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~少年が望んだ世界と力~

第十四話 ライダーVSアースラ

2012-08-21 15:16:49 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:5587   閲覧ユーザー数:4970

「・・・ふう、行ったか」

 

クロノ達がいなくなった先程の部屋の獅子おどしの水たまりから仮面ライダー龍騎に変身した俺が、ミラーワールドから姿を現した。

ミラーワールドから出た俺はVバックルからカードデッキを引き抜き、変身を解除した。

 

「くっ」

 

変身を解除した俺はその場で膝をつき、肩で息をしている状態だった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「大丈夫ですか、マスター?」

 

「はぁ、はぁ、大丈夫。っと言いたいが、はぁ、流石に疲れるな」

 

流石にガオガイガーになった後に休憩をせずにスカルに変身して戦闘、それにマスクドライダーシステムがここまで身体に負担がかかるとは予想外だった。

やっぱり疲れてる状態でマスクドライダーシステムを使うのはまずかったか。

まぁ一番の理由はガオガイガーだろうけど。

どちらにしろガオガイガーへのファイナルフュージョンとマスクドライダーシステムの訓練も今後のトレーニングメニューに加えないとな。

さて、何時までもここにいるわけにはいかないな。

 

「よっと」

 

「マスター、まだ動かないほうがよろしいかと」

 

「いや、恐らくもう捜索班を編成して俺を探し回っているだろうし、艦内の索敵も行おうとしているだろう。見つかるのも時間の問題だが、このまま休み続ければ見つかるのが早くなる。だから先手を打つ」

 

「分かりました、マスター」

 

「いくぞ、アポロン!」

 

「イエス、マスター!」

 

カードを取り出し、ドライバーに入れた。

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『PHOENIX!』

 

本日二度目の仮面ライダーフェニックスに変身した。

 

「それで、どうするつもりなのですか、マスター?」

 

「今はアースラ全体が敵だからな。こちらも数を揃えるが、既に戦術は出来てる」

 

そういいながら俺はカードケースからカードを20枚近く取り出した。

 

「さぁ、Partyの始まりだ!」

 

そう言ってカードを全てドライバーに挿入した。

 

 

 

クロノSide

現在、僕と母さん、民間人の高町なのはとユーノ・スクライアの四人で仮面ライダー龍騎の捜索を続けているが未だに見つからない。

 

「くそっ!一体何処にいるんだ!!」

 

この艦内の何処かにいることは分かっているのに発見出来ず、僕は冷静差を失いかけていた。

 

「クロノ執務官、もう少し落ち着きなさい。どんな時でも冷静に行動をしないと何事も上手くいかないわよ?」

 

「艦長・・・・そうですね。ありがとうございます」

 

「ううん、いいのよ♪」

 

母さんは笑顔でそう言ってくれた。

母さんのおかげで落ち着くことが出来た。

 

「では、捜索に戻りましょう」

 

気持ちが落ち着き、捜索を再開しようとした時、通信が入ってきた。

 

『クロノ君!捜索班第一斑から連絡、仮面ライダーを発見したって!!』

 

「本当か!?場所は何処だ?!直ぐにむか」

 

『あっ、ちょっと待って!はい・・・・・えっ!!』

 

モニターの向こうでエイミィが驚いていた。

 

「どうしたんだ、エイミィ?!」

 

『そ、それが、今第二班から仮面ライダーを発見したって連絡があって』

 

「なに!?」

 

僕は混乱している。

何故第一班が今発見した仮面ライダーが別の場所にいるはずの第二班の所にもいるんだ?

そんなことを考えている間に更に通信が入った。

 

『はい・・・・えっ!こっちも?!あっ、ええぇぇぇ??!!』

 

「今度は何だ!?」

 

『今、第三班、四班、五班、六班からも仮面ライダーを発見したって!!』

 

「エイミィ、間違いないの?」

 

『はい、間違いありません!』

 

「一体どうなって「答えを教えてやろうか?」っ!!」

 

後ろから声が聞こえ、振り返るとさっきの龍騎とは違い、僕が最初に見た仮面ライダーが立っていた。

 

 

 

 

あの後、俺はAR「インビジブル」のカードを使い「フェニックスインビジブル」を発動させ、姿を消した状態で艦内を移動した。

そして俺のターゲットであるクロノを発見し、インビジブルを解除した。

 

「いつの間に!?」

 

突然後ろに現れた俺にユーノは驚いている。

 

「ちょっとした特殊能力を使ったんだ」

 

そう言いながら、さっきの獅子おどしの水が入ったペットボトルを二本取り出した。

 

「あれって・・水?」

 

「その水がどうした?」

 

「こうするんだ」

 

二本のボトルの蓋を一本ずつ開け、二本とも逆さまにした。

そして、俺の足元の左右に水たまりが出来き、ペットボトルを後ろに投げ捨てた。

 

「何をする気だ?」

 

クロノが警戒を強める。

 

「出てこい、ライア、ベルデ!」

 

俺がそう言うと足元の水たまりの中からさっきまで俺が変身していた、仮面ライダー龍騎の世界の仮面ライダーが二人現れた。

右側の水溜りからディエンドが「シンケンジャーの世界」と「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」の時に召喚した仮面ライダー「仮面ライダーライア」と左側の水たまりからは「仮面ライダーベルデ」が現れた。

もちろん、このライアとベルデ、他の場所に現れたライダー達は俺がフェニックスドライバーを使って召喚したものだ。

 

「えええぇぇぇ!!??」

 

「み、水たまりの中から出てきた??!!」

 

「一体どういう原理なの!?」

 

やっぱり、突然水たまりから出てきたことに驚いているな。

驚くのは分かるがなのはは、さっきから同じことしか言ってないな。

 

「おい!」

 

クロノが声をかけてきた。

 

「今のお前は誰だ!?それにそこにいる仮面ライダーはなんなんだ!?他の所に現れた仮面ライダーも!!」

 

クロノは多少驚きながらも冷静に質問をしてきた。

 

「今の俺は・・・フェニックス。仮面ライダーフェニックスだ。」

 

「仮面ライダー・・・・フェニックス。」

 

「そして、今俺の左にいるのが仮面ライダーベルデ、右にいるのが仮面ライダーライアだ。」

 

「お前達、一体どうやってこの艦に侵入したんだ!」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

クロノはライアとベルデに質問をするがライアとベルデは無言のままだ。

 

「答えを知りたければ教えてやる。・・・・・俺達に勝てたらな。アポロン、全員に攻撃指令を送れ」

 

「イエス、マスター」

 

「インテリジェントデバイス!?」

 

「貴方、魔導師なの!?」

 

アポロンの存在を知らなかったクロノとリンディが驚いている。

 

「いいえ。俺は・・・仮面ライダーですよ」

 

「攻撃命令、承認確認。各員、武装の使用を許可。戦闘開始」

 

アポロンがライダー達に攻撃指令を送ると左右にいたライアとベルデがVバックルに装着されている個々のカードデッキから特殊カード「アドベントカード」を引き抜き、ライアは左腕に装備されているエイを模した盾型の召喚機「飛召盾エビルバイザー」の中央部をスライドさせ、中央部を開き、その中にアドベントカードをベントインし、再度スライドさせ、中央部を閉じ、ベルデは左太股に装備されているカメレオンの頭部を模した召喚機「バイオバイザー」からカメレオンの舌のように伸びるカードキャッチャーにアドベントカードをセットしたことでそれぞれのカードの能力が発動した。

 

『SWING VENT』

 

『HOLD VENT』

 

バイザーから音声が発声され、ライアはスイングベントのカードを使い、エビルダイバーの尾部を模した鞭型の武器「エビルウィップ」を装備、ベルデはホールドベントのカードを使い、バイオグリーザの目を模したヨーヨー型の武器「バイオワイダー」を装備した。

 

「いくぞ?」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

ライアとベルデは無言のまま頷き、クロノ達に向っていった。

 

 

 

俺とライア、ベルデがクロノ達に攻撃を仕掛けた時と同じ頃、別の場所にいるライダー達も戦闘を開始した。

 

捜索班第一班

 

『『SWORD VENT』』

 

二つのバイザーから同じ音声を出し、十人近くいる魔導師達に剣と槍を向ける二人の仮面ライダーがいた。

一人は先程まで俺自信が変身していた仮面ライダー「仮面ライダー龍騎」。

その隣にいるのが同じ「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダーナイト」。

龍騎は左腕に装備されているガントレットタイプの召喚機「龍召機甲ドラグバイザー」の上部カバーを開き、ソードベントのカードをベントインさせ、ドラグレッダーの尾を模した剣「ドラグセイバー」を装備し、ナイトは左腰に下げていた剣型の召喚機「翼召剣ダークバイザー」の翼を開き、龍騎と同じソードベントのカードをベントインし、ダークウィングの尾部を変化させた槍型の武器「ウィングランサー」を装備し、魔導師達の向って駆け出した。

 

「こ、攻撃用意っ!」

 

魔導師達は龍騎とナイトに魔力弾を撃とうとした。

龍騎とナイトは一旦止まり、龍騎はカードデッキからカードを引き抜き、ドラグバイザーにベントインする。

 

『GUARD VENT』

 

「撃てーっ!!」

 

魔導師達は魔力弾を一斉に発射した。

放たれた魔力弾は龍騎とナイトに着弾し、辺りに煙が舞い上がった。

 

「やったか?」

 

煙が舞い上がっているため、龍騎とナイトを倒したのか分からない。

 

『TRICK VENT』

 

その時、煙の向こうから再び電子音声が聞こえていた。

そして、左手にドラグレッダーの腹部を模した盾「ドラグシールド」を装備した龍騎とウィングランサーを持ったナイトが三人、煙の中から現れた。

 

「なっ!い、何時の間に盾を!?」

 

「それに数が増えてる!!」

 

龍騎が魔力弾が着弾する直前に入れたのはガードベント。

ドラグシールドで己を守り、ナイトは龍騎の後ろに回り、攻撃を免れた。

そして、魔力弾が着弾し、煙が舞い上がり、敵が視界を遮られたところで、ナイトは「シャドーイリュージョン」と呼ばれる自分自身の分身を作り出すトリックベントを使い、自分の分身を二体増やした。

 

「っしゃあぁぁ!」

 

「「「はっ!」」」

 

龍騎は気合いを入れるように叫び、右手にドラグセイバー、左手にドラグシールドを持ちながら、ナイト三体と再び魔導師達に向かっていった。

 

 

捜索班第二班

 

こちらでは今、ライダーと魔導師達との激しい銃撃戦が行われている。

そのライダーは龍騎の世界のライダーであり、以前アリサとすずかを助けた時に召喚した右手に銃を持ち、牛の紋章が刻まれた緑色のカードデッキとボディの仮面ライダー「仮面ライダーゾルダ」

 

「ふんっ!」

 

ゾルダが魔導師達に右手の銃、マグナバイザーを発砲した。

 

「うわっ!」

 

「撃てっ!撃てーっ!」

 

魔導師達がゾルダに魔力弾を放った。

 

「はっ!」

 

しかし、ゾルダと魔導師達の間に二人目のライダーが入る。

二人目のライダーもゾルダと同じアリサとすずかを助けた時に召喚したと契約した龍騎の世界の仮面ライダー「仮面ライダーシザース」

 

シザースは左腕のシザースバイザーの接合部を開き、カードデッキからカードを引き抜き、ベントインした。

 

『GUARD VENT』

 

シザースはガードベントのカードを使い、ボルキャンサーの甲羅を模した盾「シェルディフェンス」で魔力弾からゾルダを守った。

 

「ふんっ!」

 

バンッ!バンッ!

 

ゾルダは再び魔導師達にマグナバイザーを発砲した。

 

「くっ!」

 

魔導師の右肩を銃弾が掠めた。

 

「大丈夫か?!「はああぁっ!」くっ!!」

 

更にもう一人のライダーが斧状の武器で近接戦を仕掛けてくる。

三人目も「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダータイガ」。

 

「くそっ!」

 

魔導師はタイガの斧型召喚機「白召斧デストバイザー」をデバイスで受け止めた。

 

「はっ!」

 

「くっ!」

 

タイガの押しに負け、魔導師は一旦後ろに下がった。

 

「なんて強さだ!!」

 

「怯むな!撃ち続けろ!!」

 

魔導師達は魔力弾を更に撃ち続けた。

 

「くっ!!」

 

「むっ!」

 

「がぁぁっ!」

 

放たれた魔力弾はゾルダ、シザース、タイガに命中した。

得に前に出てたタイガが一番当たり、地面を転がり、シザースはシェルディフェンスで防ぎ、後方で支援していたゾルダは少ししか当たっていない。

 

「よしっ!このまま一気にいくぞ!」

 

魔導師達が更に魔力弾で攻撃をしようとした。

しかし、そこでゾルダが魔導師達の足元に銃を向け、発砲した。

 

「くっ!」

 

魔導師達が怯んだ隙をつき、マグナバイザーの後部のスライドを引き、カードデッキからカードを引き抜き、マグナバイザーにベントインした。

 

『SHOOT VENT』

 

バイザーから音声が発声され、シュートベントのカードを使い、ゾルダの背中にマグナキャノンが装備された。

 

「何っ!」

 

「あんなのありか!?」

 

「ふんっ!」

 

魔導師達が驚いている中、ゾルダは照準を合わせ、マグナキャノンを魔導師達に向けて発射した。

 

「ぐあああぁぁっ!」

 

「うわあぁぁぁ!!」

 

マグナキャノンが魔導師達の前に着弾した。

ちなみにライダー達は非殺傷設定で召喚しているので死にはしない。

魔導師達がマグナキャノンで吹っ飛ばされている間にタイガは立ち上がり、ゾルダに続くようにシザースはシザースバイザーの接合部分を開き、タイガはデストバイザーの刃の付け根の虎の頭をスライドさせ、二体はカードデッキからカードを引き抜き、シザースバイザー、デストバイザーにベントインした。

 

『『STRIKE VENT』』

 

シザースとタイガはストライクベントのカードを使い、シザースはボルキャンサーの鋏を模した武器「シザースピンチ」を装備し、タイガはデストワイルダーの両腕を模した武器「デストクロー」を装備した。

 

「な、なんだあれ!?」

 

「ふっ!」

 

「はっ!」

 

シザースとタイガはゾルダに後方から援護射撃をしてもらいながら魔導師達に向っていった。

 

捜索班第三班

 

「ふっ。今日の祭りの場所はここかぁ」

 

そこには、まるでこの戦いを楽しんでいるようなライダーがいた。

そのライダーは、ディエンドが「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」で召喚した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダー王蛇」。

王蛇はコブラを模した小型の杖型召喚機「牙召杖べノバイザー」にカードをベントインする。

 

『SWORD VENT』

 

王蛇はソードベントのカードでベノスネーカーの尾部を模した武器「べノサーベル」を装備する。

 

「はあぁぁっ!」

 

べノサーベル装備した王蛇は、掛け声とともに駆け出し、相手に斬り掛かった。

 

「があぁぁッ!」

 

魔導師の一人がべノサーベルで斬られる。

 

「はあぁぁぁッッ!!」

 

「ぐあっ!」

 

また一人が斬られたところで、西洋甲冑のような姿をした別のライダーがカードを挿れた。

 

『STRIKE VENT』

 

「ふんっ!はあぁぁぁっ!!」

 

ガキンッ!ガキンッ!

 

「ああぁぁぁっ!!」

 

右腕に装備した武器で相手を刺し、相手は悲鳴を上げた。

こちらもディエンドが「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」の時にライアと共に召喚した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダーガイ」。

ガイはストライクベントのカードをベントインし、メタルゲラスの頭部を模した武器「メタルホーン」を装備し、戦っている。

 

「はあぁぁっ!」

 

ガイはメタルホーンで魔導師に攻撃した。

 

「ぐああぁぁっ!」

 

激しくぶつかり合う音をたてながら、斬られたり、刺されたりする音と悲鳴が聞こえる等、王蛇とガイが十人近くいる魔導師達と激しい近接戦を繰り広げていた。

 

「くそっ!各自距離をとれ!近づかなければ問題ない!」

 

班長の的確な指示に魔導師達は距離をとり、魔力弾を発射した。

 

「むっ!があぁぁぁ!!」

 

「ぐっ!」

 

魔力弾を食らった王蛇とガイは後ろに飛ばされ、地面を転がる。

 

「くっ!」

 

ガイは再び立ち上がり、カードデッキからカードを引き抜き、左肩前部のに取り付けられている召喚機「突召機鎧メタルバイザー」にベントインする。

 

『ADVENT』

 

「グオオォォォォッッ!!」

 

ガイが契約モンスターを召喚するアドベントを発動させ、ガイの契約モンスター「メタルゲラス」が召喚された。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「に、二足歩行のサイ?!」

 

「グオオォォォォッ!!」

 

「ぐああぁぁぁ!!」

 

魔導師達がメタルゲラスの存在に驚いている隙にメタルゲラスは魔導師達に突進をし、魔導師達を吹っ飛ばした。

 

「ふっ!!」

 

「はあっ!」

 

メタルゲラスに混乱している隙に王蛇とガイは魔導師に近づき、近接戦闘を再開した。

 

捜索班第四班

互いに背中向けた状態で二体の仮面ライダーが魔導師達に囲まれていた。

 

「大人しく投降しろ!」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

魔導師一人が二体のライダーに投降を呼びかけるが二体は無言だった。

 

「おい!聞いている・・」

 

相手が言い終わる前に一体のライダーが動いた。

そのライダーは、ディエンドが「仮面ライダーBLACK」の世界で召喚した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダーファム」。

ファムはカードデッキからカードを引き抜くと、ナイトのダークバイザーに似たサーベル型の召喚機「羽召剣 ブランバイザー」の翼を開き、柄の部分にカードをベントインした。

 

『GUARD VENT』

 

ファムはブランウィングの背中を模した盾「ウィングシールド」を装備した。

そして装備されると同時にウィングシールドから大量の羽毛が撒き散らされた。

ちなみにこの羽毛は相手を撹乱するために撒き散らされている。

 

「うわっ!なんだ!?」

 

「う、羽毛?」

 

突然羽毛が撒き散らされたことによって魔導師達は混乱している。

その隙にもう一体の「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダーオーディン」も動きだした。

オーディンは錫杖状の召喚機「鳳凰召錫ゴルドバイザー」を出現させ、カードデッキからカードを引き抜き、ゴルドバイザーの先端部の鳥状の飾りの下の部分をスライドさせ、ベントインした。

 

『SWORD VENT』

 

オーディンはゴルドフェニックスの両翼を模した剣「ゴルドセイバー」を装備し、魔導師に切り掛かった。

 

「ふんっ!」

 

「うわぁぁぁ!」

 

「ぐあぁぁ!」

 

オーディンの当然攻撃したことで魔導師達は更に混乱した。

 

「き、貴様!!『SWORD VENT』っ!!」

 

ファムもソードベントのカードをベントインし、ブランウィングの翼の一部を模した薙刀型の武器「ウィングスラッシャー」を装備し、オーディンと同じ様に魔導師に斬りかかった。

 

「はっ!」

 

「があぁぁ!」

 

「ぐっ!」

 

「うわぁぁぁ!」

 

「くそっ!」

 

魔導師の一人がファムに魔力弾を撃とうとデバイスを構えた。

 

「ふんっ!」

 

しかし、そこにオーディンがゴルドセイバーでデバイスを弾いた。

 

「うわっ!」

 

オーディンとファムは互いに死角をカバーしあう戦い方をしている。

オーディンが後ろから狙われればファムがウィングシールドで防ぎ、オーディンもファムが狙われれば、相手のデバイスを弾き飛ばした。

オーディンとファムは順調に魔導師達を倒していった。

 

捜索班第五班

 

「はっ!」

 

「がっ!」

 

一人の魔導師が一体の仮面ライダーの左足からの膝蹴りを腹に喰らっている。

膝蹴りを喰らわせたライダーは「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー「仮面ライダーインペラー」。

 

「このっ!」

 

バシュッ、バシュッ

 

別の魔導師がデバイスを構え、魔力弾を発射した。

 

「むっ!はっ!」

 

しかし、インペラーは龍騎の世界の全ライダーの中で最も優れたジャンプ力を持ったライダーであり、そのジャンプ力を活かし、魔力弾を回避し、更に魔導師を飛び越え、後ろに回りこんだ。

 

「何っ!」

 

魔導師が慌てて振り返った。

 

「ふんっ!」

 

「ガハッ!」

 

インペラーは振り返った魔導師の腹に前蹴りを入れた。

前蹴りを食らった魔導師は後方に飛ばされた。

 

「う、ゲホッ!ゲホッ!」

 

「大丈夫か!」

 

仲間の魔導師が駆け寄る。

 

「おい!しっかりしろ!」

 

「す、すまん。」

 

前蹴りを食らった魔導師は立ち上がり、再びインペラーに攻撃しようとした。

 

『ADVENT』

 

「!!」

 

電子音声の後に突如、二匹のサメ型のモンスターが現れた。

 

「な、なんだこいつら!!」

 

「サ、サメ?!」

 

「おいっ!アイツだ!」

 

更に別の魔導師が、二体のサメ型モンスターの後ろに立っていたもう一人の仮面ライダーを指差した。

その仮面ライダーはディケイド版の龍騎の世界の仮面ライダー「仮面ライダーアビス」。

アビスラッシャー、アビスハンマーの二体は魔導師達に向って行った。

 

「グワァァッ!」

 

「グルルルッ!」

 

「うわっ!」

 

「このっ!」

 

アビスラッシャーとアビスハンマーが魔導師達を攻撃する中、アビスはカードデッキからカードを引き抜き、左腕に装備されたアビスラッシャーの頭部を模したコバンザメ型召喚機「アビスバイザー」の口の部分にカードをベントインした。

 

『STRIKE VENT』

 

アビスの腕にアビスラッシャーの頭状の手甲「アビスクロー」が装備され、アビスは魔導師達に鮫の姿に圧縮された高圧水流「アビススマッシュ」を放った。

 

「何!うわぁぁっ!」

 

「があぁぁぁぁっ!」

 

アビススマッシュを受けた魔導師達は後ろに飛ばされた。

 

「くっ!まだまだ!『SPIN VENT』っ何!?」

 

アビスに気を取られている隙にインペラーがギガゼールの頭部を模した大型ドリル型武器「ガゼルスタッブ」を装備し、向ってくる。

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

「くっ!」

 

ガゼルスタッブをデバイスで受け止めた。

 

「このっ!」

 

魔導師はインペラーの腹を前蹴りした。

 

「ぐっ!」

 

「くらえっ!」

 

前蹴りで蹴られたことで、インペラーが後ろに下がり、デバイスを向け、魔力弾を至近距離で発射した。

 

「があぁぁっ!」

 

至近距離からまともに魔力弾を食らったインペラーは後ろに飛ばされ地面を転がった。

しかし、インペラーは直ぐに立ち上がり、カードデッキからカードを引き抜き、右足を上げ、右足の脛にあるアンクレットタイプの召喚機「怜召膝甲ガゼルバイザー」にベントインした。

 

『ADVENT』

 

「ギィィッ!!」

 

「ガアァァァッッ!!」

 

インペラーがアドベントを発動させたことでガゼルタイプのモンスターが数体現れた。

 

「くそっ!またかよ!!」

 

「なんなんだよ、こいつらは!!」

 

「ふっ!」

 

「ふんっ!」

 

「グワァァッ!」

 

「グルルルッ!」

 

「ギィィッ!!」

 

「ガアァァァッッ!!」

 

インペラーとアビス、アビスラッシャー、アビスハンマー、ガゼルタイプのモンスター数体が魔導師達に向って行った。

 

捜索班第六班

そこには同じ姿をした二人のライダーがいた。

これまでの龍騎達と違うカードデッキとVバックルをし龍騎達十三人の仮面ライダーに対抗するために作られたカードデッキを使って変身する擬似ライダー「オルタナティブ」とオルタナティブのプロトタイプの「オルタナティブ・ゼロ」。

 

オルタナティブとオルタナティブ・ゼロはカードデッキからカードを引き抜き、右腕に装備されている召喚機「スラッシュバイザー」にカードをスラッシュし、スラッシュしたカードは青い炎を出し消滅した。

 

『『SWORD VENT』』

 

スラッシュバイザーから発声された音声は、これまでの男性の音声だった龍騎達のバイザーとは異なり、女性の音声が発声られた。

オルタナティブとオルタナティブ・ゼロにサイコローグの両足の一部が変化した武器「スラッシュダガー」を装備し、魔導師達に切り掛かった。

 

「ふんっ!」

 

「このっ!」

 

魔導師の一人はオルタナティブのスラッシュダガーをデバイスで受け止めた。

 

「はあぁぁぁっ!」

 

「がぁぁぁっ!」

 

しかし、後ろからオルタナティブ・ゼロのスラッシュダガーで斬られた。

 

「こいつ!」

 

別の魔導師がオルタナティブ・ゼロを後ろからデバイスで殴ろうとした。

しかし、それをオルタナティブがスラッシュダガーで防ぎ、オルタナティブ・ゼロが相手を斬った。

 

「ぐぁっ!」

 

斬られた魔導師はその場で倒れた。

オルタナティブとオルタナティブ・ゼロは次の相手を攻撃しようとした。

 

「撃てーっ!!!」

 

オルタナティブとオルタナティブ・ゼロが一人に集中している隙に魔導師達は魔力弾を発射した。

 

「!!っぐあぁぁっ!」

 

「がぁっ!!」

 

魔力弾を食らったオルタナティブとオルタナティブ・ゼロは地面を転がる。

 

「くっ!」

 

オルタナティブは立ち上がり、カードデッキからカードを引き抜き、スラッシュバイザーにスラッシュする。

 

『ACCEL VENT』

 

「はっ!」

 

声を発した後、オルタナティブの姿が消えた。

 

「消えた・・っぐあぁっ!」

 

「どうした!?・・・ぐっ!」

 

「がっ!」

 

「うわぁ!」

 

「があぁっ!」

 

オルタナティブが消えたと同時に魔導師達が次々と悲鳴を上げ、しゃがみ込んだ。

そして先程まで前にいたはずのオルタナティブが魔導師達の後ろに立っていた。

 

「な、何故だ?」

 

「一体・・・・何が起きたんだ?」

 

オルタナティブが発動させたアクセルベントは瞬間的に超加速させる。

超加速を使い、魔導師達をスラッシュダガーで攻撃した。

 

「ふんっ!」

 

「はっ!」

 

オルタナティブとオルタナティブ・ゼロはスラッシュダガーを構え、前後から魔導師達に向って行った。

 

 

クロノチーム

 

「スティンガー・スナイプ!」

 

「おっと!」

 

クロノのスティンガー・スナイプを俺とライア、ベルデは回避し、ライアとベルデは接近、

俺はフェニックスドライバーを向け発砲しようとした。

 

「アクセルシューター!シューット!!」

 

その声の後に前からピンク色の魔力弾が数発飛んで来た。

前にいたライアとベルデは、魔力弾を回避しようとした。

 

「チェーンバインド!」

 

「「!!!」」

 

突如、翠色のチェーンが放たれ、ライアとベルデに巻き付き、動きを封じられた。

 

「ぐあぁぁぁっ!」

 

「ぐあぁぁっ!」

 

魔力弾を食らったライアとベルデは後ろに飛ばされ、地面を転がった。

 

「ライア!ベルデ!ちっ!」

 

俺は軽い舌打ちをした後、すぐにフェニックスドライバーにカードを挿入した。

 

『ATTACK RIDE! BLAST!』

 

「はっ!」

 

フェニックスドライバーの銃口からフェニックスブラストが放たれた。

 

「ラウンドシールド!」

 

フェニックスブラストは全弾、翠色のシールドに防がれた。

 

「ちっ!どうしても邪魔をするつもりか?高町、スクライア」

 

俺はライアとベルデをバインドで縛り、フェニックスブラストを防いだユーノと縛られていたライアとベルデを攻撃したなのはを見た。

 

「フェニックスさん!こんなことは止めて下さい!」

 

「私達は、フェニックスさんと戦う気なんてありません!だから、もう一度お話をさせて下さい!!」

 

OH!出たよ。

なのはのO☆HA☆NA☆SHIが出たよ!

 

「悪いが、話すことは無い」

 

俺は再びフェニックスドライバーを構え、クロノ達に発砲した。

 

「あっ!」

 

「なのはっ!」

 

ユーノがなのはの前に立ち、ラウンドシールドを展開してフェニックスドライバーの銃弾を弾いた。

 

「くそっ!」

 

やはり、ユーノの防御力は厄介だな。

さっきからこっちの攻撃を防がれたばかりだ。

 

「ありがとう、ユーノ君!!」

 

「う、うん////」

 

おーおー、照れちゃって。

初々しいねぇ~。

 

『クロノ君!そっちの状況はどう!?』

 

クロノのところにエイミィから通信が入った。

 

「こっちはまだ戦闘中だ。戦局は五分五分と言ったとこかな。他の班の状況は?」

 

へぇー、言ってくれるなクロ助。

 

『現在、どの班も仮面ライダー達に・・・苦戦・・・・して・・・・る・・・』

 

「エイミィ、どうした!?」

 

突如、通信モニターに乱れが生じだした。

 

『クロ・・・・・・君・・・・・応・・・して!』

 

「エイミィ、どうしたんだ!応答しろエイミィ!!」

 

やがて通信モニターにはエイミィの姿は映らず、砂嵐しか映らなくなった。

 

「マスター」

 

「あぁ、どうやら上手くいったみたいだな。フェイズ2(ツー)に移行する。アポロン、各員に通達しろ」

 

「イエス、マスター」

 

予定通りだな。

さて、あいつも動かすか。

 

「ベルデ!」

 

俺がベルデに声をかけるとベルデは頷き、カードを引き抜き、バイオバイザーにセットした。

 

『CLEAR VENT』

 

ベルデは体を透明にさせるクリアーベントのカードを使い、姿を消した。

 

「あっ!」

 

「消えた!」

 

「何処に行った!?」

 

クロノ達はベルデが消えたことで警戒を強めた。

 

「あいつは用事があるから抜けさせた。」

 

「用事だと?」

 

「そっ。でも、これじゃあ二対三だからなぁ。っと言うことで数合わせをさせてもらうぞ?」

 

俺はカードケースから一枚のライダーカードを取り出し、ドライバーに挿入した。

 

『KAMEN RIDE! RYUGA!』

 

トリガーを引き、現れたのは黒い仮面ライダーだった。

 

「あれは・・・龍騎?」

 

「でも、さっきと色が違う」

 

「なんなんだ、あの龍騎は」

 

「こいつは、さっき俺が変身していた仮面ライダー龍騎じゃない」

 

その仮面ライダーは龍騎と同じ姿をした黒い龍騎。

「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダーのもう一人の龍騎、漆黒の龍を従えし騎士「仮面ライダーリュウガ」。

 

「こいつの名は、仮面ライダーリュウガだ。」

 

「仮面ライダー・・・」

 

「リュウガ・・・」

 

クロノとリンディがリュウガを見ながら名前を繰り返した。

 

「さて、そろそろ戦いを再開するか。リュウガ」

 

俺がそういうとリュウガはカードデッキからカードを引き抜き、龍騎と同じ左腕に装備されているガントレットタイプの召喚機「暗黒龍召機甲ブラッグドラグバイザー」にベントインした。

 

『SWORD VENT』

 

バイザーからぐもったような音声を発声された後、ドラグブラッガーの尾を模した剣「ドラグセイバー」が装備された。

 

「いくぞ!」

 

「ふんっ!」

 

「はっ!」

 

俺とリュウガとライアはクロノ、なのは、ユーノに向っていった。

 

「こいっ!」

 

「絶対に、お話をさせてもらいます!!」

 

「いくよ!」

 

クロノ達も向ってくる俺達に攻撃を再開した。

しかしこの時、クロノとなのは、ユーノ、リンディは気付いていなかった。

先程、戦線を離脱した一体のライダーがこの中の一人に姿を変えたことを。

 

アースラ通信室

 

エイミィSide

 

「クロノ君!?応答して!クロノ君!!」

 

仮面ライダー達と戦闘中だったクロノ君と突然通信が途絶えてしまった。

私はすぐに別の班に応援を要請しようとした。

 

「繋がらない!な、なんで!?」

 

全ての回線を試したけど、全く繋がらなかった。

 

「さっきまで普通に繋がってたのに・・・・・まさかジャミング?!」

 

そう思った私はすぐに調べ、結果はビンゴだった。

 

「やっぱり!何処からかジャミングされてる!!」

 

私はジャミングの発信源を調べた。

でも、その場所はとても信じがたい場所だった。

 

「発信源は・・・・・・ここ?」

 

そう、ジャミングの発信源は、今私がいるこの通信室からだったから。

 

「どういうこと?ここの何処からジャミングを(カチャ)「動くな」っ!!!」

 

この通信室には私以外に、誰もいないはずなのに横から声が聞こえた。

そして、私は今自分の頭に銃を突きつけられていることが直ぐに理解出来た。

 

「両手をゆっくり上げて、頭の上で組んで、ゆっくり立って、席から離れて、正面をこっちに向けなさい。言っとくけど変な行動をしたら、その瞬間あんたの頭に風穴が開くわよ?」

 

相手に言われた通り、両手を上げ、頭の上で組んで、ゆっくり立ち上がった。

その間に私はレーダーやセンサーに目を通したが全く反応がなかった。

でも、それ以前に、何故この通信室に来るまでに今まで何も反応しなかったのか。

今はジャミングが発生しているからセンサーが使えないのはまだ理解出来る。

でも、ジャミングが発生する前から既に反応してなかった。

何故こうも簡単に通信室に侵入されたのか、理解出来ないでいる。

そして席から離れ、後ろに振り返った。

でも、相手の姿は見えない。

 

「ウルズ2よりウルズ1へ、通信室を占拠及び通信管制官一名を確保。こちらのECSとX-207のミラージュコロイドの解除を申請、許可を」

 

見えない相手は誰かと通信をしている。

そして、ECS、X-207、ミラージュコロイドと聞いたことがない単語が聞こえてくる。

 

「ウルズ2、了解。ブリッツ、ミラージュコロイドを解除してもいいってさ」

 

「分かりました」

 

見えない相手はどうやら女性と若い男性の二人いるらしい。

 

「マスターモード5、アクティブセンサーで警戒を続行、ECS不可視モード解除」

 

「ミラージュコロイド解除、続いてフェイズシフト展開」

 

今まで姿が見えなかった敵が姿を現した。

 

「ロ、ロボッ・・・・ト?」

 

目の前に現れた敵はクロノ君が戦ってたロボットと同じようなバリアジャケットを着た人が二人いた。

一人は全身がグレー色で頭部にはアンテナがあり、手にはアサルトライフルが握られて、銃口は私に向けられている。

恐らく、さっき私の頭に銃を突き付けたのは、この人だろう。

もう一人は黒と赤色の身体、右腕に身体と同じ色の盾を持っていて、盾の内側には槍が三本装備されている。

左腕には先端が尖った黄色い物体。

そして頭部には黄色いV字状のアンテナが付いている。

 

「あぁ、最初に言っておくけど抵抗しない限り、危害は加えないから安心しなさい」

 

グレーのバリアジャケットを着た人が私に話しかけてきた。

 

「貴方達は何者なんですか?」

 

私は二人に質問をした。

 

「んー、まぁ、それぐらいなら答えてもいいか。私達は今貴女の仲間と戦っている仮面ライダー達の仲間よ」

 

「では、貴方達の目的はなんなんですか?」

 

私は二人に目的を聞いた。

 

「僕達の任務はあくまで、この通信室の占拠だけです。ウルズ2が言った通り、危害を加えるつもりはありません」

 

黒と赤のバリアジャケットを着た人が私の質問に答えてくれた。

 

「こちらウルズ2、聞こえてるわ」

 

ウルズ2と呼ばれる人の下に通信が入ったようだ。

 

「・・・ウルズ2了解、フェイズ3(スリー)に移行する。ブリッツ、ウルズ1から発令所を占拠したと報告が入ったわ。これより、これよりフェイズ3に移行するわよ」

 

「了解です」

 

「えっ!?」

 

私は発令所が占拠されことが信じられなかった。

 

「ねぇ、あんた」

 

そう思っていると私はウルズ2に呼ばれた。

 

「は、はい!」

 

「悪いけど、ちょっと手伝ってもらうわよ?」

 

そういいながら、ウルズ2は再びアサルトライフルを私の頭に突きつけた。

 

「わ、わかりました」

 

私は一先ず言う通りにした。

私は発令所の皆やクロノ君達が無事であることを祈った。

 

 

アースラ発令所

 

現在発令所では六機のASと一機のMSによって占拠されていた。

六機のASの内、四機は通信室を占拠しているウルズ2の頭部部分を除けば、同じカラーリングとボディをしている。

前にすずかとアリサを護衛させたAS「M9ガーンズバック」。

 

「全く、なんで野郎の相手をしなきゃなんないんだよ。どうせなら俺も通信室で女の子の相手がよかったぜ」

 

M9の内の一機「M9ガーンズバック(クルツ・ウェーバー機)」(以降ウルズ6)が文句を言っている。

 

「まぁまぁ、がっかりしないで。私がいるからさ♪」

 

文句を言っているウルズ6を励ますように声をかけたのは、通信室を占拠している「GAT-X207 ブリッツガンダム」と同じ姿をしているが機体の色は黒ではなく、赤色のブリッツガンダム「LN-GAT-X207 ネブラブリッツガンダム」だった。

 

「お前は興味ない」

 

「どういう意味よそれ!」

 

「それくらいにしておけ、二人とも」

 

口論をしているウルズ6とネブラブリッツに白いASが注意をした。

 

「なんだよ、別にいいだろう?」

 

「そうよ!今大事な話してるんだから邪魔しないでよ、ウルズ7!」

 

「はぁ、やれやれ」

 

怒鳴られたウルズ7と呼ばれる白いAS「ARX-7 アーバレスト」は二体の行動に呆れ、溜め息をついた。

 

「貴様らいい加減にしないか!今は任務中だぞ!」

 

「はーい」

 

「へいへい」

 

「全く」

 

ウルズ6とネブラブリッツを叱った黒いASは、このチームのチームリーダーで、すずかの家でアルフと戦ったAS、ファルケだった。

ちなみにファルケ達がどのようにして発令所を占拠したのかを説明しよう。

 

 

数分程前、アースラの発令所では通信が繋がらなくなり、スタッフ達が混乱していた。

 

「駄目だ!何度やっても通信室と連絡がとれない!おい、そっちはどうだ!?」

 

「こっちも駄目だ!本局にすら通じない!一体どうなってるんだ!?」

 

「兎に角、早く艦長達と連絡を「ウィーン」っ!!」

 

発令所の扉が開いたため、スタッフ達は直ぐに扉の方を見た。

 

「艦長!」

 

発令所に入ってきた人物はリンディ・ハラオウンだった。

 

「艦長、ご無事だったんですね!」

 

「クロノ執務官はどうなさったのですか?」

 

スタッフ達がリンディに質問をする。

それに対し、リンディは返事を返さず、ただニコニコと笑っているだけだった。

流石に違和感があり、スタッフの一人がリンディに声をかけた。

 

「?艦長、どしたんで(カチャッ)「動くな」っ!」

 

リンディに質問をしようとした時、横から声が聞こえ、頭に何かを突きつけられた。

 

「おい、どうした・・・っが!」

 

もう一人のスタッフは、何かに体を地面に押さえつけられた。

 

「一体何が起こってる(ブォンッ)っ!!!」

 

最後の一人が何が起こっているのか分からず、混乱している時に、誰もいない所から突如ピンク色のサーベルを現れ、喉元に突きつけられた。

 

「動かない方がいいよ?でないと、喉が大変なことになると思うから」

 

すると何処からか少女のような声が聞こえた。

 

「これで全員か。各機、ECS不可視モード、及びミラージュコロイド解除。ただし、警戒は怠るな」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

そういうとECSとミラージュコロイドが解除され、一人目のスタッフの頭に「GDC-B 40mmライフル」を突き付けるウルズ6、二人目を地面に押さえ付けるアーバレスト、三人目の喉元に功盾システム「トリケロス」に取り付けられているビームサーベルのビーム刃を突き付けるネブラブリッツ、そしてチームを指揮するファルケと周囲を警戒している三機のM9が姿を現した。

 

「な、なんだこいつらは?」

 

突如姿を現したM9、ファルケ、アーバレスト、ネブラブリッツにスタッフ達は再び混乱した。

 

「目標地点の占拠完了。ご苦労だったな、ベルデ」

 

「・・・」

 

ファルケがそういうとリンディの姿が、先程クロノ達と戦っていた、仮面ライダーベルデに変わった。

 

「か、艦長じゃない!」

 

「変身魔法?!」

 

スタッフ達が驚くのも無理はない。

ベルデが持つ「コピーベント」のカードは相手の姿をコピーすることが出来る。

ベルデはクロノ達から離れる前にコピーベントでリンディの姿をコピーしていた。

コピーベントのカードを使い、リンディの姿になれば誰にも怪しまれずに発令所に入ることが出来る。

そして、リンディの姿で相手の気を緩めたところでファルケ達がスタッフ達を抑えるのが作戦だった。

 

 

結果、見事抑えることに成功し、現在の状況になっている。

 

「さて、ウルズ1よりウルズ2へ、聞こえるか?」

 

ファルケがウルズ2に連絡をしている。

 

「こちらも発令所を押さえた。これより、フェイズ3に移行せよ」

 

通信を終えると、ファルケはM9、アーバレスト、ネブラブリッツを見た。

 

「各員、これよりフェイズ3に移行する、いいな!」

 

「ウルズ7、了解です」

 

「ウルズ6、いつでもいいぜ」

 

「はーい!」

 

「ウルズ3、了解」

 

「ウルズ4、了解だ」

 

「ウルズ5、了解」

 

ファルケが各機に確認をとり、各機はそれぞれ返事を返した。

 

「よし!ウルズ1よりHQへ、通信室及び発令所の占拠完了。フェイズ3への移行はいつでも可能」

 

ファルケは各機の返事を聞くと、HQ(フェニックス)に報告を行った。

 

 

 

再びクロノチーム

 

「ブレイズキャノン!」

 

『ATTACK RIDE! BARRIER!』

 

クロノが放ったブレイズキャノンをフェニックスバリアで防ぎだ。

 

「シューット!!」

 

更に、ここでなのはのディバインシューターが追い討ちを掛けてくる。

 

『GUARD VENT』

 

「ふんっ!」

 

ぐもった音声の後、リュウガが俺の前に立ち、両手に装備したドラグシールドでディバインシューターを防いだ。

 

「はっ!」

 

リュウガがディバインシューターを防いだ後、ライアがなのはに接近し、エビルウィップで攻撃した。

 

「チェーンバインド!」

 

しかし、ユーノがチェーンバインドを放ち、再びライアに巻きつき、動きを止められた。

もちろん、この隙をクロノは見逃さなかった。

 

「スティンガースナイプ!」

 

クロノはスティンガースナイプをライアに放った。

 

「があぁぁっ!」

 

スティンガースナイプを食らったライアは後ろに飛ばされ、地面を転がる。

 

「このままじゃ、埒が明かない!アポロン、他のライダーやMSの武器とか使えないのか?」

 

駄目元でアポロンに聞いてみた。

 

「現在使用可能なのはG4とG3-Xの各種武器の非殺傷設定版のみです」

 

・・・・・・いけるのか。

 

「ディケイドも激情態の時に使っていたでしょ?」

 

「確かにそうだが、人の心の中を読むな」

 

俺は直ぐにカードを取り出し、ドライバーに入れた。

 

『ATTACK RIDE! GIGANT! GM-01! GX-05!』

 

カードによって仮面ライダーG4の多目的巡航ミサイルランチャー「ギガント」と仮面ライダーG3-Xのサブマシンガン「GM-01 スコーピオン」とガトリング式機銃「GX-05 ケルベロス」が出現した。

 

「リュウガ!」

 

俺はリュウガにギガントを渡した。

 

「ライア!」

 

「・・・・」

 

リュウガにギガントを渡した後、ライアを呼ぶとライアはカードデッキからカードを引き抜き、エビルバイザーにベントインした。

 

『COPY VENT』

 

するとリュウガが持っているギガントがライアにも装備された。

ライアのコピーベントのカードはベルデとは違い、武器のみをコピーするカードで、その能力を活かし、ギガントをコピーさせた。

そして、俺はGM-01とGX-05を連結させ、砲身の先にGX弾を装填し、G3-Xの最強武器「GXランチャー」を完成させ、俺のGXランチャーとリュウガとライアのギガントがクロノ達に狙いを定めた。

 

「ふえぇぇぇぇっ!!!!」

 

「し、質量兵器!?」

 

「一体何処からだしたというの!?」

 

「あんなのをここで撃ったらどうなるか、あいつは分からないのか!」

 

GXランチャーとギガントを向けられたなのは、ユーノ、リンディ、クロノが焦りだした。

 

「大丈夫、痛みは一瞬だ!・・・・・・・・・多分!!!」

 

「いや、大丈夫じゃないだろっ!それに今多分って言ったよな!今絶対に多分って言ったよな!?」

 

クロノが激しいツッコミを入れる。

確かに言った。

なぜなら・・・

 

「自信ないからな!!」

 

「持てよ!!」

 

またもクロノから激しいツッコミが返ってきた。

 

「気にするな!ファイヤーッ!!」

 

GXランチャーの引き金を引き、GX弾を発射した。

 

「くっ!」

 

GXランチャー発射の勢いで俺の体は後退させられた。

 

「ふんっ!」

 

「むんっ!」

 

俺がGXランチャーを発射して直ぐにリュウガとライアもギガントを全弾発射した。

 

「くっ!ラウンドシールド!!」

 

ユーノがなのは達の前に立ち、ラウンドシールドを展開し、GXランチャー、ギガントのミサイル8発を全て受け爆発、辺りが爆煙に包まれた。

 

「………やりすぎたかな?」

 

「そうでもないようですよ。」

 

爆煙が晴れるとユーノがラウンドシールドを展開した状態で息を乱しながら立ち続けていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

「ユーノ君!大丈夫!?」

 

「う、うん。大丈夫だよ、なのは」

 

心配するなのはにユーノは大丈夫と答えた。

 

「・・・・マジか」

 

GXランチャーの威力は仮面ライダーアギトのグランドフォームのライダーキックと同じ威力を持っている。

それに加えギガントのミサイル8発も防ぎ、立ち続けているのは正直予想外だった。

 

「やはり脅威だな。ユーノの防御力は」

 

「どうしますか、マスター?」

 

「まだ、手はいくらでもある。今は兎に角時間を(ピリリッ、ピリリッ)っ!」

 

突然、フェニックスドライバーが鳴り出した。

 

「マスター、ファルケから通信です」

 

「予定通り、流石ファルケだな。アポロン、繋いでくれ」

 

「イエス、マスター」

 

アポロンは、通信を繋いだ。

 

『ウルズ1よりHQへ、通信室及び発令所の占拠完了。フェイズ3への移行はいつでも可能』

 

「なんだって!」

 

「そんな!」

 

通信を聞いたクロノとリンデイが驚いた表情をしていた。

 

「HQ了解。この後の行動は予定通り、フェイズ3に移行してくれ」

 

『ウルズ1、了解』

 

ファルケとの通信を終了した。

 

「お、おい!一体どういうことだ!」

 

クロノが俺に質問をして来た。

 

「簡単なことだ。俺とライダー達がお前達の相手をしている間に、別働隊で通信室と発令所を制圧した」

 

今回の戦術プランはフェイズ1でクロノや武装局員達捜索班を俺を含むライダーチームで陽動を行う。

その間に光学迷彩を搭載したAS、MSによる別働隊は二手に別れ、通信室と発令所に向う。

各ポイントに到達したらフェイズ2に移行、各ポイントを占拠。

占拠後のフェイズ3は人質の見張り。

これが今回の戦術プランだ。

 

『クロノ君・・・』

 

「エイミィッ!」

 

今まで繋がらなかったクロノ達の通信が回復した。

 

『ごめん、クロノ君。捕まっちゃった』

 

画面に映るエイミィの後ろにライフルを構えたM9(メリッサ・マオ機)とブリッツが映っていた。

 

「くっ!いつの間に別働部隊を!」

 

「お前達と戦う前にな。戦いとはいつもに二手、三手先を考えて行うものだ」

 

「・・・・・それで、貴方の要求は何ですか?」

 

「か、艦長!?」

 

流石リンディだな。

俺が何か要求することを察してたか。

 

「こちらの要求は、まずクロノ執務官を含む全局員の戦闘行動の停止を「マスター!!」っどうしたアポロン(シュウウウゥゥゥゥン)・・・・ッ!!」

 

後ろから音が聞こえ振り返ると、そこには「仮面ライダーディケイド」の銀色のオーロラが出現した。

 

「な、何あれ?」

 

「銀色の・・・・オーロラ・・・・かな?」

 

「何故、アースラの中でオーロラが発生するんだ!?」

 

なのは達がオーロラに驚いている中、俺とアポロンだけが警戒していた。

 

「何故ここにオーロラが・・・・(コツッ、コツッ、コツッ、)っ!!!」

 

「誰か・・・こっちに来てる?」

 

リンディがそう言った後、俺はフェニックスドライバーの銃口をオーロラの方に向けた。

聞こえてくる足音からして、一人ではなく、二人いる。

そして、オーロラから現れたのは二人の仮面ライダーだった。

 

「何っ!」

 

「あれって・・・」

 

「仮面ライダー!?」

 

クロノとユーノとなのはは、オーロラから現れた仮面ライダーに驚いている。

 

「また、フェニックスの増援が・・・「違う」っえ?」

 

リンディが言ったことを俺は否定した。

 

「あの二人は・・・・味方じゃない」

 

「じゃあ、あれはなんなんだ!!」

 

俺の答えに対し、クロノが質問をしてくる。

二人の仮面ライダーの内、一人は紫色の複眼、全身にライン状に行き渡る黄色のフォトンストリームに頭部と腰のベルトの右側のハードポイントに装備されている武器は、ギリシャ文字のχ(カイ)を模している。

そして、もう一人のライダーはオレンジ色の複眼に銀色のフォトンストリーム、腰のベルトの右側のハードポイントには銃が装備されて、ギリシャ文字のΔ(デルタ)を模している。

 

「・・・カイザ・・・デルタ」

 

銀色のオーロラから現れた二人の仮面ライダーは、「仮面ライダー555」の世界のスマートブレイン製の仮面ライダー、「仮面ライダーカイザ」と「仮面ライダーデルタ」だった。

 

 

 

 

 

後書き

 

健悟「さあ、久々に更新されたんだけど・・・・」

 

ARXー7アーバレスト「・・・・・」

 

健悟「どうしたんだあれ?」

 

アポロン「前回の後書きで余計なことを書いたので『TINAMI』でクレームによって大炎上したのでそれで落ち込んでいるのかもしれませんね」

 

健悟「馬鹿だなぁ」

 

アポロン「作者様は口で対抗するのが弱いくせにすぐにつっかかるクセが昔からありましたしね」

 

健悟「それで余慶に怒らせて必要以上に敵を作っちまったってことか。火に油を注ぐようなことするからだ」

 

アポロン「あの場合は油どころかもはや重油か石油ですね」

 

健悟「凄まじいな」

 

アポロン「今回の作者は使い物にならないので我々だけで次回予告をしましょう」

 

健悟「いいけど、もう少し優しいいいかたをしなさい。えー次回、『第十五話 止まらぬ戦い、現れたΧ(カイ)とΔ(デルタ) 前編』です!・・・ん?タイトル変わった?」

 

アポロン「そのようですね。みなさまのご意見とご感想をお待ちしています」

 

健悟「次回もお楽しみに」

 

 

 

仮面ライダーナイト

蝙蝠(コウモリ)の紋章が刻まれた紺色のカードデッキとボディをしている。

紺色の蝙蝠型モンスター「闇の翼 ダークウィング」と契約し、まさにその名に相応しい騎士(ナイト)のような姿をした「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダー王蛇

コブラの紋章が刻まれた紫色のカードデッキとボディをしている。

紫色のコブラ型モンスター「ベノスネーカー」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダーライア

エイの紋章が刻まれた紅色のカードデッキとボディをし、騎士とエイをモチーフにしている。

紅色のエイ型モンスター「エビルダイバー」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダーガイ

サイの紋章が刻まれた銀色のカードデッキと西洋甲冑のようなボディをしている。

二足歩行のサイ型モンスター「メタルゲラス」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダータイガ

白虎(びゃっこ)の紋章が刻まれた青色のカードデッキと青と銀のボディをしている。

白虎型モンスター「デストワイルダー」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダーインペラー

レイヨウの紋章が刻まれた茶色のカードデッキとボディをしている。

紫色のレイヨウ型モンスターの一種「ギガゼール」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダーベルデ

カメレオンの紋章が刻まれた黄緑色のカードデッキとボディをし、騎士とカメレオンをモチーフにしている。

黄緑色のカメレオン型モンスター「バイオグリーザ」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダーファム

白鳥の紋章が刻まれた白色のカードデッキとボディをしている。

白鳥型モンスター「閃光の翼 ブランウィング」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダーであり、龍騎の世界の仮面ライダーで唯一の女性であり、初の女性型仮面ライダー。

 

仮面ライダーオーディン

不死鳥の紋章が刻まれた茶色のカードデッキと金色のVバックル、金色と茶色のボディをしている。

赤と青のオッドアイを持つフェニックス型モンスター「ゴルドフェニックス」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダー。

 

仮面ライダーリュウガ

色は龍騎と違い、黒色のボディとVバックルに龍騎よりも禍々しい龍の紋章が刻まれたメタリックグレーのカードデッキ、そして目の形はつり上がっている。

龍騎の契約モンスター「ドラグレッダー」と同型の黒い竜型モンスターだが、その能力は全てを上回っている漆黒の龍「暗黒龍 ドラグブラッガー」と契約した「仮面ライダー龍騎」の世界の仮面ライダーのもう一人の龍騎。

 

仮面ライダーアビス

鮫の紋章が刻まれた水色のカードデッキとボディをしている

サメ型モンスター「アビスラッシャー」とシュモクザメ型モンスター「アビスハンマー」の二体のモンスターと契約したディケイド版の龍騎の世界の仮面ライダー。

 

オルタナティブ

龍騎達と違うカードデッキとVバックルをした黒いボディとコオロギをモチーフにしたライダー。

黒色のコウロギ型モンスター「サイコローグ」と契約した龍騎達十三人の仮面ライダーに対抗するために作られたカードデッキを使って変身する擬似ライダー。

 

オルタナティブ・ゼロ

オルタナティブのプロトタイプ。

オルタナティブと同じ姿で唯一の違いは腕や胴の側面にプロトタイプの証であるラインが入っている。

 

ブリッツガンダム

「機動戦士ガンダムSEED」に登場するMS。

地球連合軍大西洋連邦が中立国「オーブ連合首長国」の公営企業の「モルゲンレーテ社」の技術協力を得てオーブの資源衛星「ヘリオポリス」で極秘裏に開発していた5機の試作型MSで敵であるザフト軍に奪取された4機の内、前期GAT-Xシリーズの1機。

敵陣深くへの電撃作戦をコンセプトに開発された機体でジンのサーベルやミサイルや実体弾等の物理的な衝撃をほぼ完全に無力化する前期GAT-Xシリーズ全機に採用されている相転移装甲「PS(フェイズシフト)装甲」により高い防御性に加え、制限時間が80分が限界だがレーダー、視覚的でも自機の存在を隠匿する光学迷彩システム「ミラージュコロイド」を搭載した機体。

またミラージュコロイドシステムを最初に搭載したMSでもあり地球連合軍だけでなく後のミラージュコロイド機に大きな影響を与える。

 

ネブラブリッツガンダム

ガンダムSEED DESTINY」の世界、C.E(コズミック・イラ)73年の謎の組織「ライブラリアン」がブリッツガンダムを独自で改修・再設計した機体。

ブリッツガンダムの他にも中立国「オーブ」のMS「ゴールドフレーム天ミナ」のデータも使われており、本来のブリッツガンダムの装備に背中にゴールドフレーム天ミナの「マガノイクタチ」、「マガノシロホコ」と呼ばれる武器が「マガノイクタチストライカー」と呼ばれるストライカーパックとして装備された、ラテン語で「霧」を意味する「機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY」に登場したライブラリアン製MS。

 

アーバレスト

「フルメタル・パニック!」及び「フルメタルパニック!TSR」に登場した陸戦兵器。

傭兵部隊「ミスリル」の西太平洋戦隊「トゥアハー・デ・ダナン」陸戦コマンドSRT(特別対応班)所属、主人公、相良宗助軍曹の搭乗するミスリル唯一のラムダ・ドライバ搭載第三世代型AS。

M9の試作機をベースに基本的なシステム等はM9と変わらないが「ラムダ・ドライバ」と呼ばれる虚弦斥力場発生システムと言われる、使用者の「意思」を「物理的な力」に変えるオーバーテクノロジーを搭載したAS。

しかし、ラムダ・ドライバの搭載によって稼働時間はM9よりも若干短い。

 


 
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