No.542522

真・恋姫無双 天下統一伝 十二話

yukkyさん

前回の続きです
割と短めです
先週できなかったニ回投稿を今週させてもらいます

2013-02-10 17:13:57 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5709   閲覧ユーザー数:5162

「流石は、主ですな 

戦が始まってまだ、四半刻(30分)も経っていないというのに

斯様に、将を打ち取るとは」

「ええ、ですがこれからが正念場です

緑様、水仙様、紅殿

準備はよろしいですか?」

「相分かった」

「了承」

「分かりました」

 

これから、襲撃として

緑は弓兵2000を、水仙は義勇兵と歩兵4000を

紅(龐徳)は、騎兵2000を率いて

進む予定だ

ちなみに、なぜ龐徳が騎馬隊を率いているのかというと…

 

 

これは、途中で俺が気付いた事だが

今まで、騎馬の鍛錬は緑に任せていた

しかし、緑事態の能力がないのか、どこか布陣に隙があり

余り使えるものとは言えなかった

 

それに気がついた龐徳が

内部から改変し

騎馬隊の突破力と攻撃力を底上げしてくれたのだ

まぁ、西涼の人だし、期待はしていたんだけどね

よって、騎馬隊の隊長を彼女に任命し

騎馬の全権を彼女に握らせた

 

「䔥何さん」

「了解ですよ、司馬懿殿

全軍、出立してください

情け容赦は無用

我々を散々打ちのめしてきた賊どもへの

報復と、撲滅を!!

私たちのこの手で成し遂げましょう!!」

「「「「「「「「「「おー!!」」」」」」」」」」」」」」

 

䔥何の鼓舞で士気が最高潮となった

そのお陰か被害もほとんど出さず

結果、俺たちの大勝利だった

 

やけくそになって、襲ってくる騎馬隊は

緑が俺の考案した2段構えの陣で(分かりやすく言えば、長篠の戦いの信長鉄砲隊の構え方の2列版)

矢の雨を降らして撃退

 

逃げようとした歩兵は、

超越した紅の、騎馬隊の突破力を用いて蹴散らし

 

弓兵軍団は

逃亡兵の殲滅が終わった紅が取って返し

前方からきた水仙と挟み込み

完全に殲滅させた

 

 

結果、30000いた、敵軍は

20000人以上の死傷者を出し、終結した

俺たちの被害は500人くらいだ

 

 

完全に終局した戦場にて…

 

「ふぅ、終わったか」

「ええ、ですが

総大将直々に戦を出るとは

項羽じゃありませんしやめておいたほうがいいのでは?」

「俺は、胡亥(秦の二代目の皇帝)のように

宮廷に引きこもって宦官にやられるなんて

御免だからな…

まぁ、これだけは譲れないな」

「それはそうですが…」

 

䔥何は頭を抱えていた

まぁ、確かに総大将自らって

あんまり褒められた行動ではないからな

 

 

 

「ところで、李通殿、一つだけ聞きたいことがあります」

「何だ?」

「私は、劉公(高祖劉邦のこと)が漢を建国したと同時に

ここへ落ちました

まぁ、これは何かしらの運命然り、神の起こした遊戯然りでしょう」

 

(䔥何 正解は後者だよ~)

と心の中で思ってしまうのは無理もないだろう…

 

「元の時代に戻ることはもう諦めました

そこで、私はあなたにお聞きしたい」

 

 

厳かな表情で䔥何は言う

 

「あなたは、この時代に何を求めますか?

そして、どのような世を目指しますか」

 

 

「我が求めるは王道

そして俺の目指す世は、当り前なことを当たり前に実現することの出来る世、だな」

 

䔥何は、目をつぶってそれを聞き

 

「奇麗事ですな…」

 

そう呟いた

 

「本気で斯様なことが出来るとお思いで?」

 

さらに、そう聞いてきた

 

 

 

「確かに奇麗事かもしれないな

されど、この漢王朝は賊が横行し

悪政が栄え、見るに堪えない状態となっている

まさに、秦の胡亥、趙高が行ったような有様だ

それを断絶するためには

一度、漢という基盤を消滅させ、

また、全てを一から統べる必要があると思っている」

 

 

「その役目を貴方が担うと、偽善者でありますな

それに、反逆罪となりそうなことを、

よくもまぁそんなに述べることができますな」

 

「確かに偽善者だ、俺は

それでも、漢王朝はいづれは滅ぶ、権威が無くなるのもすぐであろう

その後、突入するのは群雄割拠の時代

人が人を憎み、奪い、殺しあう世界だ

斯様な世に、平穏を望むものは多いはず

我らは、戦乱の世を仁の力で終わらせて

王道を歩むために挙兵した

それ故、幾度泥水を啜り

断腸の思いをしても構わぬ

だから、俺たちに協力してくれないか

䔥何」

 

 

そう言って俺は頭を下げた

 

 

「頭をあげてくだされ、李通殿、

私はあなたを試しました

劉公と同じような志を

思いを貴方は持っているのかと

まずそのことを詫びさせてください」

 

 

すると、今度は䔥何が跪き

 

「私は 性は䔥 名は何 真名は 政ともうします

私のような愚直なもの、如何様にもお使いくださいませ」

 

 

臣下の礼をとった

 

やべ、本当に涙が出そう

だって、仁の䔥何を取れたんだよ

感動するでしょ!!

 

「ありがとう、䔥何(若干涙声)」

 

「俺の名前は、李通 字は優行 真名は刃だ

よろしく頼むぞ 政!!」

 

「主君より真名をいただけるとは

至極、光栄の極み 精一杯仕えさせていただきます!!」

 

䔥何が配下になりました

 

 

ちなみに、

8500の兵と、䔥何、龐徳を連れた俺たちを

歓迎してくれた稟が

䔥何を見てとてつもなく驚き

鼻血を出して倒れたのは

黙認しておこう

ここまで読んでもらってありがとうございました

次は火曜日か、水曜日に投稿します

 

感想、意見等よろしくお願いします!!


 
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