No.445756

IS インフィニット・ストラトス  漆黒の武士

ロボットアニメが大好きな男、雄大がISの世界に転生する。男はその世界で何を成すのか。

※この作品はにじふぁんから移転しました。

2012-07-04 20:30:10 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1505   閲覧ユーザー数:1461

 
 

何もない無の空間・・・・俺はそこに立っていた。いや、立ってるのか浮いてるのかよく分からないけどそこにいるのは確かだった。

 

「どうしてこうなった」

 

俺は唸りながらも自分の記憶を辿っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒャッハー!やっぱり機体はヴァイサーガだぜ!ソウルゲインもいいけどな!』

 

そうそう、確か自分の部屋でOGやってて・・

 

『あー!腹減った!飯買いに行こう!』

 

そんで家出て、セ○ン行こうとしてチャリ乗ったらトラックが突っ込んできて・・

 

ガシャーーーン!!

 

で、体が粉々に・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんで気づいたらここにいた・・・・って、嘘だろぉぉぉぉぉぉ!!夢かこれは!!夢なら覚めてくれぇぇ!!」

 

自分で頭をひっぱたいてみたら痛かった。うん、現実だね。って、受け入れられるかぁ!

・・そんな感じで頭抱えながら唸っていたら何か変なおっさんが目の前に・・これは、まさか。

 

『いや~あっはっはっは、スマンの~。間違えて君を殺してしまったわい。すまんの~』

 

何か古代ローマのような服装のおっさんが出てきた。しかも何か神々しいオーラを感じる。

俺はそんなことを考えつつもおっさん(神?)に近づいて、一発。

 

「なにしてくれとんじゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

バシィ!!

 

『いでっ!!なぜ殴る!?ワシは最高神ゼウスじゃぞ!?何でなぐ・・』

 

「うるせぇジジィ!あとちょいでクリアだったのに!外伝!!しかもまだ麒麟見てねぇんだぞ!コード麒麟!!責任とれやァァァァァァ!!」

 

『ヒィィ!!暴力反対!待ってくれ、ワシはその事を君にお詫びしようとここに来たんじゃ!とにかくワシの話を聞くんじゃ!』

 

・・・そういや死んだ母ちゃん言ってたっけ。「人の話はちゃんと聞きなさい」って。しゃあない、聞いてやるか。

 

「・・・・で、俺は結局どうなるの?」

 

若干乱れた息を整えながら俺はゼウス(ってかオッサンでよくね?)に聞いてみた。するとゼウスが、

 

『いや、普通なら死者は閻魔大王の所に行くんじゃが君は事情が事情じゃからな。君が良ければ「転生」という形で別の世界で生きてもらうことに・・』

 

きたよ、テンプレな展開。まぁ、嫌いじゃないな。この流れは。

 

「なるほど、それで俺はどの世界に?」

 

『おお、承諾してくれるか。フム、君が転生可能な世界は・・』

 

そう言ってゼウスは何か分厚い本をパラパラとめくり始める。相当な重さじゃないのか、それ。

 

『ふむ、今のところはこの世界じゃの。見とくれ』

 

差し出された本のページに書いてあった世界は・・・

 

IS〈インフィニット・ストラトス〉。

 

「へぇ、この世界か・・う~ん」

 

そう言って俺は若干考えた。この世界、行ったとしてもなんだか、なぁ。

 

『もしこの世界に行くというのなら、2つまで君の願いを叶えてあげよう』

 

・・・マジか。なら俺は行くぜ。

 

「じゃあ1つ目、専用機ください。VR-02ヴァイサーガで。ほんで武装にソウルゲインの聳弧角(どっこかく)を追加してください。技も使えるようにしてください。んで2つ目、篠ノ之箒の兄で束の弟にしてください」

 

『ふむ、いいじゃろう。しかし2つ目の願い、主人公の織斑とやらの血縁でなくてよいのか?』

 

ゼウスが俺に聞いてくる。まぁ、いいじゃないですか。血縁関係に束さんがいるんならISの出どころもいろいろやりやすいし。

 

「いいですよ、そっちの方がやりやすいですから」

 

『フム、分かった。では、君のIS世界での健闘を祈っておるぞ。・・・おお、そうだった、君の名前は?』

 

ゼウスが俺に何か魔法らしきものをかけながら聞いてくる。薄れゆく意識の中、俺は言った。

 

俺の名は、雄大―――――――

 

 

 

 

 
 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択