No.625919

IS×ウルトラマン

HIBIKIさん

大分間が空いてこれだけって・・・ちくしょーーー!

2013-10-07 08:17:53 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1417   閲覧ユーザー数:1391

絆SIDE

 

あの後暫くは訓練校に留学生として入校して様々な学科の授業を受けました。

幸い私の頭はお父さん達ウルトラマンと同じ様に様々な事をすぐ覚えたりその覚えた事を応用できたりするので余り苦ではありませんでした。学科の他にもクラスメイトとの組み手などもありました。

 

私の場合は小さくなってもらって組み手をしてましたが次第に少し大きい状態の人とも普通に組み手が出来るようになりました。限界はありますけどね。でも怖いですよ。こんなに力がついてしまうということは。

 

・・・・・・将来手加減できなかったら如何しましょう(汗)?

 

絆SIDE END

ウルトラ兄弟の執務室では最近絆の話題が多い。

 

タロウ「絆はゼロ並のスピードで強くなってきてるね」

 

レオ「俺もそう思います。今までかすりもしなかった攻撃が今では避けるのが大変ですよ。

   それに威力もある。大抵の奴等は一発当たれば十分に戦闘不能に出来ますよ」

 

80「でも彼女は余り力を使いたがりませんね」

 

ゾフィー「自身の力の恐ろしさがよく解っているのだろう。彼女は小さいゆえに

     その力の大きさが身にしみているのだと思うぞ」

 

ヒカリ「彼女は外見等は地球人そのものだが身体的スペックは我々に近いからな。

    超小型のテクターギアでも作ってみるか」

 

レオ「きつくありませんかそれ?」

 

ヒカリ「体にリミッターを付ける様な物だ。ゼロのつけていたものとはまた別さ」

 

ヒカリはそう言うと執務室から出て行った。

 

ゾフィー「そういえば絆の友人関係は大丈夫なのか?」

 

メビウス「大丈夫みたいです。彼女が地球人であるからなのか結構皆と仲が良いみたいです」

 

マン「地球に行ってみたい者達も未だに多いからな」

 

ウルトラマンは懐かしそうな目をしている。その他のメンバーも懐かしそうだ。

滞在時間は各々違っているが地球を第2の故郷と心から思っている者も居る。

時折絆は人間サイズになった彼等に父直伝のマッサージや母から受け継いだ和食をご馳走してくれる。

なのでウルトラ兄弟やウルトラの父、母、キングに到るまで地球に少しでも滞在した事のあるメンバーは揃って絆を可愛がった。

そして仲良くしてくれている者達にも苦労をかけてるだろうと礼を言ったりしている。返ってくる答えは

「地球に行ったら之とは逆に僕等が世話をされる事だってあるでしょうし。お互い様です」

「種族を超えた友情なんて素晴らしいじゃないですか」等友好的な声が多い。

元々ウルトラ族は結構友好的な種族であるのも一因なのかもしれないが。

それにウルトラ兄弟の愛した星の出身ともなれば気にもなるだろう。

地球を懐かしむのも良いが仕事は進まないのでウルトラ兄弟達は頭を切り替えて仕事を再開した。

 

絆「ただいま~」

 

ウルトラの母が用意してくれた絆専用の寮へ戻ると彼女は真っ先に風呂に入った。

と言っても体を簡単に洗い汗を洗い流す程度のものだが。

そして風呂から上がるとお茶菓子を作りまずウルトラ兄弟の執務室へ持ってゆく。

そして次にキングやウルトラの父、母の下へ持って行き、最後にクラスメイトへ

持って行って一緒に食べて談笑したり授業の事などを話したりする。

 

「そういえばさ絆って宇宙の中で一生に一度は行ってみたい場所って無い?」

 

絆「マゼラン星雲系に行ってみたいですね。昔地球で放送されていたテレビで

  其処へ向かうアニメという物があったんです。それをみて以来憧れてますね」

 

「そっか~。私はアンドロメダ銀河に行ってみたいわ。勿論光点観測員としてね」

 

絆「そういえばアンドロメダに汽車という乗り物で向う漫画も有りましたね」

 

「へぇ~面白いわね」

 

そしてその後、この星の実家へ帰宅すると大抵ウルトラの母が帰ってきている。

 

絆「ただいま母さん」

 

ウル母「お帰り。今日は何にする?」

 

絆「久しぶりに母さんの料理が食べたいです♪」

 

大抵夕食は絆が作っていた。偶にウルトラの母が作る料理が絆には大層な楽しみである。

そしてその料理を作るのを手伝うのも大好きな絆。箒が見れば立派な親子だと言うだろう。

 

ウル母「今日は肉じゃがでも作ろうかしら?」

 

絆「良いですね。お味噌汁は私が作りますか?」

 

ウル母「お願いね♪」

 

絆「は~い♪」

 

絆は此方に着てからエースと作った味噌を使って味噌汁を作り始める。具はワカメと豆腐だ。

豆腐を切ってから味噌を溶かした湯に入れて行き最後に乾燥ワカメを入れるだけの簡単な作業だが。

それを終らせるとウルトラの母の手伝いを始める。

ジャガイモの皮むきを手早く終らせると、それを一口大に切って行く。

その間にウルトラの母は人参などの他の具の下ごしらえを終える。

そしてそれを終えるとウルトラの母に後の調理を任せて電子ジャーで炊いておいた白米を混ぜておく。

そして全ての調理が終ったあたりで男集が帰ってくる。

 

A「ただいま」

 

まずエースが帰って来た。

 

絆「あ、お帰りなさい」

 

A「お、絆。ただいま。タロウと父さんはまだ帰ってきてないのか・・・」

 

ウル母「もうすぐ帰ってきますよ。最近忙しかったけど今の所仕事は何時もより少ないみたいですし」

 

絆「やっぱり大変そうですね」

 

絆はよくウルトラ兄弟の執務室へお茶菓子等を持っていくので彼等の忙しさはよく解っている。

ゾフィーは警備隊隊員の任務確認や戦闘後の後始末、ウルトラマンはその助手をしている。

セブンは光点観測員のメンバー達の育成等をしている。

ジャックはエースと共に地域パトロールをしている隊員からの報告書を纏めたり、人手が足りなければ

パトロールへ参加したりしている。

タロウはウルトラコロセウムで新人育成に忙しい。レオは宇宙の何処かに居るかもしれない仲間を探しながら

他のウルトラ兄弟の手伝いをしている。アストラは何時も何処にいるか解らないが基本レオと同じく仲間を探し

時折この星に来てウルトラ兄弟達を手伝っている。

80はウルトラの星の学校で先生をしている。この学校では80が学科、タロウが実習の授業を行なっている。

メビウスはタロウと80の手伝いを主にしているがゾフィーやジャックたちを手伝いもよく行なっているいわゆる何でも屋になっている。

ヒカリは科学者らしく科学研究所で何やら怪しい実験をしているともっぱらの噂だ。

時折訳の解らない物を開発しているがその中にも役に立つものがあったりする。

このようにウルトラ兄弟達の仕事を身近で見ているので彼女も手伝ったりしている。

といっても簡単なお使い程度だが彼等にとってはとてもありがたいものだ。

 

ウル父「ただいま」

 

タロウ「ただいま~」

 

タロウとウルトラの父が帰って来た。2人は部屋に荷物を置くと台所へやってきて先に帰って来た

エースと一緒に2人の手伝いや皿を用意し始める。そして夕食の準備が終った。

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

タロウ「お、この肉じゃが美味しい」

 

ウル母「ちょっと絆の作った絆を基に味付けを変えてみたの」

 

ウル父「ほぉ、之は私は好きだな」

 

ウル母「あら嬉しい」

 

「「「惚けるのは2人きりのときにしてくれよ(下さい)」」」

 

ウルトラの父とウルトラの母の惚けあいに勘弁してくれと言わんばかりにジト目で睨む。

2人は謝るが妙な惚けの空間は無くならずじまいだった。

 

絆「惚けに当てられた・・・」

 

一夏と箒は食事時などではなく2人きりのときにイチャついていたので

このような空気に全く耐性の無かった絆は妙な気分になっていた。

 

絆「あ、そろそろ寮の門限なので行きますね」

 

タロウ「あ、そうだね」

 

A「気をつけるんだぞ」

 

絆「は~い」

 

絆は寮へ戻りきっちりと風呂に入り、出た後は学校の課題を終らせ就寝する。

 

絆「お休みなさい。お父さんお母さん」

 

一夏と箒と一緒に撮った写真に挨拶してから絆は眠りについた。

その頃、光の国の技術センターではヒカリが絆専用のテクターギアを開発していた。

 

ヒカリ「渡すのは彼女が故郷に帰る時になるな・・・。色々機能を盛り込むか」

 

ゾフィーが聞けば要らん事をするなと言わんばかりにヒカリの悪い癖が出ていた。


 
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