No.547218

魔法少女リリカルなのは 退屈嫌いの転生者の介入録

20話 対峙する転生者

2013-02-21 23:42:02 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4438   閲覧ユーザー数:4201

アースラの休憩室

 

魔力値の測定など色々が終了し結果を聞くまで待っている

 

朔哉やアイリスも一緒だ

 

この二人リンディさんに自分も魔法の事を知っているし使えると言ったらしい

 

なもんでこの二人も一緒に検査を受けている

 

ちなみに今アースラの中に居る親しい奴は朔哉、アイリス、クロノ、エイミィ、リンディさん、リインフォース、はやてだ

 

はやてとリインフォースがいる理由はなんでもはやてがリインフォースとユニゾンと言う物ができなくなったらしい

 

「くぁ~~…」

 

口が広がる限界まで広げて欠伸をする

 

「眠いのか?」

 

向かい側にいたクロノが聞いてくる

 

「ん~まぁ…昨日少し眠れなかったからなぁ」

 

いやぁ~まさかあんな面白いことができるなんて思わなかったから色々試していたら日が登ってたからびっくりだ

 

面白いことと言うのは能力のミックスだ

 

Phoenixとプロミネンスの炎と飛翔烈風波を混ぜて炎の竜巻とか作ったり

 

ファイヤーウォールとアイギスを混ぜて最強っぽいシールドにしてみたり

 

……レオのファイナルアタックにあらゆる物を破壊する能力混ぜたり…

 

あれは酷かった……

 

なんせVouivreで作った壁が直撃と同時に粉に()なったのだから

 

粉々ではない()である

 

あの威力には引いた…

 

あらゆる物を破壊する能力はミックスさせる…というよりも使うべきじゃないと思った

 

あんなもの人に向かって使ったらヤバイどころか人体が粉になっちまう

 

「お待たせ~」

 

と思い出していたらエイミィが入ってきた

 

「皆の結果がわかったよ」

 

「で、どうだった?」

 

クロノがエイミィに聞くと

 

「う~ん、予想してたよりも魔力量が少ないかな?三人の中で真ん中のクロ君が魔力だけでランクを付けたならC+だから」

 

「C+!?あんな高威力砲撃をできるのにか!?」

 

俺の魔力量に驚くクロノ。

 

「C+ってそんなに少ないのか?」

 

気になったので聞いてみると

 

「正直言ってフェイトのプラズマザンバーブレイカーを拮抗させずに飲み込む程の砲撃を撃てるとは思えないレベルだな」

 

そうなのか……

 

「一応言っておくと二人も同じように魔力だけでランク付けしたらアイリスちゃんがA、朔哉くんがD-」

 

「別に問題はないわね」

 

「確かに、僕らは希少技能(レアスキル)中心で戦うだろうし、魔力の消費は基本は無いからね」

 

二人に聞いたところアイリスの召喚、朔哉の射撃は魔力を使わない物らしい

 

「じゃあ何か?君達三人は魔力を基本的に使わないのか?」

 

と言われ考えてみると

 

「「「多分」」」

 

という回答に至る

 

実際俺が使う魔法なんてファイナルアタックくらいだし……

 

しかも誰にでも変身できる能力を使えばその問題も解除される

 

あの能力、自分の魔力ではなく変身した姿の魔力で戦える

 

だから例えば俺本人の魔力が1/100くらいになったとしても高町とかに変身すれば100/100で戦える

 

という便利な能力だった

 

「……はぁ…こんな現実見せられたら僕も希少技能保持者(レアスキルホルダー)が嫌いになりそうだ……」

 

「ど…どんまいクロノくん!」

 

落ち込んだクロノをエイミィが慰める

 

……なんか酷いことした気分だ…

 

けどここで俺が慰めるのは間違ってるんだろうし……

 

黙っているのが吉か…

 

同じ考えなのかアイリス達も黙っている

 

「帰ってもいいしら?」

 

訂正、アイリスはどうでもよかったようだ

 

「…ん?アイリスじゃないか!こんな所で会うなんて奇遇……貴様!」

 

銀髪くんが俺を見るなり怒りに満ちた顔で突っ込んでくる

 

そして右手を振り上げ殴ろうとしてきた

 

「っぐ!?」

 

まぁ、そんな遅い拳当たらないけど……

 

手首を掴みひねり上げる

 

……というか俺えらい、銀髪くん見ても反射で殴らなくなった

 

「はっ、はなせっ!」

 

と振りほどこうとする

 

 

「……っ!?」

 

唐突に痛みのない静電気とでも例えるべきか、そんな物が走った

 

これはアイリスとキスしたときも感じた

 

……あの時はアイリスをふにゃふにゃにすることしか考えてなかったから気にしなかったが

 

この感覚は一体?

 

またも何か自分の中に残った感じだ

 

アイリスの時から感じてるのも残っている

 

何なんだこれ?

 

「……もういい、この僕への無礼に今までの卑劣な僕を狙う行為、そして僕の妻であるなのは達に手を出した。これまでは優しいから無視してやっていたがもう無理だ。戦え!貴様も魔導師なんだろう?僕の手で直々に殺してやる!」

 

「……ん、いいぞ」

 

と言うと

 

「クロ!悪いことは言わないそいつと戦うのはやめろ!いくら君でも勝てない!」

 

と止めてくるが

 

「負けるのは別にいいかな、んじゃ、訓練室借りるぞ」

 

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所が変わって訓練室

 

「…じゃ、じゃあ始めるよ?」

 

「OK」

 

「さっさとしてくれ」

 

とイラつきながら言う銀髪くん

 

「始め!」

 

カウントを待ってくれそうになかったのでエイミィがすぐに開始の合図を出した

 

「貴様に楽な死に方などさせるか!王の財宝(ゲートオブバビロン)!」

 

突然空中から剣や槍といった武器が沢山出てきた

 

そして

 

「死ね!」

 

その武器群が自分に向かって降ってくる

 

「アイギス!」

 

回避は無理と思ったので防御するためにアイギスを展開する

 

アイギスに当たり弾かれる武器群

 

「っく!」

 

「いつまで防げるかな?ははははははは!!」

 

俺の防御を嘲笑うかのように武器を降らせ続けてくる銀髪

 

(っち!これじゃあ勝てないな)

 

いつまでも同じ攻撃しかしてこない銀髪くん

 

そしてこっちは防いでいるものの若干辛い

 

明らかに状況はあっちが有利だ

 

しかもこれだけ武器があるんだ、もしかしたらアイギスを破る事が出来る物があるかもしれない

 

(なら!)

 

と一か八かの賭けに出ることを決めた

 

アイギスを展開しながらSophiaとSylphidを発動する

 

「小細工などしても無駄だ」

 

かもしれないなけど…

 

「やってみなくちゃわからねぇだろ?」

 

そう言いながら突っ込む

 

「馬鹿が!死ね!」

 

最初からずっと同じように武器を掃射してくる

 

「っつ!」

 

武器が体を掠めてゆく

 

アイギスは張っていない

 

俺はまだアイギスを動きながら使うという芸当ができないからだ

 

動きながら使うと物凄く不安定な感じになった。だから動くときは使っていない

 

今使っているのはSophiaによる世界の数値化とSylphidの加速

 

Sophiaで最もダメージが少ない進み方を見てその通りに高速で移動する

 

そして

 

「貰った!」

 

銀髪の目の前に出て攻撃しようとすると

 

「この愚か者がぁ!消え失せろ!約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

 

既に振りかぶっていた銀髪がその剣を振り下ろす

 

「…」

 

その光に包まれ

 

「ははは!こんなにも弱いとはな!」

 

ボロボロになり、動けないところを……

 

「死ね」

 

―――――――――銀髪に殺された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来が見えた

 

俺ってピンチになるほど真価を発揮すんのかな?

 

正直言ってこの時の俺は

 

―――――――――自分でもありえないと思った

 

特訓してはいたが今までずっと曖昧だったSophia

 

それが今はっきりと

 

未来が見える

 

銀髪の前に出る

 

「この愚か者がぁ!消え失せろ!約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

 

ごめんな………それは、

 

 

 

―――――――――もう見たんだ

 

 

 

「な!?」

 

残像のように姿が消える

 

「疾風三連撃!」

 

正拳突き、足払い、再度突きの三連撃

 

それで終わらせず

 

「爆砕重落下!」

 

爆砕重落下へと繋ぐ

 

両者空中に居るというのもあってフェイトの時ほどの威力は出なかったがダメージとしては十分だった

 

「ブルドライブ!」

 

ブルホーンを右腕に装備し

 

「ブルホーン!ファイナルアタック!」

 

ファイナルアタックを放つ

 

地面に刺したブルホーンの位置から結晶のような槍が地面から現れ銀髪に向かってゆく

 

銀髪がその結晶に滅多打ちにされる

 

そして

 

「勝者!クロくん!」

 

とエイミィが歓喜の声を上げる

 

クロ「魔法少女リリカルなのは」

 

朔哉「退屈嫌いの転生者の介入録」

 

アイリス「文章ラジオ」

 

「「「はーじまーるよー♪」」」

 

クロ「………」

 

朔哉「………」

 

アイリス「………」

 

クロ「何か違うな…」

 

朔哉「うん…」

 

アイリス「物凄く空虚感があるのだけど…」

 

クロ「言うな…結構気にしてる」

 

朔哉「そ…そんなことより質問といこうじゃないかクロ」

 

クロ「そ、そうだな!んじゃ最初はと。Lapis lazuli様だな」

 

朔哉「Lapis lazuliさんといえばフェニックスのチート談義をしたね」

 

アイリス「ええ、結構有意義だったわね」

 

クロ「………知ってたか?この作品てさ銀髪くんの話とう〇い棒の話とチート談義してるとこがコメント数上位なんだぜ?」

 

朔哉「………」

 

アイリス「作者の所為ね」

 

クロ「………ま、まあそれは置いておいて。表向きは小学生なんだから少し加減してあげましょう?とのことだ………これは要望かな?」

 

朔哉「それに近いね………勝手に作者が取り上げてるだけだが」

 

クロ「で?それに関してどう………」

 

朔哉&アイリス「「却下」」

 

クロ「………早すぎねぇ?」

 

朔哉「幾ら君に頼まれたとしてもそれだけは嫌だ」

 

アイリス「そうよ。言っておくけれど現状でも"か・な・り"譲歩したのよ?それを読者様が同情してるから微温くしてあげて、其れがクロの為になるからなんて作者が土下座で言うから仕方なく今のレベルに下げてあげたのにどうして更に下げなくちゃいけないの?」

 

朔哉「幾ら(ピー)に(ピー)で(ピー)だからって」

 

クロ「おい?!今めちゃくちゃ規制かからなかったか!?」

 

朔哉「気にしない」

 

クロ「………つ、次だ次!えーとげんじー様からだ。朔哉は女性に転生しようと思わなかったのかな?それならノーマルなクロも受け入れてもらえたかもしれないのに…だってさ」

 

朔哉「それも良いのかもしれないがそれは僕では無く女になった僕だろう?それは僕ではないよ。僕は僕のままでクロと居たいんだ。結ばれなくたっていい、傍に居れれば十分さ」

 

アイリス「くさっ!」

 

クロ「………?」(←アイリスに特性遮音ヘッドホンをされ音が全く聞こえないでいる)

 

朔哉「何?」

 

アイリス「臭すぎて反吐が出るわ。あぁ御免なさい?そう言う臭い台詞を吐くのも仕事なのよね?」

 

朔哉「………今日という今日は許さん!ここで死ね!」

 

アイリス「残念ね其れは此方の台詞よ。跡形残らず消えなさい!」

 

 

この作品の銀髪くんよりひどい目にあってる自称君て居ませんっけ?


 
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