泰「・・・・・・・・・」
俺は窓の外を眺めながら西に沈んでいく夕日を見つめる
現在は午後5時を指している
唯はまだ寝ている、俺がおきたのは正午12時
つまり唯はもう12時間寝ている
ちなみに病室には俺と眠っている唯以外は誰もいなかった
泰「・・・・・・・・・唯、ゴメンね・・・俺が逆に迷惑を掛けてしまったみたいだね・・・」
唯『・・・・・・・・・』
泰「俺がもう少し君の傍に寄り添ってあげれば、俺も唯も傷つかずに済んだのに・・・」
そうだ、俺は肉体的に、唯は精神的に傷めてしまっていた
唯『・・・・・・・・・』
泰「ゴメンね、唯・・・ゴメン唯・・・」
唯『やっくんは悪くないよ』
泰「でも・・・・・・!って唯!!?」
唯「えへへ、ゴメンねやっくん・・・話聞いてた」
泰「もう!恥ずかしいな・・・///」
唯「ううん、そんな事はないよ、あの時やっくんが助けてくれていなければ私は死んでいたかもしれない」
泰「・・・・・・・・・」
唯「やっくんは私の恩人、だからやっくんが悲観する事なんてないよ、私が良いって言ってるからなおいいんだよ」
泰「・・・・・・唯・・・俺を・・・これでも受け入れてくれるのかい・・・?」
唯「うん!!!!」
唯は親指を立てながら満面の笑みで俺に返事をした
泰「・・・・・・ありがとう唯!」
唯「どういたしまして!それとやっくん・・・!」
泰「何?」
唯「ちょっとこっち向いて目を瞑って・・・」
泰「えっ・・・どうしてそんな・・・」
唯「いいから早く!!」
泰「う、うん・・・分かったよ、唯には敵わないな~」
俺は目を閉じる、一体何が起こるのかとても不安である
唯「(よし!!行こう!!)」
すると・・・・・・
泰「ーーーーーーーーーーーーっ!?」
俺は驚いて目を開ける
開けてみると唯が俺にキスをしていた
唯「・・・・・・んっ・・・」
唯の唇が数十秒後に俺の唇から離れていく
唯「やっくん!私やっくんが好き!だから・・・付き合って欲しい!!」
泰「・・・(いくらなんでも俺の初めて奪わなくても・・・あれっ?初めてなのに初めてな気がしない・・・なんで?まっいっか・・・)」
なんで?初めてキスしたのに何回も経験した事があるような感じだ
泰「いくらそんなダイレクトに行かなくても・・・まっ・・・いいよ!」
唯「えっ・・・・・・」
泰「俺の初めて奪ったんだから責任取ってよね、
それに俺も唯の事が・・・・・・
・・・・好きかもしれないんだ!!」
唯「やっくん・・・・・・」
泰「唯・・・・・・」
唯は俺に抱きついてくる
俺も抱きついてきた唯を抱く
唯「ありがとうやっくん」
泰「いいよ唯、俺回りみたいにリード出来るか分からないけど頑張るよ・・・」
唯「やっくん・・・!」
俺達はさらに強く抱き合った
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同じ時間
~澪ver.~
澪「・・・・・・・・・・・・・・・」
私は泰広と唯が抱き合っているのを見てしまった
向こうにはバレてはいないようだ
もちろん覗きが趣味で見ているわけではない
澪「そんな・・・唯・・・」
そうだ・・・私は唯に先(・)越されてしまった・・・
澪「どうして・・・!唯・・・そんな・・・!うう・・・!」ポロポロ
私はその場で泣き崩れてしまう
私は泰広に告白しようと再決心して来たのに・・・どうして・・・
澪「そんなの・・・ヤダ・・・そんなの・・・!」
律「澪・・・・・・」
幸「澪姉・・・・・・」
そこに来たのは私の幼馴染達田井中律と黒葛原幸宏だ
澪「律・・・幸宏・・・」
幸「唯先輩に・・・泰広先輩を取られたみたい・・・だな・・・」
澪「・・・・・・・・・」
律「・・・・・・澪元気出して」
澪「・・・・・・・・・」
律「もちろん澪の気持ちも分かる・・・でも早くて泰広を澪以上に愛したのは唯・・・それだけかもしれない」
澪「律・・・・・・」
幸「澪姉・・・まだまだチャンスはある、先輩だって別れる可能性だってあるし、先輩以上の人だっている可能性も秘めている」
澪「幸宏・・・・・・」
律「澪には私達、ムギ、梓、楓、正樹、圭哉兄さん、それに泰広や唯、和やいろんな仲間だっているじゃないか!」
澪「・・・・・・」
律「だから諦めないで!」
澪「律・・・幸宏・・・ありがとう!なんだか元気が出てきたよ!」
幸「よーしそれでこそ澪姉だ」
律「だからまずは私と親交を深めるためにキスを・・・」
ガツンッ!
律「いったぁ~い・・・なんで私だけ・・・」シクシク
幸「言ったのはお前だけだろ律姉・・・・・・(汗)」
澪「何を言い出すんだ律!!!//////」
幸「そうだよそれそれ!」
澪「えっ・・・?」
律「それこそいつもの澪だ!!」
澪「じゃあ今の律の発言は・・・」
律「もっちろん!わざとだよ~!」
幸「うそつけ・・・・・・」
律「こいつ言う様になったなぁ~!!」
幸「わー止めろ!髪引っ張るなーーー!!」
澪「ブッ!」
律「フフフ・・・」
幸「クッ・・・」
3人「「「アッハッハッハッハッハ!」」」
圭「お前ら騒ぐなよ~!病院だぞ!」
律「ゴメン兄さん」
澪「すまない兄さん」
幸「すいません圭哉先輩」
圭「?お前らやけにニコニコしてんな・・・」
律「別に~♪」
圭「隠すなよ~教えろよ~」
澪「ダメだぞ兄さん、女の秘密は聞くもんじゃないぞ」
圭「コノヤロウ・・・きったねえぞ!」
幸「毎日風呂入ってますよ~」
圭「その汚いじゃねえよ!」
正「騒ぐなよ兄さん」
紬「皆さん病気の人もいるから」
楓「そうだよ~お兄ちゃん」
梓「ここは病院ですよ!」
圭「いや~梓・・・お前も声大きいって・・・」
梓「なっ!私はそこまで・・・///」
ガラーッ
唯「何騒いでるの~?」
全員「いや何も・・・・・・」
唯「それより聞いてよ~」
正「どうした?」
唯「私やっくんと付き合う事になったんだ~!」
圭「おっ!マジか!やったな唯!」ナデナデ
唯「えへへへへ!ありがとう圭ちゃん!」
梓「兄さんに変な事したら承知しませんよ!」
唯「分かってるよ~あずにゃ~ん」ガシッ!
梓「もう!抱きつかないでください!」
楓「やったね唯ちゃん!」
唯「ありがとう楓ちゃん!」
正「あいつを大事にしてやれよ?」
唯「もうあずにゃんもまーくんも少しは信用してよ!」
幸「おめでとうッス」
律「これからも頑張れよ唯!」
唯「ありがとうユキ君!ありがとうりっちゃん!」
紬「唯ちゃん泰広君を・・・よろしくね」
唯「任せてムギちゃん!」
澪「・・・・・・おめでとう・・・唯」
唯「あっ・・・澪ちゃん・・・ゴメンなさい・・・私・・・」
澪「いやもういいんだ唯・・・私は唯に負けた・・・ただそれだけさ・・・」
唯「澪ちゃん・・・・・・」
澪「ただし泰広を大事にしないなら私はすぐに泰広に告白するぞ?」
唯「ひどいよ澪ちゃん!!」
澪「大事にしなよ唯?」
唯「う、うん!私澪ちゃんにやっくんはあげないよ!」
澪「私だって泰広をいつか奪って見せるから!」
紬「あらあら・・・・・・」
梓「兄さんを物扱いにしないでくださいよ!」
詩「ちょっと!お兄ちゃんはそれでも私達の物ですよ!」
正「うぉ!お前らいつの間に・・・」
花「皆さんには渡しませんので」
唯「ダメだよ詩音ちゃん花音ちゃん!」
泰「ちょっと何騒いでるの?」
唯・澪・梓・詩・花「「「「「やっくん|(泰広・兄さん・お兄ちゃん)は黙ってて|(ください)!!!!!」」」」」
泰「はい・・・・・・(T_T)」
正「おいおい・・・・・」
紬「あらあら・・・・・・
圭「修羅場だな・・・(汗)」
幸「泰広先輩ってモテますね(笑)」
楓「やっくんモテモテ~」
律「・・・(なんか私が出遅れているような・・・気のせい・・・?)」
泰「???????????」
こうして2週間後俺は無事退院をした
変わったのは俺と唯が付き合い始めた事ぐらいだ
俺リード出来るかなぁ~・・・・・・
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唯「やっくん部活行こ?」
泰「えっ?まだ準備が・・・」
唯「いいから早く!!」
泰「あああぁぁぁぁぁああああ~~~~!!!!助けて~~~~兄さ~ん、みお~~~~~~!
のどか~~~~~!(泣)」
圭・澪・和「「「.........(汗)」」」
圭「退院してからずっとこの調子・・・か」
和「泰広君・・・大丈夫かしら?」
澪「あの2人なら・・・きっと大丈夫」
和「ええ、そうね」
圭「そうだな!」
澪「じゃあ私達も行くか兄さん!」
圭「そうだな澪、んじゃあな和!」
和「じゃあね圭哉君、澪!」
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こうして俺は過去をやっと断ち切れる事が出来た
泰「(凛音・・・君のおかげだ・・・ありがとう!)」
ズササァァーーー!
俺は唯に引っ張られながらそんな事を思う
さて・・・今日から部活!
~過去編fin~
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過去編終わりです^^
お疲れ様でした
感想いただけるとありがたいです
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