No.596702

真・恋姫無双 三人の天の御遣い 第二章 『三爸爸†無双』 其の三十六

雷起さん

得票数56の春蘭のお話です。
懐妊当日と翌日。
おまけ壱で聖刀誕生直後と三歳の聖刀(聖刀視点)
おまけ弐で『北郷二刃奮闘記』其の壱
となります。

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2013-07-11 21:06:07 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:3336   閲覧ユーザー数:2499

第二章  『三爸爸†無双』 其の三十六

 

 

本城 医務室                   (時報:桂花二人目 妊娠九ヶ月)

【春蘭turn】

「しゅんらー、しゅんらー♪」

「は~い♪眞琳さま~♪あなたさまをお守りする魏武の大剣、春蘭でちゅよ~♪」

 よちよちと歩いて私に手を伸ばしている眞琳さま・・・・・・なんてカワイイんだ♪

 もうすぐ二歳になられる眞琳さまは華琳さまに面影が似てこられ、お顔を見ると頬のゆるみが止められない。

 もうカワイイなんて表現では生ぬるい!

 女神のような華琳さまのお子様なのだ!眞琳さまは正に神の子!

 

 これは神カワイイと言うべきだな♪

 

「春蘭、眞琳の手を握っていてくれるかしら。」

「は、はい!喜んで!!」

 華琳さまに言われた通りに私は優しく優しく、右手で眞琳さまのおててを取った。

 なんと柔らかくてカワイらしいおててをしていらっしゃる♪

 

 これもやはり神カワイらしいおててと言うしかないな♪

 

「では姉者、左手は私と握ってくれ。」

「うん?別に構わんが・・・?」

 右手を眞琳さま、左手を秋蘭と握り、眞琳さまに話しかける。

「眞琳さま~♪この後は何をして遊びましょう?そうだ!この春蘭めの背にお乗りになってお馬のけいこはいかがですか?」

「おんま?」

 こ、この小首をかしげる姿がまたなんとも!!

「そう、お馬です♪眞琳さまの御為とあらばこの春蘭!一日で千里を駆けてみせましょう♪」

「華陀、気にしなくていいから初めて頂戴。」

 はて?華琳さまは何を仰っておいでなのだろう?

「華琳さま。華佗が何かするのですか?」

「何を言っている、姉者。検診を受けに来たのに、何をするもなかろう。」

「おお!そうだったな。眞琳さまの神カワイさに、つい忘れてしまった♪所で凪と霞が華佗との間に立っているのはどういう事だ?それでは華佗の邪魔だろう。」

「春蘭様はお気になさらずに。」

「ウチらは最後の砦や。華陀に怪我さすわけにいかんからな・・・って、どうせ来月にはまた忘れとるんやろうけど・・・・・。」

 なんだ?霞のやつ、ため息なんか吐いて?

 

「それじゃあ始めるぞ!はぁあああああああああ!母の胎内に宿りし光よ!神の恵みし児の命!我にその姿を示さん!!胎児恵光おおおおおおおおおおおっ!!」

 

 左手を引っ張られるのを感じて振り返ると、秋蘭が両手で引っ張っていた。

 いや、どうやら私が左足を一歩踏み出していたようだ。

「眞琳の手を握らせて正解だったわね。右半身は無意識で眞琳を気遣って反応していないわ。」

「・・・・・・あのう・・・どういう事でしょう?」

「貴女は何も気にしなくていいのよ、春蘭♪」

 華琳さまが優しく微笑んでくださった♪

 華琳さまがそう仰るのなら気にする事はないな。

 

「診えた!夏侯惇、懐妊だ!おめでとう!」

 

「うむ、そうか。では華琳さま。眞琳さま。終わりましたので遊びに行きましょう♪」

・・・・・あれ?華琳さま?なにか怖い顔をしていらっしゃいますが・・・どうされたのだろう?

「姉者・・・・・・・華佗が今、なんと言ったか聞いて無かったのか?」

 なんだ?秋蘭まで怖い顔をして。

「何を言っている。検診が終わったのだろう?だから華佗は私が懐妊だと・・・・・・・・・・・・・・」

「あの・・・・・春蘭様?」

「お~い、春蘭。聞こえとるか~?」

「大丈夫だ、霞。姉者のこの目は華佗の言葉を理解する為に頭を使っている目だ。」

 

 懐妊した・・・・・それはつまり、私の胎の中に一刀の子がいるということだ。

 こうなった時はどうするか、華琳さまに教えていただきその心構えもしていたではないか。

 では私が今すべき事は・・・・・・・・。

 

「華琳さま!夏侯元譲、懐妊いたしました!」

 華琳さまへの報告だ!

 

「ええ、そうね。よく判っているわ。一緒に聞いていたから。」

 

 おお!華琳さまが微笑んでいらっしゃる♪

 うむ、ちゃんと覚えていたぞ、私!

「では華琳さま♪今度こそ、この夏侯元譲!眞琳さまの遊び相手を務めさせていただきます♪」

 

「違うでしょっ!」「違うぞ、姉者。」「ちゃうやろ!春蘭!!」「春蘭様・・・違います・・・」

 

「あれえ?」

 そういえば、他にもする事が有ったような・・・。

「春蘭!貴女はこれから一刀たちの所に行って、懐妊の報告をしてきなさい。」

「ええ!?それでは眞琳さまとのお馬さんごっこで過ごす、私の至福の時は・・・・・」

「無しよ!」

「そんなぁ・・・・・一刀たちへの報告など明日でもいいではないですか・・・」

 

「良いわけ無いでしょ!」「それは拙いぞ、姉者。」「アホかああああい!」「それはさすがに・・・・・」

 

「むうぅ・・・華琳さまのご命令とあっては致し方ありません・・・・・・一刀たちの所へ行ってまいります・・・・・・・その後でしたら眞琳さまに遊んでいただいてもいいですよね♪」

「おんどれが遊んでもらうんかい!」

「はぁ・・・・・春蘭、貴女には懐妊した時の心構えをしておきなさいと言っておいた筈よ。」

「はい!心構えはしてありました!いついかなる時に懐妊が分かっても平常心で受け止め冷静に行動せよ!ですよね♪」

「姉者、それは普段と同じ行動をするという意味ではないのだぞ。」

「なにぃ!違うのかっ!?」

「春蘭、貴女には懐妊が告知されたら何をするかも教えたわよね。」

「はい!ですから最初に華琳さまへ報告いたしました!」

「そう・・・・・それで次は?」

「恥ずかしくない母親となるための勉強と鍛錬を行い、十月十日を待って元気な赤子を産みます♪先月まで秋蘭がしていたことですからしっかり覚えていますよ♪」

「春蘭様・・・今日すべき事がすっぽり抜けています・・・・・」

「なに?そうか、凪?しかし、華琳さまへの報告以外は瑣末なことだろう?」

 またしても全員にため息を吐かれた。

「なあ、華琳。このアホに一からまた教えるんは時間の無駄や。ここは華琳が付いて行って指示した方がええわ。丞相室にはウチが伝えとく。秋蘭は鈴蘭ちゃんが心配やろ。後宮への連絡ついでに先に戻り。」

「霞の言う通りね。では霞、秋蘭、お願いね。」

「「御意!」」

「あ、あの!華琳様、私もご一緒した方が・・・いざという時の為に!」

「凪、貴女だって濤が待っているでしょう。ここの仕事を終わらせたらすぐに後宮へ戻りなさい。春蘭の事は私と眞琳が居るから大丈夫よ。」

「そやそや、向こうには親衛隊もおるし、一刀たちなら春蘭にどつかれ慣れとるから大丈夫や♪」

「わ、分かりました・・・・・」

 なんだかよく分からない内に、華琳さまと眞琳さまがご一緒してくださることになったらしい。

「それでは華琳さま、眞琳さま。一刀たちの所へ参りましょう。そうだ!眞琳さまを私の背に乗せてお馬さんごっこをしながら行けば一石二鳥♪」

 

「却下。」「止めろ、姉者。」「やめんかい!」「春蘭様、おやめ下さい。」

 

「・・・・・いい考えだと思ったのに・・・」

 

「そんなにお馬さんごっこがしたいんやったら、とっとと終わらせい!夜になったら華琳が存分に相手してくれるやろ!!」

 

 むむむ・・・・・それもいいかも・・・・・。

 

 

 

 

本城 皇帝執務室

【紫一刀turn】

 

「一刀!懐妊したぞ!ほめろ!!」

 

「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」

 春蘭が取り次ぎもノックも無しに突然現れて怒鳴った。

 俺たちは机に向かったまま固まって、春蘭の言葉を頭の中で反芻してみる。

 俺たちが妊娠するわけないから、ここは春蘭が懐妊したと考えるのが妥当だろう。

 しかし、相手は春蘭だ。

 他の誰かの懐妊を伝えに来た可能性もある。

「どうした!?さっさと私をほめろ!!」

「「「それはあれか?春蘭が懐妊したから褒めて欲しいって事?」」」

「さっきからそう言っているだろうが!」

「「「いや・・・・・言ってないから・・・」」」

「ならば察しろ!鈍感なやつめ!!」

 これはもしかして照れ隠しなのかな?

「「「悪かった、春蘭。気付いてあげられなくて・・・」」」

 俺たちは席を立ち、春蘭の前に移動する。

「謝罪はいいから早くほめろ!そうでないと華琳さまが」

「「「ありがとう、春蘭。俺たちの子供を身篭ってくれて。」」」

「感謝の言葉でもなくてだなって!ま、待て!な、なぜ抱きしめる!!?」

 俺が抱き締めると春蘭は顔を赤くして戸惑う素振りをしてみせた。

 春蘭がここまでツンデレの極意をマスターしていようとは!

「春蘭の事だから、絶対に元気な子を産んでくれると信じてる・・・・・だけど春蘭が張り切りすぎて怪我をしないか心配だよ。」

「し、心配?・・・・・・・・お前たちが・・・・・私をか?」

 

「「「春蘭が俺たち三人を合わせたより強いのは充分解ってる・・・・・それでも、やっぱり心配するんだよ・・・・・春蘭の事、愛してるんだから。」」」

 

「な、なな、なにを言っている!?そ、それは・・・・・わ、私だって・・・・・その・・・」

 

 緑と赤には悪いがここは俺一人に言わせてもらう。

「解ってるよ。華琳や秋蘭よりずっと低くても男では一番だって言ってくれたよな。俺にはそれでも嬉しかったよ。最初出会った時は『これ』とか『それ』扱いだったもんな。それがこうして俺たちの子を身篭って、産む覚悟をしてくれている。」

 

「ま、待て!わ、私にも言わせろ!勝手にベラベラ喋りおって・・・・・・私も・・・あいしている・・・」

 

 春蘭がうつむいて・・・小さな声だけど、そう言ってくれた。

「今まで散々殴り飛ばしてきたのに・・・・・それでも私を愛してくれていると・・・秋蘭が懐妊した時にも言ってくれたな・・・」

「「「ああ、言った。」」」

 あれは、秋蘭の懐妊が判った後にしたデートの次の日だ。秋蘭がメイド服を着たのが俺たちの所為だと勘違いして怒っていたのに、華琳と秋蘭に諭されて、今度は俺たちから逃げ出してしまった。

 その春蘭を追いかけている時に言ったのだ。

「あの時に私は腹を据え、お前たちの子を産むと決めたのだ。」

 その割に春蘭との回数が増えて無かったような・・・・・。

「華琳さまに懐妊の心構えとして平常心でいられるようにと教えていただいた。そう心掛けていたら、かなり気が楽になったんだ。お前たちへの態度も元に戻ったし。」

 そうか・・・俺たちがいくら頑張っても時が来るまで子供が出来ないらしいからな。

 外史研究会からその報告が有ったから、華琳は春蘭にそう教えたんだろう。

 

「そうしたらさっきも、お前たちへの懐妊の報告は別に明日でもいいかと思ってしまった。あっはっはっは♪」

 

「「「笑い事じゃねえ!」」」

「すまんすまん♪もう大丈夫だ。この胎の子の父親が一刀たちだと心に刻んだ。だからこれからは一刀たちも私をこの子の母親としてちゃんと扱え。さもないと・・・・・」

 春蘭がまた俯いた。

「「「さもないと?」」」

 今までのパターンだとこの後は春蘭が凄んでくるので、そのつもりで身構えた。

 しかし顔を上げた春蘭は頬を赤く染め、潤んだ瞳で上目使いに俺たちを見た。

 

「また・・・忘れてしまうぞ・・・・・」

 

 そう小さく呟いた・・・・・・・・なんだ!このカワイイ生き物はっ!?

 さっきはツンデレの極意を身につけたと思ったが、これは違うっ!!

 超天然直情生物だっ!!

 その破壊力に俺たちは極自然に春蘭を再び抱き締めていた。

 

「「「大丈夫だよ、春蘭。」」」

 

 

 

【華琳turn】

 春蘭には一刀たちに褒められるまでこの部屋から出る事を禁じたけど、もう大丈夫そう。

 このまま待って居てもいつ出てくるか判らないし、時間の無駄ね。

 

「あなた達。」

 

『はい!曹相国様!!』

 私の後ろに控えていた北郷親衛隊の六人が敬礼をした。

「私と眞琳は後宮に向かうから、春蘭が出てきたらそう伝えなさい。」

『畏まりました!!』

 ここはこの北郷親衛隊に任せて、私は春蘭の引越しの段取りでもしてあげましょう。

 部屋は秋蘭と同じで良いとして・・・問題は運び込む物ね。

 あの私の人形はどうしようかしら?

 最近は眞琳の人形も作ったみたいだし・・・・・人目に晒して運ぶのは何だか気恥ずかしいわね。

 箱に入れる・・・・・・なにか棺桶みたいだわ・・・。

 毛布に包む・・・・・・これも死体みたいで箱と変わらないじゃない!

 

「まーま、まーま。」

 

「あら、ごめんなさい。怖い顔してた?」

 両手を広げて抱っこをせがむ眞琳を、私は抱き上げて頬ずりをした。

「眞琳に免じて、少しくらい恥ずかしいのは我慢してあげましょうか♪」

 

 

 

 

翌朝

本城 後宮 春蘭、秋蘭相部屋

【春蘭turn】

「あのう・・・・・華琳さま・・・やはりこの服は私が着るには可愛すぎると思うのですが・・・」

 素材は革、色は赤と黒。戦闘にも耐えられそうだし、色も普段の私が選ぶ物と合わせて下さっている。しかし見た目が詠の着ているメイド服に似ていて、裙子(スカート)の裾が大きく広がっている。しかも何故か背中に白い鳥の翼が付いていた。

 外出用の服を華琳さまが見立ててくださったのだが、私が着るよりも華琳さまと眞琳さまに着ていただいた方がお似合いだと思う・・・・・・うむ、背中の翼がお二人の神々しさを見事に表しているな♪

「そんな事ないわよ、春蘭♪髪もこうして両側でまとめて・・・・・うん、とっても素敵よ♪」

「そ、そうでしょうか・・・・・・?」

 華琳さまにほめていただけるのはとても嬉しいが・・・・・。

 

「ちょっと春蘭!華琳さまのお見立てに文句が有るって言うの!?」

 

 小喬・・・・・こいつは私のこの姿を本当に似合うと思っているのだろうか?

「そ、そんな事はない!そんな事はないが・・・・・・・」

「まったく!一刀さまが意匠したその服、本当ならあたしが着たいのに・・・・・・今回は特別だから譲ってあげるんだからねっ!」

 そうだ・・・・・この服も一刀たちが意匠した物・・・・・それ故に似合っていない場合、姿を見られたくない・・・。

「そうだぞ、姉者。その服は一刀たちが姉者用にと作った物だ。一刀たちは絶対に喜ぶぞ♪」

「そ、そうなのか!?ならば着てやるのが一刀たちへの手向けになるな♪」

「姉者・・・・・無理に難しい言葉を使おうとするな・・・手向けは死者にするものだ。普通に礼と言っておけ・・・」

 

「あら、手向けでいいじゃない。いっそあいつらを葬ってしまいなさいよ。」

 

 桂花・・・・・そういえばこいつも居たことをすっかり忘れていた。

「何を言うか!私の子を父親にひと目も会わさず父無し子にするつもりか!?」

「冗談よ。あんたと剣の鍛錬をしてきたあいつらが簡単に死ぬわけないしね。」

「ほう、たまには良いことを言うではないか、桂花。この私が時々鍛えてやっているのだ。一刀たちは昔に比べかなり強くなっているのだぞ♪」

「そういう意味じゃなくて、あんたの『ついうっかり』を今まで切り抜けてきた悪運を言ってるのよ。」

「運も実力の内だ。良いことではないか♪どうしたんだ桂花?今日は一刀たちをほめちぎって?」

「全然褒めてないわよっ!!」

 

 

【エクストラturn】

 部屋の中が呆れの溜息が満たされる中、華琳は一人微笑んでいた。

「華琳さま、ほっといていいんですか?アレ。」

 ゲンナリとした小喬に華琳が笑いを堪えて振り返る。

「あれでいいのよ♪春蘭がこれからのデートを意識すれば、きっと緊張してそれこそ一刀たちがどんな目に合うか♪」

「それって・・・・・デートの最中に春蘭が突然意識してしまう可能性もありますよね・・・」

「それくらいは一刀たちの甲斐性に期待するわ。」

 小喬は春蘭と一刀たちのデートをシミュレートしてみた。

 

「・・・・・・・・季衣とか手の空いてる武将を街中に配置するよう伝えてきます。」

 

「頼むわね、小喬♪」

 

 

 

 かくして。

 小喬の予想通り、街中で急に恥ずかしくなった春蘭は一刀たちに対し強烈な拳を見舞ったのだった。

 

「「「さすが春蘭・・・・・ハニーコスを着てブロックスクラップを繰り出すとは・・・・・ガクッ・・・・」」」

 

 ガードアタックをまともに喰らった一刀たちの衣服は弾け飛び、商店街のお店の軒先にパンツ一枚で頭から突っ込んだ。

 その直後、待機していた季衣達が慌てて飛び出して事態の収拾を始めている。

 

 せめてもの救いは、一刀たちが突っ込んだのが服屋だった事だろう。

 

 

※ 一刀たちの作った春蘭の服は「ファイティングバイパーズ」という懐かしの3D格闘ゲームのキャラ『ハニー』のコスである。一刀たちの喰らった技はこのゲームの目玉とも言うべき特殊攻撃なのだが・・・・・。

一刀!お前らが喰らっても読者は嬉しくないぞっ!!

 

 

 

 

おまけ壱

春蘭の長女 夏侯充(かこうじゅう) 真名:光琳(こうりん)

四歳

北郷聖刀 真名:輝琳

誕生一時間後

本城 医務室

【光琳turn】

「光琳、この赤ちゃんが輝琳さまだ。今まで話していた通り、輝琳さまはお前の・・・・・今までは妹と言っていたのが弟だったわけだが・・・重要なのは輝琳さまが華琳さまのお子あらせられるということだ!眞琳さまに対するのと同じ様に臣下として忠誠を尽くせ。」

「ははうえー、むつかしくてわかんない。」

「むぅ・・・・」

 ははうえ、こまったおかおしてる。

 あ!しゅうらんままにきいてる!

「いいか、光琳。そして鈴蘭も聞きなさい。お前たちは輝琳さまをお守りするのだ。」

「うん!」

「はーい!春蘭媽媽♪」

 すずらんおねえちゃんもこうりんといっしょにおへんじした。

 そっか。きりんちゃまをまもればいいんだぁ。

 うまれたばっかりのきりんちゃま・・・・・あれぇ?

「ねえー、ははうえー。きりんちゃまのおまたになんかついてるよ?」

「それは男の子の証だ。それが有るから弟なのだ。」

「光琳ちゃん。輝琳ちゃまはおっきくなったら爸爸みたいになるんだよ。」

「へぇ~、そうなんだぁ~♪」

 すずらんおねえちゃんはものしりだなあ♪

 あれぇ?ははうえたち、どうしたのかな?こんどはみんなでこまったおかおしてる。

「きりんちゃま、ちちうえたちみたいにやさしくてカッコイくなるかなぁ♪」

「きっとモテモテになるよ♪」

 ははうえたち、おはなしはじめちゃった・・・。

 

 

 

三年後

光琳 七歳

北郷聖刀 三歳

本城 後宮中庭

【聖刀turn】

「輝琳ちゃま、お馬さんごっこをしましょう♪」

「うん♪」

 こうりんおねえちゃんはぼくをまなでよびます。

 それにとってもやさしいからすきです♪

 ぼくはおうまさんになったこうりんおねえちゃんにのっかった。

「さあ、このままお庭をおさんぽしましょう♪」

「いいの?」

「輝琳ちゃまのためなら光琳は一日で千里は走っちゃいますよ♪」

「光琳ちゃん・・・汗血馬でもそこまで走れる馬はそんなにいないよ・・・」

「あ、まりんおねえちゃん♪」

 まりんおねえちゃんもきてくれた♪

「眞琳お姉さま♪よろしければ輝琳ちゃまと一緒に乗られますか♪」

「い、いえ、私はいいわ・・・それよりも光琳ちゃん。聖刀ちゃんを甘やかしすぎちゃダメよ。」

 まりんおねえちゃんはときどきぼくをおこります。

 でも、やっぱりやさしいです。

「え~と・・・・・そうだ!輝琳ちゃまが光琳と遊んでくれているから、光琳が甘やかされているのです!」

「もう・・・変な理屈覚えちゃって・・・・・分かりました。その代わり、この芝生から外に行っちゃダメだからね。」

 こうりんおねえちゃんがまりんおねえちゃんにおこられてるのかな?

 ぼくのせい?

「ごめんなさい・・・こうりんおねえちゃん・・・」

「ど、どうしたのですかっ!輝琳ちゃま!」

 こうりんおねえちゃんがおうまさんのまんまでくびをひねって、ぼくをみました。

「こうりんおねえちゃんがぼくのせいで、まりんおねえちゃんにおこられたから・・・」

「ま、聖刀ちゃん!別にお姉ちゃんは光琳ちゃんを怒ったんじゃないのよ!」

「そうですよ、輝琳ちゃま♪眞琳お姉さまは光琳のことを想って言ってくださるのです。ですが、輝琳ちゃまの優しさに光琳は感動しました!嬉しくってガマンできません!しっかり掴まってください!」

 え?こうりんおねえちゃん・・・・・。

「うわあぁ!」

 おねえちゃんがすごいスピードではしりだして・・・。

「まだまだ!光琳の走りはこんなもんじゃないですよ♪」

「ちょっと!光琳ちゃん!そんなに揺さぶったら!」

 

「うああああぁぁぁああああん!」

 

 あう・・・・・おもらし・・・しちゃった・・・・・。

「えぐぅ・・・・・おね゛えぢゃぁぁん・・・・・」

「聖刀ちゃん、光琳ちゃんはもう止まってるから大丈夫だよ。ほら、泣かない、泣かない♪」

「えぅ・・・・・おしっこ・・・・・」

「あちゃぁ・・・もう、光琳ちゃん!あなたが揺さぶるから・・・・・・光琳ちゃん?」

 

「眞琳お姉さま。聖刀ちゃんの泣き声と光琳の雄叫びが聞こえましたけど、どうしました?まあ、想像はつきますけど。」

 

「鈴蘭ちゃん!悪いけど、聖刀ちゃんと光琳ちゃんのお着替え取ってきてくれる?」

「あ~・・・やらかしましたか・・・・・・聖刀ちゃんはお着替えで済みそうですけど、光琳はもうダメみたいですね。」

「え?光琳ちゃんどうしちゃったの?止まってから一言も話さないんだけど・・・」

「すごい幸せそうな顔して気を失ってます。ホントもうダメですね、この妹は。」

 

「ごめんなさい・・・うぐっ・・こうりんおねえちゃん、ごめん、えぐぅ・・・なさぁぃ・・・」

 

 

 

 

おまけ弐

『北郷二刃奮闘記』 其の壱

本城 後宮中庭 東屋               (時報:桂花七人目 妊娠一ヶ月)

【二刃turn】

「私の名は夏侯惇元譲!真名は春蘭だ!」

「私の名は夏侯淵妙才。真名は秋蘭。よろしく、二刃殿。」

「はじめまして!春蘭さん、秋蘭さん!ええっと・・・・・殿はいらないので呼び捨てにしてください。」

 夏侯惇に夏侯淵かぁ・・・・・華琳さんに紹介してもらう前からそうじゃないかっとは思ったんだよね・・・眼帯してたから。

「ふむ・・・ハキハキしていて背筋もしっかり伸ばし姿勢もいい。出会ったばかりの頃の一刀とは大違いだな。」

 兄さんがどんなだったか容易に想像がつくなぁ・・・・。

「何より可愛いではないか♪」

「あはは・・・ありがとうございます・・・」

 春蘭さんの笑顔に曇りがないっていうか・・・すごく純粋に感情が伝わってくる。

 だから褒められると余計に照れちゃうよ・・・・・この人の部下はこんな褒められ方したら心酔しちゃうだろうな。

「姉者が初めて出会った相手をここまで褒めるのは久しぶりだな。私も可愛い妹が出来て嬉しい。二刃、相談でも頼み事でも何でも言ってくれ♪」

「はい♪」

 秋蘭さんは見た目がクールだけど、包容力を感じるなぁ。

 

「そうだ!二刃は剣を使うのだったな!後でひとつ手合わせをしよう♪」

 

「「「ちょっと待てっ!」」」「「待ちなさい、春蘭っ!」」「ダメだ、姉者っ!」

「「「お前は止めろっ!!」」」「「「春蘭様っ!」」」「「春蘭!あんた二刃を殺す気っ!?」」

「春蘭さん!それはちょっと・・・」「はわわ!!」「あわわ!!」「へうぅ!」

「春蘭ちゃんは止めた方がいいと思いますね~。」

「春蘭さま~。二刃ちゃんは爸爸さんたちと違うのですからここは我慢してくださ~い。」

「脳筋はこれだから困るぜ。」

(※上のセリフは三人の一刀、華琳と蓮華、秋蘭、冥琳と愛紗と思春、稟と亞莎と大喬、詠と小喬、桃香、朱里、雛里、月、穏、風、宝譿の順になっています。)

 

 一斉にツッコマれてる・・・・・。

 

 

 

翌朝

本城 後宮中庭

【二刃turn】

 今日は兄さんたちが街を案内してくれる事になっている。

 だけどその前に、あたしの日課である朝の鍛錬をする為に庭に出た。

「ん~~~~~♪やっぱ、空気が東京と全然違うわ♪」

 清々しい朝の空気を肺いっぱいに吸い込むだけで健康になれる気がするね。

「だけど兄さんたち・・・・・ジャージまで作ってるなんて・・・素材なんなのよ、コレ?」

 しかもブルマーまでご丁寧に作ってくれちゃって。

 短パンか、せめてスパッツにしてくれればいいのに!

 

「おはよう、二刃♪よく眠れた?」

 

 この声は。

「おはよう、璃々♪うん、もうぐっすりだった・・・・・よ・・・」

 振り返って笑顔でいられたのは璃々の笑顔を見たところまで。

 璃々の全身が視界に入ると笑顔が引きつった・・・・・。

「・・・・・・ブルマー・・・」

「へ?・・・ああ、これもご主人さまたちが作ってくれた・・・・・これって二刃の世界の女性用鍛錬服なんだよね?」

 

「「「よう、二刃。おはよう♪」」」

 

 このタイミングで現れるとは・・・・・華琳さんと蓮華さん、更に春蘭さんや愛紗さん達武将のお義姉さん達、そしてその子供達も一緒にやって来た。

 全員がTシャツとブルマー姿で・・・・・。

 

「おはやうござゐます、にいさんたち・・・・・お早う御座います、お義姉様方♪」

 

「おはよう、二刃・・・・・どうしたの?こめかみに血管が浮いてるけど。」

「あのぅ、華琳さん♪ブルマーって運動着としては数年前に完全廃止されて、今では防寒用下着として扱われてるって、兄さんたちは言いましたか♪」

 

 

 

「さあ、一刀たちは春蘭と手加減抜きの鍛錬をする事になったから、私達も始めるとしましょう。」

「兄さんたちが変な物を広めてしまってスイマセン・・・・・。」

「もう定着してしまったからしょうがないわよ。それに私自身観賞用としては気に入っているし。」

「は?」

 華琳さんは今なんて言いました?

「二刃には体力測定をしてもらうわ。鍛錬の時間を奪ってしまってごめんなさいね。」

「い、いえ!必要な事みたいですから気にしてませんよ!」

 あたしも自分の体力がここではどれくらいなのか気になるし。

「それでは華佗、二刃をお願いね。」

 

「おう、任せてくれ!さあ、始めるぞ、二刃!」

 

 華佗さんが測定してくれるんだもん、頑張っちゃうぞ♪

「はい!華佗さん!」

「まずは走り込みからだ。二刃の走りやすい速さで、この庭を二周してくれ。」

 ふむ、一周1キロ無い感じね。毎朝5キロ走ってるから全然楽勝♪

「俺も一緒に走るから何か問題が有ったらすぐに言うんだぞ。」

「一緒に走ってくれるんですか?」

「ああ、その方が細かく記録出来るからな。」

 兄さんが高等部に行ってからは毎朝一人で走ってたから、一緒に走ってくれるって嬉しいな♪

「あの!それじゃあ私の走り方で直した方がいい所があれば教えてください!」

「構わないが・・・俺のは五斗米道の鍛錬法になるが、いいのか?」

「はい!」

 やったね♪これで専属トレーナーと専属医をゲットだぜ!

 

 

 うぅ・・・・・ブルマー姿にさせられた・・・・・筋肉の動きを見るためだからしょうがないし・・・教えてって言ったのも自分からだから今更見ないでとは言えないし・・・・・兄さんたちとは違ってイヤラシイ目で見てるわけじゃないし・・・・・待てよ?

 昨日、月さんと詠さんは『華佗は恋愛に興味がない』『奥さんどころか恋人もいない』とは言ってたけど、女性に興味がないとは言って無かったような・・・・・。

 

「どうした!?呼吸が乱れてるぞ!速度は落ちても構わないから呼吸法に意識を集中するんだ!それが五斗米道の基礎鍛錬走法だ!」

 

 うん・・・・・確かに興味なさそうだ・・・・・・いや・・・もしかしたらあたしに女の魅力が無いからか?

 そうならちょっと悔しいな・・・・・そりゃ胸はAカップで寂しいですが足には自信があるんですよ!

 あっと、もう一周しちゃったのか。お義姉さん達が鍛錬してる所に戻って・・・・・璃々ってあんなに胸揺らして痛くないのかな?

 うお!それ以上に祭さんと桔梗さん!あの胸があんなに!これは爆乳じゃなくて暴乳だわ!

 華佗さんはあたしなんかよりああいう女性の方がいいのかな・・・・・。

 

「二刃、呼吸法がうまく出来ないみたいだな。」

 

 あ、華佗さん・・・全然向こうを見てない・・・・・。

 

「しょうがない。ここは一つとっておきの呼吸法で行こう!」

「は、はい!」

「いいか!俺に続け!二刃!!」

 華佗さんが一度息を吸い込んだ。

 

五斗米道(ゴットヴェイド)おおおおおおっ!賦愛(ファイ)っ!応っ!賦愛(ファイ)っ!応っ!賦愛(ファイ)っ!応っ!」

 

 なにコレ?どっかの運動部?・・・・・・でも・・・面白いかも♪

 

「五斗米道おおおおおおっ!賦愛っ!応っ!賦愛っ!応っ!賦愛っ!応っ!」

 

「うん!いい発音だぞ!二刃♪このままもう一周だっ!!」

「はい♪」

 

「「五斗米道おおおおおおっ!賦愛っ!応っ!賦愛っ!応っ!賦愛っ!応っ!」」

 

 

【華琳turn】

「あっはっはっは♪華琳さま、あの二人は中々気が合っているではないですか♪」

「そうなのかしら?」

 まあ、二刃が無理矢理付き合わされてるって感じでは無いわね。

「私の目から見てもそう見えますよ、華琳さま♪」

「わたしもそう思うな、華琳お姉ちゃん。特に華佗先生が楽しそう♪」

「秋蘭と璃々がそう言うのなら間違いないわね♪」

「そんなぁ、華琳さまぁ・・・・・」

 春蘭のこの顔が可愛いのでついイジメてしまうわね♪

 そういえば一刀たち。前もって私にはブルマーの事を教えておけば助け舟も出せたのに。

 私にまで黙っていた罰よ♪

 ボロ雑巾みたいになっちゃったけど、華佗と二刃が戻ってくる頃には復活するでしょ。

 それはさて置き、華佗と二刃の仲を進展させる事が出来たのなら、今朝の作戦は成功ね。

 後で月と紫苑に教えてあげましょう♪

 ただ、暫くはあの掛け声を聞かされる事になりそうだわ・・・・・。

 

「「五斗米道おおおおおおーーーーーーーっ!賦愛っ!応っ!!」」

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

一刀たちに対してデレデレの春蘭が見たい

そう思って書き始めたのに

最初から作者の思惑を無視して春蘭に暴走されました

苦労もしましたがその分楽しんで書けましたw

 

春蘭のデート服ですが

また古いゲームを引っ張り出してしまいましたねw

春蘭がツインテールをしているイラストを見たときに

感じたイメージが頭から離れなかったもので・・・。

ですが、どなたが描かれたイラストか思い出せません。

ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいm(_ _)m

 

光琳

『聖刀』ではなく『輝琳』と呼ぶのは真名が自分と似ているからです。

光琳も書き始めるまでは「スパルタンなお姉ちゃん」のイメージだったのですが

気が付けば「この歳で極度のブラコンで変態」になってしまいました・・・。

どうしてこうなったし・・・。

 

二刃と華佗

ようやく二人のラブコメがスタートしましたw

ラブコメというより、ただのコメディーになってる気もしますが・・・。

次回は房都の街が舞台です。

 

 

今回またリクエストの募集の小変更と追加をいたします。

【追加】

二刃視点で特定のキャラとの会話を指定して頂く形で募集致します。

例:二刃視点で朱里と雛里  という感じです。

【変更】

おまけでの聖刀の募集も聖刀視点で特定のキャラとの会話の指定に変更します。

 

 

《次回のお話》

 

☆二喬   55票

 

という事で、次回は大喬と小喬に決定しました。

雷起の嫁回ですので・・・・・暴走しないよう気を付けます・・・。

おまけで二刃、聖刀とも絡ませます。

 

《現在の得票数》

 

【前期】

霞    53票

沙和   51票

猪々子  50票

真桜   50票

斗詩   48票

音々   41票

穏    39票

稟    39票

季衣   36票

※「大喬と小喬」は一つの話となりますのでセットとさせて頂きます。

 

【後期】

桂花②  26票

思春②  23票

紫苑②  20票

鈴々②  17票

翠②   13票

小蓮②  11票

ニャン蛮②10票

音々音② 9票

璃々②  7票

冥琳②  6票

雪蓮②  5票

風②   5票

菅輅   4票

月②   3票

華琳③  3票

凪②   1票

星②   1票

詠②   1票

※②は二回目を表します。

 

【おまけ】

聖刀   3票

『親子合同マンハント』 1票

烈夏   1票

 

 

リクエスト参戦順番→ 猪々子 穏 斗詩 二喬 春蘭 稟 真桜 季衣 冥琳② 霞 沙和 思春② 紫苑② 鈴々② 桂花② 風② 雪蓮② 凪② 音々 小蓮② 翠② ニャン蛮族② 音々音② 月② 星② 璃々② 菅輅 華琳③ 詠②

 

おまけリクエスト参戦順番→ 聖刀 『親子合同マンハント』 烈夏

 

過去にメインになったキャラ

【魏】華琳 風 桂花 凪 数え役満☆シスターズ 秋蘭 流琉

【呉】雪蓮 冥琳 祭 思春 美羽 蓮華 七乃 小蓮 亞莎 明命

【蜀】桃香 鈴々 愛紗 恋 紫苑 翠 蒲公英 麗羽 桔梗 白蓮 月 朱里 雛里 詠 焔耶 ニャン蛮族 音々音 星 華雄 璃々

 

子供達一覧

1)華琳の長女 曹沖(そうちゅう) 眞琳(まりん)

2)桃香の長女 劉禅(りゅうぜん) 香斗(かと)

3)蓮華の長女 孫登(そんとう) 蓮紅(れんほん)

4)思春の長女 甘述(かんじゅつ) 烈夏(れっか)

5)愛紗の長女 関平(かんぺい) 愛羅(あいら)

6)風の長女 程武(ていぶ) 嵐(らん)

7)桂花の長女 荀惲(じゅんうん)金桂(きんけい)

8)雪蓮の長女 孫紹(そんしょう) 冰蓮(ぴんれん)

9)冥琳の長女 周循(しゅうじゅん) 冥龍(めいろん)

10)祭の長女 黄柄(こうへい) 宴(えん)

11)恋の長女 呂刃(りょじん) 恋々(れんれん)

12)紫苑の次女 黃仁(こうじん) 露柴(ろぜ)

13)紫苑の三女 黃信(こうしん) 崔莉(ちぇり)

14)蒲公英の長女 馬援(ばえん) 向日葵(ひまわり)

15)翠の長女 馬秋(ばしゅう) 疾(しつ)

16)麗羽の長女 袁譚(えんたん) 揚羽(あげは)

17)桔梗の長女 厳逹(げんたつ) 竜胆(りんどう)

18)凪の長女 楽綝(がくりん) 濤(なみ)

19)七乃の長女 張路(ちょうろ) 八倻(やや)

20)天和の長女 張甲(ちょうこう) 九蓮(ちゅうれん)

21)地和の長女 張大(ちょうだい) 四喜(すーしー)

22)人和の長女 張吉(ちょうきつ) 一色(いーそー)

23)炙叉の長女 迷当(めいとう) 直(なお)

24)白蓮の長女 公孫続(こうそんしょく) 白煌(ぱいふぁん)

25)秋蘭の長女 夏侯衡(かこうこう) 鈴蘭(すずらん)

26)月の長女 董擢(とうてき) 春姫(るな)

27)美以の長女 孟節(もうせつ) 花鬘(かまん)

28)トラの長女 ベンガル

29)ミケの長女 マンクス

30)シャムの長女 ペルシャ

31)桂花の次女 荀俁(じゅんぐ) 銀桂 

32)朱里の長女 諸葛瞻(しょかつせん)龍里(るり)

33)雛里の長女 龐宏(ほうこう)藍里(あいり)

34)詠の長女 賈穆(かぼく) 訓(くん) 

35)焔耶の長女 魏覚(ぎがく) 焔香(えんか)

36)春蘭の長女 夏侯充(かこうじゅう) 光琳(こうりん)

37)星の長女 趙統(ちょうとう) 螢(けい)

38)大喬の長女 愛喬(あいきょう)

39)小喬の長女 華喬(かきょう)

40)亞莎の長女 呂琮(りょそう) 茜(ちぇん)

41)明命の長女 周邵(しゅうしょう) 藍華(らんふぁ)

42)華雄の長女 華剛(かごう) 树莓(しゅうめい)

43)桂花の三女 荀詵(じゅんしん) 丹桂(たんけい) 

44~51)

桂花の四女 荀顗(じゅんぎ) 連翹(れんぎょう)

霞の長女    53票

沙和の長女   51票

猪々子の長女  50票

真桜の長女   50票

斗詩の長女   48票

穏の長女    39票

稟の長女    39票

52)鈴々の長女 張苞(ちょうほう) 爛々(らんらん)

53)流琉の長女 典満(てんまん) 枦炉(ろろ)

54)桂花の五女 荀粲(じゅんさん) 黄梅(おうめい)

55)小蓮の長女 孫仁(そんじん) 蕾蓮(らいれん)

56)音々音の長女 陳守(ちんじゅ) 音音(ねおん)

57)季衣の長女 許儀(きょぎ) 華衣(かい)

58)美羽の長女 袁燿(えんよう) 優羽(ゆう)

59)桂花の六女 荀淑(じゅんしゅく) 來羅(らいら)

60)音々の次女

61)華琳の長男 北郷聖刀(まさと) 輝琳(きりん)

62)桂花の七女 荀倹(じゅんけん) 柊(しゅう)

63)璃々の長女 黄慮(こうりょ) 牡丹(ぼたん)

※44~51の順番は今後のリクエスト次第です

 

 

メインヒロインのお話を二刃降臨までの前期とそれ以降の後期に分けました。

前期全員を終了後、後期を始めます。

そしておまけでのメイン(キャラ視点)も募集しています。

対象は子供達と二刃です。

上記追加変更点もお忘れなく。

リクエストの書き方は今までと同じで大丈夫です。

以上の五点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、

よろしくお願いいたします。

今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。

何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

 

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。

誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw

 

 

 

今回のマヌケ晒しw

 

「・・・・・・・・【季依】とか手の空いてる武将を街中に配置するよう伝えてきます。」

 

 その直後、待機していた【季依】達が慌てて飛び出して事態の収拾を始めている。

 


 
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