No.449893

真・恋姫無双~科学無双  第4話

ついに黄巾党との戦いが始まる。

2012-07-09 19:13:08 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:2663   閲覧ユーザー数:2471

この作品は真・恋姫無双の二次創作です。

 

 

原作とかけ離れるかも知れませんが

 

 

大目に見てください。

 

 

「おい、みんな集まってくれ5000人ぐらいの賊がこの邑に向かって来てるぞ」

 

沙「えっ~!?それは確かなの?」

 

「ああ、斥候を放っておいたからな、そいつの情報だ 」

真「えっとそんな人どこにおるん?」

 

陸は小型偵察機を取り出し砦の壁をスクリーンとして

賊の姿を映し出した。

 

真「そのちっこいのすごい性能やな」

 

「これは超小型偵察機という。ここにコントローラー……あー…操縦する道具な

これでこうすると」

 

ピッ ブーン

 

真「おお~飛んだで~」

 

偵察機は再び賊の方向に飛んでいった。

 

沙「それで、あとどれくらいでこの邑に黄巾党が現れるの?援軍は呼ばなくていいの?」

 

「そうだな、計算の結果あと2日ほどで着くな」

 

沙「あと2日!?……。時間がないの どうしよう」

 

「俺がつくった装備では、どれくらい持つかは、まだ試していないからわからんな、まぁ一応は陳留の太守とやらに援軍の要請をしたほうがいいんじゃないか?自警団の団長に頼んで一人行かせればいい」

 

団「ん わかった!おい、そこのお前 陳留に行って援軍を頼んでこい」

 

団長が命ずる

 

すると団員がわかりました、すぐ向かいます、そういうと馬を駆り陳留の方向で駆け出した。

 

(もし援軍が来てもここに来れるまでは2~3日かかるはず。ま、なんとかなるだろ。)

 

「んじゃ、俺は工房で作業してるからなにかあったら呼んでくれ。」

 

そういうと陸は工房に向かって歩きだした。

 

真「沙和、うちらは自警団の人たちと鍛錬でもするか、いつもは50人くらいの賊だげど今回は規模が違うからな、連携も確認しておかな」

曹操視点

 

曹操たちが朝議を始めようとすると兵が玉座の間に飛び込んできた。

 

兵「申し上げます、大梁から援軍を求める者が参っておりますが、その者によれば、黄巾の賊が大梁に向かってるようで、その数は5000との事」

 

 

惇「なんだと!!華琳様、私がすぐに兵を連れて賊共を蹴散らしてまいります」

 

夏候惇がそう言うと、荀彧が馬鹿にしたような口調で

 

荀「はぁ?なに言ってんの?これだから脳筋は。今どれくらいの兵が動かせるかわかっているの?」

と口論を始めた。

 

「春蘭、桂花やめなさい。それで桂花、今、動かせるのはどれ位?」

 

桂「ハッ!華琳さま、連日の賊討伐で疲労している兵が多くすぐ出れるのは次の討伐組の500ぐらいです。明朝になれば準備を整えて3000は出せますが」

 

「そう。では秋蘭、500の兵を預けるわ、先行して、自警団と協力し大梁を死守しなさい」

 

淵「御意!!」

 

夏候淵はそういうと玉座の間を後にした。

 

「明朝私、春蘭、季衣、琉流、3000で大梁に向かうわ。あと一刀、あなたも出るのよ、準備しときなさい。」

 

一「えっ?今回、俺は、ここで留守を守るんじゃないのか?なんか嫌な予感がするんだよな」

 

桂「あんたなんかにここの留守を任せられるわけないじゃないこの全身精液男」

 

「それでは桂花、ここの留守はあなたに任せるわ」

 

桂「そんなぁ~華琳さまぁ~なんでいつも私は一緒に連れて行ってくれないんですかぁ~?」

 

「よく聞きなさい桂花、あなたなら私がいなくても安心してここを任せられると思っているから留守を頼んでるのよ」

 

桂「はぃ~。 わかりました。おぼえてなさいよ、この脳みそ下半身男」

 

キッ

 

一「なんでそこで俺をにらむんだ?」

 

桂「ふんっ」

 

「ふふっ、物判りがいい子は好きよ、ご褒美としてここに戻ってきたら閨に来なさい、かわいがってあげるわ」

 

桂「はぅぅ~華琳さま//」

 

 

その頃、夏候淵は準備が終わり大梁に向け出発しようとしていていた。

 

秋「聞け!精強なる曹操様の兵よ、これからわが領土の中にある大梁が黄巾の賊共達に蹂躙されようとしている、絶対にそんなことはさせん、皆、急ぐぞ!!」

 

兵「応っ!!」

 

 

団員「前方に砂塵確認!!やはり黄巾党です」

 

「きたか、最初の手はず通り迎撃を行う、皆賊を関の中に入れるなよ!」

 

賊「ギャハハハ、殺せ!殺せ!」

 

「全員、武器を構えろ!3、2、1 撃て!」

 

ビシュビシュビシュ

 

賊「「「ギャー、グッ、グハ」」」

 

「矢がなくなったものは、交替して充填しろ」

 

陸は矢を打ち終わった者を下がらせて第二陣に指示を出した。

 

「次、第二陣、構え!……撃て! 」

 

ビシュビシュビシュ

 

波才「くそっ!おい、おまえらそっちから行かず向こうの壁から登って行け」

 

賊「へい、こっちに梯子をかけろ!!」

 

賊「ギャアア」

 

賊「波才様だめです、壁から槍が!グァァァ」

 

波「俺たちの方が数が多いんだ、正面から突破しろ!!」

 

さすが烏合の集まりだな、正面から向かってくるしか能がないらしい。さて、戦況はどうなっているかな?陸は考えながら二人に確認した。

 

「真桜!沙和どうだ?」

 

真「多少侵入を許したけどおおむね順調やで」

 

沙「侵入した賊は、凪ちゃんたちが、叩きのめしてるの~」

 

凪「うおぉぉ、猛虎襲撃!!」

 

賊「グアア」

 

陸が楽進の方を見やる

(ほう、楽進もやるじゃないか、ん!?後ろから賊が近づいて来てるぞ、気付いてないのか!?まずい!!)

 

賊「フハハハハ、もらった!死ねぇ」

 

凪「うっ!」

 

(くっ間に合うか!)

陸は全速力で走り出しなんとか凪と賊の間に割り込んだ。

 

バキン

 

賊「ギャアァァァ」

 

賊の剣は陸の右腕をはじき飛ばしたがタナトスの至近距離からの発砲によって

賊は倒れた。

 

「ちっ!義手が外れたか。楽進大丈夫か!!」

 

凪「な、なんで私を助けてくれたのです?あんなに嫌っていたのに。」

 

「フッ、愚問だな。お前もこの邑を守る大切な仲間じゃないか、助けるのは当たり前だろ」

 

凪「ありがとうございます、凪です、これからはそう呼んでください」

 

「真名をいいのか?」

 

凪「あなたは命の恩人だし、この邑を守る為に戦ってくれるのでしょう?」

 

「ん、わかった確かに預かろう、俺は河内 陸 どう呼んでくれても構わない」

 

凪「では、陸様、賊を早く蹴散らしましょう、でも剣をもっていらっしゃらない様子、それにその腕では……。」

 

「ああ気にするな、腕はあとでくっつけるし、武器はこれがある、見てろよ」

 

そう言うと賊に向かい発砲した

 

ズキューン

 

賊「ギャ」

 

凪「すごい威力だ、一瞬にして賊の頭をふっ飛ばしてしまうとは」

 

「さて凪、殲滅するぞ」

 

凪「はっ!!」

 

団員「申し上げます、東より砂塵確認、旗は夏です、陳留の官軍かと」

 

(ん、思ったより早いな、それに500とは、精兵を先に先発させたか。夏と言えば夏候惇か夏候淵だな)

 

「聞けみんな!陳留より援軍が向かって来ている、官軍と呼応して敵を殲滅するぞ」

 

全「応!!」

 

陸はここにいる全員に挟撃の指示をだした。

 

 

夏候淵視点

 

 

「よし黄巾の賊が見えてきたぞ……!! (ずいぶん一方的ではないか、優秀な指揮官がいるのか?)全軍、突撃!!賊を蹴散らしつつ邑に突入する!!」

 

兵「応っ」

 

 

「援軍にきたぞ、ここの指揮官に会いたいのだが」

 

団長「はい、私は自警団の団長ですが、指揮していらっしゃるのは、あちらにいる3人でございます」

 

(ほぅ、あれか、なかなか見処がありそうではないか、むっ!)

 

波「俺がここの黄巾の将、波才様だ!よくもやってくれたな、貴様達を殺せば、この邑は落ちたも同然ということだな」

 

陸「フッ!やれるもんならやってみな、まぁ一瞬で苦しまないよう殺してやるよ」

 

波「ほざけ、そんな丸腰でなにができる?さっさと死ね!!」

 

陸「ふん、丸腰かどうか確かめてみな」

 

波才は剣を構え、向かってきたが陸はそれを避けながらタナトスのトリガーを引いた。

 

スチャッ ズキューン!!

 

波「ガァッ」

 

波才は心臓に弾を打ち込まれ倒れ伏した。

 

(なんという威力だ)

 

陸「敵将波才この河内 陸が打ち取った。」

 

賊「うわー、波才様がやられた、こいつ化け物だ、ひぃぃ~逃げろ~」

 

賊は波才がやられると我先にと逃げ出した。

 

陸「真桜、沙和、凪、追撃の指示をだせ」

 

(なかなか指示も的確だな)

 

 

「みんなご苦労だった、村の損害はどれくらいだ?」

 

凪と真桜が状況を報告するため陸の下に集まった。

 

凪「こちらの損害は負傷者が数人、死亡者は居りません、賊はすべて投降するか、捕縛しております」

 

真「邑の中は建物が少し焼けているくらいでほとんど問題ないで」

 

沙「夏候淵将軍も援軍を連れてきてくれてありがとうなの~」

 

淵「貴公らもなかなかの手際、みごとだったぞ、しかしその腕、手当てしなくとも大丈夫なのか?」

 

「あなたが夏候淵将軍ですか?私は、河内 陸。字と真名はありません、かの将軍にお褒めいだだき光栄です。それにこの腕はからくりなんで直せばくっつきます」

 

淵「ふぅ、そんな畏まったしゃべり方をせずともいいぞ」

(字と真名がない?もしや北郷と同じ?)

 

「ふぅ、よかったどうもこのしゃべり方だと調子狂うんだ。」

 

淵「しかし、敵将を打ち倒した武器それはいったいなんだ?」

 

「これは拳銃と言う物でこのように敵を狙い撃つだけ、だから誰にでも使える代物なんだ」

 

淵(白い服と見たこともない武器)「もしや貴公はもう一人の天の御遣いとやらか?」

 

「そういえば、二人がそんな事を言ってたな」

 

淵「やはりか、では北郷と言う名に心当たりはあるか?」

 

「北郷?それは陳留の天の御遣いの名前か、どこかで聞いたことがあるようなないような」

 

淵「まぁ、明日になれば、曹操様と北郷がこちらに着くはずだ、その時にわかるかもしれん」

 

(北郷ね、ん~誰だっけな?)

 

淵「むっ、忘れていた、私は、姓は夏候、名は淵、真名は秋蘭という、以後よろしく頼む」

 

「あぁ確かに預かった、俺のことは河内でも陸でも好きなように呼んでくれ」

 

華琳視点

 

「ようやく大梁が見えてきたわね、しかしなんでこんな静かなの?もしやもう陥落している?一刀?どう思う?」

 

一「秋蘭に限って万が一負けるなんてありえないだろ、もしあったとしてもまだ戦闘は続いてるはず」

 

惇「北郷!!秋蘭が負けることがありえるはずなかろう、もう終わったに決まっている」

 

夏候惇は一刀に食って掛かった。

 

一「だから、万が一って言ってるだろ」

 

二人の「口論を横目で見ながら曹操は兵を呼んだ

 

「誰かある!!」

 

兵「はっ!」

 

「邑に入って様子を観てきて頂戴」

兵「申し上げます、既に戦闘は終了!邑も夏候淵将軍もご無事とのこと」

 

ふふんほらみろと夏候惇は一刀に向かって勝ち誇った様に言った。

 

「そう。わかった。全軍、邑に入る!!」

 

曹操が邑に入ると同時に夏候淵がこちらに向かってきた。

 

「あら秋蘭無事でよかったわ、でももう終わってるなんて優秀な人材でもいたのかしら?」

 

秋「華琳様、来てそうそう申し訳ないのですが、北郷を連れて、こちらの指揮官に会ってもらえませんか?」

 

華「わかったわ、一刀、行くわよ」

 

一「ああ」

 

陸がしばらく待っていると三人ほどこちらに向かってくるのが見えた。

 

(ちっこいのが曹操か?そんで白い服着てるのが天の御遣い?あれ?聖フランチェスカの制服?あれは、一刀じゃねえか、なんでこんなとこに??)

 

「おい、バ一刀!!」

 

一「誰だ?俺を小馬鹿にしたような名前で呼ぶのは?」

 

「おい俺だ、俺!!忘れたのか?」

 

一「………げぇっ先生!!!」

 

こうして俺は北郷一刀と再会した。

 


 
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