No.558047

IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 闇の正体ーIllegal true character ー

ザルバさん

黒いマドカを追いかける一夏。黒いマドカから一夏に向け衝撃の言葉が発せられる。

2013-03-22 23:13:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2857   閲覧ユーザー数:2773

 学園外れの森、黒いマドカを一夏は追いかけていた。

 マドカは地上を欠け走り逃げていた。

「待て!」

「くっ!しつこい!」

 マドカは立ち止まり一夏の方を向く。一夏も距離を取り止まる。

「デュナミスト、織斑一夏。」

「なんだ。」

「なぜお前は戦うんだ?あいつらに守る価値でもあるのか?」

「ああ、あるさ!」

「お前を襲ったあの二人もか?」

「そうだ!どんな人でも死んでいい命は無い!」

「ふん。まあいい。だがお前はそう長くない。」

「っ!!」

「気付いているんだろ?自分の体が限界であることが。」

「だとしても俺はこの光で戦う!」

「ならその光、私が奪ってやる!」

 黒いマドカはダークエボルダーの持ち手を両手で持ち、引き伸ばす。中心の黄色い水晶体から闇の光が溢れる。

「本来ならあの子の体を借りてなるつもりだったけど予定変更。かりそめの体でも十分にいけるわ。」

 黒いマドカは黒い光に包まれ闇の巨人へと変身する。

 その姿はネクサスと同じ大きさで瞳は赤く、黒を主張とした身体に赤と銀の色が混じっている巨人。左腕にはアームドネクサスと同じもの、右腕にはアームドメフィストを持つ闇の巨人・ダークメフィストツヴァイが現れた。

「ハァァ」

 メフィストツヴァイは一夏に向け闇の光弾を放つ。

「うぁぁぁ!」

 一夏の近くに闇の光弾は着弾し、一夏は吹っ飛ばされる。

「フ・・・」

 メフィストツヴァイは千冬たちの元へと向かう。

 

「山田先生、生徒の避難を優先させてください。私はマドカをシェルターにまで運んでからそっちの方に向かいます。お前たちはその二人をシェルターに運んでおけ!」

「わかりました。気をつけて・・・・」

 その瞬間であった。ズシン、ズシンと地響きが響き渡る。

「な、なに!」

「あれ!」

 シャルロットが指差す方向にはメフィストツヴァイの姿があった。

「黒い・・・・・・・・・巨人?」

「なんか・・・・・・・やばくない・・・・」

「ファァァ・・・・・・」

 メフィストツヴァイは右手に力を込め、光弾を放とうとする。

 

 学園外れの森で倒れた一夏は立ち上がる。

「う・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・はっ!」

 一夏はあたりを見渡す。だがメフィストツヴァイはそこにはいなかった。

「まさかあいつ!」

 一夏は懐からエボルトラスターを取す。

「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 一夏はエボルトラスターを鞘から抜き、天にかざす。

 

 


 
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