2
次の日の朝
「って朝かよ‼」
どうやら、俺は道端で熟睡していたらしい。現在時刻昼。学生だったらバリバリ遅刻の時間だよ。
しかし、ここは何処だ?一目散に逃げたはいいが、迷子だよ。困った、困った、テヘ。じゃなくて‼
何やってんだ俺‼遂におかしくなったか‼まぁそんなことは、良くないが、取り敢えず良しとして、
何処だここは、さっきから何も進展してないじゃないか‼よし、ここにいても仕方が無いから、動くか。
歩くこと数分。交番発見‼やったー。ここが何処だかわかるぞ‼
万歳万歳。
「って、んな訳あるかい!」
何自首しようとしとんねん、俺‼
ア~危ねえ。捕まったら死刑確定だからな~。そういや、昨日の事は、どうなってんだ?
そんなわけで俺は多機能型携帯端末(要するにスマホ)を取り出した。そして、衝撃の事実を知ることになる。なんと事件のことが雀の涙程も書かれていなかったのだ‼
えっ、てことは交番に行っても良かった訳だ。しかし、変だ。何があの後起きたんだ?
「おや?君は、忌々しき 血脈の末裔かな?」
「誰だ、お前は?」
「わしか、親父殿から聞いては、 おらぬか?」
「知らないな。」
「では自己紹介といこうか。儂は預かり屋じゃ。親父殿から、とあるものを預かっている。」
「親父から一体何を預かっているんだ?」
「家宝じゃ。」
「家宝?」
「なんじゃい、それも知らんのかい。」
「悪いが知らないな。」
「では、話をするとするか。」
そして、俺は今際の際まで苦楽を共にする刄と邂逅するのである。
3
それは一本の短刀でだった。いや、元々は長刀だったというから短くなった長刀というべきかもしれない。
預かり屋の男曰く、その刀は元々某辻斬りが愛用していたものだったそうだ。しかし、折れてしまい、友人であった俺のご先祖様にあげたらしい。でご先祖様は刀を短刀に作り変えた。
そういう刀だ。簡単に表すと、長刀が折れて、短刀になった。ということだ。
説明の為に時間を使ったが、話を元に戻そう。
そして、俺は短刀を貰い受けた。
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第二幕