No.530968

真・恋姫†無双 異伝 「伏龍は再び天高く舞う」外史動乱編ノ二十五


 お待たせしました!

 それでは最後の拠点話という事で、短編を幾つか…。

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2013-01-12 21:33:11 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:5951   閲覧ユーザー数:4584

【新しい酒】

 

「どうですか北郷様?『焼酎』のお味は?」

 

「ほう、これはいい出来ですね」

 

 ここは南陽のとある酒屋である。何でこんな所にいるのかというと、実はこ

 

 の酒屋さんから『最近、新しい酒屋に客を取られたので何とかしてほしい』

 

 という投書があり、本来なら太守である俺がそういう事に首を突っ込む事に

 

 は問題がありそうな気もしたが、ふと思いついた事があったのでその酒屋に

 

 出向いたのであった。その思いつきとは、焼酎を造る事であった…俺が未成

 

 年だとかいうツッこみはこの際無しの方向で一つ。

 

 何故焼酎だったのかというと、実を言えば昔から鹿児島へ帰る度に、じいち

 

 ゃんに飲まされ続けていたので、今でも時々飲みたくなる事があったからだ。

 

 前の外史の時は何とか他の酒でごまかしていたのだが、現代に戻った時に、

 

 もしかしたらまた外史に行く時があったらと思い、密かに焼酎の作り方を学

 

 んでいたのであった。

 

 そして、その知識を基に酒屋さんに造ってもらったのだが、正直ここまでの

 

 出来になるとは思ってなかったのでビックリであった。欲を言えば芋焼酎が

 

 飲みたい所ではあるが、原料たる芋が手に入らなかったので、手に入り安い

 

 麦が原料なのであった。

 

「そうですか!ならばこれを店に出しても…」

 

「ああ、いいですよ。これで少しでもお店の売り上げが上がればいいですね。

 

 それと、一応…」

 

「分かっております。毎回出来上がった分から一升だけ北郷様にお届けさせて

 

 いただきますので」

 

 よし、これで思う存分焼酎が飲めるぞ。俺はそう思っていたのだが、浮かれ

 

 すぎていたのかその俺の背後で密かに耳をすませていた存在がいた事に気が

 

 付かなかったのであった。

 

「へぇ~、新しい酒かぁ。こりゃええ事聞いたで。にっしっし…」

 

 

 

 それから十日余り、あの酒屋は焼酎を出した事によって客足が大分戻って来

 

 たという報告は聞いて一安心していたのだが…。

 

「おかしい…全然俺の所に焼酎が来ない」

 

 幾ら造るのに時間がかかるといっても、あの段階で仕込みはほぼ出来ていた

 

 はず…なのに何故一つも来ないんだ?

 

 俺は街の見回りのついでにその酒屋へ立ち寄る事にした。

 

 ・・・・・・・

 

「いらっしゃ…あっ、北郷様。どうです、焼酎の味は?悪くなってたりしない

 

 ですかね?」

 

 俺の姿を確認するなり店主はそう聞いてくる。

 

「えっ!?どういう事です?あれから俺の所に焼酎は一つも来てないですけど?」

 

「そんな、まさか…既に二回ほど城には届けさせましたが?」

 

 二回も!?それじゃ一体、何処に行ったと…?

 

 その俺の様子を訝しく思ったのか、店主は下働きの者に聞く。

 

「おい、確かこの間お前が城に届けたよな?」

 

「へぇ、城に着くなり張遼将軍が『ウチが届けとくさかい』と仰ってくださった

 

 のでお渡ししたのですが…」

 

 それを聞いた瞬間、全ての犯人が分かった。

 

「そういう事か…それじゃ、すまないけど…」

 

 俺は声を潜めて頼み事をする。

 

 

 

「失礼します、酒屋でございます。北郷様へのお届け物にあがりました~」

 

 酒屋の人が少々芝居がかった感じでやってくる。

 

「いつもご苦労さん。ほな、いつものようにウチが届けとくさかいにな」

 

 そこへ見計らったように出て来た霞がそれを受け取ろうとする。

 

「へぇ~『いつものように』ねぇ…それは一体何処へ行くんだ?」

 

「そりゃ、ウチがこっそりくすねて飲んどるに決まって…って、一刀!?」

 

 後ろから声をかけた俺の姿を見て霞は狼狽を隠せない。

 

「そうか、そうか…なぁ、霞」

 

「な、何や?」

 

「それって泥棒って言うよね?」

 

「い、いや~っ、その…そ、そうや!そもそもこないに美味い酒を独り占め

 

 しようとする一刀が悪いんやないか!」

 

 え~っ、ここで逆ギレって…そっちがそういう行動に出るのなら…。

 

「霞、今月のお前の給金は無しに決まったから。たった今、太守判断で」

 

「ちょっ、ちょっと待った!幾ら何でもそれって横暴やないか!?」

 

「さあ?俺の酒を勝手に飲んで謝ろうともしない誰かさんの言う台詞は全く

 

 聞こえません(怒)」

 

 俺はそのまま足早に去っていく。

 

「ちょっ、待った!一刀、ごめん!!もう二度としないさかい、それだけは

 

 勘弁してぇ…」

 

 その俺の後を慌てて追いかけていく霞の姿を見て、

 

「北郷様達もいろいろ大変だなぁ…それじゃ、頼まれた仕事は果たしたし帰

 

 ろうかな」

 

 酒屋の人はそう呟きながら帰っていった。ちなみに持って来た酒瓶の中は

 

 ただの水である。霞を誘き寄せる為のダミーであった事は言うまでもない。

 

 

 

【豆腐百珍】

 

「へぇ、こんな料理も出来るんだぁ…」

 

 流琉は厨房で一人本を読んでいた。

 

「おや?何読んでるんだ、流琉?」

 

「あっ、兄様。朱里さんに貰った本を読んでたんです」

 

「朱里に?何の本?」

 

「これです」

 

 流琉が見せた本の題名は『豆腐百珍』と書かれていた。あれ?これって確か

 

 江戸時代の本のはず…しかし良く見ると、その書かれている字は朱里の字で

 

 あった。そうか、朱里が向こうで読んだ全ての内容を書き写したのか…相変

 

 わらずの朱里の記憶力の凄まじさには恐れ入るばかりだ。 

 

「へぇ、それじゃそのうち流琉の豆腐料理が食べれるわけだな」

 

「ふふ、これを基にしばらく研究してからですけどね。その時は兄様に一番に

 

 食べてもらいますので楽しみにしててくださいね」

 

 流琉はそう言ってにっこりと微笑んでいた。

 

 後日、実際に流琉に呼ばれて新しい豆腐料理の試食をしたけど、それはそれ

 

 は美味しい物だった。しかし、大勢で食べた方が美味しいだろうと思って皆

 

 も呼んだのだが、何故か流琉は少し不機嫌な顔をしていた。何か悪い事した

 

 のかな?流琉に聞いても『ご自分でお考えください』としか言われなかった

 

 し、朱里に聞いても『さあ?私にはわかりかねますけど?』と即答された。

 

 絶対、何か知ってる眼だったけど。それにしても…う~む、分からん…まあ、

 

 美味しい物が食べれたからよしとしよう。

 

 

 

【楽しい見回り】

 

「今日も異常は無いな。さすがは一刀様の治める街は治安がいいな」

 

 凪は見回りを一通り終えた後、茶屋で一服しながらそう呟く。

 

「でも、たまには一刀様と一緒に見回りとか…わ、私は何を考えているんだ!

 

 一刀様はただでさえお忙しい身、私なんかと一緒に回れる時間なんて取れる

 

 わけなんか…でも、一回くらいなら…ダメだ、ダメだ、そんな不謹慎な考え

 

 なんかしたら」

 

 凪はそう言いながら身悶えていたが…それは傍から見ると少々危なく見えた

 

 のは言うまでもない。

 

 ・・・・・・・

 

 数日後、凪はいつもと違うルートで見回りをしていた。

 

「ここの辺りは普段は部下達に任せてはあるけど、たまには自分の眼で確認し

 

 ないと…」

 

 そう呟きながら辺りを見回る凪の眼に、路地裏で怪しげな行動を取る一団の

 

 姿が入る。

 

「おい、そこの者達!そのような所で何をしている!!」

 

 凪の声にその一団の頭と思われる者の顔に驚愕の色が浮かぶ。

 

「どういう事だ、この時間は警備の見回りは無いって言ってたじゃねぇか!」

 

「あいつは、普段ここに来ない奴だ!だから…」

 

「ええい、ごちゃごちゃ言ってねぇで逃げるぞ!!」

 

 その一団は脱兎の如くに逃げ出す。

 

「待て!…くっ、こんな事なら何人か連れてくるんだった…」

 

 凪はそう悔やみながらも一団を追いかけていった。

 

 

 

 凪は一団を追いかけるが、相手は素早く路地裏の細い道に入り込んだ為、なか

 

 なか差を詰める事が出来ない。

 

「ダメだ…このままじゃ逃げられる。こうなったら最後の手段だ」

 

 凪はそう呟くと気を込める。そして…。

 

「猛虎蹴撃!!」

 

 凪から放たれた気弾は逃げていた一団に見事に命中したのであった。しかし…。

 

 ・・・・・・・

 

「一刀様、申し訳ありませんでした!!」

 

 大手柄のはずの凪は絶賛土下座中であった。何故なら、

 

「はぁ…幾らなんでもここまで破壊されちゃったらねぇ…」

 

 俺の眼に映るのは家々の間に開いた穴の如き…ぶっちゃけ、凪の気弾で破壊され

 

 た家々の跡なんだけどね。どうやら怪しい一団に放った気弾はそいつらをぶっ飛

 

 ばすだけでは治まる事は無く、周りの家々をも破壊してしまったようだ。

 

「もうちょっと加減するとかいう選択肢は無かったのか?」

 

「あ、あの、その…なかなか追いつけない事に苛立つあまり、そういう事が頭から

 

 抜けてて…申し訳ありませんでした!」

 

 凪はそう言って再び深々と頭を下げる。はぁ、仕方無いな。

 

「壊れた家々はこちらで建て替えるとして…それでは凪への処罰を命じる」

 

「はっ…」

 

「これから一ヶ月の間、街の見回りは俺が同行しない限り禁止する」

 

「えっ…?それでは、一刀様が見回る時は…」

 

「ああ、護衛も兼ねて同行してもらおうか。但し、次に同じような事をしたらもっと

 

 重い処罰を与えるのでそのつもりで」

 

「はい!分かりました!!よろしくお願いします、一刀様!!」

 

 そう言った凪は何だか嬉しそうな顔をしていた。一応処罰なんだけどな…さすがに

 

 甘かったのだろうか?まあ、女の子は笑顔が一番だし、これでいいか。

 

 ・・・・・・

 

 そして二日後。

 

「凪、今日は俺も見回りに行くので同行を命じます」

 

「はい!お任せください!一緒に見回り頑張りましょう!!」

 

 凪はそれはそれは最高の笑顔で応えていたのであった。

 

 

 

【朝一悪戯】

 

 それはある朝の出来事であった。俺はまだ、まどろみの中にいた。

 

 その時、手が何か温かくて柔らかい感触の物に当たる。

 

(あれ…何だろう?昨夜は朱里とはシてないから誰もいないはずなのに…まあ、

 

 いいや。

 

 温かくて気持ちいいからもう少しこのままで…すぅすぅ)

 

 それからしばらくして、急に寒くなったと思ったら布団が剥がされていた。

 

「な、何だ、一体何が…」

 

 目覚めた俺の眼に飛び込んだのは真っ黒いオーラを発して仁王立ちしている朱里

 

 の姿であった。

 

「な、何を一体…俺が何をしたと…」

 

「…ソノ横ニイル人トアナタノ手ガ握ッテイル物ハ何デスカ?」

 

 そう言われて横を見ると…そこには寝巻き姿が半分はだけたまま眠っている風の

 

 姿と、その胸をしっかりと触っている俺の手であった。

 

「い、いや、待て、これは誤解だ。俺は何もしては…」

 

「コノ期ニ及ンデまだシラバックレルワケデスネ…一昨日マデ五日連続でヌイテ

 

 オイタカラ大丈夫ダト思ッタノニ…ソノ程度デハ、オサマラナカッタトイウ事

 

 デスカ…」

 

 やばい、これは本当にやばいぞ…そ、そうだ、風に証言してもらえば…。

 

「おい、風。起きろ、起きてくれ」

 

「はい…?ああ、お兄さん。昨夜は楽しかったですね」

 

 

 

 ちょっと待って!!この人、起き抜けに何とんでもない事言い出すの!?

 

「ヤハリソウダッタノデスネ…サア、覚悟ハイイデスカ?」

 

「ちょっと待て、落ち着けって…風、寝ぼけてないでちゃんと本当の事を…」

 

『おうおう、兄ちゃん。おめぇ、さんざん女の子を傷物にしておいて、それはねぇ

 

 んじゃねえのか?』

 

「これこれ宝ケイ、傷物などではなく、愛し合った結果ですよ」

 

 待て!何、その一人漫才!?何もしてないって…。

 

「マダ、シラバックレルノデスカ…?」

 

「い、嫌だーーーーー!!」

 

 俺は脱兎の勢いで逃げ出す。それを朱里はいつもとは違う勢いと速さで追いかけ

 

 て来た。

 

「ふう、結局いつも通りですねー。お兄さんもせっかく風が閨に忍び込んだのだから、

 

 ちょっとくらい手を出してくれてもいいと思うですけど…でも今日は風の胸を触って

 

 もらえましたし続きはこれからのお楽しみですねー。とりあえずは部屋に戻ってお兄

 

 さんの手の感触を思い出しながら楽しみましょうかねー」

 

 風はそう言って何事も無かったかのように戻って行ったのであった。

 

 それからしばらくして、一刀の悲鳴の如き物が聞こえたと多くの証言が集まったとの事

 

 である。

 

 

 

【化け猫騒ぎ】

 

「化け猫…?」

 

 ある日の朝議の際、水鏡先生がとある店主から聞いて来た話が発端であった。

 

「はい、何でも人間の子供の大きさ位で二本足で歩く大きな猫が夜な夜な街を徘徊すると

 

 か…結構噂になりつつあるようです」

 

「あわわ、それなら私も聞きました。近付こうとすると人の声を発するとか…」

 

 雛里もそう言い添えていた。

 

 子供の大きさ位で二本足で歩き人の声を発する猫…あれ?それって…。

 

「そういえば美以の姿が見えないけど、何処へ行ったんだ?」

 

 俺のその言葉に、全員がそれに思い当たったらしく、全員で美以を探すこととなった。

 

 ・・・・・・・

 

「おお~い、美以~、何処へ行った~」

 

 結局美以は見つからず、俺は美以を探してその夜、化け猫が出たという場所まで来ていた。

 

 そしてさっきから何度も呼びかけてはみるものの、返事はなかった。

 

「ここにはいないのか…?」

 

 他を探そうとその場から離れかけたその時、

 

「ひっ、化け猫ーーー!」

 

 悲鳴が聞こえたので、急いでその声がする方へと向かった。

 

「どうしました、大丈夫ですか!?」

 

 俺がそこに到着すると、悲鳴をあげた人が腰を抜かしたままその場でへたりこんでいた。

 

「あっ…北郷様!化け猫が…化け猫が…今、その路地裏に…」

 

 俺はその人の指差す方へ向かってみた。するとそこには…。

 

 

 

「どうにゃ、美味しいかにゃ?」

 

 野良猫に食べ物を与えている美以の姿があった。

 

『にゃう~ん』

 

「そうにゃ、そうにゃ、美味しかったのにゃら良かったのにゃ」

 

 猫達が美味しそうに食べているのを見て、美以は満足そうに微笑んでいた。

 

「ここにいたのか。探したぞ、美以」

 

「うにゃ?あっ、一刀兄ィ。みぃを探してたって何か用かにゃ?」

 

「用というより…」

 

 俺はかいつまんで説明する。

 

「みぃが化け猫…猫じゃないにゃ」

 

 美以はそう言うが、その仕種はどう見ても猫にしか見えない。

 

「それはそうと、何故こんな時間にここで猫に餌を?」

 

「こいつらはこの時間しかここに来ないにゃ。ちゃんと安全は確認してるから

 

 大丈夫にゃ」

 

「そうは言うがな、美以がこんな時間にうろついているから、化け猫だって騒ぎ

 

 になっているわけだし…」

 

「じゃ、兄ィには他に何かこいつらに餌をやれるいい方法があるのかにゃ?」

 

 美以にそう言われ、俺は返答に詰まる。この猫全員、猫喫茶に預けれれば良い

 

 のだろうが…正直、この時間以外人前に姿を現さないような猫には難しそうだ

 

 しな…かと言って美以に餌やりをやめさせると、この猫達が街の迷惑になりか

 

 ねない…そうか、こいつらが集まる時に…。

 

 

 

 そして次の日。俺と美以が同じ場所に来ると、猫達は完全に寝転がって動かなく

 

 なっていた。

 

「うにゃ!?兄ィ、猫が死んでるにゃ!?」

 

「落ち着け、酔っ払って動けなくなっているだけだ。さすがはマタタビだな」

 

 俺は猫達が集まる時間の直前頃にこの場にマタタビを撒いておいたのだ。

 

「それじゃ、美以。この場所に必ず来ている野良猫を運ぶし、顔を確認してくれ」

 

「分かったにゃ!」

 

 美以は寝転がっている猫の顔を一匹ずつ確認しながら用意した猫用の檻車に収容

 

 していく。聞けば美以は随分と長くここに来ているようだし、見覚えの無い猫は

 

 何処かの飼い猫という可能性が高いという事になる。

 

 ・・・・・・・

 

「というわけで、この猫達は美以が責任持って飼うとの事なので、よろしくお願い

 

 する」

 

「お願いするにゃ!」

 

 俺と美以は揃って頭を下げる。

 

「分かりました。美以ちゃん、くれぐれも飼う以上は必ず責任を持ってください。

 

 間違っても城の人達に迷惑のかかる事が無いように」

 

「分かったにゃ」

 

 美以は朱里にそう言われ、敬礼しながらそう答えていた。

 

 しかし、美以が猫を飼う…何かおかしな感じだな。まあ、美以も喜んでいる事だし

 

 化け猫騒動も治まるだろうから、これで良しとしておこう。

 

「さあ、お前達。みぃの言う事を聞くにゃ!」

 

 そう猫に言っている美以の顔は本当に嬉しそうであった。

 

 

 

 

 

                                    続く(にゃ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき的なもの

 

 

 mokiti1976-2010です

 

 今回は一応、拠点の最後という事で、短編形式で

 

 複数の話を入れてみました。でも流琉の話は短す

 

 ぎたかな?

 

 一応次回からは話は本編に戻ります。

 

 長い間、逼塞を余儀なくされたあの方の再登場の

 

 予定です。

 

 

 それでは次回、外史動乱編ノ二十六でお会いいたしましょう。

 

 

 

 

 追伸 次回の投稿は少し間が開くと思いますので、ご了承の程を。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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