第四技 この世界の生活
キリトSide
アスナの家は『アインクラッド』の第61層にある城塞都市『セルムブルグ』にあった。
そう、俺は今アスナの家にきているのだが……。
「なんだよ、この家。豪華すぎるだろ」
「総勢四千k(四百万コル)は使ったとおもうわ」
呆然として呟いた俺に、アスナは平然と答えた。もう何も言わない。それがいい。
「それでどんな料理が食べたい?」
「まかせるよ。なにかおススメのもので頼む」
「そう? なら、シチューにしましょ、
アスナが料理を始めたので俺は手持無沙汰になった。言われた通り新聞でも読んでいよう。
そうやってしばらく新聞を読んでいたらある記事が目に付いた。
「………っ! この記事は……」
その記事は第44層にある小さな町で起こった事件なのだが、一枚の写真の中の壁にこう書かれている。
「我等は待つ、気高き狩人の落日を……」っと。
『軍』はこれを殺人ギルド『
十中八九そうなのだが。
「もうちょっとでできるからね」
「あっ、ああ…」
アスナの呼びかけに少し驚いてしまう。
思考に入りすぎていたようだ。気をつけないといけないな。
この事件にも探りを入れといたほうがいいようだ。
そうしているとシチューのいい香りがしてきた。どうやら完成したようだ。
「よし、完成! できたよキリト君」
アスナが完成したシチューといくつかの料理を運んできた。
「いいのか? こんなに作ってもらって」
俺は≪ラグー・ラビットの肉≫だけ使ってもらえればよかったんだが。
「いいの、いいの。私も分けて貰うんだし。他の料理と一緒の方がいいと思うし」
そういって彼女は席についたので、俺も用意された席についた。
「それじゃ、いただきます」
「いただきます」
俺たちはそろってシチューを口にした。……やばい。滅茶苦茶うまいんだけど。
「おいし~い! 生きててよかったって思うよ」
それには同感だ。この世界で生きてきて、これほどの料理を食べたのは初めてだ。
「ホント、これはやばいほどうまいよ」
「えへへ、ありがとう///」
その後も俺とアスナは料理を食しながら言葉を交わしたりした。
「ふぅ~。美味かったよ、ご馳走様」
「こちらこそ、いい料理をさせてくれてありがとね」
俺たちは食後に不思議な香りのするお茶を飲んでいた。
改めて思うが、彼女は大分部屋を綺麗にしている。俺の場合は部屋には特に何もないからな。
「にしても、よく家にここまで金をかけたな。少し羨ましいよ」
「だったら君も引っ越してカスタマイズしたらいいじゃない」
彼女はあっさりとそんなことを言うがそこまでしようとは思ってはいない。
「いいよ、俺は。それだったらアイテムや少しでもいい装備に使うさ」
アスナは「そっか」と一言だけいってもう一度お茶を飲み始めた。
今は満たされた食欲に身を委ねておくさ。
キリトSide Out
To be continued……
後書きです。
アニメの『ソードアート・オンライン』が始まりましたね。
どれほどこの時を待ちわびていたことか・・・。
早く、キリトとアスナのイチャつきが見たいと思う作者は駄目人間でしょうねw
ですが、ユイとのお話や他のキャラクター達との出会いもはやく見てみたいですよ!
あとは【黒の剣士】になったキリトもですね。
では、また・・・。
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第四話です。
キリトがアスナ宅へ・・・。
一話ずつの投稿ですから、スローペースなのでしょうかね?
では、どうぞ・・・。