No.559523

真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれていた男 第一幕

真恋姫無双の二次作品です!

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2013-03-26 22:12:50 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1675   閲覧ユーザー数:1589

龍也(…ん…此処は…真っ暗だな…って…目が閉じてるからか)

 

 

龍也は閉じていた目を開けると…

 

 

龍也「…ん…此処は…何処だ?」

 

 

龍也は目を開けるとそこに広がっていた世界は龍也の想像とは違った光景が広がっていた。

 

 

龍也(此処は…テント?何でこんなところに普通保健室だろ)

 

 

龍也は何故こんなところに寝かされていたのかを考える。

 

 

龍也(そういえば何か外が慌ただしいな)

 

 

自分が何故ここにいるのか考えていると外が騒がしいのがわかった。

 

 

そんな中、テントの中に1人男性が入ってきて龍也はその男性が身に付けている物を見て固まった。

 

 

龍也(刀!?それにこの人が着てる服も鎧だし…)

 

 

その男性は武装しており龍也は自分は意識を失っている間に犯罪者達に拉致されたのでは?という考えに至る。

 

 

男性「目を覚ましたか、お前達、荒野に行き倒れていたんだぞ」

 

 

龍也(荒野に行き倒れてた!?まさか拉致されて何処かに捨てられたのか?)

 

 

男性「お、おい、どっか具合でも悪いのか!?」

 

 

龍也が黙って考えているのを男性は何処か具合が悪いと誤解する。

 

 

龍也「あ、すいません、少し考え事を…(今は此処が何処なのかを聞き出すのが一番だな)あの、此処は日本の何処なんでしょうか…」

 

 

男性「にほん?聞いたこともねえな…それに此処は涼州の隴西郡だぞ」

 

 

龍也「え?(日本じゃない?それに涼州って確か…中国の昔の地名だったような…)」

 

 

まともな答えが返ってくると思った龍也だが、中国の…しかも昔の地名を聞いてますます謎が深くなっていく。

 

 

男性「そういえば、お前が目覚めたら張遼様に連れてこいって言われてるんだ、一緒に来てくれるか?」

 

 

龍也「あ、ああ…はい(様付ってことは…此処のトップの人かな…その人なら何か知ってるかも)」

 

 

龍也は起き上がり武装した男性と共にテントを出た、付いていった場所に答えがあると信じて

 

 

 

 

龍也は男性に付いていきながら周りを見る

 

 

龍也(刀や槍や弓を持ってるのがこんなにも…どっか戦争でも仕掛ける気か…ん?)

 

 

龍也は武装している男達を見ていたが近くに立っている旗に気がいく。

 

 

龍也「張?」

 

 

その旗には張という字が書いてあり考えていると後を付いていた男性がテントの前で足を止めたので龍也も足を止める。

 

 

男性「張遼様!倒れていた男が一人目を覚ましたので連れて参りました」

 

 

???「そうか、入ってきい!」

 

 

男性「はっ!中に入るぞ」

 

 

そういってテントの中に入るとそこには椅子に座る女性が居た。

 

 

女性「目え覚めたか、あんたはもう下がってええで」

 

 

男性「はっ!」

 

 

女性「あんとき見つけたときはほんまどないしょうと思ったんやで…っで、あんたこの近くの村の民か?奇妙な服なんかきてるけど…」

 

 

女性は龍也が着ている服に興味津々に見る。

 

 

尚哉「これは学生服ですよ」

 

 

女性「ガクセイフク?なんやそれ?」

 

 

尚哉(なんだ?こうも話が噛み合わない…)

 

 

女性「奇妙な服着とるし…もしかしてあんた…「張遼様!残りの行き倒れ2人が目覚めたのでお連れしました!」…あんたのお仲間が目え覚めたみたいやな、入ってきて!」

 

 

女性がなにか言おうとしたが男性がまたやって来て男性が後ろに龍也と同じ雰囲気の服を纏った2人が入ってきて龍也はその2人の顔を見た瞬間驚いた。

 

 

龍也「美咲!康二も!」

 

 

連れてこられた2人は龍也の親友の立花美咲と真田康二だった。

 

 

美咲「龍也!よかった!さっきまでこのバカしか居なかったから心細かったけどあんたの顔見たら安心した!」

 

 

康二「非でえな…ついさっき俺と合ったときは抱きぶぅ!」

 

 

康二は美咲と再開したときのことを話そうとした口に出したが途中で美咲の右ストレート康二の溝にいれられ康二はもがき苦しむ。

 

 

女性 男性「「…………」」

 

 

尚哉「あ…いつものことだから気にしないでくれ、そ、それよりも話があるんでしょ?」

 

 

女性「そ、そうやったな、あんたもこの者らを連れてきておおきに下がってええよ 」

 

 

男性「は、はっ!」

 

 

男性は臣下の礼をとってテントを後にした。

 

 

 

 

 

女性「さてと、ほんならまず、名前と何処に住んでるんか教えてくれへんか?」

 

 

龍也「俺は柊龍也、出身地は京都府の中京区だ」

 

 

美咲「私は立花美咲、出身地は龍也と同じです」

 

 

康二「俺の名前は真田康二!よろしくな!」

 

 

女性「えっと…あんたは姓がひいで名がらぎで字が龍也なんやな」

 

 

龍也「いや、姓は柊、名は龍也で字は無いです」

 

 

女性「字が無いんか!ってことはそっちの2 人も」

 

 

美咲「あっ!はい、字はありません」

 

 

女性「そうか…うちも名を教えんとなうちは張遼、字は文遠此処の指揮を任されてるんや」

 

 

龍也 美咲「張遼!?」

 

 

張遼「な、なんや、行きなり大声なんかだして…」

 

 

康二「???」

 

 

張遼の名を聞いて龍也と美咲は驚き康二は何が何だかわからないようすで龍也達を見て龍也と美咲は小さな声で話し合う。

 

 

龍也「ち、張遼ってあの合肥の戦いで有名な張遼だよな」

 

 

美咲「うん、でも張遼は男だよ…女なはずがないんだけど…本人が張遼って言ってるし、関西弁で喋るしそれに私より胸が大きい…」

 

 

龍也「関西弁は確かに俺も思うが…それと最後の全く関係ないだろ!」

 

 

そんな中突然外から男性が入ってくる。

 

 

男性「も、申し上げます!此処より8里離れた場所に居た山賊が此方に向かって進行中!数は八千!」

 

 

龍也達「!?」

 

 

もうすぐ戦いの火蓋が切って落とされる。

 

 

 


 
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