No.46784

怪獣日和②

龍神覇王さん

怪獣日和の続き

2008-12-14 20:23:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:952   閲覧ユーザー数:908

 

キーンコーンカーンコーン・・・・

 

学校の鐘がなる。なんの捻りも無い音だ。あの老人の言っていたとは本当だった。

 

イリスは誰にも見えていない、周りをビュンビュン飛び回ってうざったそうだったが、

 

なんともないみたい。自分のクラスには怪獣を飼っている人はいなかった。

 

まぁ連れてきている人も少ないだろう

 

『おいおい大変だよ。レン。』

 

『相変わらずテンション高いなサクは』

 

説明するのはめんどくさいがレンと言うのは俺のあだ名である。

 

錬太郎という名前なので、レン、何の捻りもないが分かりやすい。サクと言うのも同じ

 

原理で付いている。こいつの名前は朔太郎なのだ。

 

『4組の華山院がお前の事呼んでいるぜ。』

 

女子にあまり興味はなかった。

 

『興味無し。』

 

『俺、お前のそうゆう所分からないよ。一ヶ月に1回ぐらい告白されるのに、全部

断っているだろ。そんなにモテるなら俺に分けてくれよ。』

 

『出来るものなら、どうぞ』

 

美少女が教室に入ってきた。

 

びっくりした。そこまでびっくりしたわけではないが、イリスが生まれたときよりは、びっくりした。

サクは彼女の美貌にびっくりしていたが、俺がびっくりしたのは彼女より、彼女の周りを飛んでいた物である。

 

彼女も怪獣を飼っている。

 

その怪獣は蝶のような怪獣だった。

 

いや、怪獣のような蝶と言った方が正しいか。席は一番後ろに座っている俺の隣の席だ。席に着くと、俺に『放課後、屋上で待っています。』といって、人だかりの中に埋もれていった。

 

放課後・・・

 

屋上の重いドアを開けると、彼女は蝶と戯れて遊んでいた。

 

『貴方が高杉 錬太郎さんですね。』

 

『あぁそうだけど。』

 

『私は華山院 椿といいます。この子の名前はモスラと言います。』

 

と徐にバッグから携帯電話のような機械を取り出し俺に手渡した。

 

『これはモンスタイラーと言って、その携帯に付いているカメラに怪獣を写すと

ステータスや戦闘能力、レベルやランクなんかが分かると思います。怪獣同士を戦わせる時とかに重宝すると思います。』

 

俺はイリスにカメラを向けデータを取ってみる。

 

『あんたは、何でこんな物を俺にくれるんだ?』と聞いてみると

 

『それは私はあなたに卵をあげた人の孫ですから。』

 

 彼女は話し続けた。

 

『私達はは怪獣のバトルフィールドを提供しモンスターバトルカップの開催を

したり違法バトルの撲滅をしたりしています。他に質問は?』

 

『この怪獣で戦ったりするんだ。じゃあバトルフィールドはどこにあるんだ。』

 

『それは、今からご案内します。私に付いてきてください』

 

 

 
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