No.404329

死にたがりの第八十七話 見つけ出せるかな?

そんな事よりあっちこっちのつみきたんが可愛すぎて死にたい……それと伊御は男のなのにきゅんってします、きゅんって……死にたい……

2012-04-07 19:32:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2526   閲覧ユーザー数:2437

あらすじ

 

 

砲撃魔はどう抗おうが砲撃mあばばばばばばばばば!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「暇!」

 

 

「うるさい、黙ってろ」

 

 

「ひ~ま~!」

 

 

「だからうるさいって」

 

 

「む~!暇暇暇暇暇暇!暇ぁぁぁぁぁ!!」

 

 

アニスたんは退屈しております。

腕が動かせない=ゲームは愚か本も読めない。

足が動かない=何もできない。

 

 

詰んだ……俺の人生、詰んだ。

暇だよ~……。

 

 

「だから少しは黙れって……」

 

 

「アンクは良いさ!本読めるしな!」

 

 

「はぁっ……口縫いとめるぞ」

 

 

「それだけは止めてくだちい……」

 

 

痛いって、そんなソウじゃあるまいし。

でもあれってえげつないよね……。

 

 

「だってさ~、暇じゃんかよ~ぅ」

 

 

「寝てりゃ良いだろうが。平日は特に面白いテレビもやってないしな」

 

 

「今寝たらたぶん起きるのは明日の朝だよ?」

 

 

「どんだけ寝る気してんだお前」

 

 

「俺は某幻想郷に居るスキマ女と同等に眠るからな!」

 

 

「ほー。そんな奴がいるのか。見てみたいな」

 

 

「って、人の話聞いてるのかな!?おい、こっち見ろ、本を読むのは止めてこっち見ろ。て言うかなんだ、その世界のアイスキャンディーって本は!」

 

 

「読むか?」

 

 

「だから読めねぇって。て言うか読みたくねぇし……」

 

 

「そうか……」

 

 

「だからって読むのに戻るなぁぁぁ!」

 

 

何でこんなに構ってくれないの!?

今日は仕事休みだから、今日くらいは蒐集も休めって言われて、家に居るのに。

……はやては何か今買い物に行っていない……。

 

 

「アンク~、構ってよ~。兎詐欺は寂しいと死ぬんだぞ~」

 

 

「兎は寂しくて死ぬんじゃない。そのストレスで死ぬんだよ」

 

 

「結局同じじゃね?」

 

 

「知らん」

 

 

「おい。随分と適当じゃないか……」

 

 

はぁ、相手してくれない……。

これが倦怠期と言う物か……(※違います)

 

 

「ぷー……ここに弱ってる男の娘がいるんだから食っちゃいなよYOU」

 

 

「死ね」

 

 

「うわ、聞いていない思ってたら普通に聞いてやがった……」

 

 

何なんだホント……。

て言うか、暇だなー……外は天気良いし、こんな日は外で遊びたいな~。

だけど今は季節冬だしなー。

 

 

遊ぶなら春先が一番だな~……。

はぁ、コタツに入りたい……。

 

 

「……アンク~」

 

 

「今度は何だよ……」

 

 

「……抱きしめて~」

 

 

「ぶ~っ!」

 

 

うわっ、汚い……。

何吹いてんだよ……。

 

 

「い、いきなり何言ってんだお前は!!」

 

 

「だってさー、寒いんだよ。あー、寒い寒い」

 

 

「だったら部屋戻って寝ろ」

 

 

「え~、そこはアンクが抱きしめて温めてくれるんじゃないの?」

 

 

「寝言は寝て言え」

 

 

「ちぇ~。暇だなー」

 

 

アンクは相も変わらず本読んでるし……。

はぁっ……体、動かせるようになりたいな~……。

 

 

んで、魔法使ってさ……。

色々したいよね……。

 

 

「なあ、アンク……」

 

 

「何だ……」

 

 

「あのさ、どうやったら父さんと母さん、探せるかな」

 

 

「……戻るしかないだろ」

 

 

「あそこに?」

 

 

「じゃないと探せない。それに、管理局に捜索願を出しても却下されるだろうな。そんな、管理局も頭が上がらない一族とは、関わりたくないだろうし」

 

 

「だよねー……」

 

 

唐突の質問にもちゃんと答えてくれるアンク。

でも、相変わらず目は本を向いている……。

 

 

「……俺、ちゃんと見つけられるかな……」

 

 

「……ふぅ……」

 

 

パタン。

 

 

アンクは一回ため息にも似た吐息を漏らす。

そして、本を閉じて立ち上がり、こちらを見る。

 

 

「な、何だよ……」

 

 

「……安心しろ、絶対俺が見つけてやる」

 

 

「……な、何だよ、急に真面目になっちゃって……」

 

 

「真面目になったって言うか……この世界に来る前に約束したろ、必ず見つけ出してやるって」

 

 

「……ああ、言ってたね、確か」

 

 

「……忘れてたのかよ……」

 

 

「あ、あはは。ご、ごめんね?あの時は魔力切れも起こしてたからさ、少しだけ意識が朦朧としてたんだ」

 

 

しかも、あんな緊急時だったし。

ねぇ?仕方ないよね?

 

 

「はぁっ……まぁ、良いか……。おい、アニス」

 

 

「ん?何さ」

 

 

「……絶対治してやるからな、呪い」

 

 

「……えへへ。当然じゃん、主人のピンチは使い魔が救うもんでしょ?」

 

 

「誰が使いまだ馬鹿」

 

 

そう言って、アンクは俺に軽いデコピンをしてくる。

畜生、防げない事を良い事に……。

 

 

「はぁっ……とにかく、今は休んでろ」

 

 

「あいあいさー!」

 

 

あ、敬礼しようとしたけど、腕動かないんだった……。

くそ、鬱だ、死のう……。

 

 

と言う、少しだけほっこり一日でした……。

お終い。


 
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