No.446519

魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? 〜過去に戻った高町なのは〜 【無印】 第二十五話

新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。

任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。

なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!!

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2012-07-05 18:01:25 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2128   閲覧ユーザー数:2057

Fate:side

 

 

 

「時空管理局まで来ちまったら、もうどうにもならないよ」

 

 

 私とアルフは時空管理局が現れたことに驚いたが、突然現れた女性が管理局の人を吹っ飛ばしたのを利用して、ジュエルシードを取って逃げてきたのであった。

 

 たぶん、突然現れた彼女は現れたときになのはの事を大声で呼んでいたから、多分なのはの知り合いなんだろうと思った。よく見ると耳みたいなのが大きかったし、使い魔の可能性が高いと思った。

 

 

「それでも、私は母さんのためにジュエルシードを集めないといけない」

「あんな鬼婆の事なんか聞かないで、二人でのんびり暮らそうよ!! その方がフェイトも幸せなはずだよ!!」

「アルフ、母さんの事を鬼婆呼ばわりしないで。それに、私は母さん以外の理由もあるから」

「あたしはフェイトについてくるから、フェイトがいいというのなら別に文句は言わないけどさ……」

 

 

 アルフは私の事を心配して言ってくれているのだろうと分かるのだが、それでも私はジュエルシードを集めたかった。

 

 一つ目がさっき言った通り母さんの事であり、もう一つはなのはの事を知りたいと思ったからである。

 

 ジュエルシードの集めるにあたってあったけど、彼女はいろいろと自分で抱え込んでいるようにも思えた。しかもその事は他人には言えないことで、多分初めて会った時から居た使い魔?にもその事は教えてないようにも思えた。

 

 そしてそんななのはに私は興味を惹かれていた。どうして魔法がない世界で魔法が私より使え、ジュエルシードよりももっと先の事を見ているかのように思えた。同い年ぐらいなのに私とは全く違い、大人のようにも思えたのである。

 

 そんな彼女を私は知りたかった。どうしてそこまで私が知りたいと思うのかは私自身分からなかったが、知りたくて仕方なかった。だからここで逃げることはしたくなかった。

 

 

「それにしても、この前あの人に会いに『時の庭園』になのはが来ていたけど、一体何の用だったのだろうね。あたしたちには教えてくれなかったけど」

「でも、母さんと何か重要な話をしに来たのは間違いないと思う。そうでなければわざわざ『時の庭園』に行かないだろうし」

「これと言って接点があるとは思えないんだけどな……」

 

 

 接点がなさそうについては私も同じことを持っていた。それに母さんの言い方からして初対面のような感じもしましたし。

 

 だけどなのはが会いに来たという事は、母さんがジュエルシードを集めている理由を知っているかもしれないと思った。今の母さんにはそれしか話を聞かないだろうと思うし、それが一番考えられることであった。

 

 だが今の私には調べようがないし、なのは本人に聞いたところで今日みたいに教えてくれないだろうと思った。

 

 なら逆に母さんがどうしてジュエルシードを集めていることを私に命令するのかという事を考えているが、それも答えは見つからなかった。

 

 だから理解するには母さんに命令された通りジュエルシードを集めないといけない。そうすれば母さんの目的もわかるし、なのはが母さんに会った理由もわかるかもしれないと思ったのである。

 

 

「まぁ、それは後々分かるかもしれないから今は考えないことにしよう。とりあえず今日は休むね」

「分かった、お休みフェイト」

 

 

 だけど今日は朝からいろいろとありましたし、今日はかなり疲れたので私は思考を停止させることにしました。答えが分からないことを考えても時間の無駄になるだけだったから。

 

 そいれからアルフに言って休む事にし、ベッドの上で横になることにして、今日は寝ることにするのでした。

 

 だがこの時私は、どうして胸の音が聞こえてくるのだろうとわからず、気のせいだろうとあまり気にせずに寝ることにするのでした。

 

 

 

Side:End

 

 

 

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Side:Chrono

 

 

 

「二人とも凄いや。黒い方の魔導師はAAAクラスで白い方の魔導師はS+クラス以上だよ」

「S+以上って正確には分からないのか?」

 

 

 あの後二人を第97管理外世界に戻した後、すぐにアースラへと戻って先ほどの二人の魔力を確認していた。

 

 だが、エイミィ・リミエッタが言うには、白い魔導師である高町なのはの魔導師ランクは正確には分からないらしかった。

 

 

「うん、どうやら白い方の魔導師は戦っているときやジュエルシードを封印する時は手加減していて、今回のジュエルシードを封印した時は少し力を出していたようだけど、それでも手加減している感じで」

「っていう事はSSクラス、いやそれ以上のSSSクラスという事も考えられるという事か?」

 

 

 僕の問いにエイミィは頷く。

 

 

「多分その通りだと思う。っていうより、魔法がないこの世界なのに魔法の事を知っていて、さらには手加減をしているとなるとかなりの魔導師だということだよね?」

「そうなるだろうな。でも彼女みたいな魔導師が存在するという事を調べてみたが該当者は一人もいなかったし、あのフェレットもどきのあ話によれば彼女はこの世界の住民らしいし……」

「それなのに魔法の事や私たち管理局の事を知っているのは不思議だよね? しかも9歳ぐらいの年齢からして」

 

 

 あれからエイミィといろいろと話したが、結局のところ、高町なのはについてはいろいろと疑問ばかりが残っていくのだった。

 

 9歳ぐらいの年齢でどうして魔法の事を知っており、さらには魔法をかなり使いこなせており、管理外世界に住んでいるのに管理局の存在を知って居たのかなどとたくさんの疑問が残っていた。

 

 高町なのはは一体何者で、何が目的で動いているのか。見た感じからしてジュエルシード以外の事でも何かと動いているような感じがするのだった。

 

 艦長は彼女に言いくるめられたような感じであったが、正直彼女を野放しのままにしているのは危ないとも感じられた。どうしてかは分からないが、とりあえずあれだけの魔力を持っていて野放しにしているのはおかしいと思い込むことにしたのだった。

 

 

「とりあえず、こちらはこちらで残りのジュエルシードを集めることにして、すべて集まってからいろいろと考えることにするか。一応、高町なのはとは別れる前に彼女から一応連絡が取れるようにと言われたから、いつでも連絡が取れるのでな。とりあえず今日は僕も少し寝て後の事は頼むことにするよ」

「了解。別に少しじゃなくてのんびり寝てきても良いけどね」

「さすがにそれは困る。こういうのはなんだが、もしジュエルシードを集めるときに黒い魔導師と会ったら、僕以外に戦える相手は居ないだろう? だからジュエルシードの反応があったら誰でもいいから起こしに来てくれ」

「分かってるって。それじゃあお休みなさい」

 

 

 エイミィに軽くからかわれているような感じではあったが僕は一度自分の部屋へと戻り、一休みをするのだった。

 

 

 

Side:End


 
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