No.51190

平和な日々を

冬琉さん

真・恋姫†無双蜀ED後のとある日の話
かなり短いですがどうぞ。

2009-01-09 18:54:30 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:9731   閲覧ユーザー数:6926

 
 

 

 

 

 

 

「ふぅ~。これで今日の分は終りか」

 

とつい独り言を呟いてしまう。

無事戦いの日々が終わってから俺こと北郷一刀は書類仕事に追われていた。

魏との戦いもようやく終わり一段落つけると思っていたから少しがっかりであるが

同時に国が……いやこの大陸が平和へと進んでいるのだと再認識出来て嬉しくもある。

しかし、俺もやはり人間である仕事だけではなく少しはゆっくりしたい。

「ってことでたまにはゆっくりするか。

丁度珍しく仕事も早く終わった散歩ぐらいなら許されるだろ」

誰もいないのについ誰かに確認をとる様な仕草をしてしまう。

ちょっと前まで少し外を歩くのにも

暗殺者などの警戒が必要だったが今はそんな必要もなく愛紗達に知らせる必要もない。

まぁ、もとからそんなことはあまり警戒していなかったが……。

「~~~♪」

つい鼻唄などを歌いつつゆっくり自らの部屋を出る。

廊下を歩くと様々な文官や武官達と遭遇し軽く挨拶を交したり

なにやら慌てた雰囲気をしている文官を見て大変そうだなぁ~。と他人事の様に笑いながら眺めたり

廊下から見える兵達の訓練姿を覗いてみたり。

しかしどの人にも共通してあるのはどこか穏やかな雰囲気

やはり戦いが終わったことはそこまで人々を変えてしまうのだと思ってしまう。

 

「あっ。ご主人様だ。」

 

オ~イと遠くから聞き馴れたどこか間伸びした声が聞こえる

声のした方を見ると桃香がイスに座りこちらに大きく右手を振っていた。

「桃香。仕事は?」

「うん。なんだか今日はいつもより少なくて」

「桃香もか俺もだよ」

桃香に返事をしつつ対面にあったイスへと座る

どうやら朱里辺りが気をつかってくれたらしい

今度町にでも行って肉まんでも買ってきてあげよう

「しかし、平和だな」

「うん。みんなが頑張ってようやく手にいれた平和だもん。きっとこれからもこの平和が続くよ」

桃香の言葉を聞いた時ふととある場所を思い出した

「桃香。今度みんなであの桃園に行こうか」

「桃園?昔ご主人様や愛紗ちゃんと鈴々ちゃんと行った」

「あぁ。今度みんなで一緒に見よう。あの桃園を」

「うん。雪蓮さんや華琳さん達も連れて。きっとみんな驚くよ」

俺達の始まりの場所である桃園

確かに大事だが俺達だけでなくみんなにも知って欲しい

だってみんなは仲間だから……

そのためにも

「朱里達の仕事を手伝ってくるよ」

「あっ私も行く。あの桃園に行くためにも早く国を安定させなくちゃ」

どうやら桃香も同じことを考えてくれていたらしい

それを少し嬉しく重いながら今頃忙しくしているであろう朱里の部屋に向かった

 

 

 
 

 
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