No.446053

魔王少女?冥王の前には無力!!4

自身の死因が面白かったから。 神にそう言われ転生することになった主人公。 彼はその世界でどう生きて行くのか?

2012-07-04 23:34:44 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3793   閲覧ユーザー数:3678

高町 なのは~

 

「じゃあお母さん行ってきます。」

 

「ええ、行ってらっしゃい。」

 

私は勢いよく扉を開け外に出た。

 

私は高町 なのは。今年から私立聖祥大附属中学校に通う中学生です。

 

今まで通い慣れた小学校の近くだけどなんか新鮮な気持ちです。

 

小学生の頃は色々とありました。

 

私が魔法少女になったり、友達が出来たり、相棒のレイジングハートと共に色々な場所に行きました。

 

 

「なのは、おはよう。」

 

「あ、フェイトちゃん!おはよう。」

 

私に挨拶してきたのはフェイト・T・ハラオウン。

 

小学校時代のお友達で彼女も魔法を使えます。

 

初めてあった時は敵同士でしたが今では友達です。

 

「今年から私達中学生だね!」

 

「うん、何時も通っている道なのに何だか新鮮に感じるね。」

 

「うん、わかるわかる。」

 

私達が会話をしていると、

「あ、なのはちゃ~ん、フェイトちゃ~ん。」

 

聞き覚えのある声が聞こえました。

 

「おはよう、2人共。」

 

「おはようはやてちゃん。」

 

「おはようはやて。」

 

彼女は八神 はやて。

 

私とフェイトちゃんと同じ魔法少女。

はやてちゃんは私達とは違いベルカ式です。

 

ベルカ式は主に接近戦を得意とし、デバイスも武器などが多いそうです。

その中ではやてちゃんは夜天の書というデバイスで古代ベルカの技術が使われていたとか。

 

そしてはやてちゃんにはヴォルゲンリッターという従者、いえ家族がいます。

 

最近会えていないけどシグナムさんにヴィーダちゃん、シャマルさんにザフィーラ、そしてユニゾンデバイスのリインフォースツヴァイちゃん。皆私達の仲間です。

 

「なのはちゃん、クラス表は何処にあるか知らん?私まだ確認してないんよ。」

 

「そう言えば私も、校内に貼られてるのかな?」

 

「一緒のクラスだと良いね。」

 

「そうだね。」

 

私達はお喋りしながら中学に向かった。

 

校内~

 

「フェイトちゃん、はやてちゃん、この教室みたいだよ。」

 

私達は中学校に着くと花を持った係りの人が教室に入るように言った。

 

どうやら私達は同じクラスのようだ。

 

「同じクラスだね。なのは。」

 

「そうだね、さっきの表を見たらアリサちゃんにすずかちゃんも、……」

 

「おはよう。なのは、フェイト、はやて。」

 

「皆おはよう。」

 

教室には私達の友達のアリサ・バニングスと月村 すずかがいた。

 

「おはよう、アリサちゃん、すずかちゃん!」

 

私は2人に挨拶する。

 

2人は私がまだ魔法を知る前からの友達で良く一緒に遊んだ。

 

今も時々集まって買い物や遊びに行っている。

 

「皆同じクラスだね。」

 

「そうね、ココまでかたまるなんて凄いわね。」

 

「あははは、本当だね。これから一年間宜しく。」

 

「「こちらこそ、宜しく(ね)。」」

 

ガラッ。

 

私達が談笑をしていると前のドアが開いた。先生が来たのかな?と思いそちらを見ると、

 

 

そこには、とっても綺麗な人が、いたの。

 

 

 

私の周りにも綺麗な人は結構いるけど、同年代であそこまで綺麗な人は初めて見たの。

 

 

私達は数分間彼女に見惚れていた。

 

 

するとそこに1人のクラスメイトが話しかけ、その後楽しそうに会話していた。

 

 

「はあー、凄いべっぴんさんやな。」

 

はやてちゃんは少し頬を赤らめながら言った。

 

確かに凄く綺麗だ。

 

銀髪も光を反射して輝いてるし、肌も白くハリがあって、兎に角綺麗だった。

 

「本当ね。一体どんな化粧水やシャンプー使っているのかしら。」

「モデルさんなのかな?」

 

うん、なのはも同じことを考えていました。

 

本当に綺麗。同じ女として羨ましいなぁ。

 

(話しかけたら友達になれるかな?)

 

 

私は入学式が終わったら話しかけてみようと思ったの。

 

 

 

 

高町 なのは 終~

 

始業式が終わり簡単なホームルームが終わりいざ帰ろうとした時に、

 

「ねぇ、少しお話しない?」

 

魔王に呼び止められました。

 

なんとタイミングの悪い、私は直ぐに帰ってコレをパージしたいのに。

 

「済まない。今日は直ぐに帰る用事があるんだ、えーと。………高町さん、だったかな?」

 

「うん!そうだよ、八坂さん!」

 

高町さんは見るからに嬉しそうに頷いた。

 

「そう言う訳だから私は帰る。また明日「なのはー、一緒に帰ろうぜ!」…」

 

私のセリフにかぶらすように1人の日本人離れした男子が教室に入って来た。

銀髪に緑と赤のオッドアイ。そしてイケメンだ。

 

その男子の後ろにも日本人離れした容姿の男子たちがいた。

 

1人は金髪に色白。もう1人は白髪に小麦色の肌。

 

どう見ても転生者です、本当にありがとうございました。

 

「う、龍王子君に暁君、それに衛宮君。」

 

高町は苦虫を潰したような顔をした。

 

「フェイト達もいるな、皆一緒に帰ろうぜ!」

 

「何を言っておるか、なのは達は我と行くのだ。雑種は黙っておれ。」

 

「フッ、妄言はそこまでにしておけ。それ以上その劣情で彼女達を穢すな。」

 

「なんだとムッツリ、お前が1番あいつらに対して言ってるだろうが。」

 

「なんだと。」

 

「我の女に手を出す雑種は去勢してきたほうがよいのではないか?」

 

「貴様!!」

 

一触即発

 

そんな空気だが、私は一切関係が無いので早々に立ち去ろうと静かに立った。が、

 

 

「ん?……ほう其処の、中々に美しい。どうだ、我と一緒に、」

 

 

私に気づいた暁が自身が得たスキルニコポを使い私に話しかけてきた。

 

「すまないが今日は用事があってな、今日は1人で帰らせてもらう。」

 

暁の話を途中で切り鞄を持って暁の横を通る。

 

「良いではないか、我と共にいれることはとても名誉な事なのだぞ?」

 

などと言いながら暁は私の肩に手を乗せてくる。

 

 

 

 

 

ピキッ。

 

 

 

 

 

「っ!ててててったたたたたたたたたた!!!」

 

私は肩に乗せられた手の甲の皮を思いっきり捻りついでに指の間接の反対ほうに曲げそのまま、

 

 

 

ドンッ!!

 

投げた。

 

 

 

「っ~!!!!!」

 

暁は痛みに悶えている。

 

そばにいるなのは達や龍王子、衛宮は驚いた顔をしていた。

 

 

恐らくいきなり私があいつを投げたことに驚いたか、暁のスキルを受けないことに驚いたのか。

 

なのは達が前者、転生者たちは後者だろう。

 

 

「つぅ。貴様、我を投げるとは!」

 

 

 

暁は痛みに堪えながら此方を睨む。

 

 

「自分勝手な事ばかりいう人に聞く耳は持っていないので。というかきやすく触んな。」

 

 

「なっ!?」

 

まるで信じられないモノを見たような顔で此方を見る。

 

 

私はそれを無視してウェットティッシュで掴まれた肩、両手を拭いて使ったティッシュをゴミ箱に捨てた。

 

 

まぁ、軽い挑発なのだが、

 

 

「お、オノレオノレオノレオノレオノレオノレぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

暁は憤怒の余りデバイスを起動させようとした。

 

チョロいな、コイツ。

 

「だ、ダメだよ暁君!!」

 

「そうだよ、ここでソレを使ったら。」

 

 

「一般人に攻撃したらあかんで!!」

 

 

 

言葉だけ見れば必死に止めているように聞こえるが3人の顔はにやけていて今にも吹き出しそうになっていた。

 

 

 

その後ろにいたバニングス、月村は親指を立てて笑いながらGJ!!としていた。

 

 

他の転生者はゲラゲラ笑って暁のことをバカにしていた。

 

 

 

どんだけ嫌われているんだ?

 

 

「はぁ、時間が無駄になった。じゃあな、お前とは2度と関わりたく無いから顔を見せるな。」

 

 

 

 

後ろで叫ぶ暁の声をBGMに私は教室を出た。

 

 

 

 

 

 

さて、家についたらアレの開発をするか。


 
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