数年前に作った、今は無きイタリアのメーカー、エッシーの1/72RF-5Aです。
キットは戦闘機型のF-5Aと偵察機型のRF-5Aのコンバーチブルキットです。
当時、エッシーは木型、金型を日本で製作しており、1/72ではベスト!と言うキットが多く、このF-5Aや先にアップした1/72F-100Dもそのうちの一つです。
特にF-5Aはやたら人気が高く、メーカー倒産後他のキットはそこそこ入手できたのに、F-5だけあっという間に市場から消え去り、ヤフオクでやたら価格が高し、凄い時には1個で1万円弱が付いた事もありました。
数年前にイタレリからようやく再販されましたが、入荷があまり無いのか店頭でもあまり見ず、先の例ほどでは有りませんがヤフオクで出品されると結構競り合いになっているのが見られます。

続きを表示

実機について簡単に触れると、戦闘機型のF-5Aのノーズを写真偵察用のカメラ内蔵のノーズに交換したもので、
機関砲や兵装ラックなどそのまま残っており、空戦も可能と言うリーズナブルなF-5がさらにリーズナブルになった機体ですw

キットは先に述べた通り、出来の良いキットで、製作も特に問題となる箇所は無いと思います。
只、機首部分は単座型、複座型、偵察型と3種類のコンパチで分割が多くなっているので、接着時に機首が曲がってしまったり、
接着剤やパテなどの成形で、繊細な凹モールドを消してしまわないように注意が必要といった位で、これもピトー菅と機銃を真鍮
に置き換えて、シートベルトを付け加えた程度です。

塗装は、マイクロスケールデカールを使ってスペイン空軍仕様としました。
この機体も、実機はアルミナイズド塗装なので、鉄道カラーのアルミシルバーを使用してみました。
ジュラルミンのむき出しではなく、銀塗装された質感が出たと思います。
最後に、フィニッシャーズのオートクリアーを吹いて完成。
話には聞いていましたが、乾燥も速く、銀の金属感も失われず光沢仕上げになるのには一寸カンドーもんでした。

コレだけ出来のいいキット、タミヤもウォーバードシリーズに入れてもうちょっと入手しやすくしてくれないもんでしょうかねぇ…