No.446275

魔法少女リリカルなのはvivid ‐ヒロイック・ホームレス‐

イーブイさん

この物語の主人公である青年はホームレスである。
何時もはクラナガンのとある川原に設置されたボロボロの小屋に住み、バイトは市立図書館の司書。そんな青年がちょっとした切欠で管理局のエース・オブ・エースの高町なのはの義娘で聖王の現身である高町ヴィヴィオと出会い、その出会いによって青年の運命が色々と変わって行く物語。

2012-07-05 06:18:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2532   閲覧ユーザー数:2502

中央第4区 公民館・・・

 

ナナシは此処のストライクアーツ練習場の壁際にウェンディと二人で壁に凭れて談笑していた。

 

「そういやゲンヤさんはまだ健在か?」

 

「当たり前っスよ!『まだまだ現役だ!』って気合入ってるっス」

 

「へぇ、もう歳近いなのに達者なことだ・・・ん? どうやら来たみたいだぞ」

 

ナナシはゲンヤという者に対して関心しながらヴィヴィオ達が着替え終わるのを待って居ると、更衣室からヴィヴィオ達が出てきて此方に向かって来る。

 

「あっ、ナナシさん! えへへっ・・・どうですか?」

 

ヴィヴィオはナナシにアピールするように一回転して魅せる。

 

まるでその様は自分の事を褒めて貰いたがってるように見え、ナナシは苦笑する。

 

「あぁ、良いんじゃねぇの?」

 

「フフッ、良かったです」

 

「? 何がだ?」

 

ヴィヴィオは自分がナナシから褒められると、微笑みながら喜ぶ。

 

その事に疑問を持ち、問いかけるナナシ。

 

「だってさっき迄ナナシさん、機嫌悪そうだったから心配で・・・」

 

「・・・ったく、ガキがそんな気遣いとかしなくて良いんだよ」

 

「きゃっ!?い、痛いよぉ~・・・」

 

そういって照れながらも感謝してはいるのかヴィヴィオの頭を乱暴に撫で、ヴィヴィオは乱暴に頭を撫でられて痛がるも、悪い気はしていない様子だ。

 

「おーい、そこイチャついてないでコッチこーい!始めるぞー!」

 

「いっイチャついてないよー!!それじゃナナシさん、行ってきます!」

 

「おう、まぁ頑張ってきな」

 

「ハイ!!」

 

ノーヴェに呼ばれ、恥ずかしそうに否定しながらも何処か悪い気もしない気持ちのままヴィヴィオはナナシの元を離れ、コロナ達の所に向かう。

 

その後ろ姿をナナシは苦笑しながら見送り、ヴィヴィオ達のトレーニングを静かに観覧する事にした。

 

☆★☆

 

ヴィヴィオ達が体操を終えて本格的にスパーをやり始めた頃、ナナシは一人でトイレに行って用を済まして居た。

 

「ふぅ・・・」

 

ナナシは冷水で手を洗った後、トイレから出て元の場所に戻る。

 

「・・・ん? ノーヴェとあれは・・・誰だ?」

 

そしてまた練習場に戻ると、其処ではヴィヴィオを成長させたかのような女性とノーヴェがタイマンで対決をしていた。

 

「おい、ウェンディ」

 

「あっ、今帰ってきたんスか? 遅かったスね」

 

ナナシはウェンディの横に移動し、質問する。

 

「ノーヴェと闘ってるのは誰だ?」

 

「何言ってんスか? あれはヴィヴィオっスよ」

 

「何? ・・・・成程、変身魔法か」

 

「そうっス」

 

ナナシは納得し、大人となったヴィヴィオとノーヴェの戦いを見学する。

 

そして暫くして2人の対決が終わり、ヴィヴィオ達が此方にやってくる。

 

「あっ、ナナシさーん!」

 

ヴィヴィオは息切れし、手にジュース(ポカ○スエットのような物)を持ってやってくる。

 

「よおヴィヴィオ、魔力無しでアレだけ動きは凄かったぞ」

 

「えへへっ、そうですか?」

 

「あぁ、だがまぁ危なっかしい所もあるがその歳でコレだけ出来れば上出来だろ」

 

「本当ですかっ!?やったぁ!」

 

ヴィヴィオはナナシに褒められた事で喜ぶ。

 

「よぉナナシ、お前も少しスパーやらないか?」

 

ナナシとヴィヴィオが談笑してると、ノーヴェがヴィヴィオとナナシの間に入り込んでスパーの誘いをして来る。

 

「・・・良いぜ、丁度俺もお前らのスパー見て体を動かしたくなった所だ。ウェンディ、コレ持っとけ」

 

「わ、分かったっス」

 

ナナシはノーヴェからの誘いを了承し、上着を脱いでウェンディに預ける。

 

「ねぇウェンディ?」

 

「? 何っスか?」

 

「ナナシさんって強いの?」

 

ヴィヴィオはナナシの上着を持って自分の隣に居るウェンディに質問する。

 

「そうっスね・・・それは・・・」

 

「それは・・・?」

 

「見てからのお楽しみっス!」

 

「も~意地悪ぅ~!」

 

ウェンディがヴィヴィオをからかいながら楽しんでる中、ノーヴェとナナシは緊迫した雰囲気となっており、周りも緊張してきた。

 

「対決内容は?」

 

「どちらかがダウンするまでだ、良いな?」

 

「あぁ、試合開始はそうだな・・・コイツでどうだ?」

 

ナナシはズボンのポケットから裏表で彩色が違うメダルを取り出した。

 

「コイツが地面に落ちたら開始・・・それでどうだ?」

 

「異論はねぇ・・・さっさと始めようぜ」

 

「そう焦んなよ・・・行くぜ、コイントスッ!!」

 

ナナシは指でメダルを上空に弾き、メダルは高く舞う。

 

2人はメダルが弾かれた直後にすぐさま戦闘態勢となり、観客達も静かに見守る。

 

そして・・・

 

 

 

 

 

<チャリー・・・ン>

 

 

 

メダルが地に着き、最初に動いたのは一体どちらだ・・・ッ!!


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