DRAGON 1/72
ARADO Ar234は、世界初のジェット爆撃機として知られてますが、本来は長距離高高度偵察機として開発された航空機です。
その任務においては素晴らしい性能を発揮し、ドイツ軍最高司令部直属の偵察部隊にも配属されていました。
製作した機体は、最高司令部直属部隊「コマンド・ゾマー」のエーリッヒ・ゾマー中尉の愛機です。
本来は非武装のこの機体には特別に自衛用に20ミリガンパックを胴体下にぶら下げています。ただ一度、実戦でスピット相手に絶好の射撃位置に着きながら、しかし彼は撃たなかったそうです。

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当時でも偵察機同士が上空で出会ったら敵味方関係なくパイロット達は互いに翼を振って挨拶するという騎士道精神のようなものが残っていたそうです。
射撃しなかったのはおそらくそうした偵察機パイロットとしてのプライドだったのでしょうね。

キットの製作については、特徴的なグラスコクピットから見えるコードやケーブル類を頑張ってあります。
ガンパックは世傑を参考に疾風の増槽を利用して自作してみました。