 

「だが! 戦いもせずに負けを認めても良いのか!」

 

 このような討論が数日もの間続いており、話は進む気配は無い。

 

 この事態には孫権だけでは無く、陸遜、そして黄蓋も頭を抱え悩ませる。

 

 だが、陸遜は話が進まないことに頭を悩ませているのではなかった。

 

(皆さん、肝心な事を誰も気にしてませんねー)

 

 話の内容に頭を抱えていたのだ。この事を話をするべく彼女は夜、孫権に話をする。

 

「皆さんは本当に愚かです。なんだか聞いているこっちが恥ずかしくなります」

 

「どういう事だ? 穏」

 

「皆さんは敵の領土の大きさや自分達の勢いの事ばかりしか気にしていないという事がです。皆さんは……それを成しえた司馬昭さん

 

の事を判断材料にしていないんです。敵の正体を気にするどころか知ろうとさえしてません。敵の正体を見ずに判断しようとするほ

 

ど愚かな事はありません」

 

「!? 成程……確かに」

 

 孫権は討論の内容を思い出すと確かにそうであると納得する。

 

「では聞こう、穏、その事をふまえてお前はどうしたい?」

 

「……ここは降伏するのが一番かと思われます。司馬昭さんは詰めの甘い人だとは思えません。戦っても勝てる見込みはほとんど無

 

いでしょう。潔く降伏し、その時の話し合いで何としてもこの建業だけでも自治権を得る、ですね。」

 

「……そう、か……」

 

 孫権は何処か安堵した。これ以上戦っても結果は目に見えていたし、何より、彼女は戦に対して恐怖を覚えつつあったからだ。だが、

 

その安堵は崩れる。

 

「ですが、抗戦派の人達は納得しないでしょうね、祭様も含めて」

 

「!? 祭が?」

 

「はい、あの人は今でこそ目立ったような事していませんが最後まで戦うつもりのようです。せめてあの人が降伏を考えてくれたらま

 

だ抗戦派の人達を説得できるのですが……恐らく近い内に祭様は抗戦を主張するはずです。最悪命令違反してでもそれを行うかもしれ

 

ません」

 

 黄蓋ほどの宿将ならばその影響力は計り知れない。同調する抗戦派も多いことだろう。

 

「何とかならないか?」

 

「……あの人は先々代の孫堅様から国を守るように託されたと思っていますから……」

 

「……そう……か……」

 

 孫権は落胆する。

 

(我等はこれ以上戦って何になるのだろうか……我等は何を得られるのだろうか……ただ失っていくだけなのではないだろうか……)

 

 そんな事を思うとこれからの事が空しくなった。


 
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