No.613594

恋姫 華陀紀行69

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-29 03:58:03 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1814   閲覧ユーザー数:1656

 

 

 長い闘いでした・・・。

 

 

 雪もちらほらと残ってはいますが、雪を小川に捨てることで、この盆地を移動する分には全く困りません。

 

 

 それと、荷車については外にあったので、多少歪んでいましたが補修しました。

 

 

 いつ壊れるかわかりませんが・・・無いよりマシでしょう。

 

 

 最初は野生に戻ろうかとしたんですが、速攻で桂花に

拒否されました。

 

 

 熟考の余地なしですか、そうですか。

 

 

 と言うことで、ひとつしかない出入口から街道に向けて進んでいます。

 

 

 どれくらいの距離があるか分かりませんが、賊たちが歩いてきたくらいです。

 

 

 俺なら余裕でしょう。

 

 

 それにしても桂花さんや・・・。

 

 

 何故に貴女は、何でもないこと・・・当たり前のように荷台に乗ってるんですか?

 

 

 

 

 やっと街道に到着です。

 

 

 途中道を行ったり戻ったりと、右往左往してしまいました。

 

 

 あんな山の中に住もうという気が知れません。

 

 

 因みにあそこまでの大雪は初めてのようです。

 

 

 たまたま、記録に残るような大寒波でも来たんですかね・・・。

 

 

 それから、楽な街道を通っているわけですが、なんかおかしいです。

 

 

 

 たまに通る人の視線が痛い上に、明らかにこちらを避けています。

 

 

 何か悪いことでもしただろうか?道の真ん中を通りすぎてるから?

 

 

 桂花は、街道に出てからというもの毛皮を被って、自分が周りから見られないように隠れています。

 

 

 人間不信なんでしょうかね。

 

 

 それにしても、すれ違った全員同じ対応とは・・・。

 

 

 自分の格好を見直します。

 

 

 服は普通のものを着ているはずです・・・ちょっとボロいかもしれませんが、今の時代こんなもんでしょう?

 

 

 こんなときの神(桂花)頼りです。

 

 

「桂花。何故か避けられているんだが理由分かるか?」

 

 

 もそもそと出てきて周囲を警戒しています。

 

 

 その後こちらを見て呆れた表情を浮かべました。

 

 

「あんたの頭が悪いのよ」

 

 

 通ったみんな、俺よりも頭がよかったのか・・・。

 

 

 それ以前に見ただけで、頭の悪さがわかるとは凄い人達です。

 

 

 色々と知っているつもりでいましたが、桂花に教える立場から、教えられる立場に替わるのも早かったし・・・。

 

 

 確かに頭がよいとは言えないですね・・・。

 

 

 意気消沈していると、更に声をかけてきました。

 

 

「あんた絶対勘違いしてるわよ」

 

 

「いや・・・自分の頭の悪さに嘆いていたところだ。大丈夫!向こうは向こう!こっちはこっちだ!」

 

 

「・・・どうでもいいけど、その頭に乗ってる物を取った方がいいのは間違いないわね」

 

 

 俺の頭の上?

 

 

 

 

 まさかのまさかの見事な罠でした。

 

 

 熊の被り物をそのままにしていたとは思わぬ不覚・・・。

 

 

 人から離れて生活するとこう言うことになるんですね・・・。

 

 

 もしかしたら、今まで通った人たちは、俺のことを賊と間違えられていたのでしょうか?

 

 

 ・・・。

 

 

 しかし!問題さえ解決されればこっちのものです!

 

 

 くよくよせずにいきましょう!

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 街道を通っていても、賊は現れます、今も目の前に・・・。

 

 

 逆に街道を通っているから賊に会うのでしょうか?

 

 

 まあ、見た目こっちの人数ひとりですし、荷台の桂花は戦力外通告を受けるのは間違いありません。

 

 

 今まで現れた賊の数は、多くても十人位なので楽勝です。

 

 

 今回は五人ですね。

 

 

 相手を殺す覚悟があるんだから、自分がそうなることも覚悟してねっと。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 街道の邪魔なので、脇に避けて放置して進みました。

 

 

 もうすぐ穎川の町に到着します。

 

 

 ここに桂花の実家があるそうです。

 

 

 名残惜しい気もしますが、お別れですね。

 

 

 子供は、親元が一番です。

 

 

 家出した俺が言うことでは、ないかもしれませんが・・・。

 

 


 
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