No.590396

【獣機特警K-9ⅡG】サウヤ署長がやってきた【交流】

古淵工機さん

とんでもない署長が現れた!
一体どうなるトーキョー・ベイ署!?どうするT-9隊!!

◆出演
T-9隊現行メンバーの皆さん

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2013-06-23 14:12:49 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:670   閲覧ユーザー数:621

…ラミナ警察署・K-9ルームに、ナタリアとソラが入ってきた。

「おはようございますクオン隊長!」

「おはようございまーす!」

「あぁ。おはようナタリア、ソラ」

「…あれ?ミライさんがいませんけどどうしたんですか?」

「ああ、ミライなら地球に行ってるよ。なんでも警察学校時代の恩師がどうとかって」

…地球、トーキョー・ベイ警察署。

「え!?それじゃあ今度新署長に就任するのってアリサさんの教え子さんなんですか?」

T-9隊の隊長ユナ・ヒヤマは、トーキョー・ベイ署の前署長であり現在はトーキョー地区支部長の寿 亜理紗警視長に話をしていた。

「そうよ。とっても頼りになる子だと思うからきっとすぐに馴染めるんじゃないかしら」

「へぇ、そういうことなら大歓迎ですよ!」

と、握りこぶしを作ってみせるクリスタ・ドロンに、アリサはさらに続ける。

「ただ…ちょっとひとつばかり問題があってね。あなた達にはその面も含めて新署長の面倒を見てもらいたいのよ」

「問題…ですか?」

と、ヴェクタス・ヘルシオン。

「もうすぐ来るはずだからわかると思うけど…そうね。そこにいるシラセちゃんのお姉さんと言えばわかりやすいかしら?」

そのアリサの言葉を聴いた途端…T-9隊の周囲の空気が凍りついた。

 

「え、まさかそれじゃあ…シラセちゃんのお姉さんってことは…?」

と、明らかにおびえているレイン・インガルス。

「おそらく、いや…間違いなくそういうことなんだろうな」

と、セツナ・オオミヤが続く。

「ふええぇぇぇぇ!?ど、どういう意味ですかーっ!?」

と、ショックを受けているのは他ならぬシラセ・レポル。

そんな漫才をよそに、T-9ルームのドアが開き、一人のレッドドッグ形ロボットが入ってきた。

「どうも、T-9隊のみなさん。元気でやってます?」

入ってきたのはファンガルドプラネットポリス・ラミナ警察署のK-9隊9号機・筑波未来。

「あ、K-9隊のミライちゃん。いらっしゃい!」

「でも、ミライちゃんいったいどうしてここへ?」

と、アリサ、ユナが次々に言う中、ミライは応える。

 

「ええ、実はですね。今度そっちの署に来る署長さんについて気がかりなことがありまして」

「気がかりなこと?」

「ええ、実はあたし、ファンガルド警察学校のときに彼女にお世話になってたんですけど…いい人でしたよ、すごく優しくって面倒見もよくて」

「なあんだ。じゃあ安心じゃない。面倒見がいい署長さんだったら張り切って仕事に集中できるってモンよ!」

と、張り切るクリスタに、ミライはさらに続ける。

「いやいやクリスタさん、確かに普段は優しい方なんですけどね。犯人に遭遇したときがそりゃもうひどいんですって!」

「ひどい?職務熱心でいいことじゃない」

「いや…実は犯人に遭遇すると性格が豹変するんですよ!そりゃもう恐ろしくて…あたし怖さのあまり電源が切れるかと思っちゃいました!」

そしてミライは、ことの経緯を話した…。

…が。

「あっはっはっはっは!ないない!そんなのあなたの考えすぎよwwww」

「そうそう、ミライちゃんきっと疲れてるのよwwww」

「ちょ!?こ、コレだけ話してるのにまだ信じてくれないですか!!知りませんよー、どうなってもー」

ミライの話を軽く笑い飛ばすユナとクリスタ。そんな時、T-9ルームの扉が開いた。

「失礼。T-9隊のお部屋はこちらかしら?」

「あ、あなたは…」

「初めまして。私、本日付でここの署長に任命されましたサウヤ・レポルと申します。よろしくお願いしますね」

と、礼儀正しくお辞儀をして現れたキツネ形ファンガーの女性。彼女こそ、新署長となるサウヤ・レポルその人であった。

「「よ、よろしくお願いします!」」

と、敬礼するユナとクリスタ、そしてT-9隊の全員。

「あら、サウヤさん。トーキョー・ベイ署の署長就任おめでとう」

「ありがとうございます、アリサさん。あなたの名を汚さないよう、一生懸命がんばります」

それを見ていたほかのT-9隊員はと言うと…。

「なんだ、結構美人でいい人じゃないか」

と、シュン・ネコノ。

「いったいあの人のドコが問題なんだ?オレにはそうは見えねーけど…」

と、エミ・パナヴィア。

「本当、仲良くなれそうよね」

と、サハナ・ネコノ。

ほのぼのとした様子でサウヤを見つめている三人に対し、ミライはあわてた様子で言う。

「いやいや!あれは普段の姿なんだって!本性見せたらそりゃもう恐ろしいんだから!」

「あ?何言ってんだお前。あれのどこが恐ろしそうに見えるんだよ?」

と、エミがミライを睨みつける!

「いや、だから聞いて。あれは仮の姿でしか…」

「てめえ!さっきからオレ達の新署長をバカにしやがってー!」

「うわわわわ!危ないよエミちゃん!真面目に聞いてってば!!」

「うーるーせーーーーー!!!!」

と、エミとミライのおいかけっこが続いている最中、サウヤ署長はシラセのもとに近づいていた。

 

「シラセ、久しぶりね。T-9隊に入ってたなんてねえw」

「うん。ここはみんな優しくて格好いいし、私ずっと憧れてたの。そういえばお姉ちゃんもトーキョー・ベイ署の署長さんになれたんだね。おめでとう!」

「ええ。これからは一緒の職場でがんばりましょ」

と、再会を喜び合っていた姉妹。だがその途端、サイレンが鳴り響いた。

「アサクサ警察署より緊急連絡!スミダ港湾B地区で麻薬密売事件発生!直ちに応援を要請します!」

「なっ、なんだってぇーーー!?」

「まったく、こんな時に麻薬密売なんて…何を考えているのかしら…」

と、ため息をついていたサウヤの目つきが徐々に鋭く変わっていくと、次の瞬間彼女の口から、それまでの彼女とは思えない言動が飛び出した。

「…T-9隊出動だ。場所はスミダ港湾B地区!麻薬密売グループをさっさととっちめてやりな。怪しそうな船は片っ端から調べるんだ。いいね!」

「え?ちょ、ちょっと署長!?」

慌てふためくユナとクリスタに対し、サウヤは怒鳴りつけるように叫んだ!

「ちょっともクソもないんだよ!ボヤボヤしてないでさっさと行く!!」

「了解だぜ姉貴!ちゃちゃっと行って奴ら血祭りにあげてやらあ!!」

…まるで姉の豹変に呼応するかのように、シラセもまた裏人格が発動していた。

「ああ、よろしく頼むよシラセ。ただしあんまりやりすぎるんじゃないよ。あとで問題になっちゃあ面倒さね!」

その様子を見ていたエミは、ただ唖然としていた。

「え、えーっと…?」

「だ、だから言ったんだよう。サウヤさんには気をつけたほうがいいんだって」

すると、ミライの後ろにはいつの間にかサウヤが立っていた。

「ミ~~~ラ~~~イ~~~…誰に気をつけろって?」

「え!?き、き、聞いてたんですかサウヤ教官!?」

「聞こえてるよ。アンタ、もしかしてアタシの悪口を言いにわざわざ地球に来たんじゃないだろうねェ?」

「いえいえいえ!そんなことは、ない、です…よ?…多分」

「おい…多分ってどういうことだい?…そうか…あのときみたいに腕もぎ取られたいみたいだねえ?覚悟しなっ!!」

「ひぃ、た、助けてぇぇぇえええ!!」

今度はサウヤに追いかけられる羽目になったミライ。

その様子を、エミ、シュン、サハナ、セツナ、レインの5名はただ黙って見つめていたが…。

「…ほら!あんたたちも突っ立ってないでさっさと行く!言うこと聞かないとお尻叩くよ!!」

「「「「「は、はいーーーーーーっ!!!!!!」」」」」

 

…とにかく、とんでもない上司が来てしまったトーキョー・ベイ署T-9隊。

彼らに明日はあるのだろうか!?


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