No.479636

SAO~黒を冠する戦士たち~ 第六十一技 教会

本郷 刃さん

第六十一話になります。
教会へとたどり着いたキリト達。
ユイの情報を得ることはできるのでしょうか・・・。

どうぞ・・・。

2012-09-04 09:20:34 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:14249   閲覧ユーザー数:13287

 

 

 

 

 

 

 

 

第六十一技 教会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトSide

 

「ここ、だよね…?」

 

「そうみたいだな…」

 

しばらくして教会へと辿り着いたのだが、外には誰もいない。

 

疑問に思うアスナに念の為そうだと言っておいた。

 

「ごめんくださ~い。どなたかいらっしゃいませんか~?」

 

アスナが扉を叩いてみるが反応がない。

 

「留守なのかな?」

 

「いや、ちゃんといるみたいだぞ。《索敵》に反応がある」

 

《索敵》スキルのお蔭でちゃんと中の部屋の人数まで把握できる。

 

「そんなのまでわかるんだ、《索敵》って…」

 

「ああ。ただ習得がものすごく地味だけどな…」

 

それにしても出て来る気配がないな。どうやらこちらを警戒しているようだが。

 

「あの~、迷子の子供についてお尋ねしたいんですけど~」

 

―――ガチャッ

 

アスナがそう言ったからなのか、扉が開かれた。

 

「あの…、軍の徴税部隊の方じゃないんです?」

 

「あ、はい、そうですよ。私達は上の層から来たので…」

 

中から眼鏡を掛けた女性が出てきた。どうやら俺達が軍の人間だと思って警戒していたようだ。

 

「よかった…。あ、すいません、名乗りもせずに…。

 私はここで子供達を保護して生活をしているサーシャといいます」

 

「私はアスナです。こちらが…」

 

「夫のキリトです。この子がユイといいます」

 

「キ、キリトくん///!?」

 

「いいだろ? 本当のことだ…」

 

「ご夫婦だったのですか…」

 

サーシャさんはかなり驚いている。

 

まあ、結婚しているプレイヤーは珍しいのだろう。

 

「はい/// そ、それでですね、迷子の子が…」

 

「もしかしてそのユイちゃんが…」

 

「ええ。しかも、ショックかなにかで記憶喪失状態に……」

 

俺がそういうとサーシャさんは表情を悲しそうに歪めてしまった。そうしていると…。

 

「ねえ、兄ちゃん!」

 

「駄目じゃない、話しに割り込んできては…」

 

男の子が出てきたが、サーシャさんに注意される。

 

しかし、男の子は問答無用で話を続けてきた。

 

「さっき上から来たっていったよね! 剣とかもってるの?」

 

「あ、ああ」

 

「みせて、みせて!」

 

中からぞろぞろと男の子達が出てきて、俺の側まで寄ってくる。少々興奮気味のようだ。

 

女の子も混じったりしている。

 

「こら! 駄目ですよ、そんな我儘をいっては…」

 

「俺は大丈夫ですよ。安全圏内ですから怪我もしませんし」

 

「…それでしたら、少しだけお願いしてもいいですか?」

 

サーシャさんが注意を続けるが、引く気のない子供達に俺は観念して剣を見せてあげることにした。

 

サーシャさんは申し訳なさそうにお願いしてきたので、俺は笑みを浮かべて頷いた。

 

俺はウインドウを操作して『エリュシデータ』を取り出した。

 

子供達は声をあげて喜んでおり、男の子達は「すげえ!」や「カッコイイ!」、

「お、重たい…」などと次々と感想を述べていく。

 

一方、女の子達はアスナの側にいきなにやら騒いでいる。

 

「お姉さんはお兄さんのどこを好きになったの?」

 

「え、えぇ//////!?」

 

「やっぱり顔ですか? それとも優しくされたとか?」

 

「りょ、両方…かな//////?」

 

「「「「「きゃあぁぁぁ!!!」」」」」

 

女の子達の質問にアスナは正直に答え、女の子達は黄色い悲鳴をあげている。

 

アスナ、正直に答えるんだな…。

 

「お兄ちゃんすごいね! あんな美人な人と結婚して!」

 

「でも、兄ちゃんもイケメンだもんな! お似合いってやつだ!」

 

「ははは、ありがとな! たしかに最高の人だよ」

 

「キ、キリトくん/////////!?」

 

「「「「「おぉ!」」」」」

 

囃し立てる男の子達に俺は堂々と答え、アスナが照れている。

 

男の子達からも感嘆の歓声が上がった。こういう時はちゃんと答えないといけないからな。

 

正直、暗い雰囲気を払拭できたのでありがたいと思っているところだ。

 

しかし、そんな明るい雰囲気のところに…。

 

「先生! サーシャ先生、大変だ!」

 

一人の男の子が勢いよく走ってきた。かなり焦っている様子だ。

 

「一体どうしたの?」

 

「それが! ギン兄ちゃん達が軍の奴らに!」

 

「えっ!?」

 

二人の状況を察するにかなり厄介なことに子供が巻き込まれたようだ。

 

「っ! ねぇ、兄ちゃん! さっきの剣貸して!」

 

「……駄目だ」

 

「どうして!?」

 

一人の男の子が剣を貸すように頼んでくるが、俺はそれを一蹴した。そして…、

 

「剣を貸す必要が無いからだ…。サーシャさん、俺も行きます」

 

俺がそう答えると子供達の顔に明るさが戻った。

 

「キリトくん…。わたしもいくよ…」

 

「ああ、頼む」

 

「お二人とも……。ありがとうございます!」

 

サーシャさんは頭を深く下げてお礼を言ってきた。

 

「お礼は子供達を助けたあとに言ってください」

 

「っ、はい!」

 

「アスナ、ユイは俺がこのまま連れて行く!「了解!」それじゃあ、案内頼むぞ」

 

「うん、こっちだよ!」

 

俺達は少年のあとを追って、現場へと向かった。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きです。

 

次回は軍のクズッタレ共とのいざこざです。

 

先に言っておきます・・・キリトがブチギレますwww

 

キリト無双をお楽しみにw

 

それでは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
25
7

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択