No.61450

名探偵一刀

4989@さん

今回は短めです。
一刀が帰ってきてからの話です。
といっても、別に読んでなくても大丈夫な内容にしときました。
改ページが多いだけなんで見てってください。
批評、感想待ってます。

2009-03-03 23:15:34 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:7132   閲覧ユーザー数:5121

この日の一刀はこの半年での情勢を知るための書類を整理していた。

 

「へ~、真桜の奴、この半年でこんなにも発明したのか…」

 

などと落ち着いて、茶を飲みながら優雅なひと時を過ごしていた…。

 

「北郷~~~~~~~~~~~」

 

「はぁ~」

 

「春蘭だな…」

 

「200%春蘭だ」

 

その予想通り、部屋に入ってきたのは春蘭だった…。

 

いつもなら、入ってくるなり「こい、さもなくば切る」というスタンスだった…

 

しかし、この日の一刀は半年前の一刀はではなかった。

 

「深呼吸‼」

 

「ほんごっ」

 

「はいっ、すーはー、すーはー」

 

「すーはー、すーはー」

 

こうして、先手を打つことで春蘭の出足をくじく作戦であったが、見事に成功した。

 

「はいっ、お茶」

 

そう言うと一刀は素早い動作で急須にお湯を入れなおし、茶を注いだ。

 

 

「おう、すまんな…」

 

「そんなところに立っていないですわりなよ。椅子ならあるんだから…」

 

「ああ…」

 

「で、どうしたの、春蘭?」

 

「うむ、それがだな、宮中で殺人事件が起きてな…」

 

「ふむふむ、殺人事件ね…」

 

「ぶっ、殺人事件~~?」

 

「そうだ、こういうことは得意といっていたのを風が思い出してな、それで私がお前を迎えに来たのだ…」

 

春蘭はそう言うと椅子の上で肘をはって自慢をした。

 

「で、誰が死んだんだ?武将じゃないだろうから、稟か?桂花か?」

 

「え~い、うるさい、そこまで言うなら来ればよかろう」

 

「わかった。行くぞ春蘭―」

 

そう言うと一刀は春蘭の手を取って走り始めた。

 

「違う、北郷、そっちじゃない~~~」

 

 

~犯人の告白~

 

まさか死んでしまうなんて思わなかったな…。

 

しかし、この城の奴らではこの謎はとけまい…。

 

ほとぼりが冷めてからゆっくりと後始末をすればいいだけの話だ…。

 

しかし、こんな謎を作れるなんて私はさすがだな…

 

自分で自分をほめてやりたいくらいだよ。

 

 

 

~殺害現場~

 

「あら、一刀、来てくれたのね」

 

「そりゃあ殺人事件が起きたなんて言ったら誰でも来るだろう」

 

「えっ?殺人事件?」

 

「だって春蘭がそう言って…」

 

華琳はあきれた顔で春蘭をみて、そしてまたあきれた。

 

「華琳さま~~~」

 

「まあ、いいわ。とりあえず現場を見て頂戴…」

 

「おう」

 

しかし、一刀はこのあと華琳以上のあきれ顔で春蘭を見ることになる…。

 

 

~一刀の告白~

 

俺史上あんなひどい事件はなかったね…。

 

俺は推理小説みたいなむごい死体や首なし死体を想像して部屋に入ったのに、あんな肢体を見ることになるなんてな…。

 

しかし、この事件は三国同盟にヒビをいれるものにならなかったのだけは幸いだったね…。

 

もう二度とこんな事件が起きないことを祈るよ。

 

 

~殺害現場~

 

そこにあったのはむごたらしい死体…ではなく、びくびくと波を打つ肢体だった…。

 

「これが事件か、春蘭?」

 

「そうだ!」

 

「いつものことじゃないか、稟が鼻血を出して倒れているのなんて…」

 

「違うのよ、一刀」

 

「何が違うんだ華琳?」

 

「あなたが消えてから少しして、稟の鼻血は治ったのよ…」

 

「えっ…」

 

なぜなら、稟の鼻血は同盟成立後の料理対決での愛紗と春蘭の合作料理の審査員をしたときに治ってしまったらしい。

 

「じゃあ、何で鼻血を出しているんだ?」

 

「だから、そのためにお前をつれてきたんだ」

 

「別にそこに倒れている稟を起こして聴けばいいだろ…」

 

「それも出来ないのよ、一刀。医者が言うにはこれ以上動かしてはいけないらしく、今も安静にすることしかできないらしいの…」

 

今も稟の体の上には毛布、額には氷嚢が乗せられている…。

 

「はぁ~、どっと疲れたよ。じゃあ事件の謎はどうして稟が鼻血を出しているのかってことだけだろ?」

 

「そうなんだけど、ここを見て一刀…」

 

華琳はそう言うと稟の指先の辺りの毛布を剥いだ。

 

「こっ、これは…」

 

 

 

~稟の告白~

 

私は鼻血を直したはずでした。

 

そりゃあ、あの料理を食べてからは三日三晩生死の境を彷徨いましたけどね…。

 

でも、治ってからというもの、華琳さまと閨をともにできるようにもなったし、いいことづくめだったんです…。

 

しかし、彼女があんなすごいものを持っていたなんて…。

 

やはり――――は油断してはいけない人物でした。

 

~殺害現場~

 

稟の指の先にあったのは…。

 

「ダイイングメッセージか!」

 

「だいいんぐ?なんだそれは?大淫具…」

 

「春蘭さんまった。それ以上は何かヤバいにおいがする」

 

「で、やはりこれは重要な手がかりになるのね?」

 

「ああ、でもなんて書いてあるんだ?」

 

その血文字の半分は稟の鼻血だまりによって消されてしまっていた。

 

「犯人は――、八―――に気をつけろ。と書いてあるわ」

 

「ヤスだっ!」

 

「知っているのか北郷?」

 

「いやっ、ごめん、ノリで言った」

 

「まったく、ちゃんと考えてよね」

 

華琳がさらにあきれ顔になっていた。

 

「ごめん、ごめん。今度はちゃんと考えるからさ…」

 

「じゃあ華琳に聞くけど、この部屋の窓は開いてた?」

 

「いいえ、開いてなかったわ」

 

「じゃあ、戸は?」

 

「ご丁寧に鍵までかかっていたわ。それに鍵は机の上にあるわ」

 

「密室か…」

 

「でも、稟は犯人という文字を書き遺しているか…」

 

「すまん、北郷。私にはもう何がなんだかわからないんだが」

 

「春蘭はそこでお茶でも飲んでなさい!」

 

一刀は春蘭に対し冷たく言い放った。

たぶん、よく考えるためだろう。

 

 

「華琳さま~~。北郷が~」

 

春蘭は半泣きになって華琳に泣きついている。

 

しかし、華琳は…。

 

「食堂にでも行く?」

 

「はいっ、華琳さまと一緒であればどこへでも行きます!」

 

「私は、いま忙しいから、一人で行ってきてね」

 

と、仏像もビックリのアルカイックスマイルで春蘭に言い放った。

 

 

 

~秋蘭の告白~

 

うむ、久々にあそこまでかわいい姉者を見られたのにだけは感謝だな…。

 

華琳さまと北郷、二人から叱られる姉者なんて見られるものじゃないからな。

 

私か?

 

私は最初からあの事件を知っているし、犯人にも目星は付いていたよ。

 

そうだ、最初からあの部屋が見られる位置で最初から最後まで見ていたよ。

 

――のことは飲み友達の――から聞いていたからな…。

 

「八」でピンときたんだよ。

 

 

 

~殺害現場~

 

「最初に見つけたのは華琳なの?」

 

「えぇ、そうよ。少し相談したい件があったからね」

 

「それは、稟が鼻血を出してすぐだったの?」

 

「ふがふが言っていたから、多分そうね。」

 

「それは大体何刻前だったかわかる?」

 

「大体、一刻前くらいかしら…。」

 

「わかった、じゃあ一刻前くらいにこの部屋の近くにいた人物を洗い出そう」

 

「わかったわ。春蘭も手伝ってちょうだい」

 

「喜んで‼」

 

そうして、犯人しぼりが始まるのであった…。

 

 

~犯人の告白~

 

一刀さんの存在は大きかったわ。

 

これが桂花さんたちならこうはいかなかったのにな…。

 

犯行の理由?

 

それは、私のあれを知られるわけにはいかなかったのよ。

 

あれを知られたら、私の人生はおしまいよ。

 

だからやったの。

 

反省はしていない。

 

ただ、後悔はしている。

 

稟にさえ出会わなかったらと思うとね…。

 

 

~殺害現場~

 

「この人たちが容疑者ってことでいいのかな」

 

 

そこに集まっていたのは

 

文官A

 

武官A

 

真桜

 

桂花

 

亞莎

 

この五人だった。

 

この五人が一刻前に稟の部屋の前から走り去るのを見られた人物である。

 

「あれ?華琳、春蘭は?」

 

この五人はすべて華琳が連れてきた人物である。

 

「しらないわ」

 

「しらないって、お前…」

 

「さぁ、犯人を見つけましょう」

 

「うわっ、無視だよ、この人」

 

「じゃあ、まず一人一人質問をさせてもらいます」

 

そうして、一刀の尋問が始まるのであった。

 

 

 

~犯人の告白~

 

私を見つけるとは思ってもいなかったわね。さすがは魏ということかしら…。

 

でも、あれだけの証拠から私を犯人だと断定するなんてね…。

 

さすがは北郷一刀ということでしょうね

 

 

 

~殺害現場~

 

「では、文官さんに質問です」

 

「はい」

 

最初はかなり古くから魏に仕えている文官さんA。

 

「一刻前、何をしていましたか?」

 

「軍師どのに頼まれた案件を待って行ったのですが、書類に不備があるのを指摘されてあわてて取りに帰ったんです。ほらっ、そこの机の上にある書簡ですよ」

 

そういって、文官さんAは机の上を指さした。

 

「華琳、確認をお願いできる?」

 

「えぇ、いいわよ。………………………どうやら、本当みたいね。確かに一番重要な書類が足りていないわ、これならあわてて部屋を出ても不思議ではないわ」

 

「じゃあ、犯人の可能性はうすいね。それに動機もなさそうだし…」

 

それを聞いた文官さんAは安心して部屋を出て行った。

 

「じゃあ、次は武官さんに質問です」

 

次は武官さんA。この人は最近沙和の部隊から引き抜かれた人物だ。

 

「さー、いえっさー」

 

「もしかして、沙和が新兵訓練担当だった?」

 

「さー、いえっさー。北郷隊長のことはかねがねお噂で聞いております。さー」

 

いちいち語尾にさーを付けて敬礼をしてくるあたりが徹底されている。

 

「そう。じゃあ、一刻前何をしていたか教えてくれる?」

 

「さー、偉大なる軍師さまの警羅の護衛をするために部屋へ来ました。さー」

 

「うん、それで?」

 

「さー、お部屋に鍵がかかっていたのですぐに退散しました。さー」

 

「なんで?」

 

「さー、于禁局長の教えだからであります。さー」

 

沙和の教えとは男が女の部屋の前にいるといらぬ誤解を招くから五秒以上女の部屋の前にいてはならないというものだった。

 

「なるほど、絶対に犯人じゃないな…」

 

「そんなもんなの?」

 

「ああ…」

 

一刀は深みのある声で答えた

 

「じゃあ、真桜に質問」

 

「なんや、隊長?」

 

「ハッキリ言って今回のこのメンバーでは動機は別として、お前のカラクリならこの鼻血の量も納得ができるからな」

 

「なるほどなー。あたらずとも遠からずや隊長」

 

「どういうことだ?」

 

「頼まれていたものを届けてん」

 

「それは?」

 

「その名も大淫具--」

 

「ごめん、俺が悪かった。想像できるからもういいです」

 

「なんや、機能まで説明しようと思ったのに…」

 

「いや、ほんといいです。で、何で走り去ったんだ?」

 

「いやな、届けたのはいいねんけどな、凪との待ち合わせに遅れてたから…」

 

「そういや、真桜、今日は見回りだよな?一刻前って見回りはもうとっくに始っている時間…」

 

「そういうことや、隊長!」

 

「威張るな」

 

「でも、今の時点では真桜が一番怪しいってことかな」

 

「正確には真桜のカラクリね…」

 

「華琳、すまないけど、稟の体を…」

 

「使ってないわよ」

 

「わかるのか?」

 

「私を誰だと思ってるの?」

 

「あ~~、納得」

 

「すいません」

 

そう一刀に声をかけたのは亞莎だった。

 

「何?呂蒙さん…」

 

「真桜さんは犯人じゃないです」

 

「なぜかしら、亞莎?良ければ理由を教えてくれるかしら」

 

華琳と三国の武将たちは真名で呼び合うことを奨励している。

 

発起人は桃香であり、「真名で呼び合えなきゃ友達になんかなれっこない!」という考えからであった。

 

「それは、わたしが真桜さんの後に部屋に入ったからです」

 

「真桜、すれ違った覚えは?」

 

「う~ん、ないな」

 

「真桜はこう言っているけど…」

 

「はい、私もすれ違った覚えはありません」

 

「ごめん、俺にもわかるように説明してくれるか、呂蒙さん」

 

「華琳さま、机の三段目を調べていただけますか?」

 

「わかったわ、呂蒙」

 

二人はすべてわかり合っているかのように話を進めていく。

 

「なるほどね…」

 

「だから、俺にもわかるように説明をしてくれってば…」

 

「これを見なさい、一刀…」

 

そう言って華琳が取り出したのはどこからどう見てもバ●ブだった。

 

「あっ、ウチのカラクリ…」

 

それが、真桜の最新作である、大淫具お菊様ver.9だった。

 

「稟さまの部屋に入る時に何かをあわてて隠したのが見えましたので、気にはなっていたのですが、今の真桜さんのお話を聞いて確信しました」

 

「亞莎~~あんたはかわいい子やー、何か困ったことがあればすぐにウチに言うんやで~」

 

そう言いながら、真桜は亞莎に抱きついた。

 

「ちょっと、苦しいですよ真桜さん…」

 

「よし、わかった、二人とも犯人ではなさそうだね。犯人が犯人をかばう理由がないもんな…」

 

「それもそうね」

 

そう言うと、一刀は二人を部屋から出してやった。

 

「では、最後だ!桂花。神妙に縛につけ」

 

「待ちなさいよ、摩羅男(マラオ)」

 

「そうか、華琳の寵愛を一身に受けたいがための犯行なんだろ?俺はわかっている。だから早く吐いてしまうんだ…」

 

「そうなの、桂花?かわいい子ね…」

 

「華琳さままで~。私じゃありません!信じてください」

 

「信じろって言われたってねぇ」

 

「お前しか残ってないしな」

 

「うう~」

 

「華琳さま!」

 

ここに第三の人物が現れることにより、一気に解決をすることになる

 

「なんだ、春蘭か…」

 

「おそかったわね、春蘭。でも事件は終わったわよ」

 

「いえ、容疑者を連れてきたんですけど…」

 

そこに居たのは小さな女の子だった。

 

「ほら、挨拶をせんか」

 

「はわわ~、ご機嫌いかがでしょうか、華琳さま」

 

「ええ、すこぶるいいわよ。これから部下にお仕置きをしなければいけないからね」

 

そういう華琳の顔はかなり良いサディスティックな笑顔をしていた。

 

「だから~、私じゃないんですってば~」

 

「もう、縛るか、華琳?」

 

「あら、いいわね、今日はその方向で行こうかしら…」

 

「あのー華琳さま?」

 

「何?春蘭」

 

「こいつの尋問も一応してくれませんか?」

 

「そうね、せっかく春蘭が連れてきたことだしね。一刀、尋問して頂戴。私は縛ってるから」

 

そういうと、華琳は桂花を縛る作業に移り始めた。

 

しかし、その間桂花は抵抗をしていない。

 

これこそ、素晴らしき主従愛である。

 

「これも使ってみましょうか、大淫具も…」

 

「で、はわわ軍師さんはどうして連れてこられたのかな?」

 

「はわわ~、名前で呼んでほしいです~」

 

「あはは、諸葛亮ちゃんは何でこの酔うと猫になる魏武の大剣につれてこられたのかな?」

 

「北郷、余計なことを教えるんじゃない!」

 

「え~とですね」

 

「こいつを部屋の前で見かけたものがいたらしくてな」

 

「ふ~ん、じゃあ何か八がつくものを知ってる?」

 

一瞬、朱里の体が震えたのを一刀は見逃さなかった。

 

「知ってるなら、教えてほしいな」

 

「何もしりませんっ」

 

「はわわがなくなったね?」

 

「ーーっ」

 

「知っているみたいだね…」

 

「朱里よ、知っているなら答えた方がよいぞ。今ならまだ華琳さまのお仕置きで済むが、これ以上延ばして、もし知っていたら、華琳さまのお仕置きが待ってるぞ」

 

「はわわ~、結局お仕置きなんじゃないですか」

 

「違うよ、諸葛亮ちゃん。前者はまだ意識を保ってられるけど、後者は…」

 

「二三日は続くな…」

 

そこで春蘭が言葉を続けた。

 

「何がですかっ?」

 

「それは華琳に聞いてくれ」

 

朱里が恐る恐る華琳の方を向くと華琳がものすごい笑顔で朱里を見返した。

 

「はわわ~、答えますから後者のお仕置きは勘弁してください」

 

「じゃあ、話してくれるかな?」

 

「はい…」

 

「じゃあ、まずは凶器から見せてくれるかな?」

 

「その前に一つ約束してください!」

 

「いいよ、何かな?」

 

「絶対に他の人には教えないでください」

 

「う~ん、話し次第かな…」

 

「これを稟さんに渡しに行ったんです」

 

そう言って懐から取り出したのは一冊の本だった。

 

それを受け取って一刀は少し納得した。

 

「艶本か…。でも、そのくらいじゃあ稟はもうびくともしないんでしょ華琳?」

 

一仕事終えた華琳は妙にうれしそうにしていた。

 

「そうね、それ以上のことをしているわけだし」

 

「なぁ北郷、艶本とはなんだ?」

 

「まぁ、見ればわかるよ」

 

 

 

「そうか」

 

そういって艶本を見始めた春蘭であったが…。

 

「ぶーーーーーーー」

 

盛大に鼻血を噴き出して倒れた。

 

「「春蘭?」」

 

「そこまでスゴイのか?この艶本は…」

 

春蘭の近くに落ちた艶本を一刀が拾い上げた。

 

題名は駆楚美鼠手供肉

 

「って、これは…。諸葛亮ちゃんはこういうのが好きなの?」

 

「八百一がきらいな女の子なんていません‼」

 

「まぁ、一理あるわね…」

 

華琳が朱里の肩を叩きながらうなずいていた。

 

「ありがとうございます、華琳さま」

 

二人はがっちりと握手を交わしていた。

 

確かに、このレベルなら新しくなった稟略してnew――でも無理なものであった。

 

かくしてこの事件の幕は下りた。

 

ドアのカギが閉まっていたのは朱里が勢いよくドアを閉めたためであり、謎というほどのことでもなかった。

 

後に残るのは、死にかけの稟と秋蘭に眺められている春蘭であった。

 

その後、朱里がお持ち帰りされて華琳に桂花と一緒に可愛いがられたのは言うまでもない。

 

 

 


 
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