今現在、野性児として生活しながら取り敢えず実家に向かっています。
十年以内に戻ることを約束しているのもありますが、確か華陀はゴッドなんちゃらにて修行していたはずです。
きっと実家の近くにそれらしきヒントはあるはずです。
その技なりなんなりを会得すれば、あらゆる病魔を駆逐できるはず!
応急措置だけでは、いつまでもつか分かりませんが、最低でも数年は大丈夫なはずです。
病に倒れるのってどれくらいの時期だったっけ?
反董卓連合終わるまでは確実に大丈夫だったような・・・曖昧だ・・・。
その場の勢いで勝手に出てきてしまいましたが、一応祭に届けてもらえるよう途中であった行商に竹管を渡しました。
路銀は無かったですが、狼の毛皮を払うことで引き受けてくれました。
ちょっとした大きさの商隊なので、無事着くことでしょう。
裸にした誤解もきっと周瑜が動けるようになることで解けるはずです。
祭は信じてくれるはず!
俺と祭の仲ですから!
徐州の東海に帰ってきました。
東海っていっても一番西の方だから、海に近い訳じゃ無いんですけどね。
野生化したおかげか、川で泳ぐ機会があったので、よく泳ぎまくりました。
いやあ、気持ちいいもんですね。
水浴びだけでは、汚れが落ちているか不安だったので、石鹸ぽいものを作りました。
最初は砂で身体を擦っていましたが、なにか違うと思って考えたんです。
確かあれって油だったと思うんですよ。
なので、焼いた肉の油を溜めてみましたが、これだけではなんか逆に汚いないようで、さらに臭いがあれだったので、炭というか灰とかを入れてみました。
確か炭って臭いとか雑菌を吸収したような記憶があります・・・多分・・・。
ということで、固まった物を石鹸として使ってます・・・所詮自己満足です。
それにしても、山は宝で溢れています。
なぜ賊の人たちにはそれがわからないのでしょうか?
懐かしの我が家です。
しかし、ここは通過点にしか過ぎません。
頑張って説得しましょう!
「ただいま戻りました!」
門を開けて中に入ると、横手の庭に母上がいました。
「・・・白夜なのですか・・・?」
「どこからどうみても白夜です!」
その後、泣いて抱きつかれ、しばらく離してもらえませんでした。
宥めながら、庭の方をみると、女の子がこちらをキョトンと見ています。
えーっと・・・誰でしょうか?
母上が落ち着いてきたところで確認することにしました。
「母上?」
「どうしました?」
「あそこにいる子は誰ですか?」
「ああ!紹介せねばなりませんね。こちらへいらっしゃい」
母上は、女の子に向けて手をこまねきます。
「なに?」
「自己紹介してごらんなさい」
「はい!」
元気一杯ですね。
年齢的に十には達していないでしょう。
お腹に息を吸い込んで・・・。
「姓を華、名が雄です!」
「白夜の妹ですよ。兄妹仲良くするのですよ」
・・・。
「よろしくです!兄上!」
頭が一瞬真っ白になりました。
これは・・・きっと同姓同名なだけに違いない・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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