No.618845

真・恋姫†無双 ~西から昇る太陽~ 序章の3

佐中 祐さん

お話が進まなくて、ハゲそうです。

今日中にすぐに続きを投稿したいけど、きついかなぁ……

2013-09-12 20:18:35 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1023   閲覧ユーザー数:913

 

 「あ!そういえば……この辺に流れ星が落ちてこなかった?」

 

 唐突に馬岱が尋ねてきた

 

 「ん? 流れ星? 見てないな」

 

 「えー? おかしいな~。確かにこのあたりだったと思うんだけど……」

 

 「って言われても目が覚めたのがついさっきのことだからなー」

 

 

 馬岱と名乗った子があからさまに残念そうな顔をしているけど、少なくとも俺が気が付いてからはそんな御大層なものがこのあたりに降ってくるようなことはなかったはずだ。

 

 

 「ほんとにこのあたり?」

 

 「うん。間違いないと思うよ。ねーお姉さま」

 

 「ねー、じゃないぞまったく……流れ星を見つけたと思ったらいきなり走り出しやがっ て……」

 

 「だってぇ~東方からの流れ星だよ? 気にならない?」

 

 「お前まだあんなインチキくさい占い師のいったこと気にしてんのかよ~」

 

 「だって『天の御遣い』だよ!? お姉さまは見てみたくないの?」

 

 「そ、そりゃあ、そんなやつがいるなら見てみたいけど……」

 

 「でしょ~?」

 

 

 どうやら実のところ馬超も好奇心には勝てないみたいで、馬岱にあまり強くは言えないみたいだ。それにしても、今の状況だけでも混乱してるってのに、天の御遣いだのなんだのと得体のしれない単語が出てきたぞ……いい加減頭が痛くなってきた。

 

 

 「あのさ、盛り上がってるとこ悪いんだけど、さっきから君たちが話してる、その…… 天のなんたらって何?」

 

 「んー? あのね……」

 

 

 馬岱が話してくれたことによると、少し前にどこぞの占い師が『東方の空から流れ星がっ降ってきて、それは乱世を治める天の御遣いの降臨である』なんて内容の予言をしたそうだ。普段ならインチキ占い師の世迷言で片づけられてしまわれるたぐいの話だが、世の中が不安定になってきてることや、役人たちの腐敗も相まって庶人たちの間で広まりつつあるそうだ。そしてその予言の場所が丁度このあたりらしい。

 

 

 「ふぅーん……それで流れ星を追いかけてきたわけだ」

 

 「うん。確かにこのあたりに落ちたと思ったんだけど……ねーお姉さまちょっと探して みようよ」

 

 「マジかよ!?あたしはもう腹ペコで……」

 

 「もーお姉さまったらホントにご飯のことばっか」

 

 「うっせ。しょうがないだろ減っちまったんだし」

 

 

 馬岱はどうしてもその『天の御遣い』とやらが見たいらしい。でも馬超は腹が減ってそれどころではないみたいだ。俺はというと、この意味の分からん状態から抜け出す希望を見つけたかもしれないと少し興奮していた。もしかしたら、その天の御遣いとやらに会えたら元の時代に帰る方法が分かるかもしれない。なにしろ『天の御遣い』なんて御大層な名前で呼ばれるくらいなんだし。そう思い始めていた。

 

 

 「……馬超には悪いけど、ここは何としてでも見つけたいな」

 

 好奇心的にも俺も見てみたいし。それに他にやれることもないしな

 

 「ん? なんか言ったか?」

 

 「い、いや? 独り言だよ」

 

 「ふぅーん」

 

 「で、でさ、馬岱ちゃん、その『天の御遣い』ってやつがどんな姿をしてるのかって分かってるのか い? 教えてくれたら俺も探すの手伝えるからさ」

 

 「えーっとね、蒲公英が聞いた話だと」

 

 ん? たんぽぽ?

 

 「どうかした?」

 

 「あ、いや続けて続けて」

 

 「うん? 白くて、キラキラ光ってて、見たこともない生地の服を着てるんだって!」

 

 「白くて、キラキラ光ってて、見たこともない生地ね……そりゃ目立ちそうだ」

 

 「そうそう。白くて光ってて……」

 

 

 言いかけて馬岱ちゃんの言葉が止まった。何かに気が付いたようにこちらを見て目を丸くしている。

 

 

 「……どうした、蒲公英? なにか見つかったのか?……あ」

 

 

 どうやら馬超もその何かに気が付いたみたいだ。馬岱と同じく目を丸くして口までパクパクしている。

 

 「『天の御遣い』……」

 

 ぽつりと馬岱がつぶやいた。

 

 「え? 見つけたのか!?」

 

 「あ、ああ……」

 

 「どこ!? どこにいる!?」

 

 「え、ええと……」

 

 恐る恐るといった感じで彼女たちが指差した先は……

 

 「おれ?」

 

 ゆっくりと俺を見る彼女たち。ウソだろ? そう思って確認した自分の服装に俺はさらに頭を抱えることになった。

 

 「白くキラキラ輝くって…… うちの制服が日の光を反射してるだけじゃねぇか……」

 

 ……ポリエステルは生地っていうんでしょうか?

 

 もう目の前が真っ暗になりそうだった。

 

 

あとがき

 

 

 無駄に序章が長い……

 

 会話とか流れとか自分なりに拘ってたらこんな感じになってました。

 

 個人的には別にありかな?とも思ったりしてたんですが、読んでくださってる方々はどう思うんでしょう?

 

 コメントしてくださる方がいらっしゃいましたら、ご意見というかアドバイスをいただけると幸いです。

 

 次からは少しテンポを速くしようかな?とも思ってます。序章さえ抜ければ…… ただ、会話が長いのは癖

 

 かな? 

 

 ご意見お願いします。

 

 


 
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