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恋姫無双 小ネタ集その6 『三つ乳巴の争い(仮)予告篇』

ノワールさん、ありがとうございます。

2012-11-08 21:47:03 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:1908   閲覧ユーザー数:1741

 ✝恋姫無双 小ネタ集その6 『三つ乳巴の争い(仮)予告篇』✝

 

 ――北郷一刀が治める都……から、ほどほど離れた荒野の演習場。

 以前六つ巴での模擬戦も行われたこの場所に、今再び、歴戦の乙女たちが集結していた。

【SIDE:ちーむ○○】

 

「やーい、春巻き頭! やっぱり先鋒は鈴々だったのだっ!」

「ふ、ふーんだ! 先鋒なんて、何も考えずにただ突っ込むだけじゃん! そんなのより、本陣で大将を守る役目のボクの方が、ずーっとじゅーよーなんだもんねーっ!」

「にゃにゃっ!? ひ、雛里、そうなのかっ!? だったら、鈴々もそっちが良いのだ!」

「あ、あわわっ!? だ、駄目だよ鈴々ちゃん! 今から配置換えなんて出来ないし、どっちが重要とか、ないよ。両方とも大切で……」

「ちょっとー! シャオの部隊の斥候、戻って来ないんだけど!? もしかして、狩られた? 狩られちゃったのっ!? やーん、もうサイアクー!」

「こ、こらーっ!? 呉の小さいの! 勝手に持ち場を離れるなーっ、なのです! 斥候なら今戻って来ましたぞ! だいたいお前のところのは優秀なのですから、もう少し落ち着いて……」

「え? マジで!? じゃあ、早く戻らなきゃ! ……ねね、何してるの、置いてくよー!」

「なぁっ!? ……ひ、人の話を聞きやがれですぞーっ!?」

「(しゅたっ)軍師殿」

「はわわっ!? し、思春さんっ!? ……い、いきなり現れたので、びっくりしちゃいましたっ」

「む……それはすまん」

「……へぅ」

「大丈夫ですか、月さん。あまり無理はしないでくださいね?」

「うん。ありがとう、流琉ちゃん」

「……ぐぅ~」

「おっ? なんだよお前、出陣前だってのに寝てんのか? ……見た目の割りに案外剛毅だなっ。うん、気に入った!」

「……おおっ!? ……やー、まさか褒められるとは思いませんでしたー。色々とさすがですねー文醜将軍ー?」

「あーあー、良いよ猪々子で。それにしても、久しぶりの戦かぁ! この一か八かな感じ……うおおっ、あたい、何だか燃えてきたっ!」

「……のう、七乃」

「にゃ?」

「な、七乃ー?」

「にゅ?」

「七乃ー? 七乃ー?」

「…………にょ?」

「七乃っ!? ななのぉーーーーっ!?」

「美羽よ? ……ここに七乃はいないじょ?」

「お猫様が、お猫様がいっぱいですっ! もふもふさせください!」

「って、みんめー!? 美以たちは猫じゃにゃいと何度言ったら……」

「すりすりでも良いです! なんならはむはむでもっ!」

「…………どうして、どうしてこんなことに? …………華琳様……ああ、華琳様……か、かかかかか、華琳さまぁーーーーーーーーーっ!!?」

 

「………………。な、なんだこのカオス。そして――俺が『こいつら』の総大将って、どういうことだっ!!!?」

 ――やけに騒々しい、この場に集まった一刀以外の者たちに共通する身体的特徴。

 

「はわわっ! 皆さん、もうすぐ明け四つですっ! 各人持ち場についてください!」

「あわわ。……我らが武勇知略の限りを尽くし――」

「『巨乳人』どもに、突撃・粉砕・勝利するのだーっ!!」

 

 ――貧乳。

 

「お姉ちゃんたちには、絶対負けないんだから! ってわけでー……左翼、進軍準備せよっ!」

「うむむ、恋殿と敵対するというのは極めて不本意ではありますが……これも、二人の絆をより強くするための試練! やるからには勝つのですぞーっ!」

 

 ――微乳。

 

「よっしゃぁっ! いっちょどかーんと派手にやるかっ!」

「くふふ。やる気ですねー、猪々子さん。……さてさて、では右翼の皆さん、行きますよー?」

 

 ――ぺったんこ。

 

「私たち中軍は、まず弓と弩による後方支援。その後、戦局によって動きを変えて行きます! 各員、指示を聞き洩らさないでくださいねっ!」

「へぅ。……頑張りましょう、皆さんっ」

 

 ――形容こそは違えども。

 

「明命。我らが兵を率いぬことの意味――わかっているな?」

「……はっ!」

 

 ――皆、『貧乳党』の同志たち。

 

「トラたちは『ゆーげきぶたい』だにゃー!」

「だにゃーっ!」

「…………だにゃん」

「うむにゃ! 美以たちのホンキ、みせてやるじょーっ!」

 

 ――そんな彼女ら、ぺたん娘軍団『ちーむ貧乳』。

 

「……七乃っ! な、七乃ーーーーーっ!?」

「嗚呼……華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様華琳様かりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまかりんさまカリンサマカリンサマカリンサマカリンサマカリンサマカリンサマカリンサマカリンサマカリンサマ……」

 

 ――今、満を持し。

 

「……兄ちゃん。どうしよう。……ボク、今更だけどなんだかすっごい不安になって来た……」

「大丈夫さ、季衣! ……俺なんか最初からだっ!!」

 

 ――種馬皇帝・北郷一刀に率いられ。

 

「はっはっはっ! ……マジで、どうしてこうなったっ!!!!?」

 

 ――華麗に、臨場。

 

 ――……そして。

【SIDE:ちーむ××】

 

「うふふ♪ あー、楽しっ♪」

「はぁ……。楽しいのは構わんが、あまりハメを外し過ぎるなよ、雪蓮。今回は妹君お二人とも『敵』なのだ。万が一のことがあっては流石に笑えん」

「もー、冥琳ってばお堅いんだから。大丈夫よ、だいじょーぶっ! ……たぶんね」

 

 ――立ちふさがる、『巨大』な敵。……さらに。

【SIDE:ちーむ△△】

 

「聞けっ! 我が旗の下に集いし精兵たちよ!

 長き戦乱は終わり、永久(とこしえ)の平和を築かんとする、今、この時!

 あろうことか……『乳の大きさ』を巡り、争いを起こした者どもがいる!

 ……貧乳、そして巨乳!

 この二つの、どちらがより優れているかなど、笑止であるっ!

 ……この乳もっ!

 ……あの乳もっ!

 千差万別、十人十色!

 ――だからこそっ、良しっ!

 それがわからぬ無粋な輩に、思い知らせてやりなさいっ!

 『乳に貴賎無し』という、世の真理をっ!

 貴方たちの命と劣情、この曹孟徳が預かるっ!

 まだ見ぬ新たな乳のため、全軍奮励努力せよっっっ!!」

 

 ――もっとヤバい敵。

 

 ――この三つ巴の戦いの、行方やいかに。

 

 どうする、『ちーむ貧乳』!

 どうなる、貧乳党!?

 

 それはまだ、誰にもわからない!(←作者にも)

 

 恋姫無双小ネタ集 『三つ乳巴の争い(仮)本篇』!

 近日公開……できたら良いなっ!

【あとがき】

 まず、この作品の元ネタをコメントくださったノワールさん、ありがとうございます。

 そして……まだ書けなくてごめんなさい!!

 たぶん、これ結構かかります……。

 

 さて、一応このお話の概要ですが、

「貧乳党(じゃない貧乳も含めて)と巨乳人、それと華琳率いる中立軍による三つ巴の模擬戦」です。

 ネタばらしですが、コメントいただいた時点で明らかなのでまぁ良いかな、と。

 

 この後の「本篇」では、模擬戦に至るまでの経緯と、模擬戦の様子を書いて行きます。

 とりあえずヒロイン格の人たちは皆出そうと……セリフ一つくらいの場合もあるかとは思いますが。

 

 ではでは、ここまでお読みくださった皆様、ありがとうございます。

 感想、ご意見、誤字脱字等ありましたら、ぜひにコメントを。

 また次回も、あまり期待しないでお待ちいただけると幸いです。


 
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