No.450893

魔法少女リリカルと恋姫な物語 ~少年の数奇な運命~ 第11話 2度目の戦いと友達との約束

レアさん

きのうはどうもすみませんでした;;匿名希望さんがご指摘してくれなければ、あの話しだけ中途半端のまま行くところでした><今後はこのようなことがないよう行きます!ではでは本編どうぞ~。

2012-07-11 03:08:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1286   閲覧ユーザー数:1217

「ヴェルジュ、イーグルフォーム」

<<OK、マスター>>

 

 戦闘が始まると同時に、フォームをチェンジした後、僕はなのはちゃんに向けて銃を数発撃ち放った。

 

「これくらい!」

 

 そう言うと同時になのはちゃんはすぐさま自分の前にシールドを展開した。まあ、その選択は間違いだろうと僕はおもっていたが、ソレはすぐさま覆される。なぜなら、こちらが撃った銃弾は全てシールドによって阻まれたからだ。

 

「え?」

<<マスター来ます!>>

「レイジングハート!」

<<shoot(シュート) the() boll(ボール)>>

「わたたたっ!」

 

 なのはちゃんのシールド、どんだけ硬いの!?ちょっと動揺してしまって、なのはちゃんが撃った魔力弾を撃ち落すことができず、無様に避ける羽目になってしまった。うぅ、かっこわるい・・・。

 

「ふぅ危ない危ない」

[しかし、硬いね・・・]

「結構余裕そうに見えたけど・・・」

[正直侮ってましたね。初心者と思って油断していたらこちらが落とされかねません]

「いやいや、動揺はしたよ?思った以上にシールドが硬かったからね」

[そうだね、ちょっと危険だけど銃弾を貫通弾に変更]

「ふふ、初心者だからと言って甘く見てたら簡単に倒しちゃうの!」

[了解]

「なかなかに生意気な事を言うけれど、ぼくもそう簡単には落とされないってね!」

 

 なのはちゃんと会話しつつ、念話でヴェルジュと話して、銃弾を通常弾から貫通弾に変更した。これで貫通できなかったらどうしよう・・・。そう思いつつ、僕は貫通弾をなのはちゃんに撃った。それに加えて、もうひとつフェイトと戦ったときと同じようにアレを展開する。

 

「それじゃさっきと同じなの!」

<<Round Shield(ラウンドシールド)>>

「確かに、さっきと同じならね・・・」

 

 シールドに当たった瞬間何発か耐えたようだけど、すぐに限界がきて壊れてしまった。

 

「うそ!?」

「驚いてる暇はないよ!」

「くっ・・・!」

 

 再びなのはちゃんに向けて貫通弾を数発撃ち放つ。さすがに今度は受けるわけにはいかないと思ったのか、なのはちゃんはそれらを全て避ける。

 

「へぇ~、それなりに動けるんだ。でもチェックメイト」

「え?後ろ!?」

 

 なのはちゃんはとっさに気づいたけど、時すでに遅し。こちらもただ貫通弾を撃っただけではない。貫通弾を撃つと同時に、サポートビットを一基、ステルスを発動してなのはちゃんの近くまで接近させ待機させていた。後は隙を見てなのはちゃんの後ろにビットを置けばそれで終わり。いやそれにしてもなのはちゃんのシールド、貫通弾数発当ててようやく壊せるくらい硬いのか・・・。しかも貫通できてなかったし・・・orz。

 

「その距離なら確実に当たるよね?仮に防いだとしても、僕がもう一度この銃で弾を撃てば今度は確実にシールドは貫通させてもらうよ」

「・・・私の負けですね・・・」

「ま、そんなに落込まなくてもいいよ。君はまだ原石みたいなものだ。これから磨いていけばいい」

「・・・はい!」

 

 友達が落込んだままというのもいやだからね、ちゃんとフォローもしとかないと。

 

「あとバラしてしまうと、僕の戦闘スタイルは短期決戦を主においているから、君が長期戦に持っていくことができれば勝機は見えてくるかな?当然、僕も今のままでいる気もないけどね」

「そうなんだ・・・。でもいいの?弱点ばらしてるみたいなものだけど・・・」

「それを弱点と捉えるかどうかは僕次第だ。長期戦がまったくできないと言うわけではない。・・・すまないけど、これ以上彼女を待たせるわけにはいかないから行くね」

<<それではまたお会いしましょう>>

「あ、はい。今日はどうもありがとうございました」

<<お二方、お気をつけて>>

 

 そういって僕らは別れた。なのはちゃんもレイジングハートさんも礼儀正しいな~。しかし・・・攻撃力が低いのは今後の課題かな?確かに強すぎる力は自分を驕らせる。それでも必要なときが必ず来る。そのときに力の制御ができなくて戦えませんでしたじゃいけない。

 

「ねえヴェルジュ」

<<なんです?>>

「訓練内容に放出の訓練を追加しない?」

<<・・・そうですね。収束と圧縮はもうできるのですからそろそろいいかもしれませんね>>

「ほんと!?」

<<そのために放出専用のモデルも見つけておいてくださいね>>

「わかった!」

((フフッ。神那のこういうところは子供らしいですね・・・))

 

 まさかの許可をくれたよ!言ってみるもんだね!僕は放出の訓練ができることをうれしく思いつつ、フェイトの元へ急いで向かった

 

フェイトside

 

 先ほど神那から念話で連絡があり、こちらの場所を話したらすぐに向かうそうだ。あまり急がなくてもいいよと言ったけど、これ以上遅くなるといろいろまずいからと言って急いできてくれるそうだ。

 

(なんだろう、誰かを待つのがこんなにも楽しいって思えるなんて)

「なんか嬉しそうだねフェイト?」

「・・・うん。友達を待つってなんか楽しいね♪」

(フェイト・・・。神那、フェイトと出会ってくれてありがとね)

 

 そう思うアルフではあるが、実際はフェイトとアルフが絡んだ形であるのをすっかり忘れているようだった。

 

side out

 

「お待たせフェイト!」

「ううん、待ってるのは全然苦じゃなかったよ」

 

 ・・・フェイトは気づいてるんだろうか。そのセリフ、彼氏を待ってる彼女みたいだよ・・・。うぅ、聞いたこっちが恥ずかしいよ・・・。

 

「どうしたの?顔が赤いみたいだけど・・・」

「いやこっちの問題だから気にしないで・・・。それより母さんからの伝言だけど、プレシアさんと話がしたいそうなんだ」

「・・・母さんと?」

「何でか聞いていいかい?」

「うん。この間母さんが無限図書館に行くって言ったこと覚えてる?」

「もちろん覚えてるよ」

 

 さすがに二日前のことだから覚えてるか。

 

「その時に調べたことを本人に確認したいらしいんだ」

「さすがに母さんに聞いてみないと・・・」

「あ、どんな責任も母さんが取るそうだからむしろ強制で連れて行ってねって形だね」

「それってこっちに許可をとる意味あったかい!?」

 

 言われてみればそうだね。どの道付いていくことになるから許可とる意味なかったね♪

 

「まあ、フェイトが怒られそうだったら母さんがかばってくれると思うから」

「でも・・・」

「今回はこっちがお願いする立場で、無理を言ってるのも分かってる。けれど僕もフェイトのことを知りたいんだ。だから母さんを連れて行ってあげて」

 

 そういって僕はフェイトに土下座した。お願いするんだから、こちらも誠意を見せないといけないよね。

 

「ちょっと!?頭を上げてよ神那!そんなことしなくても友達の頼みなんだから大丈夫だよ!」

「そうだよ!そんなことされたらなんだかこっちが悪いことしてるみたいじゃないか!」

「あ、ゴメンそんなつもりじゃなかったんだけど。それよりホント?フェイト」

「うん。初めてできた友達からの頼みごとなんだから受けてあげたいんだ」

 

 そっか・・・フェイトにとって僕は初めてできた友達だったね・・・。うん、僕はどんなときでもフェイトの味方でいよう。

 

「ありがとうフェイト」

「全然いいよ。それよりいつにするの?」

「えとね、次の日曜日なんだけど大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ」

「それじゃ日曜日の午前中に僕の家に来てくれる?」

「わかった、それじゃ次の日曜日の午前中に神那のうちに行くね」

 

 これで母さんの伝言も伝えることができたな。後日僕の家に来てもらうようにフェイトと約束をした後、僕らはさよならを言ってそれぞれのうちに帰った。僕は帰った後、母さんに約束をすることができたことを伝えた。

 

「ありがとう神那。さて、私も準備しておかないとね」

「・・・程々にな」

 

 父さんはいったい何を危惧しているんだろう?母さんの性格のことではなさそうだけど・・・。まあ、それは帰ってきてから何をしてきたかを聞けば分かることだから、今すぐ聞かなくていいや。さて、今日は疲れたからゆっくりお風呂に入ってもう寝よう・・・。


 
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