No.583333

リリなの世界に逝ってきて ~八神家の秘密兵器~

21話でふ。

2013-06-04 01:00:04 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1693   閲覧ユーザー数:1578

 前回から少し時間を飛ばしますた。 べ、別に思いつかなかったわけじゃなすみません思いつきませんでしたorz

 おまけがあるのでそれで勘弁してください。

みなさんこんにちは、こんばんわ、転生者の進です。

 ただ今、僕は逃げ出したい気分でいっぱいです、ハイ。

 なんでかって? それはいまが戦闘の真っ最中だからです。

 へ? 誰とかって? ……魔王と

 ええ、かの有名な管理局の白い魔王様と対峙しています。

 多分もうすぐ魔王の嫁である金色の夜叉さんとそのこbゲフンゲフン兄貴+ショタくんもやってくるはずです。

 ため息が出そうな今この瞬間

 Q, どうしてこうなった?

 

 A, ヴ ィ ー タ 嬢 が や ら か し た

 

 方針無視して焦ってやられて、ブチ切れて、ってちょっと擁護できないデス。

 まぁ、焦る気持ちは分からないでもないので、きつくは言えないが、さてどうしましょう?

 

「うぅ……」

 と、こちらが逡巡している間に終わったようなのでヴィータに蒐集され苦痛に呻き声を漏らす高町なのはを眺めながら、これからの行動について考える。

 これでとうとうばれてしまったわけなのだが、まだ最悪の状況ではない。

 最悪なのは、はやてが主であるとばれることであって、俺たちの行動がばれることではない

 しかし、動きにくくなってしまったのは事実である。

 

 これから、魔法生物が居そうな場所は大体見張られるのは予想できる。

 魔法生物+管理局VS俺らとは些か無茶が過ぎる。

 結託していないだけましなのだが、消耗したあとに挑まれてはこちらもキツイ。

 やはり、闇の書をおとりにやっこさんの魔力を奪う、てのが一番手っ取り早い方法かな。

 

「あ……ああああああああああああああ!!!!!!!!」

 結論づけたところで絶叫が聞こえてくる。

 見ると、金と黒のシルエットをした少女がデバイスだろうと思われる鎌を振りかざして、突撃してきていた。

 

 ヴィータの方をうかがうと蒐集はまだ終わっていない様子。

 なに乗りかかった船だ、たとえ泥船でも足をかけた時点でもう降りることはできないさ。

 

「俺がいくよ」

 ヴィータに告げて、仙気を伴なって空へと浮上する。

 そして、かの金色の少女の前へ立ちはだかる。

 飛んでるのに立ちはだかるとはこれいかに?

 

 「そこを、どいてください」

 静かに告げるその声には隠し切れない激情があった。

 それはそうだろう。

 友達がやられたのだ、冷静になれないよな。

 本当ならどいてやりたいところなのだが……

 そうも行かないのが、世知辛いところなんだよね。

 

「邪魔されるわけには如何のよなぁ。少し大人しくしていてくれんかね? あの少女に危害……は負わせちゃったけど、死なせはしてない。この後しっかり治療も行うからさ、だから……」

 

「もう一度、言います。 そこを、退いて、下さい」

 

 堪えられなくなった怒りに身を震わせながら、一言一言区切りながら告げる。

 最終勧告、だろうなぁ……

 

「残念だけど、答えはNOだ。 大人しくしてくれないなら、俺も少々手荒な真似をしなくちゃならないね。『檻』に入れられた小鳥のように大人しくしていてくれたら無事に返してあげるよ」

 

 俺の言葉により戦闘態勢に入る少女。

 しかし、遅い。

 

「な!?」

 すでに彼女は檻の中。

 そして地球の重力に引かれ、檻とともに落下していく少女。

 具現化した言の葉にとらわれたお姫さまがここに一人、はてさて、このお姫さまはどうなってしまうのでしょうか(ゲス顔)

 

「こんなもの!!」

 

「えー」

 落下していく檻の中で、少女が金色の光を放つ鎌を二閃すると、彼女を囲っていた柵はバターのように切れてしまい、その役目を終えてしまった。

 これにはお兄さんも予想外過ぎて思わず、気のない声が漏れてしまった。

 役立たず過ぎワロタ……。

 やっぱり、これは戦闘には向かないスキルだった。

 原作では割と活躍してたんだけどなぁ……。

 

「邪魔をするなぁっ!!!」

 ……鬼気迫る勢いで急接近してくる少女ってのは、なかなか怖いものがあるね。

 なんて考えながら、少女に向かって、四次元ポケットから取り出した、雪玉を投げつけてみる。

 なんでそんなもんがあるかというと、こんなこともあろうかと作っておいたのさ!!

 

「うわわ」

 やった、見事に顔面にヒット。気で強化した腕力を使って投げたのでかなりのスピードで飛んで行った。

 いや、軽く固めただけだからそんな威力はない……はず。

 目を白黒させた少女に追撃とばかりに再び同じように雪玉を投げつける。

 

「わ!、うぷ、あう!」

 うん、足止めにはかなり使えるな、これ!!

 さっきまでかなり怖い顔していたのに、今は跡形もない。

 きれいなお顔が、白いもの(雪です)で台無しだぜ?

 

「おーい、進! 終わったぞ~!」

 そんなこんなしているとヴィータ嬢から終了の合図、つかなんで普通に名前読んでるのかな、この子は?

 まぁ、やっこさんは顔についた雪をどかすので忙しいようで、聞こえてないからいいものの……

 あ、首筋に雪の解けた水が掛かったようで身震いしてる。これは面白いな。

 

「おい、進! 終わったって言ってるだろ! なにしてんだよ!!」

 おお、すみません、あまりに愉快だったので……

 

「たくっ、さっさとこいつから魔力、いただくぞ!」

 

「了解。あんたに恨みはないんだけど、こっちにも事情があってね。まぁ、多分死ぬほど痛いだろうけど、大丈夫、死にはしない。治療もちゃんとするから、安心してくれ?」

 饒舌になるのを意識しつつも、気付かないふりで、バインドで縛る。

 そして始まる、金色の少女の悲鳴をBGMに今日もページを蒐集する。

 

 

 まだ、夜は、明けない……

・おまけ1 ~ラインハルト卿ななのはさん~

 

 

「あなたなんてママじゃない!! 返して!! ヴィヴィオのママを!!」

 泣き叫びながらも戦闘態勢に入る、ヴィヴィオ。 クアットロの洗脳の効果は深いようだ。

 クローンとはいえ聖王としての力は健在。 しかし今、数千年の時を超えて再現されるその力を目の当たりにしたなのは卿は、ついに全力を持って臨める相手の出現に獰猛な笑みを浮かべる。

 

 ――ああ、この時を待っていたのだ。 私の全力全壊の愛を受け止めてくれる者が現れるのを!!――

 

「ふふふふ」

 

「?」

 急に笑い出したなのはに警戒を深めるヴィヴィオ

 

「ふふふ、ハハハハハ!!!!」

 なのはの笑いは最高潮にまで達した、と同時にすさまじい威圧がヴィヴィオを襲う

 その華奢な体躯のどこにそれほどまでの力が隠されていたのかと疑うほどの威圧に思わず後ずさる

 

「卿が止まらぬというのならば私は止めるしかあるまいな」

 ヴィヴィオが後ずさって開いた距離を詰めるかのように悠然と、大胆に、不敵に踏み出すなのは卿

 言葉とは裏腹に隠し切れない歓喜がそこには存在した。 それは今までどこにも向けること叶わなかった愛を受け止めてくれる存在へと向けられた確かな感情。 

 

 ――私はすべてを愛している。 だが、今はこの愛を卿にのみ向けることとしよう。 だから

「加減無用だ。 楽しませろ」

 

 ――私の全力全壊の愛を受け止めてくれ

 

 

 白色の魔王と聖王との戦いが、今、始まる

 

 

 

 なんか違う気がしたあなた、正解です。 獣殿が表現しきれねえ……

 でも、こんな俺でも獣殿なら愛してくr≪このコメントは焼き消されました≫

 

 おまけ2 ~ヘルガ姐さんなスバル~ 

 

「怖かったのよ、置いて行かれるのが! 嫌なのよ、抜かされるのが!  わたし、歩くの遅いのよ――!」

ティアナの悲痛な叫びは、なのはに届くことなく……

 

「少し、頭冷やそうか……」

 ピンクの光線が貫く

 煙が晴れるとともに力なく落下していくティアナ

 

 その光景を目の当たりにしたスバルは……

「……ゆる、さない、ゆるさない、ゆるさないゆるさない許さない許さない許さない許さない許さないユルサナイユルサナイユルサナイ―――」

 

「 ―――許さない、よくもォッ!

  わたしのティアナに、手をあげたなぁぁぁァァッ!! 」

 

 

 ブチ切れスバルがなのはさんにやられちゃう話

 煽りのセリフがどうしても入れられないので消化不良

 

配役

ルサルカ兼ヴィルヘルム・・・ティアナ

ヘルガ   ・・・スバル

シュライバー・・・なのは

司狼    ・・・はやて

でどうでしょう?

 


 
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