No.583813

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #85

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください

続きを表示

2013-06-05 13:14:31 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:5446   閲覧ユーザー数:4640

~ 第85話 †今はこの時を大切に† ~

 

 

「「「お兄ちゃん!?」」」

 

 

周りのその驚きに、華雄(かゆう)は自分が言った言葉にハッと気づき

顔を赤くしてフルフルと震えだした

俺はこの癖を知ってるので次に起こす行動を予測して通路の脇に逃げる

それと同時に華雄が爆発する

 

 

「み、見るな馬鹿者おおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

華雄が逃げる進行方向に居た訓練中の兵士達がその突進に吹き飛ばされていく

そして、今まで見た事ないような華雄の行動に呆然と立ち尽くす将と兵士達

夜にでも会いにいくかねーとか思ってると

呂布(りょふ)が俺の袖を引きながら

 

 

「早く、やろ?」

 

 

と首をこてんと横に倒しながら聞いてきた

 

 

「そうだな、さっさとやろうか」

 

 

気持ちを切り替える事にして、今は気持ちよく身体を動かすか

俺と呂布が訓練所の中央に移動すると、他の連中もそれに気づき

兵士達は訓練を中止して場所を空ける

張遼(ちょうりょう)も慌てて、俺達の近くにきて審判をやりにくる

 

 

「二人とも準備はええか?」

 

「ん・・・」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

 

俺達の言葉を聞いて頷く張遼

それに周りを見れば何時の間に来たのか、子義(しぎ)嬢や高順(こうじゅん)もいた

勿論、その横には孫堅や司馬懿(しばい)もいる

子義嬢と司馬懿の二人は早速口論してるみたいだがほどほどにな?

他にも武官達や文官の連中まで見に来てるようだ

早速噂の人物を確認しにきたということか?

まっ、集中しないと呂布に失礼だな

一度目を閉じ軽く瞑想して身体に流れる気を感じる

張遼が離れていくのを感じ、ある程度離れた所で戦闘開始の言葉が紡がれる

 

 

「始めっ!!」

 

 

合図と同時に目を開き、身体全体に気を濃縮させる

呂布は開始の合図と共に模擬用の方天画戟(ほうてんがげき)を横に薙ぎ払ってくる

それを俺はトンファーで受け止める

受け止めたが、そのまま力任せに薙ぎ払われて横に飛ばされる

相変わらずの馬鹿力じゃねーか!こっちも本気で受け止めたのにな

着地してこっちからいくかと思いきや、すでに間合いをつめて今度は上から振り下ろしてくる

いやいや、これ防がなかったら俺死んじゃうよ?

両手を交差させてその一撃を受け止める、その衝撃で地面が陥没する

 

 

「恋(れん:呂布真名)、俺を殺す気か!?」

 

「白(はく)なら大丈夫」

 

「大丈夫でも、きついもんはきついんだよっ!」

 

 

一瞬だけ上に押し上げて、その時に中段蹴りを入れるが後ろに避けられる

間合いが開くが、すぐにこっちから間合いを詰めて呂布の獲物の距離で戦わないようにする

トンファーを持った手で上段、中段と殴るが上手く防御される

フェイントを入れて、トンファーで殴る際に回転させて軌道を変えるがそれも防御される

相変わらず化け物みたいな勘で防ぐもんだな

まぁここまでは何回かすでに見せてきたから防ぐよな

最初模擬戦をした時はこのフェイントが分からずあっさり勝てたが・・・

手が駄目なら足技で攻めるだけだ!

足技は今までは本当に蹴るだけで大した事はしてなかったが今日からは違うぜ

下段のふくらはぎ辺りを蹴ろうとすると、そこに方天画戟で防ごうと持ってくるが

直前で上段の後頭部を狙った蹴りへと変化させると対応できずにそのまま当たる

 

 

「うぐっ!」

 

 

と衝撃でヨロめいた所に手刀で首の後ろを叩いて、膝をつかせて終わらせる

そこで周りから歓声が上がる

まさかの新しく来た武官の将が天下の呂布に勝てるとは思わなかったからだ

それに手を挙げ、歓声に応えるとさらに大きな歓声になる

膝をついてる呂布の方を見ると

こっちを恨めしそうな涙目で見て一言

 

 

「ずるい・・・」

 

 

今までやってこなかった事がずるかったようだ

そして、おへそを曲げた食欲魔人を宥める為に街の屋台はお昼には閉店してしまった

俺の財布もかなり軽くなったのは言うまでもない・・・

 

 

 

 

夜になり、子義嬢や高順の二人と話したり

とう艾(がい)が戻ってきたので報告を聞いたりして一段落した所に

扉を【ノック】される、こんな事をするのはもちろん・・・

 

 

「兄さん、今大丈夫?」

 

 

妹の綾音(あやね)事、華雄だ

 

 

「いいぞ、遠慮なく入れ」

 

「それじゃ入るからね」

 

 

おずおずと扉を開けて、入ってくる華雄

ちゃんとした対面になるのはこれが初めてだ

久しぶりに見るのだが・・・見たのだが・・・

 

 

「あのね・・・にい」

 

「とりあえず、服をちゃんと着て来い」

 

「私ちゃんと着てるよ!?」

 

「なんでそんな水着みたいな格好なんだよ!騎馬民族って皆そんななのか?!」

 

「だって、動きやすいよ!?それに張遼はもっとひどいじゃん!」

 

「いや、あれはあれで良いけど」

 

「ひどっ!兄さん差別ひどいよ?!」

 

 

華雄の格好、髪の毛は綺麗な銀色の髪を肩にかからない程度の長さ

少々薄いマシュマロをちょっと覆うだけの胸当て

水着のパレオのような腰巻だけに太ももまでくるブーツを履いてる

はっきりいって、痴○にしかみえませんお兄ちゃん的に非常に残念です

 

 

「もう!私の格好はどうでもいい!」

 

「いや、兄的にどうでもよk」

 

「いいから!」

 

「はい・・・」

 

 

ふしゅーと頭から煙が出そうなほど怒ってるようなので、ここは一旦折れておこう

 

 

「それで、本当に兄さんなのか?

 私の知ってた頃の兄さんの雰囲気だから咄嗟にそう思ったけど実は違うとかじゃ?」

 

「とりあえず、髪の毛の色は変わったが他は変わってないと言われてるけどな

 ってそうか、俺は仮面つけたままだったな」

 

 

仮面が生活の一部過ぎてたまにつけてるのすら忘れる時がある

とりあえず、仮面を外して再度華雄と向き合う

 

 

「どうだ?」

 

 

俺の顔を見るなり、いきなり抱きついてくる

 

 

「兄さん、おかえ・・・り!おかえりなさい!!」

 

 

泣きじゃくりながら俺に抱きついてきた華雄の頭を撫でながら

 

 

「ああ、綾音・・・ただいま。今までごめんな?」

 

 

 

その夜は、華雄が泣き止むまで頭を撫でて

これまでの経緯をお互い話、俺がやりたい事・これからやる事を教えて

疲れて華雄が寝たので、何十年かぶりに一緒に寝たのだった

こんな平和が続くようにしていかないとな・・・夢うつつな頭でぼんやりと思うのだった

 

 

 

あとがきっぽいもの~

 

 

あるぇ・・・華雄さんのキャラが崩壊・・・して・・・る?!

うん、きっとダイジョウブニチガイナイ、ダイジョウブダイジョウブ!

本格的に色々と起こる前の日常的な部分を今回は書いてみました

次からは反連合話も本格化する予定!です、するといいなぁ・・・

毎回毎回グダグダな駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

具体的なキャラの姿は真恋姫無双で調べて頂けると助かります!

いや、本当に騎馬キャラって露出半端ないんですよねー・・・


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
25
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択