No.613796

一刀の晋王転生録 第五章二十五話

k3さん

逆に追い詰められた一刀達。だがそれでも諦めない。はたして彼等は五胡に勝てるのか?

2013-08-29 22:46:40 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2199   閲覧ユーザー数:1904

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第二十五話

   「五胡最終戦 予想外の出来事」

 

 

 司馬家軍は水計を食らったことで、兵数の半分を削られ、そして士気を下げられた。

 

「皆! 行くぞ! 大切な人達を守るために!」

 

 だが一刀達は退くことは出来ない。ここで退けば五胡が洛陽まで一直線で行き、どんな被害が出るかまったく予想出来ないからだ。

 

「蹴散らすぞ! 完膚なきまでに!」

 

 そんな事は分かってたと言わんばかりに、姜維は司馬家軍の壊滅を優先し、進軍する。

 

(劣勢だからどうした! 皆で覆して勝つ!)

 

 一刀は先ほどの失態を取り戻そうと積極的に前線に出る。そんな一刀を援護するように江里香達も奮戦する。

 

(ほう、前回とは比べ物にならないほどの覇気があるな)

 

 姜維はそう認めた後、自身もまた前線に出る。

 

(だが、その覇気……水計を食らう前に出すべきだった! もう遅い!)

 

 彼も前線に参加した後、戦場は混迷を極める。

 

 一刀が絶妙な時期に伏兵を出し、奇襲させても姜維は伏せていた兵を守備に回し、それを防ぐ。

 

 姜維また、途中で火計を目論むも、瑠理がそれに気付き不発で終わらせる。

 

 流れが変わる事なく、互いが人事を尽くし、戦い続ける。そうなると必然、劣勢に立たされた司馬家が追い詰められていく。

 

「くそ! だが俺は! 俺達は諦めないぞ!」

 

 一刀はそれがどうしたと剣を振り続け、敵を斬り続ける。

 

(一刀はまだ戦っている。私はそれに応えるだけ)

 

 瑠理は一刀が諦めない限り、策を考え続ける。

 

「一刀様が生きている限り、敗北じゃない!」

 

 江里香は最後まで一刀を守り続けることを曲げず。

 

(私の心と命は一刀様の物! 一刀様の意思のままに!)

 

 闇那は己の思想を最後まで貫かんとする。

 

「アタシは! 最後までお頭と戦うまでよ!」

 

 澪羅は己が義を全うせんと奮戦を続ける。

 

(私らしくないですね……殿方の為に此処まで……でも、悪い気分じゃありません!)

 

 理奈は己の戦い方に苦笑しながらも、けっして前線から退かずに戦う。

 

(こんな所で終わるアンタじゃないよね! 信じてるんだから!)

 

 綺羅は一刀の力を信じて兵達を必死に指示する。

 

 そんな一刀や彼女達に刺激されて、董卓軍、袁家軍、公孫賛軍も諦めることなく戦い続ける。

 

 一刀の諦めることの無い闘争。彼女達の一刀への想い。それらが手繰り寄せたのか、それとも戦が始まってから決められたことなの

 

か、一刀達や姜維が予想だにしなかった事が起こった。

 

「し、司馬昭様!」

 

「どうした!」

 

「我等の横から砂塵が! 何者かの軍が此方に!」

 

「何!?」

 

 一刀は敵の攻撃に注意しながら、報告する兵が指を指した方向を確認する。

 

(まさか、敵なのか?)

 

 一刀は絶望しそうになる感情を抑え、それの正体を探る。

 

(!? あ、あれは!? どうして彼女達が!?)

 

 それの正体が分かると、一刀が驚愕の表情を浮かべていた。

 

 姜維もまたそれを見て、有り得ないという表情を浮かべる。

 

(ば、馬鹿な!? 何故だ!? 何故あいつ等が!?)

 

 その軍は、馬の字の旗を掲げていた。

 

「見えた! 行くぞ蒲公英!」

 

「うん!」

 

 馬超と馬岱、司馬家軍の援軍として参戦。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
28
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択