No.452100

IS ~零の名を冠する深緑の翼~

吉良飛鳥さん

第二次世界大戦時の零戦パイロットが沖縄沖にて敵艦に特攻。 そのパイロットである少年がISの世界に迷い込む。 果たして彼の運命は!?

2012-07-13 15:40:03 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1331   閲覧ユーザー数:1288

参 「という訳でやまくんにはIS学園に言ってもらいます!」

同居生活が始まってから3ヶ月

大和が死んだのは4月6日ではあるが、なぜか1月頃に束と遭遇したらしい

季節は春、日本では入学シーズンが到来した

 

「という訳でやまくんにはIS学園に言ってもらいます!」

いや、どういう訳だと心中突っ込む。

唐突にそういわれても正直どう反応すれば良いかが分からない。

 

***

 

まず、3ヶ月の間に何があったか話そうと思う

 

出会ってから翌日に、ISの解析ということでISを展開させられた。

最初は展開の仕方が分からなかったが、束曰く「自分が乗っていた戦闘機になった感じをイメージしてね」とのことなのでとりあえず零戦その物を想像することにした。

すると、全身を光がつつみ、背中に二対の先端が丸みを帯びた主翼のようなものが生え、日の丸がその二つの翼に描かれており、足先にも、小さな尾翼が生えており、色は全体的に深緑の鎧のようなものが身を纏っていた。

「やはり零戦、お前なのだな」

と大和は呟いた。

始めて零戦に乗った頃の様な抑揚感がするが、この機体はどのようにすれば動くかなど、頭では分からないが、感じることで理解することができる。

「じゃあ、実際飛んで~」と束が言うので適当に飛んでみせ時々限界ギリギリまで最高速度を出してみた。次にミサイルを撃ち落とせといわれたが大戦当時、ミサイルという単語はなく、?マークを出していたが意味はすぐに分かった。

「くっ、対空魚雷か!?」と大和は勝手に命名し、20mm機銃を呼び出す。感覚で動かしているのであれば感覚で撃つこともできるのでは?ということでやってみたが成功した。そして、次々にミサイルを撃破していく

それが終わり地上に降りて力仕事を任された。

 

さらに、その翌日束から第四世代機の試作機として零戦の改造を持ちかけてきた。

内容はまとめるとこんな感じだ

 

・展開装甲によるシールド一体型ミサイルポッドの増設

・7.7mm機銃を撤廃し、代わりに近接用ブレードの増築

・爆撃用爆弾を撤廃し、代わりに荷電量子砲を増築

・全身を展開装甲にし、機動力等のデータ収集

・マルチロックオンシステムの搭載

・20mm機銃の小型化

 

を提案してきて、大和は一言二言(言葉の意味について)質問し改造を了承した。

 

それからが大変だった。力仕事は急激に増えるし、データ収集のための試験飛行は急激に増えるしと言う感じだが、上記の改造内容を1ヶ月もしない内に終えたのでその後はほとんどデータ収集の毎日だった。

 

そしてさっきのことを言い出したのである。

 

 

***

 

IS学園

IS操縦者育成のために日本国が運営している特殊国立高等学校

束の親友、ちーちゃんこと織斑千冬が教師で働いているらしい。

因みに、大和の戸籍や経歴は束がハッキングし偽装したらしい。末恐ろしい人だ。

 

もうすでに千冬とは連絡がついており、羽田で待ち合わせているらしいので束と行くことになった。

 

「いっくんを守ってあげて」という束の言葉と共に


 
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