No.464746

ジェラールに憑依したので一生懸命フラグを折ろうという話 第七話

FAIRY TAILのジェラール・フェルナンデスに憑依してしまった主人公。ついに投獄フラグをへし折り、自由気ままに暮らそうとしましたが・・・世界の修正力(=作者の意向)はそれを許さないようです。これからの(作者の押し付ける)困難を乗り切れジェラール!

2012-08-04 10:21:26 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:12692   閲覧ユーザー数:12505

 

 

 

 

 

 翌日、大変な事が起きていた。ここじゃはっきり言いたくない程大変な事だ。

 

 

 

 「ポーリュシカさんの所に行くか?いや、今日は収穫祭・・・一応妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員だから大パレード(ファンタジア)に出ないといけないから欠席出来ないし・・・」

 

 

 

 原因は明らかに昨日のあれだろう。何故こうなったし?

 

 

 

 「考えても仕方がない。取り敢えず皆に見られず、且つ怪しまれない格好を・・・」

 

 

 

 そんな都合のいい格好なんて・・・、

 

 

 

 「あった・・・」

 

 

 

 俺は早速あいつの格好(服一式は揃えていた)に着替え始める。箇所によってはきつい所もあるが我慢するしかない。

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 ~~~マグノリア・妖精の尻尾(フェアリーテイル)ギルド内~~~

 

 

 

 

 

 俺は今、ミストガンの格好でギルドの中にいる。理由は・・・、

 

 

 

 「マグノリアの町民の皆さん、及び近隣の皆さん・・・」

 

 

 

 今日は妖精の尻尾(フェアリーテイル)内の美女決定戦、ミス・フェアリーテイルコンテストがある。祭りの中のいい余興といえよう。

 

 

 

 「お待たせしました!我が妖精の尻尾(フェアリーテイル)の妖精達の美の競演!ミス・フェアリーテイルコンテストの開催でーす!」

 

 「「「オオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」」

 

 「司会は砂の魔導士マックスが務めます!」

 

 「あいつ・・・売り子やったりいろりろ大変だな」

 

 「(もしゃもしゃ)」

 

 「つーかお前興味ねえだろ・・・コレ」

 

 

 

 グレイは珍しく服を着ている。ナツはスロースターター状態で今頃朝飯を食っている。

 

 

 

 「エントリーNo.1、異次元の胃袋を持つエキゾチックビューティ!カナ・アルベローナ!!」

 

 「「「オオオオーーー!」」」

 

 「さあ・・・魔法を使ったアピールタイムだ!おおっと!?カードがカナの姿を隠して・・・水着に着替えたー!」

 

 「50万・・・いいえ・・・酒代は頂いたわ」

 

 

 

 ほう・・・中々のテクニックだな。

 

 

 

 「(水着・・・!?ずるい)」

 

 「(なるほど・・・その手があったか)」

 

 「(―――って!エルザも出るの!?)」

 

 「(ふふ・・・勝負とつくとつい燃えてしまうのだ)」

 

 

 

 舞台裏ではエルザとルーシィが顔を出している。つかエルザぇ・・・。

 

 

 

 「ウム」

 

 「鼻血たらしながら何言ってんだ!?」

 

 

 

 マスターぇ・・・。

 

 

 

 「エントリーNo.2、新加入ながらその実力はS級・・・雨も滴るいい女、ジュビア・ロクサー!」

 

 

 

 わーわーわー・・・ザバァ・・・。

 

 

 

 「うわぁ!体が水になった!」

 

 「すげぇ!」

 

 「オオオ!水着が似合う演出を作り出したー!」

 

 「グレイ様見てますか!」

 

 「(またしても色仕掛けか!)」

 

 

 

 ルーシィ・・・スタイルはいいんだから勝負かけないと。

 

 

 

 

 「エントリーNo.3、ギルドが誇る看板娘!その美貌に大陸獣が酔いしれた!ミラジェーン・ストラウス!」

 

 「待ってましたー!!」

 

 「優勝候補ーーー!」

 

 「本物だ!」

 

 「本で見るより可愛いなぁ」

 

 

 

 凄い歓声だな・・・順当に行けばこの娘が優勝するんだが・・・。

 

 

 

 「私・・・変身の魔法が得意なんで変身しまーす」

 

 「さあアピールタイム!」

 

 「顔だけハッピー」

 

 「えーーーーーーーー!?」

 

 

 

 少し天然の気があるんだよな・・・実に惜しい。

 

 

 

 「顔だけガジル君」

 

 「ぶーーーっ!?」

 

 「(優勝候補が自滅した!!)」

 

 「あははははっ」

 

 「喜んでるのお前だけだぞ」

 

 「姉ちゃん・・・」

 

 

 

 エルフマンは呆れてるというか、呆然としている。

 

 

 

 「エントリーNo.4、“最強”の名の下に剛と美を兼ね備えた魔導士、妖精女王(ティターニア)のエルザ・スカーレット!」

 

 「キター!」

 

 「エルザー」

 

 「かっこいいーーーー!!」

 

 「あれが妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の女か」

 

 「(すごい人気)」

 

 「私のとっておきの換装を見せてやろう」

 

 「「「オオオッ!?」」」

 

 「とーーー!」

 

 

 

 掛け声のキャラが違うぞ!?何故ああなったし!?

 

 

 

 「(ゴスロリ!?)」

 

 「フフ・・・決まった!」

 

 「あいつも大分キャラ変わったな」

 

 「ウィ」

 

 

 

 その後も女の子の紹介は続いていき、ルーシィの出番がやって来た。

 

 

 

 「エントリーNo.7、我らがスーパールーキー!その輝きは星霊の輝きか・・・」

 

 「あたしだ!」

 

 「ルーシィ・ハー「だーーー!ラストネームは言っちゃダメェ!」」

 

 「何だ?」

 

 「?」

 

 「可愛いなあの娘」

 

 「あはは・・・(パパがお金持ちなんて知られたら50万取れなくなっちゃう)えーと・・・あたし星霊と一緒にチアダンスをします」

 

 「エントリーNo.8」

 

 「!」

 

 

 

 急に割り込んできたな・・・誰だ?

 

 

 

 「ちょ・・・ちょっとあたしまだアピールタイムが・・・」

 

 「妖精とは私の事、美とは私の事、そう・・・全ては私の事・・・優勝はこの私エバーグリーンに決定~!ハ~イくだらないコンテストは終了で~す!」

 

 「え~~!」

 

 

 

 ※因みにこのビックリマーク(笑)はハートマークだけど機種依存文字しかないのであしからず。数字変換→♡らしい。by作者

 

 

 

 「エバーグリーン!」

 

 「帰ってたのか!?」

 

 

 

 そういや雷神衆って周りから浮いてるばかりの集団だったな。実力は折り紙つきらしいが・・・勿体無いな。

 

 

 

 「邪魔しないでよ!あたし・・・生活がかかってんだからね!」

 

 「ルーシィ!そいつの目を見るな!」

 

 「え?」

 

 「何このガキ?」

 

 「!!(カチカチカチ・・・)」

 

 「な・・・何だあれは!?」

 

 「石!?」

 

 「アピールか!?」

 

 「マズイぞ!町民の皆は早く逃げて!」

 

 

 

 悲鳴を撒き散らしながら逃げていく。第二の魔法、魔眼か・・・。

 

 

 

 「何をするエバーグリーン!祭りを台無しにする気か!?」

 

 「お祭りには余興がつきものでしょ?」

 

 「!!!」

 

 「なっ」

 

 「控え室にいた奴らが全員石に!?」

 

 「姉ちゃん!」

 

 「エルザまで!」

 

 「バカタレが!今すぐ元に戻さんか!」

 

 

 

 ドゴオォォーーン!

 轟音と共に現れたのはラクサスと雷神衆だった。

 

 

 

 「!!」

 

 「よぉ・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)の野郎共・・・祭りはこれからだぜ」

 

 「ラクサス!」

 

 「フリードにビッグスローも!?」

 

 「雷神衆!ラクサス親衛隊だ!」

 

 「遊ぼうぜジジィ」

 

 「馬鹿な事はよさんか!こっちはファンタジアの準備も残っとるんじゃ。今すぐ皆を元に戻せ」

 

 「ファンタジアは夜だよな。さぁて何人が生き残れるかねぇ・・・」

 

 「よせぇ!!」

 

 

 

 危ない!と思ったら当たる直前で雷は軌道を変えた。少しいらつくが実力は本物だな・・・。

 

 

 

 「この女達は人質だ。ルールを破れば一人ずつ砕いていくぞ。言ったろ?余興だと」

 

 「冗談で済む遊びとそうはいかぬものがあるぞラクサス」

 

 「勿論俺は本気だよ」

 

 「ここらで妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強は誰なのかをはっきりさせようじゃないか」

 

 「―――っつう遊びだヨ」

 

 「あそびー」「あそびー」

 

 「ルールは簡単、最後に残ったものが勝者・・・バトル・オブ・フェアリーテイル」

 

 

 

 ガコーーーン!

 おおっと!?机が吹っ飛んだーーーー!

 

 

 

 「いいんじゃねえの?分かりやすくて・・・燃えてきたぞ!」

 

 「ナツ!」

 

 

 

 ・・・俺も参加しなきゃ駄目?この姿晒したくないんだけど?

 


 
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