なんか箱開けてまるまる二か月くらいかかってしまいましたが何とか完成です、GWH（グレートウォールホビー）発、1/48ファルクラム決定版と目される本キット、発売を心待ちにしていた方も少なくないのではないでしょうか、その期待を裏切らず素晴らしい内容です。
全体のプロポーションの正確さにおいて、完全解答は存在しないほどとまで言われていたファルクラムを大変精緻に、妥協なく立体化しており、手に取るとその愛の深さが実感されます。普段へっぽこな制作ばかりしている僕でも勘合に悩まされることはありませんし、何よりHud、上面エアインテークをはじめとするエッチングパーツ等多大にディティールアップを施しながらもパーツ総数はきっちり収まっているという点、同時にエアブレーキやフラップなど痒いところに手が届く選択式/角度調節式と徹底してモデラー視点で製作されていることが分かります。（それもそのはず、模型誌でロシア機を中心に活躍なさっているモデラーさんが携わっている様子である旨を模型誌で見つけて納得しました）

精緻なパネルライン、放電索、上下エアインテーク選択式、コクピットは一つ一つが別デカール。なんとも贅沢な内容で、作業量はそれなりになり、神経は使いますが、誰が作っても素晴らしいファルクラムが手に出来ることは、まぁ僕がへっぽこなんで証明されていますね！ここまでベタ押しですがそれくらいいいキットです、騙されたと思って是非買ってください本当に凄いんでアサルトマーケットです

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留意点としては、主翼や放電索が再現性が高い反面大変薄いので、制作中はマスキングテープなどで保護をしておくとよいかもしれません。

さて、フランカーのお姉ちゃんにあたるMiG-29でありますが、ちまっこくてキュートですねフランカーが美人系ならファルクラムはかわいい系です。
前線戦闘機としての性格が強く、どうしても航続距離や積載能力ではフランカーに劣り、また配備国がバックアップ面で先進国に敵わないためかどうしてもやられ戦闘機のイメージが抜けないですが、余剰推力比、格闘能力面では一つの到達点を迎えた戦闘機と言えますね。
MiG-35では高い機動性とアビオニクスの強化なども図られていて、やっとこさファルクラムの真髄を発揮できるのか！と思ったら対外輸出でことごとく売れ残っている始末……
ミグ社の斜陽振りを体現しているようで、嫁に行けるのか心配であります。