No.584772

IS インフィニット・ストラトス BREAKERS 第七話 救援1

raludoさん

IS インフィニット・ストラトス BREAKERS 第七話 救援1

本当に文章下手だなあ、自分。

2013-06-08 00:17:37 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1588   閲覧ユーザー数:1554

 

夜の海を駆ける四つの機影、その機体は漆黒に彩られ、時間帯が夜ということも相まって、肉眼ではスラスターの吹かす青色の炎が見えるだけである。

 

この四機は陣形をスクエアに保ちながら、並行飛行していた。

 

「おいおい、アンノウンが一機、例の無人島に向かっているぞ」

 

「まあ、いいんじゃないかしら?そのために二機を先行させたんだし」

 

「そうだな。あの二機ならそうそう落とされることもないだろう」

 

「……」

 

四機の搭乗者はプライベート・チャネルで会話する。

 

四機のISは〝ラファール・リヴァイブ〟。だが、その配色は漆黒に染められており、ところどころカスタマイズされていることから、〝ラファール・リヴァイブ・カスタム〟と言ったほうがいいか。

 

その四機こそが、篠ノ之束を狙って無人島に急行している〝襲撃者〟だった。

 

「俺ら亡国企業に失敗は許されん。まあ、イレギュラーが入ったとしても、合計六機のISならば、軽くあしらえるだろう。それから、そこの新入り。下手をしたら〝わかっているな〟?」

 

「……」

 

新入りと呼ばれた少女はバイザーで顔を隠してはいるが、まだ少女であることは体格で窺えた。

 

「ふん、だんまりか。まあいい」

 

この時、この四人組は知らなかった。

 

まさか、IS六機相手にイレギュラーが大立ち回りするとは。

 

 

 

 

「……私としたことが、なんでステルス迷彩のことを考えてなかったんだろうね。いや、いくらステルス迷彩だからってこんなにも容易く忍び込めるものなのかな」

 

そう呟いたのはまさにターゲットにされている篠ノ之束だった。

 

彼女は無人島の地下にある研究所にいた。

 

紅牙と企てた作戦、それはIS四機が来る前に篠ノ之束を回収し、研究所に設置されている自爆システムを起動させることだ。もちろん〝アレ〟の回収もちゃんと行ってからだ。

 

だが、思わぬ誤算が生じた。

 

ステルス迷彩。

 

そう、ISは四機だけではなかったのだ。先行している二機がいたのだ。

 

篠ノ之束なら気付いてもおかしくはなかったのだが、この二機は束の警戒網を潜り抜けてきたのだ。いくらステルス迷彩とは言え、あまりにも不可解だった。

 

「さあ、束博士。チェックメイトです。おとなしくお縄についてもらいましょうか」

 

「よく言うね。警察でもあるまいし、お縄につくのはごめんだね」

 

地下研究所内には二機のISに囲まれている束。状況は最悪だ。

 

この二機のISはどちらもワンオフの機体であり、ラファール・リヴァイブといった量産機とは全く異なっていた。

 

「ちっ、めんどくせえ。とっとと気絶させて連れて行くぞ」

 

そういうと、青い配色の機体が腕部から鞭のようなものを展開した。それには電流が流れているのか、紫電が走っていた。

 

「……残念だね。少し遅かったみたいだよ」

 

束はにやりと笑い何かを確信したような表情になる。

 

「はあ?何を――ッ!」

 

研究所内が大きく揺れた。

 

「待ちなさい、何かが、向かってくる。それも高エネルギーが。これは……ビーム?――ッ!あなたに向かっているわ!避けなさい、オータム!」

 

赤の配色の機体の搭乗者が青の配色の機体に向かって叫ぶ。刹那――。

 

ズドオオオンッ!!

 

大きな振動とともに頭上の天井からピンク色の何かをまとったISが青の配色の機体に向かって落下してきた。

 

「なっ!?うわあああっ!?」

 

そのままの勢いで青の配色の機体に向かって突撃する謎のIS。その機体はピンク色の何かを纏うのをやめると、束に向かって歩き出した。

 

「やあ、待ってたよ、コウ」

 

コウ――BREAKERS所属で世界で二番目のIS操縦者がそこにいた。

 

 

 

 

束を救出するべく無人島付近に来ていた紅牙は地下研究所内への侵入方法を探っていた。

 

『マスター、地下研究所内にISの反応を二つ確認しました!』

 

「なっ!?先行されたのか!」

 

まずい。こうなったら多少強引だが。

 

「零、〝ミスティック・システム〟を起動させる」

 

『了解しました。出力二十%。〝ミスティック・システム〟、起動します』

 

零の音声が終わると同時に、機体が熱を帯びていく。

 

『注意してくださいね、マスター。このシステムの動力はシールドエネルギーですから』

 

「わかっている。地下研究所内まで突貫するだけだ」

 

言うや否や、〝ミスティック・クラッド〟はビームの奔流に飲まれた。否、ビームを纏ったのだ。

 

「よし、突貫する」

 

そのまま、無人島の地面に向かって突進していく。

 

「うおおおおっ!」

 

地面と激突。そして、地面に大穴を開けながら突き進んでいく。文字通り突貫だ。

 

そして、突き抜けた。

 

そこには二機のISがおり、青の方は鞭を持っていた。

 

「やらせるか!」

 

そのままの勢いでその青いISに向かって突っ込む。

 

ビームを纏った体当たり。いくらISとは言え、食らったらひとたまりもない。

 

青いISは避けることもできず、もろに食らう。

 

そして、すぐさま青いISから離れ、そばにいた束に歩み寄る。

 

「やあ、待ってたよ、コウ」

 

そんな言葉が投げかけられる。

 

「すみません。お待たせしました。……うるさいのを片付けてきますから、束さんは〝ナンバーゼロ〟の回収準備をしておいてください。」

 

「ハイハーイ。わかったよー」

 

まるで、子供の用に間延びした返事をしながら束さんは研究所の奥へと消えていく。

 

姿が見えなくなるのを確認して。

 

「さて、亡国企業さん。覚悟はいいか?」

 

俺は赤い方のISに向かって言った。

 

「あら、もうばれているのね。しょうがないわね。ほら、オータム、起きなさい。お客さんが待っているわよ」

 

すると、先ほど、体当たりを食らわした方のISがのそりと起き上がり、

 

「たくっ!やってくれたな」

 

と言った。が、機体の方は焦げ跡が幾つも付き、おそらくはシールドエネルギーも残り少ないだろう。

 

「悪いが、時間がない。一気に行かせてもらう」

 

俺は右手にミスティックセイバーを展開し、青い方の機体に迫る。

 

「やらせないわ」

 

赤い方のISが右手にブレードを展開し、青いISを庇うようにして、出る。

 

「時間がないと言った!故に手加減はできない。本気で行かせてもらう」

 

言うや否や、ミスティックセイバーの鍔に装着されているマガジンを三回リロードした。

 

――カシャン、カシャン、カシャン。

 

リロード音が三回響き、刹那、刀身が大出力のビームを纏う。

 

「なっ!?」

 

これには赤いISも予想外だったのか、ブレードを横にして、受ける体勢をとった。

 

「無駄だ!そんなブレードじゃ!」

 

俺はそのまま、ミスティックセイバーを振り下ろす。

 

大出力のビーム刀はブレードを容易く切り裂き、IS本体にも甚大なダメージを食らわせる。

 

「きゃあっ!?」

 

そのまま赤いISは吹き飛ばされ、後ろにいた青いISも巻き込んで、後ろの壁に激突する。

 

「こいつもくれてやる!」

 

俺はミスティックセイバーのビーム出力を解除し、両手に構える。切っ先は二機のISに向け、マガジンの残りの弾数すべてをリロードする。

 

そして、ミスティックセイバーの切っ先がスライドし、切っ先から砲身が姿を現す。

 

「「!!」」

 

二機のISは息を飲み、回避しようと上昇するが。

 

『マスター、エネルギー充填率九十八%!』

 

「よし、行け!〝スカーレット・ブラスター〟!!」

 

瞬間、ミスティックセイバーの切っ先の砲身から真紅の大出力ビームが放出された。

 

その真紅のビームの奔流は青と赤のISを巻き込み、天井を貫通。無人島から空に向かって、一筋の赤い線を描いた。

 

 

 

 

 


 
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