No.449204

ハイスクールD×D 喧嘩番長の新たな喧嘩 第6話

白の牙さん

暴風

2012-07-08 18:23:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:7353   閲覧ユーザー数:6936

 

 

 

 

 リアス達は目を覚ましたアーシアにレイナーレの計画を話した。その後、イッセーの説得で大を助けるために教会に向かった

 

 「さて、皆準備はいいかしら?」

 

 教会に着いたリアスは自分の眷属を見て聞いた

 

 「はい」

 

 「はい、部長」

 

 「・・・・準備オッケーです」

 

 「はい」

 

 イッセー達は頷いた

 

 「じゃあ、話した通り私と朱乃はアーシアの護衛をするわ。祐斗、小猫、イッセーは大の援護。いいわね」

 

 全員が頷き、教会の敷地に入った瞬間。派手な音と共に屋根が吹き飛び、何かが打ち上げられ教会に落下した

 

 リアス達は嫌な予感がし、急いで教会に入ると驚愕してしまった。壁や地面のいたるところにはぐれ悪魔祓いだと思われる者達が倒れており、祭壇には小刻みに震えたレイナーレが倒れており、教会内の中心には腕を振り上げた大が無傷で立っていたのだ

 

 

 

 

 

 遡ること30分前。教会に入った大は大量のはぐれ悪魔祓いとレイナーレとの戦闘を開始した

 

 「「「「わぁあああああああ」」」」

 

 悪魔祓い達は光の剣を持ち、一斉に大目掛けて突撃してきた。普通なら一対多では一人が不利だが、その一人が普通だったらの話である

 

 「っふ、おらぁあああああ」

 

 大は光の剣を躱すと、拳を振り悪魔祓い一人を殴り、後ろにいた者も含めてまとめて吹き飛ばしたり、光の剣ごと殴り倒した

 

 そして、全ての悪魔祓いが倒され大はレイナーレを睨んだ

 

 「次はテメェの番だ。覚悟はいいか?」

 

 指の関節を鳴らしながらレイナーレに言った

 

 「人間風情が至高の堕天使になる私に歯向かった事を後悔させてあげるわ」

 

 レイナーレは羽根を広げると光の槍を作り大に向かって投げた

 

 「オラァッ!!」

 

 大は神器を装着した手でその槍を殴り壊した

 

 「私の槍を壊すなんて貴方本当に人間?」

 

 「正真正銘人間だ」

 

 大は自信を持って言った

 

 「・・・・・でも、これはどうかしら」

 

 レイナーレは大量の槍を展開した

 

 「ふふふ、これだけの槍はさすがに壊せないでしょう?」

 

 レイナーレは笑って言った

 

 「・・・・試してみろよ」

 

 大は笑って返した

 

 「・・・・・そんなに死にたいようね。なら・・・死になさい!!」

 

 レイナーレは一斉に槍を大に向かって発射した

 

 『gear fast』

 

 宝玉から音声が流れ、オーラを纏った

 

 「オラアァァァァァァァァァー!!」

 

 さらにデジソウルを纏った大はあり得ない速度で拳を振り光の槍をすべて粉々にした

 

 「う、嘘よ。あ、あり得ないわ」

 

 レイナーレは全ての槍を拳のみで壊した大に驚愕し恐怖を覚えた

 

 「・・・・・」

 

 「っひ」

 

 大が一歩踏み出すとレイナーレは後ろに下がった

 

 「ち、近づかないで!!」

 

 レイナーレは光の槍を大に投げる、大は拳でそれを壊しながら一歩一歩レイナーレに近づいて行った。そして、地面を蹴り一瞬でレイナーレとの距離を縮めると

 

 「オラァッ!!」

 

 拳を振り上げるとレイナーレを上空に殴り飛ばした。レイナーレは教会の屋根を突き破り外に出され、教会に落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 そして、冒頭に戻る

 

 「うん?何だお前ら結局来たのか」

 

 リアス達が来たことに気づいた大はリアス達に声をかけた

 

 「「「「「「・・・・・・・」」」」」」

 

 だが、リアス達からの返事が返ってこなかった。大はリアスに近づきデコピンを喰らわせた

 

 「いたっ!?ちょ、何するのよ!?」

 

 よほど痛かったらしく涙目で大に言った

 

 「ぼーっとしてるようだったからな、目を覚まさせてやっただけだ」

 

 「・・・・・先輩、これ全部先輩一人でやったんですか?」

 

 小猫が倒れている悪魔祓いを指さして聞いた

 

 「ああ。全然歯応えなくてつまんなかったけどな。・・・・・今度あそこにいってあいつにでも相手してもらうか」

 

 大はそう言い教会を出ようとした

 

 「どこに行くんですの?」

 

 朱乃が大に待ったをかけた

 

 「俺の喧嘩は終わった。・・・後はお前らに任せる。あそこで倒れている堕天使も含めてな」

 

 リアス達は大の行動に呆れて何も言えなかった。そして、倒れている沢山の悪魔祓いと堕天使を見て思った、彼に勝てる存在がこの世にあるのかっと

 

 

 

 そして、翌日

 

 大は部室で帰った後のことを朱乃から聞いた

 

 「結局倒したのか、あの堕天使」

 

 「はい、自分が殺したイッセー君に命乞いをしてきましたが、イッセー君はそれを受け入れませんでしたわ」

 

 「・・・・イッセーにとってはつらかっただろうな。何せ初めての彼女だったんだから。・・・・っで、姫島はいつまで俺に抱き着いているんだ?」

 

 朱乃は後ろから大に抱き着いていた

 

 「うふふ、私達を心配させた罰ですわ。それと、朱乃」

 

 「え?」

 

 「朱乃って呼んでください」

 

 「何でだ?」

 

 「だめですの?」

 

 朱乃は潤んだ瞳で大を見た

 

 「わ、解ったよ、朱乃。これでいいか?」

 

 「うふ、はい♪」

 

 そして、朱乃はアーシアの歓迎会が始まるまで大に抱き着いていた

 


 
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