~ 外伝話 †とある森の中で† ~
私の名は「黄連(おうれん)」真名だけの女
元々とある地方の豪族だったけど、『あの子』に命を救ってもらったから
『あの子』のお手伝いが終わるまではその時の名は封印している
自分で言うのもなんだけどちょっとした有名人である私は
バレルと色々と面倒なので仮面をつけて正体を隠している
そんな私は今・・・
私は『あの子』からの話を聞き漢中(かんちゅう)へ向かった
難攻不落・天然要塞とも言えるその場所は
昔から五斗米道(ごとべいどう)という特殊な医者が住む場所だ
ここ最近では各地で見られるようになったが
彼らを忌み嫌う連中も未だ多い・・・
そこの長である張魯(ちょうろ)とはちょっとした知己でもあった
久しぶりにあった彼女は・・・
「はぁ~い、魁花(かいふぁ)元気にしてた?」
「その声・・・黄連か?!」
久しぶりの再会に花を咲かせ、思わず朝まで酒盛りしちゃった
そんな彼女から『あの子』に教えてもらった森の場所を確認する
「ああ、あそこか・・・白(はく)坊から許可が下りてるなら構わんよ
私も今日、とっておき(お酒)持って行く所だったし一緒いこか」
「あれだけ飲んだのに、まだ飲むつもりなの?あきれるわ~」
「んじゃ、こいつはいらない?」
お酒をぶらぶらと私の前で振って誘惑させる・・・そんな手に・・・
「飲むに決まってるじゃない、少し会わない間にぼけちゃったかしら?」
「かぁ~あんたは可愛くないね、素直になればいいってのに」
「それでも嫁の貰い手はあったわよ~?だ・れ・か・さ・ん・と違ってね?」
「よし、久しぶりに殺るか?喧嘩はならいくらでも殺るぞ?」
「うふふふ~そろそろ決着つけてもいいわね」
彼女とは20勝20敗20引き分けしている仲だ、いい加減どっちが上か示す必要がありそうね
戦う前に、華陀(かだ)という彼女の弟子に止められた、残念
彼女曰く、『あの子』に調教されたそうだ・・・危険な匂いがするわね
今度会った時に聞いておく必要がありそうだわ
太陽が傾きかけた頃にその森に着いた
うん、私この森の雰囲気よく知ってるわ・・・
私にとって後悔しても後悔し切れない場所
私の生涯にとって忘れちゃいけない場所にそっくりだった
「どうした黄連、おいてくぞ?」
「あ~ん、待って!御願いだからおいてかないで!」
急いで彼女を追いかけると、とある地点で彼女が止まる
「どうしたの?」
「ん、色々とな」
そういって、私の手を掴んで歩き出す
「え?え?ちょ、ちょっと!?」
「我慢しろ、あたいだってお前さんと手を繋ぐとかしたくないが
こうでもしないと辿り着けないんだよ・・・」
分からない事を言ってるが、とりあえず目的の場所まで我慢しないと駄目らしい
「次からは多分白ちゃんが許してる相手なら、この手輪くれるだろうから大丈夫さ」
彼女がつけてるそれがどうやら目的の場所に行くのにいるようだが
『あの子』が許した相手じゃないともらえないそうだ
うん、よくわからないわね
そして、目的の場所に着いた
そこにいた
一匹の
真っ白な小さな虎を見て
私は走ってかけより
その小さな虎を抱きかかえて
「雪華(せつか)!ごめんなさい・・・ごめんなさい!!」
となきじゃくってしまった
彼女は何かを言うでも無く
泣き止むまで私の顔を優しくなめてくれた
━━━雪華視点━━━
「くふっ、よ~眠っておるわ大人とは思えない無垢な寝顔じゃ」
「ですな、よっぽど貴方様に負い目があったんでしょう?」
「わっちとしてもそこまで負い目を持たせた事が気がかりじゃったが
白の奴が気を利かせてくれたんじゃろ」
「全く白坊には驚かされてばかりです」
「わっちの自慢の息子じゃからな」
「あたいの自慢の弟子でもありますよ?」
「まぁ何にせよ、酒が美味い事はいいことでありんす」
「違いない」
二人で笑いながら酒をあおる、本当に今夜の酒は美味いし
尻尾に捕まりながら眠る黄連の寝顔は本当に安心しきった顔だし
本当にあの子のおかげでわっちの世界は彩(いろ)が増えたわ
「白・・・お前の居場所はいつでもここにありんす」
注がれた酒に写る満月はいつもより銀色に輝いて見えた・・・
あとがきっぽいもの~
よくよく考えたら、この二人の和解?の話ってのが無かったなと思ったので
急遽、インフルで暇を持て余してる妄想力をフルに使い妄想しました
そして、張魯さんの真名がここで明らかに?!
真名の意味は花魁(おいらん)→逆にしてみたらいいんじゃね!?という安直な形で完成です
ええ、捻りなんか無理ですお・・・
そんなわけで久しぶりのロリ雪華さんでした!
次回こそはきっとメインストーリーな駄文になると思います、よろしくお願いしますm(_ _)m
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このお話は、そういえばと思い
なんとなく思いつきで書いたお話です
メインの話には全く関係が無い予定です・・・