袁術軍に孫策軍が降った今、普通に戦えばこちらの負けは濃厚だ。その為一刀たちは罠を仕掛けて進軍の妨害、ひいては撤退を狙っていた。
「よし、こんなもんかな。皆もいいか?」
「出来ました!」「出来ています…」「当然なのだ!」
罠を仕掛け終えたところで一刀たちは安全な場所まで退避し、敵の様子を伺う。
一刀たちが罠を設置しているとは知らない袁術軍、見事に予想ルートを通って来ていた。
そして一つ目の罠に差し掛かる。
――プツン
何か細いものが切れたような音が微かに出た次の瞬間…
周囲が爆発し、炎が燃え上がる。その結果炎に巻き込まれた兵士たちはその熱で倒れてしまう。
この罠に掛かってしまった為に先陣を切っていた黄蓋が負傷してしまった。
…尤も本人は平気と言っていたが。
その後も何重にも張られた罠を全て踏んでいく袁術軍。もう罠も切れ、一刀たちも戦の準備をすべきか悩み始めたが…残った周瑜と孫策は流石にこれ以上進んでも今の戦力では勝てないと踏んで引き返していった。
そしてそれを見た一刀たちは城へと帰還し、結果を報告した。しかし勝った訳ではない、まだ油断できないので一刀たちはいつか来るであろう戦いに備え、準備をするのであった。
後書きのコーナー
今回は短めです。次回は…久々に董卓軍でも出しましょうかね…(==
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この作品の一刀はチートです。
また、少々オリジナルの要素が入っています。
投稿直後は付け足しがあります。
以上の点に注意してみていただければ幸いです。