鴻型水雷艇は、ロンドン海軍軍縮条約による補助艦の保有制限により「ミニ駆逐艦」として建造された水雷艇のうちの一クラスです。当初は、前級の千鳥型を上回る重武装が施される計画がされていましたが、友鶴事件の影響により設計を改めたうえで建造されました。この鴻型は、日中戦争期には揚子江など中国方面で活動し、太平洋戦争では船団護衛などの任務につきました。
雉は、8隻が建造された鴻型の5番艦で、唯一終戦時に残存しており、復員輸送に使用された後、1947年にソ連に引き渡されました。

ピットロード・スカイウェーブシリーズで発売されている1/700鴻型水雷艇を、開戦時の状態を想定して制作しました。いろんな部分を適当にディテールアップしています（投げ遣り）。本当は7月の上旬には完成していたのですが、写真の背景をどうするか悩んでいるうちに今頃の投稿になってしまいました。
ブログに制作過程をアップしています。