No.575885

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 459

soranoさん

第459話

2013-05-13 11:02:18 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1450   閲覧ユーザー数:1361

~フェミリンス神殿~

 

「ハアッ!!」

ティファ―ナとの戦闘を開始したアイネスは斧槍を地面に振り下ろし、衝撃波を発生させるクラフト――――地裂斬を放ち

「そこ!!」

対するティファ―ナはクラフト―――玄武の地走りを放って攻撃を相殺し

「せいっ!!」

続けて大鎌を投擲するクラフト―――投げ鎌を放った!

「甘い!」

自分に襲い掛かる大鎌をアイネスは空高くへと跳躍して回避し

「そこだぁっ!!」

上空から斧槍で襲い掛かった!

「!!」

アイネスが放った空へと跳躍し、落下と共の攻撃するクラフト――――兜割りに気づいたティファ―ナは前に跳躍して回避すると共に戻って来た大鎌を再びその手に持ち

「迂闊な!玄武の鎌撃!!」

「グッ!?」

クラフト―――玄武の鎌撃を放って、着地したアイネスに傷を負わせ

「受けてみよ!我が鎌を!!」

一気にアイネスに詰め寄りクラフト―――双連撃、4段攻撃を次々と放った!

「ハァァァァァ………!」

ティファ―ナの連撃に対し、アイネスは斧槍を巧みに操って次々と攻撃を防いだ!

「せいっ!!」

「ハアッ!!」

そして双鎌による同時攻撃をアイネスは斧槍で受け止めた!

「やるな………!」

「貴様もな………!この私に一人で傷をつけるとは………だが……”剛毅”のアイネス……その程度で怯まん!」

鍔迫り合いの状態になった2人は互いに不敵な笑みを浮かべた後、同時に一端後ろに下がって距離を取り

「ハアッ!!」

「そこ!!」

同時に衝撃波を放つクラフトを放って互いの攻撃を相殺した!そして衝撃波がぶつかった際に発生した煙が晴れると……!

 

「何!?」

目の前にいたアイネスは姿を消しており、そのことに気づいたティファ―ナは驚いたが

「!!上か!フッ!」

真上から襲い掛かって来たアイネスに気づき、側面に跳んで攻撃を回避し

「チッ!」

攻撃を回避されたアイネスは舌打ちをし

「そこだ!!」

「グッ!?ガアアアアアアアアアア―――――ッ!?」

ティファ―ナが再び放ったクラフト―――投げ鎌によって片腕が斬りおとされ、悲鳴を上げたが

「ハア、ハア………まだだっ……!」

なんと片腕で身の丈ほどある斧槍を再び構え直し

「例え腕がなくなろうと、命ある限り戦うのみ!”剛毅”の底力………思い知るがいい!ハァァァァァァ………!」

片腕で斧槍を振り上げ、闘気を斧槍に溜めた!

「片腕を失ってなお失わぬ意志………なるほど。”剛毅”と名乗るだけはあるな。………いいだろう!そんなお前を評して私も誇り高きルクセンベールの真髄………見せてやろう!これで終わらせる!ハァァァァァァ………!」

アイネスの様子を見たティファ―ナは静かに呟いた後、全身と双鎌に膨大な闘気を溜めた!すると双鎌には膨大な闘気が宿り、ティファ―ナの背後に一瞬雄たけびを上げる竜の姿が現れた!

「セェェェェイッ!!」

そしてアイネスはティファ―ナに突進しながら強烈な一撃により敵を粉砕するクラフト――――地雷撃を放ち

「ドラゴンクロス!!」

ティファ―ナは敵に突進しながら竜気を纏った双鎌を振るって敵を十字に斬るSクラフト――――ドラゴンクロスを放った!そして2人はすれ違う瞬間、それぞれの技を放って、互いに背中合わせの状態に静止したその時!

「”剛毅”のアイネス………その名、我が魂の底まで刻み込んでおこう。」

双鎌を仕舞ったティファ―ナが静かに呟くとアイネスの手から斧槍が宙を舞っており

「フ、フ………”想念”で創られた………存在………とはいえ………全力を持って………相手した事………感謝する………!………」

不敵な笑みを浮かべたアイネスが胴体の全身から大量の血を噴出し、地面に倒れて絶命し、宙を舞っていた斧槍はアイネスの傍の地面に刺さると同時に真っ二つに割れた!そして絶命したアイネスと真っ二つになった斧槍は光と共に消滅した。

 

「フフ………まさかこんな形で貴方と相対する事になるとは思いませんでしたわ、”剣帝”。」

「………………」

レーヴェと対峙したデュバリィは不敵な笑みを浮かべて呟き、レーヴェは何も答えず黙っていた。

「ちょうどいいですわ。我が神速の剣は”剣帝”に迫ると言われていましたが………今ここで、”剣帝”を超える剣である事を証明してあげますわ!女になびいて”結社”を抜けた今の貴方等、敵ではありませんわ!」

「…………フッ。前から思っていたが”鉄機隊”の中ではお前が一番感情をさらけ出しているな。よくそれで”鉄機隊”の筆頭でいられるものだ………無駄口を叩かずにさっさとかかってきたらどうだ?」

そしてデュバリィの言葉を黙って聞いていたレーヴェは不敵な笑みを浮かべてデュバリィを見つめて言った。

「なっ!?何という屈辱………!――――どうやら死ぬ覚悟はできているようですわね!!」

レーヴェの言葉を聞いたデュバリィは驚いた後、怒りの表情でレーヴェを睨んで全身にすざましい闘気を纏い

「……………………」

対するレーヴェはデュバリィを静かな瞳で睨んで、全身に膨大な闘気を纏った!

「ハアッ!!」

そしてデュバリィは先制攻撃代わりに残像を残しながら敵に突撃するクラフト――――残影剣でレーヴェに攻撃し

「!疾風突!!」

攻撃に気づいたレーヴェは回避した後、反撃をした!

「甘いですわ!」

しかしデュバリィはレーヴェの神速の突撃を回避した後、数体の分け身をレーヴェの周囲に現させ

「斬!!」

分身と共に斬りかかるクラフト―――幻影剣を放った!

「せいっ!!」

しかしレーヴェは剣を振るって強烈な斬撃を放って襲い掛かって来た分け身を消滅させると共にデュバリィの剣を弾き

「空を絶つ!!」

「クッ!?」」

クラフト―――空破斬を放って、デュバリィにダメージを与え

「そこだっ!!」

続けてクラフト――――零ストームを放った!レーヴェが放った衝撃波の竜巻がデュバリィを襲ったその時!

 

「ハァァァァァ………豪炎剣!!」

デュバリィは業火を宿らせた剣で斬撃を放つクラフト―――豪炎剣で自分に襲い掛かって来た衝撃波の竜巻を切り裂き、切り裂いた火の粉を周囲に散らせた。

「まだだっ!!」

攻撃を相殺されたレーヴェは続けてクラフト―――ケイオスソードを放ち

「ハアッ!!」

デュバリィは再び剣を振るって自分に襲い掛かる衝撃波を切り裂いた。

「獅子………衝撃波!!」

「クッ!?」

さらに続けて突進して来たレーヴェの攻撃を盾で受け止め、そして片手に持つ剣に雷を込め

「豪雷剣!!」

豪雷を宿らせた剣で斬撃を放つクラフト―――豪雷剣を放った!

「!!」

デュバリィの攻撃に対し、レーヴェは紙一重で回避し

「そこですわ!!」

「せいっ!!」

続けて放ったデュバリィのクラフト―――残影剣を剣で受け流し

「受けるがいいですわ!………幻影剣!!」

「そこだっ!!」

「グッ!?」

数体の分け身から本物を一瞬で見極め、一斉に襲い掛かって来る瞬間を狙ってクラフト―――疾風突で回避すると共にデュバリィの脇腹を斬り、脇腹を斬られたデュバリィは脇腹から血を流しながら呻いた。

「…………」

「なっ!?」

その隙を逃さないかのようにレーヴェは一瞬でデュバリィとの距離を詰め

「我が剣は流れる剣………!!」

クラフト―――夢幻を放って、流れるように連続攻撃を放った!

「ハァァァァァ………!!」

レーヴェの連続攻撃に対しデュバリィは剣を振るって連続攻撃を全て見切って捌いていたが

「甘い!エクスヴェングス!!」

「なっ……速っ………ああっ!?」

夢幻から連携して放ったレーヴェの高速剣は見切れず、一瞬で腕や足、そして胴のさまざまな場所が斬られて血を噴出させ、悲鳴を上げた。

「グッ………し、信じられません………この私がアリアンロード様以外の者の攻撃を見切れないなんて………!それも”人”を捨て切れなかった半端者に………!」

「………今の俺をかつての俺と侮った事がお前の敗因だ、”神速”のデュバリィ。異世界には”鋼の聖女”以上の猛者達がいる。その者達の元で修練を続け、その結果俺はさらなる力を手に入れた。………世界は広いという証拠だ。」

「なっ!?武における究極にして至高の存在たるアリアンロード様以上の存在がいる訳ありませんわ!アリアンロード様を侮辱したその罪………絶対に許しません!!ハァァァァァ………!」

信じられない表情でいたデュバリィだったがレーヴェの言葉を聞き、表情を怒りに変え、今までの分け身を倍以上に現させ、分け身達と共に突きの構えで闘気を溜め

「…………………」

対するレーヴェはデュバリィ達を見回した後、膨大な闘気を溜めた剣を構えた。

「瞬迅剣!!」

そしてデュバリィは分け身達と共に突きの構えで突撃するクラフト――――瞬迅剣を放った!

「………見切った!風鎌の奥義……受けるがいい!ハートヴェイル!!」

対するレーヴェは突撃して来るデュバリィ達の中から一体のデュバリィにSクラフトを放つと共にデュバリィ達の攻撃を回避して、デゥバリィ達の背後に駆け抜けた!するとレーヴェが攻撃したデュバリィは全身から大量の血を噴出させると同時に分け身達は全て消滅した!

「そ……ん………な……!?申し訳………ございません………アリアンロード………様…………!…………」

全身から血を噴出させたデュバリィは信じられない表情で地面に倒れて、床を自らの血で染めて絶命し、光と共に消滅した!

「”鋼の聖女”が絶対の存在であると信じ続けた事が一番の敗因だ、”神速”のデュバリィ。」

デュバリィが消滅した後、剣についた血を一振りしてはらい、鞘に収めたレーヴェはデュバリィが消滅した場所を見つめて静かに呟いた。

 

「フフ………耐えられるかしら?」

エヴリーヌと対峙したエンネアは一撃で戦闘不能に陥らせる呪いの矢を連射して放つクラフト―――デビルズアローと石化の呪いを込めた矢を連射するクラフト―――メデュースアローを放ち

「とう!!」

エヴリーヌは上空から降り注ぐ矢の雨に対し、クラフト―――二連制圧射撃で相殺し

「ハァァァァ………滅!!」

攻撃を相殺され、地面に着地したエンネアは矢に闘気を溜めて威力を上げて放つクラフト―――パワーショットを放ち

「えいっ!!」

エンネアが放った強力な一撃に対し、エヴリーヌはクラフト―――精密射撃を放って相殺し

「そこよっ!!」

「無駄ぁっ!!」

エンネアが放った敵の機動力を奪う矢を放つクラフト―――ピアスアローに対し、矢を放って相殺した!

「フフ。さすがはこの私と同じ”魔弓”を冠する者ね。でも、今のは小手調べ………私の矢……どこまで見切れるかしら!?」

不敵な笑みを浮かべてエヴリーヌを見つめたエンネアは次々と矢を放ち始め

「ただの人間がたった一人で………しかもエヴリーヌと同じ武器で勝とうという事がどれだけ無謀な事か教えてあげる。キャハッ♪」

エヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべて次々と矢を放ち始めてエンネアの狙撃を次々と相殺した!そして2人はしばらくの間、途切れる事のない矢による狙撃の攻防を続けた。

「………どういうつもり、”魔弓将”?貴女は弓だけでなく魔術も使うと聞くわ。何故、魔術を使わないのかしら?」

しばらくの間、矢による攻防を続けたエンネアはある違和感を感じて矢を放つ事を止め、訝しげな様子でエヴリーヌを見つめて尋ね

「え?まだわかんないの?」

尋ねられたエヴリーヌは矢を放つ事を止めて意外そうな表情でエンネアを見つめた後

「ハンデだよ、ハンデ。お前なんか魔術を使わなくても遊びながら簡単に殺せる奴だし。くふっ♪」

無邪気な微笑みを浮かべて言った。

「なっ!?………ここまで侮辱されたのは初めてだわ!その傲慢………死を持って後悔させてあげるわ!ハァァァァァァ………!!」

エヴリーヌの言葉を聞き、怒ったエンネアが矢にすざましい闘気を込め始めて弓に番えたその時!

「とう!!」

「キャアッ!?なっ………弓の弦が………!?」

エヴリーヌは一瞬の動作でエンネアの弓の弦に矢を放って、弦を破壊した。

 

「さてと。遊びはそろそろ終わりにしよっか。キャハッ♪」

そしてエヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべた後転位してエンネアの前から姿を消した。

「転位………!クッ……一体どこに………!?」

姿を消したエヴリーヌに驚いたエンネアが周囲を警戒したその時、エンネアの背後から飛んできた無数の矢がエンネアの弓を持つ片腕を破壊した!

「え…………?」

自分の片腕がなくなった事に気づいたエンネアは一瞬呆けたが

「アアアアアアアアアア―――――ッ!?」

腕がなくなった場所から大量の血が噴出すると共に、身体から感じる強烈な痛みに悲鳴を上げた!

「まずは右腕っと。さ~て………次はどこをつぶそうかな?あ、でも頭は最後に残しておかないとね?キャハハハハハハハッ!!」

一方エンネアの正面に姿を現したエヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべて笑いながら転位した瞬間に神速の動作で無数の矢を放つ動作を何度も繰り返し、エンネアの全方向から矢を放って、エンネアをいたぶるかのように少しずつ体の一部を破壊し、エヴリーヌが矢を放つ事を止めるとエンネアの姿は全身矢が刺さり、鎧を自分の血によって真っ赤に染めた無残な姿となっていた!

「グッ…………!?馬鹿な………この私が手も………足も………出ないなんて………!さっきの………攻防は………言葉通り、遊んで………いたのね………!私が………貴女と互角で……ある事を錯覚して………錯覚した私を………見て楽しむ………為に………!この………外道が………!貴様等………武人の風上に………置けないわ………!」

全身血まみれで頭以外全て矢が刺さったエンネアは信じられない表情で呻いた後、怒りの表情でエヴリーヌを睨んだ。

「キャハッ♪やっと気づいたんだ。じゃ、死ね。」

そして睨まれたエヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべた後、番えた矢に膨大な魔力や闘気を溜めた!するとエヴリーヌの周囲の空気が震えた。

「グッ…………む、無念………申し訳ございません………アリアンロード様…………!」

両脚の腱も破壊され、動けないエンネアは悔しそうな表情でエヴリーヌを睨んだその時、エヴリーヌはSクラフト―――ゼロ・アンフィニを放ち、エンネアを塵も残さず破壊して絶命させると共に消滅させ、後に残ったのはエンネアを破壊した際に飛び散った大量の血が床にあるだけだった。

 

”魔弓将”に込められた真の意味――――エンネアがその事に気づいたのは自身が絶命する瞬間であった…………

 

 

 

 

という訳で原作で登場した”鉄機隊”のキャラは全員絶命というとんでもない結果に終わりました!絶命したといっても本物ではないのでご安心を。え?何で本物ではないとはいえ、殺したか?それは勿論、私が”鉄機隊”の連中は殺してもいいやっと思ったからです。(酷っ!)なので碧篇の敵キャラは死亡者だらけになると思います。(怖っ!)碧篇の敵キャラは嫌いなキャラ&殺してもいいと思っているキャラばかりなので。次回はお待ちかね?のシルフィアVSアリアンロードです!!………感想お待ちしております。


 
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