No.400789

真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド~紅蓮の破壊者~【第21話:翔子の逆鱗・Nの世界へ】

Wvs武装錬金篇終了。
次回からはBLEACH・クウガ篇・・あんまりBLEACH本編関係ないけど・・・・

2012-03-31 23:29:54 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:998   閲覧ユーザー数:993

戦闘終了後…

 

鳴海探偵事務所…

そこには事務所の机に座りタイプライターで報告書を纏める翔子の姿があった…。

 

 

 

 

 

報告書

『T2コア事件』

 

 

 

今回の事件は元々別件のドーパントを追っていた時、明らかになった『T2コア計画』。錬金術など信じがたいことが多かったがこの街を訪れたカズキ、斗貴子、ブラボーこと防人により私達の知らない『錬金戦団レンキンノセンダン』などについて明らかになった。

そして、この事件に至る経緯は『錬金戦団』を裏切ったコーウェンとスティンガーが早乙女 賢博士の妻と娘の不安定な状態を竜馬し彼の『武装錬金』で錬金術と『ガイアメモリ』を併せた『T2ホムンクルス』と呼ばれる生物兵器を産み出そうとしていた物だった…。

しかし、この計画は異なる世界…恐らく『次元世界』ではなく『並行世界』の仮面ライダーと思われる者達とWとカズキ達の活躍によって阻止された…。

この時、仮面ライダーバースことティアナ・ランスターとも遭遇した。恐らく彼女も何らかの事情を知ってると思われる…。

そして、何より気になる存在は『紅蓮の破壊者』と呼ばれたライダーのことだ…。彼は一体何者だろうか?Wにも作用するあの力は一体…。

 

 

「はあ…」

ここで一旦休み、椅子に寄りかかり溜め息をつく翔子…。しばらくして彼女は再びタイプライターを打ち出す…。

 

この事件の後、スティンガーとコーウェンは刑務所に送られ早乙女は意識不明のまま眠り続けている。恐らく肉体に負担がかかりすぎたのだろう…。そして、皮肉と言うべきか彼の娘である『早乙女 ミチル』もあのあと目を覚ました…。出来ることならスティンガーやコーウェンの考えた『T2コア計画』のおかげだとは思いたくない…。それと彼女は父『賢』が目覚めるまで面倒を見るつもりのようだ…。

 

その後、並行世界のライダーは数名を残し風都を去った…。現在『紅蓮の破壊者』の存在はまだ確認されているためこの報告書が纏まりしだい話をしてみようと思う…。

 

 

 

 

追記…

警察が表だって動く前に事件が沈静化したためスティンガーとコーウェンはガイアメモリ使用の罪で投獄、後『錬金戦団』に引き渡されるようだ…。そして、この事件を切っ掛けに出来た新たな友人、3人とまた逢える日を願う…。

 

 

 

「ふう…」

 

報告書を仕上げ伸びると椅子から立ち上がり窓に寄りかかると窓からこの街のシンボルである巨大風車『風都タワー』を眺めていた…。

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり風都外れ…

 

「…」

斗貴子は新たな力を宿した相棒『バルキリードライバー』を持ち空を見ていた。バルキリードライバーは核鉄にイクサナックルが一つになった形状を現在はとっており2つにそれぞれ切り離すことは出来ないようだ…。

(私の…新しい力…。きっともう使われることが無いだろう…。それでも、また私の所に再びきてくれたんだ…。ありがとう。)

斗貴子はバルキリードライバーを優しく握る。ちなみにバルキリードライバーは四季が商に斗貴子の核鉄の修理を依頼した時、商が「面白そうだから」との理由で改造したため出来たらしいということをクロガネと呼ばれたライダーから聞いた。まあ、イクサナックルが無ければ変身出来ないのは想定外だったらしいが…。

それと元々イクサナックルの所持者であった竜馬も快く譲ってくれたこともあったので彼女は所有権の心配はしていない。

そして、ブラボーも回復したため現在荷物をカズキが車に纏めている。

 

 

 

風都拘置所…

 

「ひっ…ひい…」

 

そこでは破壊された牢屋の隅でスティンガーとコーウェンが黒づくめの男に命乞いしていた…。

「ここまで大きな失態を犯すような輩は必要無いのですよ…。」

しかし、男は袖から灰色の触手を伸ばし…

 

ザシュ!!

 

「「ぎゃあ…」」

 

スティンガーとコーウェンの胸を貫いた…。すると2人の身体は青い炎をあげながら灰となり崩れ落ちる…。

 

「我らが『大ショッカー』に栄光あれ…」

 

男はそう言うと彼の後ろに出現した異形が蠢く黒いオーロラの中へ去っていった…。

 

風都タワー…

 

風都のシンボルである巨大な風車…『風都タワー』。その風車の影から写真を撮る四季を望遠鏡で眺める少女…。

「ダーリン、こんな所にいたのね♪」

少女は金色の鷲が刺繍された黒い帽子を被り銀色の長い髪をなびかせていた…。

「まあ、ここにあるお宝も頂いたし会うのは次でいっか♪」

少女は望遠鏡を外すと澄んだ蒼い瞳が露にする。そして、少女は脇に置いていたトランクに手をかけ開けるとそこには核鉄と四季たちによって破壊されたはずのT2ガイアメモリが入っていた…。

「近いうち会おうねダーリン♪」

彼女はトランクを閉じると背後に出現した蒼いオーロラへ消えていった…。

 

 

 

 

 

別の並行世界…

 

黒いヘリコプターから身を乗りだし双眼鏡を覗きながらゴツい男は携帯をいじっている…。

「おい大将!あれが例の『クロガネ』って奴ですかね?話聞く限りかなりの大物らしいじゃねえですか?…」

『…』

「はっ!ご冗談を!!余りに楽しみで武者震いしてますよ!!」

『…』

「大丈夫ですって!俺の『オーゼ』はそう簡単に落とされやしませんよ…。何せ『新しい牙』もつけましたからね…。」

『…』

「了解でっさ!んじゃ…」

男は携帯を切ると赤毛の髪と髭を揺らし狂暴さを現す眼光を走らせ舌なめずりをする。

 

「さあ…楽しませてくれよ…『仮面ライダークロガネ』。」

 

 

P…P…P…

 

 

そして、男は携帯を0、0、7と入力するとエンターキーを押す…。

『stanby redy』

「回りに敵影なし…」

男は周囲を確認するとヘリコプターから飛び降り…

「変身!!」

『complite』

 

電子音声の鳴り響く携帯を巻き付けていた機械仕掛けのようなベルトに挿入した…。

すると男は赤いフォトンブラットの輝きに身を包み深紅の弾丸となると地面を這うように飛んでいった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェ『スプリング』…

 

どうしてコイツらがいるんだ?

四季はそう思った…。彼の視線の先には…

 

 

困った顔をするオーナーと…

 

 

土下座するシュテルと…

 

 

正座しているレヴィとディアーチェであった…。

 

 

 

彼女らがこうしているのは約1時間前のこと…

 

 

 

鳴海探偵事務所

上機嫌のレヴィとロード。

そこには大量にピザなどのご馳走が並んでいる…。

「王様…どうしたんですかこれ?」

恐る恐るきくシュテル…。

「ふふ…今回事件が片付いたからな。そのお祝いじゃ!!苦しゅう無い、たらふく食え!!」

デェアーチェは偉そうに答える。

「で?代金は?」

「「アレ」」

 

そう言ってレヴィとロードが指さしたのは破壊された日々の生活費が貯金されている金庫…。中身はすっからかんである…。

「王様!!あれはマズイです!!」

「大丈夫、バレやしない…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう?」

 

 

「「「!」」」

シュテルの叫び虚しくすでに彼女らの前に翔子がいた…。これにはデェアーチェも焦る…。

 

「お前ら今回は依頼じゃないから収入無いってんのに…」

翔子は青筋を浮かべながら壁に手を突っ込むとメダガブリューを取り出す。

 

「何しとんじゃ!!でてけ!!」

 

そして…

 

「ぬお!?」

「あう!?」

「何で私まで!?」

 

ロード、レヴィ、シュテルの順番で事務所を締めだされたのである…。

そして、宛の無い3人は再び『スプリング』を訪れたのである…。

「お願いします!!お願いします!!お願いします!!」

 

土下座タイフーンのシュテル…。さすがにこれには哀れみを覚える。

『ゲヘへ~良いじゃねえか四季…。可憐なレディが3人も増え…』

「失せろ変態コウモリ!」

 

下心丸出しのキルバットを鷲掴みにして壁に叩きつける四季…。しかし、すぐ彼はその行動を後悔した…。

その壁紙は絵が描かれておりそれは並行世界によって違う絵になる。

そして今それはキルバットの当たったショックで上から新しい絵が降りてきた…。

 

 

つまりそれは…

 

 

 

 

 

新しい世界に四季たちは移動したことを意味していた…。

 

 

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