No.576586

命-MIKOTO-15話-

初音軍さん

今回は同居しはじめた、瞳魅(ヒトミ)からのお話。恋愛対象としてみていたけれど、彼女を恋人から寝取ることに自信を失い、悩むお話。ちょっと命が我が侭になってるかもですが、書き手の心情がやや濃く出てるのかもw

2013-05-15 14:45:37 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:396   閲覧ユーザー数:385

 

 

【瞳魅】

 

 私はどうして報われない恋をしたままでいるのだろう。

これまでは私から寄らずとも向こうから来ていたのに。

このもどかしさは生まれて初めての経験だった。

 

 

 仕事が一段落して部下の見回りをしながら、ふとそんなことを考えていた。

いつもなら自分の物にならないのなら強引にでもさせたり、自ら離れていったりもした。

しかし、なぜかそのことを忘れさせるのだ。あの空気に触れていると。

 

 考えながら歩いていると、ふと目の前に摩宮萌黄の姿がある。彼女も割りと優秀で

仕事の速度は周りにいる連中より早い方であった。私と萌黄たちの中間の立場である

水霜緑に話を聞いたりして、働いてる者たちのことを把握する。

 

 その時、チラチラとだが萌黄の場所に視線が行ってしまい、集中できずにいた。

なぜあんな魅力のない子の方が命は好きなのか納得できなかった。

今思えばこの時、いや命と萌黄が付き合ってるのを知った時から嫉妬を

覚えていたのだろう。

 

 だから、私はあることをするために決意をする。自らの思考を整理しているからか

周囲の雑音は全く私の耳に入ってこない。

その時私は考えていたことを今度の休みの時にでも命に打ち明けようと思った。

 

 今日は会社が終わるのが萌黄とほぼ同じだったことで帰るのも一緒になった。

私と萌黄は仲は悪い方なので駅まで歩く間も、電車の中でも家に帰る途中も。

一切話すことはなかった。

 

 ただ気まずい空気とかそういうのは無く、話すことがないからずっと

黙っていただけの話で、帰ってくると命とマナカが迎えに来てくれる時に

十分に話を交わすことができた。

 

 それは萌黄も同じようで。みんなが笑顔でいられる時間が幸せで、幸せで…

だけど、命との距離は一向に縮むことはないことを思い知らされて…寂しかった。

 

 

 ある休みの日。みんなでたまには自然に触れようと少し離れた丘のある

自然公園に訪れた。町から少し外れた場所には大きめな原っぱが広がっていた。

空も気持ちの良く晴れていた。

 

 周りには子供連れの親子がバドミントンで遊んでいたり、お昼近くに来た

せいかビニールシートを広げてお弁当を突いてる親子もいた。

 

 街中と比べると空気が格段に澄んでる気がする。

私は深呼吸をして思い切り吐いて爽やかな空気を取り込むが、

それは一部だけで未だもやもやした気分は晴れずにいた。

 

 マナカは命に会ってから変わった。みゅーずや萌黄が構ってくれるせいか

嫌がる素振りを見せつつも二人とじゃれてるのを見てるとそんなに嫌そうに

見えない。

 

 私と二人でいるよりも彼女のとこで生活してた方がいいのかもしれない。

自信の塊だった私がどこか疲れてその自信が崩れかけているように感じた。

この時は言葉として出なかったけど、後に命と向かい合った時に

自覚してしまったのだ。

 

 

「ねえ、命」

「はい、何でしょうか」

 

 楽しかった時間はあっという間に過ぎ、帰る頃に私は命に声をかけると

何かを感じたのか、萌黄たちを先に帰らせて二人でその場に残った。

時間的に他の人たちも帰路についているところだった。

 

 萌黄の背中を見て幸せそうに見えなくなるまで手を振っているのを

私は彼女の後ろから見ていて、胸が締め付けられた。

 

 この気持ちは「どっち」の感情なのだろうか。

 

「何でしょうか」

 

 振り返って子供のような笑顔で、すごく無防備なその姿に私は何だか

これから言うことに罪悪感が芽生えてきた。

 

 日が落ちていき、辺りは暗くなっていく。

そのせいなのか、それとも私の告白のせいなのか。

彼女の顔も暗くなっていった。

 

「えっ・・・」

「もう、貴女とは一緒にいられない」

 

 二度目の言葉。言うだけで胸がチクチクする。

 

「どうして…」

 

 でも私以上に悲痛な顔をして私を見つめていた。

ただの他人である私が居ようが居まいが関係ないはずなのに。

 

「マナカのことだったら貴女に任せるわ。幸いにして懐いてるみたいだし」

「そういうことじゃありません」

 

「私のこと嫌いになったんですか・・・?」

 

 ただでさえ暗くなっていたのに、雲がかかって尚更暗くなっていき。

彼女も表情も更に曇らせながら呟くように言った。嫌いだったら、どれだけ楽だったろう。

 

「そんなわけないでしょう!」

 

 溜まりに溜まった激情が吐き出されるように命にぶつけてしまう。

肩を掴んだ私は揺さぶりたくなる気持ちを抑えて、抑えてゆっくり吐き出した。

 

「好き過ぎて…。貴女が私の手に入らないってことを見せ付けられたら

辛くて仕方ない…」

 

 そもそも二人は私が出会った時には既に恋人だったし、私の『目』を

持ってしても揺るがせないほどの強い関係を持っているのはわかった。

 

 幸せそうで、それはそれで心地良い空間だったことも知っていた。

だけど。

 

 みんなを惹き込む彼女の魅力に私が取り込まれるかと思うと、ゾッとした。

私が私でなくなるかのような感覚が怖かった。

 

 私は思うように好きなように恋愛を楽しみたい欲望があった。

彼女の魅力に縛られていたらその私らしいことがなくなってしまいそうで。

存在の意義が見出せなくなりそうで怖かった。

 

 だから私は今、二人きりでこの話を持ち出したのだ。

 

 すっかり家族ごっこに甘えて過ごしてしまったが、やり直すなら今しかないと。

そう思っていた。

 

「ごめんなさい…。もう、瞳魅さんは家族だとばかり思っていて…。

もう私のことそんな風に見てないように勝手に思ってて」

 

 私を見つめる瞳から涙が零れ落ちそうなほど溜まっていた。

 

「傷つけるような気持ちにさせちゃって…」

「命…?」

 

「縛り続けてて…ごめんなさ…」

 

 泣くまでの間、まるで怖がるように震えて目の色が変わる。

私に対しての言葉を言いつつ、私ではない何かを見ているように見えた。

 すると、言葉の途中で命の力がフッと抜けたようになり、力なく倒れそうになるのを

私は咄嗟に腕を伸ばして命が倒れないように支えて名前を呼んだ。

 

「命!?」

「…」

 

「どうしたの、命!」

 

 返事がない。曇っていた空からは雨が降り始め、私は必死に体勢を整えると

命の額に自分の額を重ね合わせると、ひどく熱く感じた。

 

「熱…?」

 

 とりあえず家に戻らないと。私は命をお姫様抱っこのように抱えて雨の中

ゆっくりと歩き出した。

 

 背の高い彼女は痩せていてもそれなりに重く、慌てすぎるとバランスを崩して

逆に危なくなる。

 

 幸い家は遠くないから平気だと思う。彼女のこれは風邪から来る熱ではない。

思い詰め、考え込み過ぎた、知恵熱に近いものがあるかもしれない。

 

 

 歩いてどれくらい経つだろう。雨は止むどころか徐々に強くなっていって

さすがにマズイと思い始めた。

 

 そこで、ふと家で話していた時に命がやたら家族という言葉を嬉しそうに

話しているのを思い出した。私にとっては家族というのは互いを縛って

時に身動きが取れなくなって嫌な感情しか感じなかったけれど。

 

 でも彼女はそんな私とは逆にとても大切にしているものだと思えた。

だけど、その溢れてくるような「家族」に対する愛情はどこから来るものだろう。

血のつながった家族でさえ、見捨てたり裏切ったりする者もいるというのに。

 

 彼女はその中で何を感じているのだろう。

私はそんな答えの出ないモヤモヤを切り捨てることもできずに彼女を家まで

運んでいった。

 

 玄関を開けてびしょ濡れの私達に驚いたマナカと萌黄は慌てて着替えを手伝って

くれた。正直、私の体力はかなり消耗していたので助かった。

 

 邪な気持ちでいられるほど今はタフではない。

 

「はぁ…」

「こんなになって…珍しい。何かあったの?」

 

 長く一緒にいた萌黄が何かを察したのか、恨むような顔をすることもなく

親身になって聞こうとしていた。

 

 私が無言でいると、萌黄が経ってどこかへ向かってからしばらくして

カップを二人分持ってきてくれた。

 

「体冷えたでしょ。ココア淹れてきたよ」

「すまないな」

 

 ココアを口にして体が少しずつ温まってきたのを感じて。

私は疑問に思ったことを少しずつ萌黄に聞いてみた。

 

 出会いの頃。恋人になるまでの経緯。あと、命が執着するほどの家族という存在。

一番反応が違っていたのは最後の家族という部分だった。

 

「うーん、私もよくわかんないけどさ。なんだろう。命ちゃんにとっては

その形が重要で、それを守りたいんじゃないかな」

「守る?」

 

「うん、私も直接聞いたわけじゃないけど。唯一残っていた家族で大好きだった

お父さんが亡くなった時に、生きる意味が見出せなかったって」

「そこまで思い詰めるくらいの…」

 

「多分普通の分かれ方じゃなかったんだろうね。心が壊れそうな出来事が

あったんだよ。私達は普通の人と能力的にもどこか違うから」

 

 私も特殊な「目」を持ってるから何となくわかったけれど、

かなり壮絶だったのかもしれない。かなり大きくなるまでも家族二人で隠れるように

生活していたっていう話も気になるところだった。

 

「詳しいことは命ちゃんしか知らないし、あまり思い出させたくないんだよね。

可哀想だし」

「それはわかる気がするわ…」

 

 あんな顔をされたらもう聞き出せない。誰だってそう思うかもしれない。

あれほど純粋な心を持つ女性はそうはいないから。

 

「私も最初あんたのこと嫌いだったけど、こうやって命ちゃんの話を家族として

できるのは嬉しいし」

「…」

 

「命ちゃんを狙ってるあんたからしたら不服なのはわかるけどね。

でも、あっさり諦めようとか思わないようにね。あんたらしくないから」

 

 まるで見透かされたように、グサッと来る言葉を投げかける萌黄。

それから私は何も言い返すことができなくて黙ったままココアを飲み干した。

 

 私らしいって何だろう。私は好きな時に好きなようにする自由人なとこが

私らしいと思っていた。しかし、萌黄の言う私らしいはどこか違っていた。

 

 考えながら私は命が寝ている部屋まで歩きながらそのことを頭に何度も

響かせながら考えて続けていた。

 

 部屋に入ると命の手を握って辛そうな表情をしながら振り返るマナカ。

私を責める目ではなかった。何とかならないかという、期待を込めた目をしている。

 

「マナカ…」

「ヒトミ…。お願い、ヒトミ。命を助けてあげて…」

 

 私は万能な人間ではない。確かに人よりは優秀な部分は多いけれどそれでも

神とは違う。私ができる範囲は限られている。

 

「みゅーずもあまり乗り気じゃないんだ。こういう時に一番役に立ちそうなのに」

「彼女も何か思うところもあるんだろう。強要するものじゃない」

 

「でも…」

「疲れただろう。代わろう、マナカ」

 

「うん…」

 

 マナカが部屋で出ていって、マナカが握っていた手を私も触ってみた。

暖かくて柔らかくて、驚くほど細かった。こんなに細かっただろうか。

 

「命…」

 

 とにかく彼女が元気になってくれることが重要だ。

まさか命が傷つく姿を見てこんなに動揺するとは思わなかった。

自分自身でも驚きだ。

 

 だから、早く元の命に戻って欲しいと心の底から願った。

 

【命】

 

「お父さん!」

 

 私は血塗れている自分の手を見て、震えが止まらずにいた。

目の前には血溜まりの中でうつ伏せになって倒れている父の姿があった。

吐き気がこみ上げる。

 

 大事な人を自らの手で…。

 

 気がおかしくなりそうで、だけど誰も助けてくれなくて。

唯一の家族を失って私は…どうすればいいのだと、自身に問いかけていた。

 

 狂った父を犠牲者が出る前に防げたのは良かったのかもしれない。

だけど、代わりに私の生きるための大事な何かが無くなってしまった。

 

 私は何度も何度も、もう動くことのない父を呼びかけながら泣いていた。

泣き枯らし、声が出なくなるまで。ずっと…ずっと…。

 

「命…!」

「あっ…」

 

 夢を見ていた。昔のことを。

 

 私は声がした方に向かって視線を移すと痛々しいものを見る眼差しで私を見る

瞳魅さんの姿があった。よかった、また私は大切な人を失うのかもしれなかったけれど。

出て行くといった本人がまだ居てくれた。

 

「良かった…」

 

 搾り出すように力無く私は呟いた。

 

 ゆっくりと上半身を起こすと瞳魅さんは私の体を抱き締めていた。

暖かくて女性らしいやわらかな感触。幻じゃなくてちゃんとそこにいると実感する。

 

「ごめんなさい。私のワガママでここに居続けさせてしまって」

 

 相手のことを思っての言葉を口にする。

私としてはずっと居てもらいたかったけど。

 

 私のワガママで彼女に無理をさせてはいけない…。

だから…私は断腸の思いで一つだけ告げた。

 

「あとは、瞳魅さんの好きにしてください。ごめんなさい…」

 

 私は無理やりニコッと笑みを作って言った。

 

 

【瞳魅】

 

 目を覚ました命は虚ろな目をしながら、私の言葉を思い出したかのように

私のことを思って呟くように言ってくれた。

 

 本来ならこのまま去れることもできたのだ。

だけど、もう…私は…。

 

「私は離れないよ」

「え…?」

 

 抱き締めながらこれまでに感じたことのない弱々しさを感じながら私は思った。

たとえ命から逃げたとして、彼女を好きなままで新しい人を選べるだろうか。

いや、絶対に未練が残るのは目に見えている。

 

 今まで人を傷つけても平気だった私なのに、命に関しては自らも同じくらいの

ダメージを受けたかのように堪えた。それに今の死んだような目をしている

命を放ってはおけない。

 

「何もできないのは辛いけど、いつか萌黄から寝取れるように頑張るよ」

「それ、本人に言うことですか?」

 

 こみ上げるように小さく途切れ途切れに笑う命。

そして私が家族に拘っていた理由を聞いたら。

悲痛な表情になって、少しずつ語りかけてきた。

 

「私、昔に父を自分の手で殺してしまったんです」

「…!」

 

「私の血は父にとって合わないものらしく、私が18の頃に狂ったように

なってしまい、何年か後に手がつけられないくらい暴走してしまったのです。

それで…人を傷つけていく父を見かねて…この手で…」

 

 震える手を両手で包み込むように握った。ひどく冷たい手をしている。

普段は暖かいのに、よほど堪えているのだろう。

 

「だから、今度は…。今度こそは…大好きな家族ができたらこの手で守ろうと

思っていたんです。だけど、今日。瞳魅さんにとっては押し付けなのかもしれないと

そう思えたら怖くなってしまって」

「そんなことないわよ。貴女といると毎日が癒しだったわ」

 

 言葉を区切った後、もう一度私は言葉をつなげた。

 

「でもね、振り返らせられないと考えたら私の存在意義がなくなってしまうんじゃないか

って思ったの。それが私らしさだと思ってた」

 

 でもね、萌黄とマナカから言われて気づいたことがあったんだ。

私らしさっていうのは、他にもあったということ。

 

 一つ気にいったことがあったら、ずっと諦めずに突き進むこと。

そう、命に告げた。

 

「だから、命が私のことを振り向いてくれるまで頑張ろうって改めて思えた」

「瞳魅さん…」

 

 私は謝らなかったけれど、気持ちは通じたみたいに、命の表情が徐々に和らいでいった。

その様子を見て、私が出ていく覚悟をしていたみたいだった。

 

 私は穏やかになっていく命を見てホッとした瞬間。

完全な不意打ちだった。命の唇が私の唇に重なっていた。

命が素早く私の唇へ向かってきたというのが、少し遅れて気づく。

 

 柔らかくて良い匂いがして、私にしては珍しく胸を強く打ちつけるような

ドキドキとした気持ちが強烈に襲ってきた。

 

「命…?」

「これ以上はできませんけど…、嫌な気持ちをさせてしまったので」

 

「哀れみのキスってこと?」

「いえ、愛情のキスです」

 

 恋とは違うのね。でも、好きという気持ちが伝わって私は嬉しくなっていた。

キス一つでこんなに嬉しくなるなんて思わなかった。

 

 これはもう、萌黄の言う通り。命の虜になっているように思えた。

 

「これからもよろしくね、命」

「はい…」

 

 そうして、最後かもしれないその感覚を忘れないために。

部屋を出る前に命の手を握りながら、もう一度彼女にキスをした。

 

 愛情という暖かさを知った私はもう昔には戻れないのだとこの時に察した。

 

 

 そうして命も少しずつ元気になっていき、私達も仕事に集中しやすくなってきた。

それでも人に迷惑かけることなく仕事はしてきたけど、気分的にはかなり違っている。

 

「ヒトミ、お昼一緒にどう?」

 

 萌黄とも少し距離が縮まったように思える。相変わらずライバルって感じはするけど。

それでも家に帰ったときは家族として過ごしたり、命の話をして盛り上がったりしている。

 

「いいわね」

「よし、行こう!」

 

 ろくでもない人生だった私にも神は救いをくれたのだろうか。

命という天使に会わせるために。

 

 ビルから出て雨上がりの道を歩いていく私と萌黄。

うっすらと鼻につく雨の匂いもどこか新鮮な気持ちで感じられた。

 

「今日は機嫌いい?」

「あぁ、何かつっかえてたモノが取れた気分だ」

 

 清々しい気持ちで今をいられる。それだけで気分が良い。

またこうやってぶつかることがあるかもしれない。

けれど、またこうやって元の鞘に収まるんだろうなって心のどこかでわかっていて。

進展はしないかもしれないけれど、私はそれでも満足できた。

 

 キス一つで関係者は驚くかもしれないけど、私にとっては今までの人との

エッチよりも充実できていた。

 

「命ちゃんは渡さないからね」

「フッ、だからといって油断はしない方がいいわよ。少しでも命を突き放すようなら

遠慮なくもらっていっちゃうから」

 

「本当に実行しそうで怖いよ」

 

 二人で笑い合いながら近くの定食屋に入っていった。

変わらないようで、少し進展した私達。今までわからなかった命の気持ちに

触れたことで近くにいけたような気がした。

 

 私の気持ちと同じように空が青く広がっていた。

 


 
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